玉川上水沿いのジャングルからの徒然なひとりごと

東京都小平市の方々へのお知らせ

2013-08-17 Sat 12:48

東京都小平市より遠隔地に引っ越したワタクシにとっては
もうこの小平市という地方自治体で何が起ころうが
はっきり言って関係が無いのですが
(家を買って下さった方が嫌な思いをしない市政をして欲しいとは、思う)
今年前半の数ヶ月まで税金を払って来た人間として、どーしても
最後(?)に言っておきたい。
そんなわけで、東京都小平市にお住まいの方、特に
小平市中島町の、とりわけ簡単に引っ越ししにくい持ち家にお住まいの方
よくよく、小平市が何を進めようとして来たのか、これから
進めようとしているのか、考えていただきたいと思ってコレ書いてます。

まず、来週の8/20日に、関連3市の市長がやっとご光臨の形で
廃プラ施設についての説明会が催されるそうです。

しかし、今回は付近住民へのポスティングもなく市報やサイトへの
告知だけなので「付近住民」対象というよりは広く浅くの住民参加の形。
この表現で何の事かわかる住民っているのか?てなかんじですが。
小平市サイトのお知らせ←クリック。

おそらく、これで、「計画」発動前に
住民が何かを言う場としての市主催の説明会は、
最後になるんじゃないか
とワタクシは思います。

だって、今年春先に何回か「付近住民」対象に行われた説明会では
相当批判的な意見が続出したので、市側も「理解を得たとは言い難い」
という認識でいる、と認めながら、
ぬけぬけとこんな事を言うのですから。
        ↓
3市共同資源化事業の今後について←クリック。

これは先の説明会のお知らせの翌日に更新されています。
説明会の告知があっさりした内容なのに比べて、何か私情が入ってて
熱苦しいものを感じます。カタい決意といいますか。

つまり他2市に反旗をひるがえした東大和市を押さえ込んで、
「今更反対とか言う奴は許さない、もう4者でとっとと進めるんだから、な??」
という堅い結束をあらためて結んで謀反は許さぬ、何がなんでも
施設は建設するのだ、と最初から言っているわけです。
この内容、冷静に読めば、決して市民へ向けた説明ではなく、
4者の中での異論は許さないという確認をしている内輪だけの話でしかありません。
こんな人達が「説明会」。
どういう方向でどんな「説明」をするかなんて
今までの説明会がそうだったように、わかりきっているではないですか。

で、20日の説明会の後には、さっさと「基本構想策定の予算計上」を
審議するための臨時会議の予定まで、とっくにたっているのです。
なのになんでかまだ、衛生組合のサイトには会議予定日がアップされてないみたいですねえ
傍聴する人いるんだから早く教えればいいのに。


3市のうち、立地が狭小などの理由で反対しているのは
東大和の市議だから、各市4人参加計12人の市議の中で
どう考えても少数派。おそらく、反対意見はあっても多数決で
予算計上され、「基本構想」策定に入り、そうなるとますます
「基本構想もできているんだし今更…」と、建設反対の声は
届きにくくなるでしょう。

小平の中島町にお住まいの方は、今まで40年以上家の近くに
3市のゴミ焼却場、立川市の焼却場があり、今、この上、
3市のプラスチックゴミまでもが、すぐ近くで処理される施設を
新設されることに市が動き出す瀬戸際にいるのですが、
あまりそこらへんの動きに無頓着あるいは害は無い施設だろうと
思われているのかなという気が、説明会の参加人数を見ていると感じてしまいます。

このブログの「廃プラ施設」というこのカテゴリを
読んで下さっている方はもうどういう施設が小平市中島町の目と鼻の先の
東大和市桜ヶ丘に計画されているのかはご存知かと思いますが
以下、よく知らないという方への簡単な説明です。

焼却場のように高い煙突があって、何かを燃やすという処理をする施設では無く
家庭ゴミから出る廃プラスチックを分別圧縮する(破砕はしない)
中間処理施設(以下、廃プラ施設)の建設が計画されています。
小平、武蔵村山、東大和の3市の共同施設で、
現状は各市でまがりなりにも処理できているこの廃プラを、
施設の老朽化や「ごみ処理情報の共有化」等のメリットを理由に
3市共同施設にしようというもので、2003年頃から話が始まって来たと
いわれています。

こういう廃プラ施設は全国に1000箇所くらいあり、
じゃあなんで今更問題にするのか、と言われそうですが
プラスチックから出るVOCと総称される化合物の存在があります。

杉並や寝屋川で実際に肌の湿疹や目の痛み、ホルモン系異常を
疑われる症状など全身に及ぶ症状が住民から出ているのは事実ですが
厄介なのがどの物質か今の技術では特定できていない
(とんでもなく多種の化学物質が発生するから)
という事に加え、ごみのリサイクルはエコである、という刷り込み
そしてゴミ処理施設に反対するのは住民エゴだという根強い意識が、
低い確率ではあっても実際に発生しているこれらの例から
他の地域が学ぶ事を遠ざけています。

そして何より問題なのが、この廃プラに限らずこういう、
環境負荷を与えるおそれのある施設を計画していく段階で、
殆どの場合、波風がたつのをおそれて
推進する側が住民になかなか情報を最初から出さない、
穏便に済まそうとするあまり後出しの形になっているということです。
それが却って不信をよび、問題をややこしくしています。

東大和市桜ヶ丘に建設予定の廃プラ施設は
大型マンションが道一本隔てた斜め向かいにあり
塀の隣には特養施設や社宅があります。

被害が出ている寝屋川を数年前に見た時には
緑の多い丘陵地帯で、比較的空間があると感じましたが
東大和の予定地は全国でも相当悪条件の立地だと思います。

もともと準工業地帯だからというのなら、
その付近に、こういう計画が進行中にもかかわらず
緑の環境を売り物に住宅販売する事を認可したのは
その時既に廃プラ立地を決めていた市であって、
かといって当時なぜもっと早く計画がある事を知らせなかったのか
だったら家を買わなかった、という人に対しては
「まだ計画とも言えない段階ですよ構想案だってできていないんだから」
と説明会で言ってのける。


(3分55秒あたりから、2008年4月当時の住民依頼で行われた説明会の模様の録音です)

しかし、それが2008年の時点ですが、2007年には
その土地を利用して施設用地とするという市長の「合意」が
既にあり、その合意を撤回する事は合ってはイケナイ、と言って
ずっと、代替地案の検討もなくそのままで進んで来ています。
つまりそこの土地に建てる事は始めから決まっていたも同然。
また、市民懇談会が行政指導のもと行われましたが
そこでは立地への意見は検討議題では無い、ということに
はじめからなっていて、文句がいえない場としてスタート。

それでも、予定地はふさわしくない、充分な検討もなく決められたので
予定地に関しては見直すべき、という意見が出されました。
しかしこの懇談会は「意見を並列に聞く」としての権限しかなく
一般住民の時間を拘束して1年かけたこの市民懇談会が、
計画への何の意味があったのか、市議も問題視しています。

肝心のVOC対策は具体的にどうするのか、
負担を軽減するためと言いながらなぜ現在の焼却場付近に近い場所を「合意」
したのか、なぜ最初からこの桜ヶ丘の場所しか候補が無いのか、
そもそも本当に今各市で処理できているものを3市共同の施設にする意味はあるのか
その前にプラスチックごみの発生を軽減する対策をしないのか

住民が説明会や意見書などで説明を求めて来た、一番大事な事へは
かなり寂しい返事しか来ていないのが現状です。

どうしても必要な施設なら、必ずしも反対ばかりではなく
「皆が出すゴミ」だからこそ一番いい形で安全な管理処理をしていきたい、
投入する税金も無駄の無いようにしてもらいたい。
そういう前向きな意見に、もっと実際に住民を参加させて
自分達のごみは自分達で納得のいく処理方法を、というところから
施設のあり方まで進めて行く形を、税金を使う側は勇気を持って
取り入れて欲しいもんだと思います。

今時、行政が、それもまだマンションも建っていない昔の
工場が載っている地図を資料にしながら、3市長だけが
ろくに議論もなく20分やそこらで、立地を決めるなど
前時代的すぎませんかねえ。

そして、何より、「村山、小平は共同(迷惑)施設を負担してんだから
東大和は反対すんなよ、お前等もゴミ出してんだろ結局住民エゴじゃねーか」的な
見解の方は、そのあなたもゴミを出していて、
そのゴミの焼却場を長年にわたって「受入れ」てきた小平市の中島町の
目と鼻の先の東大和市桜が丘が、予定地になっているのが問題なのだ、
と憤っている小平住民もいるという事、にもかかわらず市は「負担分担」になっていると
ほっかむりをして、「住民の理解を得られていないが進める」と
ごり押ししようとしている、そういう事情があるのだという事を
まずは、最低限、ご理解いただきたいと思います。
東大和の付近住民だけが反対しているという単純な話では、ありません。
廃プラスチック処理施設を求めた側の市民団体までが
計画は酷すぎるから見直しを、という意見書を提出しているのですから。
TVの放映の数十分で地理も詳細も経緯も伝わる訳もないとは思いますが。


ワタクシは干した布団がお日様のニオイではなく煙臭いという
焼却所の近くに住んでいた者なので、「住民エゴ」とは
決して言わせない、という気持ちでコレ書いてます。
今はバグフィルターで殆ど取れてる、と言われてますが
実際問題臭いものは臭いのですよ。これが嬉しい人がいますか。
こういう事実があるという事を知って下さい。
それでも、焼却場が必要だといわれれば我慢するワケですが、
この上また新施設しかもごり押しというのは、おかしいと思います。

他所で起こっている事は、「住民エゴだろ」と無責任に言う人の
隣でも、起こりうる事だと、
既に施設があるからこれ以上は無いだろうという
そんな安心も全く根拠も無く進められかねず、むしろ過去に「受入れ」た地域は
押しに弱いと見なされ更なる施設が集中する可能性があるということを
他人事だと思って安心している人達にも、知ってもらいたい。
何より市が進めるならそれでいいじゃないと思っている小平の住民の方にも
今は簡単にサイトで経緯がわかるのだから、議事録などで
どんなやり取りがあったのか、調べて欲しいと思います。

バグフィルターで90%以上吸着出来ているというなら
そのバグフィルターを通さない排煙が4時間近く漏れた
(しかも放射能漏れ事故直後に)小平市中島町の焼却場での事故は
90%以上のヤバいものが漏れた訳です。
こういうリスクを負担させている地域の近くに更に色々噂のある
廃プラ施設を新設するというなら、そこでなくちゃいけないそれ相応の
根拠と納得のいく説明をするのがスジというモノ。

そんなわけで、東大和市、小平市、武蔵村山市の方は
どなたでも参加可能みたいなので8/20の説明会で
一体どんな説明をするのか、直に聞いてみては?


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噂の!東京マガジン感想

2013-04-22 Mon 19:31

「感想」と言っても、我が家にはTVが無いので
(なんかいろいろ面倒になってNHK解約して本体も処分した)
この廃プラ施設の事でいつも情報を提供してくれる友人から
録画をもらって観た、のだが…

素直にファイルが開けなかったのでいろいろ頑張ったけど
なぜか音声だけ聴くはめに…
ま、いいや何を言ってるかわかれば。



で、感想。

問題提起としては、とてもわかりやすかったし、
コメンテーターの教授が(声で判断するに)
「応分に負担」という用地選定理由についてもそもそも考え方がおかしい!
と突っ込んでくれていたし
武蔵野方式のように、はじめからすべての関連市から
住民を出して、用地の候補を複数あげて細かく採点していくなどして
最初から住民参加したらどーだ?という方向で番組終了していたので
単なる批判で終わってたわけじゃないのも、良かったと思う。

小平市にある3市の焼却炉の建て替えが予定されてる事も
述べられていたが、それだからもう武蔵野方式で
一から考え直す時間が無いのか?という質問へも
「いや、そんなことないんじゃないか」とスタジオで
コメントされていたのも救いだ。
(声から察するにあれは清水○明?)

ただ、一点、どうかと感じたのは、番組のサイトのディレクターの感想に
あるように、「施設は必要」というスタンスが変わらないという事。
噂の現場←クリック。

番組を視ないでこれだけを読むと、「そうだね、施設って必要だよね」と
最初から「建設は必要」という方向にとる人がいるのでは、と感じた。
行政側へのフォローのつもりなのかもしれないが、
そして場合によってはごみ処理施設は確かに必要かもしれないが、
現状、100mの高さの焼却炉をベランダから毎日至近距離に見て暮らす
付近住民にしてみれば、このうえ何でまた別の中間処理施設?と思うのは
当然の話。焼却炉等を自宅の間近で目にすることのない人にしてみれば
この教授の言葉は感動するものなんだろうけど、自分には既に素直に
感動などできない。

というのは往々にして、「ごみは皆が出す物だから」というコトバで、
「だから必要なんです施設が」という方向で「説得」「理解」させようと
しているのが、どこでも多分、同じだからだ。
「施設は必要」というこのコトバだけが、本来の意味と違うカタチで
推進の材料にされるとしたら、やっかいだ。
ほんとに、新規で建設する必要が、あるのか?
という根本から、住民に参加させるほうが、いいんじゃないか、
それが無いから、お任せになってるんじゃないか?
…とこんなふうにまで危惧してしまうのは、いかようにしてでも
建てたいという今迄の推進側の対応を、聞いて来たから。
すっかり、人間が、ひねて嫌らしくなってしまった…


東大和のこの廃プラ施設に関しては、今まがりなりにも各市で処理できているものを
なぜ多額の税金を投入して、わざわざ中途半端な「一部品目」だけの共同施設を
これまたわざわざ、「すでに負担している」小平市の3市共同焼却炉の間近に
予定地の代替地案も無いまま建設しようとするのか、という事も問題で、
”全く施設が無いので造らねば”という話では無い。
番組では紹介されていない事実が他には沢山ある事を知っているためか
このディレクターの感想だけを読んでしまうと
放送内容と微妙にニュアンスが違うなあと、ちょっと思ってしまった。

TVではとりあげられていなかったが東大和市の一部住民の意識は、
このごみ問題をきっかけにもっと進んで来ていて、
マンションで資源ごみ分別をして行政に頼らない方法で省ごみ化を
進め始めているのだ。最終的にリサイクル作業をするのが民間企業なのだから
だったら、そこへ直に持ち込むようにしたほうがコストも浮くし自らに還元される。
大もとのごみを買わないという意識も芽生えるというもの。

人口は減る一方、燃えるごみはどこも減りつつある。
問題は燃やせないごみとりわけ本当のリサイクルがしにくいプラスチックで、
しかしコレとて容器包装リサイクル法がザル法な今、
多額の税金で容器の中間処理のための施設を造るということ自体、
急いで進める理由は、無い。

DSC_0186.jpg

ひとくちにごみ処理施設といっても焼却炉、不燃粗大ごみ施設、リサイクル施設
更には最終処分場といろいろ。
全国にそれこそリサイクル施設だけで1000程もある現状、
「本当に要るのその施設?」というところまでは、各方面への配慮もあって
時間的にもこの番組では突っ込めないのかもしれない。

でも、なぜ海外と比べて日本の焼却炉は(減少傾向とはいえ)こんなにも多いのか?
重金属の規制も無いのか?
(近くの国から水銀が富士山まで来てると騒ぐなら、自国の焼却炉に
重金属の厳しい規制と検査を設定するのが先だと思うんだが…)
疑問に感じることは、沢山放置されている。
高温で分別もせず燃してしまえばオッケーというのも安易に思えて仕方無い。
焼却灰からの「エコ」セメント化工場付近の住民の健康被害も
報告されているし、キリが無い問題とはいえ、
「今の処理法が、本当に妥当なの?」という疑問は、
常に持っておく方が、いいのではないだろうか。

これは、アスベストや放射性物質を含んだものを
各地の一般焼却施設で平気で焼却している事にも、関係していると思う。
疑念を持たずすべてお任せするのは、危険な事だ。

130421_1436.jpg
ここは本当にトーキョーですか。

いろんな仕事の経験のある、一般の人達のほうが
はるかに柔軟で気のつく頭を持っていると、実際思うんですけどねえ。
そんな住民を立案から参加させないのは損な話。

温水プール等の物質的見返りをとかくイナカの付近住民は求めたがるが、
そういう事は武蔵野と調布では無く、施設内の会議室を
住民に開放してくれということになったという。ここらへんがさすが都会だ。
前から思っていたが、プールやテニスコートみたいな、
何らかの施設での見返りは、結局メンテナンスや
維持管理にまた税金が使われるだけで、しかも一部住民だけの利益にしかならず、
逆にそういう「あれを造ってあげたから文句言わないでね」という暗黙の了解を
呼ぶだけ、よろしくない。もっと別のことにお金は使ったほうが、いい。

番組でも言ってたけど「見込みが甘かった、ごめんなさい」して、
最初から皆で考え直せばいいだけの話。
関連市の言い出しっぺの市長達は今や退任して、いないのだし、
何かのメンツにばかりこだわっているのなら
どこかの近所の国とほんと変わらんなあと思う。

何のために誰のために、そして
本当に必要なものなのか
今からでも遅くない。
白紙に戻して、過去の3市市民懇談会のように
各市住民3人ずつといわずもっと検討委員に参加させて、
仕切り直しして欲しい。

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噂の!東京マガジンに

2013-04-20 Sat 17:37

この1ヶ月、東京を留守にしていた間に
すっかり緑一色になってて驚いたが、
明日、4/21放送の、TBS午後1時からの番組
「噂の!東京マガジン」で、このブログのこのカテゴリで
時々記事をアップしてきた施設計画が、とりあげられるそうだ。



東大和市の桜ヶ丘の、ま新しいマンションや戸建て分譲が集中する中の
隙間のような狭小地に、関連3市の、不燃系の廃棄物を
中間処理する施設を建設するという計画をたまたま知ってから4年。

その「想定地」から500M以内の我が家の自治会でも
そういう計画があるという事すら知らない人が大部分だった。
ここには、歩いて5分とかからない場所に、やはり3市共同の
焼却場があるのに、そしてさらにそこから徒歩10分以内には
立川市の炉もあるのに、更にまた、環境負荷があり得る
3市共同のごみ中間処理施設が出来るなんて、
まさかそんな…と想定外だったということだろうか。

計画自体は、どこにどんなものを造るのかという事が
どシロートにはさっぱり想像がつかないような表現で、
市報や衛生組合が発行する広報紙に告知が載り
2007年には説明会(正確には「調査結果報告会」「意見交換会」等)
が3回行われたが、日々の暮らしに忙しい
働く世代がすぐに気付くような表現ではなかった。

「想定地」「決定ではない」「まだ仮の話」
「もしもあの場所にとしたらという画をかいた」
というような、お決まりの曖昧な表現でその都度
お茶をにごしつつ、じわじわと住民の頭の上をスルーして
市長が勝手に進めるような、そんな時代では今は
もうないと思うのだが、特にこの手の施設に関しては。

130419_.jpg
新緑モリモリ。

この問題は単なる地域エゴでもなんでもない。

「こんな狭い場所に常識的に考えて
3市の施設なんて出来る筈ないですよ」
と住宅業者が言う程の、中途半端な土地。
そういう業者の言い分を「そうだね」と信じて家を購入した人だって
きっといるに違いない。
賃貸ならば嫌なら出ればいいが(それとて今はいろいろ面倒だが)
持ち家となると話はぐぐっと違う次元になってくる。

ましてごみの処理を担っている衛生組合と住民との
唯一の意見交換の場である、連絡協議会には
はなっから施設の想定地のある東大和市の住民は参加枠が無い。

これがあれば、たとえわかりにくい書き方の広報や市報だったとしても
組合だって一応説明したし、という事でここまで住民感情も
悪くならなかったのではと思える。

「付近住民というのを半径何mのどこまで入れるのか。
際限なく考えれば地球全体まで及ぶ訳で…」などという
論外でバカバカしい枝葉の話にすぐ持って行こうとする、
そんな組合の態度も、今年2月の説明会でもまったく同じだった。

付近に住んでいる人は何も対立したいワケでも何でもなく、
どうしてあの場所を選んだのか、他に代替案の無い理由は何か、
計画は検討中に不備が出れば見直すのが計画なのではないのか、
そういう、フツーの疑問にだーれもまともに応えてはいない、
そんなの認められないし、白紙撤回して最初から住民参加で
やり直せ、と言っているだけだ。

いついつ迄に造らねば、というのなら、それに問題なく
間に合わせる事ができなかった理由があったのだから
見込みが甘かった、という企画立案側の責任の、仕方の無い話だ。
スケジュールがはなから決まっているから住民には我慢を、
という論法がどんな状況でも通るから、いつまでもお役所仕事な
考え方が変わらないのではないかと。
大体、そんな施設を造るためのお金もそもそも税金なんだから、
公共サービスと言う前に襟を正せと強く言いたい。


TVがどう編集するかで受ける印象はかなり左右されるものだし
そこらへんは半歩下がって視てもらったほうがいいのかもしれないが、
「こういう問題はどこにでもあっていちいち騒いでも」
「どこにでも、こうやって反対する人がいるんだよね」
ではなく、
「なぜ反対と思っているのか」という視点で
観てもらいたいと、思う。

確かに全国でこういう問題は沢山ある。
だからそう簡単には、マスコミもとりあげない。
しかしそんな中、TVディレクターが東大和市のこの問題を選んだ理由も、
きっとある筈で、それだけ「え?」と思える理由が、
この計画にはある、という事なのではないだろうか。
ある日突然あなたの家の近くに環境リスクのある施設の
建設計画が浮上する事だってあるかもしれない、
そんな時の参考になるのではないかと、思う次第デス。

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お任せにしてきたツケ

2013-02-24 Sun 12:03

東大和市の桜ヶ丘にある、東大和市暫定リサイクル施設を
周辺3市の共同リサイクル施設として新規建築するという
「3市資源物施設」建設計画。
「3市資源化事業についての説明会」という事で
この2/14〜2/17にかけて
東大和と小平の周辺住民に対して説明会が行われた。

すでにここで判りにくくなっている。
”「資源化事業」についての説明会”では、
具体的に、「施設を建設する」ということ自体を指しているのか
どうか、いまひとつ曖昧だ。

施設建設が計画されているという大前提を知らない人にとっては
どうでもいいと感じ、説明会に行くことも無いだろう。

うちは家人と、最終日に参加してきたのだが
この自治会の人は誰ひとり来ていなかった。
そして、自分達2人を入れて、対象の地域の「周辺住民」は
たった5人しか、来ていなかった。

東大和市の住民対象の説明会は、計3回開催された。
いずれも参加者は大変多かったようで、60〜80人の
参加者で、盛んに質疑応答が繰り広げられたと聞いている。

それが、もうひとつの「付近住民」中島町への説明会は1回のみで
しかもこの人数…

少なくとも、自分のいる自治会へはアンケートもとった事があり
そういう計画があるという事は知らせているし、
アンケート結果では「できればやめてほしい」を含め
殆どが計画の進行に否定的な意見だった。

そして、衛生組合や市の情報公開のあり方には
回答のあった全員が「不十分」の意見だった。

今後説明会や署名にも、都合があえば参加したいという
答えももらっていたのだが、
でも、いざ、説明会があるとこういう事なのだ。

1237~01
これは小平市中島町の焼却場を立川側から見たもの
北風の場合は立川側に排ガスが行く。


残念だけど、誰かがやってくれると思っていたら、
いつか痛い目に遭うというのは原発で嫌というほど
思い知った筈で「予防原則」の考え方を行政はとるほうがいい…
と自分は思っているのだが
自分や家族に直接的な被害が間に見えて及ばなければ、
実際の行動に移る人は、ほんとうに、少ない。


説明会では、「東大和市には今3市の共同(迷惑)施設が無いから
分担してほしいが、今の桜ヶ丘の想定地は焼却場のあるこの地域から
近すぎるので、他の場所にして欲しい」という、小平側の住民からすれば
もっともな意見が出された。

それに対して、衛生組合の人が言った説明には笑うしかなかった。

この地域が汚染されているというが、確かに90年頃には
ダイオキシンの問題もあったがその後10年20年かけて今では
98%がカットされている。むしろここはクリーンな環境だという
数値も出ている。
だから立川とここの焼却場との汚染複合地帯という事はあたらない。

(要約です)

…クリーンだから問題無い、造るというのだったら、
ここではなく他の地域も充分範囲内ということにならないか。
それに、元々桜ヶ丘の「想定地」に白羽の矢が立ったのは、
今の小平の焼却場の敷地内だと付近住民の中島町の負担になるので
他の場所に、という事だった筈。

元々ここ小平市中島町や
東大和市桜が丘がクリーンならば、
元のそんな理由付けもいらないことになる。


バグフィルターで98%ダイオキシンが吸着できようと、
(それが真実だと仮定して)
そのバグフィルターを通さない排煙事故が、こともあろうに
都内に放射能雲が及んだ3/15以降の2011.3/17に実際に起きた
のだから
こういう施設の近くというのは、リスクがあるという事実は
変わらないのだ。

だから、せめて、既存施設の近くというのは避けるのが
ここに45年も焼却場を見て暮らして来た付近住民への
配慮ってもんじゃないのか。
「負担分担」というのが当初の話の運びだったのなら尚更。

それを、何が何でもその「想定地」しかないもんだから
「ここはクリーンだから」と後付け的に言ってはばからない対応には
詭弁というしかなく、住民感情を判ってないと感じた。

2:3
中島町の西端から同じ焼却場を見る。
この時は排ガス、北側の東大和市桜ヶ丘方面にたなびいてますね。

更に小平市中島町の住民の中には、
東大和の住民と話し合いたくないと考える古参の方が、
どうもいるようだと説明会で感じた。

そして、そういう人が、強力に「私は」と施設建設を
リードしているという事も、目のあたりにした。

自分から見れば、その人の意見は
地理条件や風向き、全国の他の施設との比較などなど
客観的論理的な部分をワザと欠いたかのような、
感情論に近いものだった。
東大和の住民が小平市の住民と資料でもってちゃんと説明すれば
殆どの人はこの人ではなく、東大和の住民の人達の
考えを理解してくれると思う。

しかし、衛生組合が住民との情報交換の場にしている
連絡協議会には、何故か東大和市の住民の参加枠が無い。


協議会が出来た15年くらい前と今とは、違う。

東大和側の住宅開発は、すごい勢いで進んだ。

それを、一律200mという線引きで、焼却場からの距離の中に
東大和市側の住民がいないから、という理由で
話し合いの場にいない状態が今迄続いていたから、
東大和の人達は家を買った後になって計画の存在を知らされた。

これは、とても大きな問題だ。

「自分達もえんとつには反対したが受入れた。
だから東大和の人達も反対するな」
というような
論法の小平住民もいるようだが、それは違うと思う。

受入れというのは生易しい事ではない。
一度出来た施設は数十年に渡って稼働、建て替えや移転では
またもめることを覚悟しなくてはいけない。
何かの事故があった場合のリスクというのも、充分に
事前説明を受け、どうするか、住む人達ができれば全員で
考えて行くくらいで丁度いい話。
その過程を大事にしないと、ケチった予算で環境対策は二の次の
物が出来上がり、運悪く被害が出てもそうそう責任は取られない。

そんな話合いがいままで出来たとも思えないし
自分の意見=この地区の人達の意見、として
想定地の人達は反対するなとばかり強権的な物言いをする
人がどんなふうにこれまでリードしてきたのかを知ると
こういう人にお任せしてきたこの地域の人達の責任は、重い。
その中の一人が2009年秋までの自分であるが。

「私らも我慢しているんだからお前らも」というのは
体罰や原発、基地の集中、がれき受入れ、そういうモロモロの問題の
すべての下敷きになっている心理だと自分は思う。
なんとも旧来のムラ社会的思考で、ほんとにイライラさせられる。

そうじゃなくて、変な我慢をしなくていいように、
「ホントに要るの?その施設」
というところから始めて、どーしてもいる、となれば
じゃあどこに造る、どういうものにする、という根っこの部分から
住民がアイデア出し合って時間をかけて我慢しなくていいものを
造ってもらうようにしていかないと、
人にお任せではまず絶対、ロクな事にはならない。

小平の中島町の住民は、この先焼却場の更新の問題も控えている。
しかしそれは、同じように焼却場の排ガスの影響を
受けている東大和市桜が丘の住民にとっても同じ事。

それに気付かないのなら、気付いてても連絡協議会に
この先も東大和の住民を加えて欲しくないというなら、
桜ヶ丘に廃プラ施設を押し付けるのは、
はっきりと、間違っていると声を大にして言いたい。

80305.jpg
立川市の団地の給水塔(?)から玉川上水を挟んで
北側に見える小平市中島町の焼却場えんとつ2本


現に、先月末からこのところ、日によって無茶苦茶変なニオイが
する事がある。
もうこれは充分公害だろう、今時先進国でアリかと思う程
強く臭気が漂う日もあって、
最初は何かどこかで古タイヤでも燃しているのか、すぐ近くで
道路工事やってるからそのニオイかと思っていたのだが
最寄り駅に行く途中とか、もっと離れた駅前の立川市の芋窪街道線路の
辺りでふと匂ったりするから何かおかしいぞ、と思ったら…
線路の向こう側の東大和側に建築中の公務員の官舎の
屋上の防水アスファルト工事が原因だったのだ。

それも、東大和の住民には「こういう工事があるから臭うかも」
というお知らせが来ていたと聞いて思い当たったのだが
線路の南側のこっちには何も無い。

その官舎からも廃プラ施設「想定地」は、近い。
寒い季節はここら辺は北風が強い。
こういう事からも、小平や立川側に影響がゼロとは
決して言えない。

中島町の焼却場で何か起こっても東大和側にロクな連絡がいかないのと
同じように、今後東大和のその「想定地」で何かがあっても
この官舎工事の悪臭のように中島町はシカトされないとも限らないし
それと同じ事を自分達がしてきた(している)という事を、
中島町の住民は、今一度足元を見たほうがいいんじゃないのか、
いつまでも誰かにお任せにするんじゃなくて、と
強く感じた説明会だった。

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体質はそうそう変わらない

2013-02-06 Wed 12:00

しばらくこのブログで更新をしていなかったカテゴリ
「廃プラ施設」についてですが…

急展開がありましたのでお知らせ。
もし東京都東大和市南街〜桜ヶ丘、小平市中島町〜立川市幸町
周辺にお住まいでしたら、あるいは友人知人がその辺りでしたら
こんな状況になっているという事をお知らせのほどを。

昨日こんなチラシがポスティングされてた。

long.jpg

ここにある「3市資源化事業」とは結局のところ
小平・村山・東大和の3市のごみを焼却している
小平市にある衛生組合の焼却炉更新に関わるという事を理由に、
今はそこで小平市だけは軟質プラスチックも焼却しているが
それも含む廃プラスチックその他のリサイクルを
していきたい、と、3市共同の不燃ごみの中間処理施設を
その3市の焼却場の500m圏内に新設しようという事

含んだ、モロモロのごみ事業の事。
勿論全体的な省ごみ化への対策の検討もされているだろうが
目玉はこの「廃プラ施設」建設なのだ。

up.jpg

こんなふうに「資源化事業」とキレイに表現していて
「廃プラスチック中間処理施設建設についての説明会」
などとはひと言も書いていないのが、
コレ迄のこの計画の進め方にも度々見られる
曖昧表現としか言いようが無い。

おそらくそこで扱うごみを、廃プラスチックを入れるのか
どの分類にするのかということが、散々もめたうえに
厳密には市議会で支持された事ではなく、
市長が勝手に言っている事だから
ここに「施設」「建設」とは書きたくないのだ。

このブログを見ている方で、もし、この説明会参加資格に
該当する方がいるのならこれは大事な部分なので声を大にして
言いたいが、「あの場所に3市共同の施設を造る事は無理」という
想定地のある東大和市の市議会の22年の決議は、現在も活きている

これは、つい先週、住民からの陳情で再確認されたばかり。

そして、住民説明は基本構想がまとまったらという話だったが
今はそんなもの、できていない。
関連市の市議会が承認してもいない状態で、今、何故、何の内容で
住民説明会をするというのか。



はっきり言って、この説明会は、
小平市長の今春の選挙前の実績作りのためでしかないと
自分は思っている。

なぜなら、昨秋の市議会で「今年度中にまとめ来年度には進めたい」
と答弁しているから。だから急に年度末の近づいた今
こんな予定を組んだのだろう。
推進バリバリの某党から対立候補が出る事も予想しているだろうし
強気で行きたいというところか。

こんなアホな事に、なんでこっちが時間割かんといかんのだ。
おまけに「理事者」である市長は、東大和も、とうぜん村山も
(村山はハナから他人事)説明会には不参加。

東大和なんて3回もやるらしいが不参加。
小平は選挙前の強気な筈の小林市長、不参加。

逃げるな市長。あんたらの脚の間にあるのは風鈴ですか?

自分達で先に予定組んで説明会の告知するなら、
普通は、当然、ここにある何かを決めたらしい「4者」
参加できる日程にしているもんなんじゃないのか?
こんなだから付き合いきれんわ、と思うが、
それこそ何も見ず何も言わずでは向こうの思うつぼ、
どんなふうに説明会をリードされるかわかったもんじゃない。

説明会を開いたから理解を得たものとして進めます、で
すべてが済むならこんなラクは事は無いし
そうさせてはいけない。

何も知らずについ数年前に家を買った近隣の住民の中にも
表立って活動しなくても反対の人は、実際いるのだ。
市は、いつまでもこんな事をしていると例えばマンション住民から
集団訴訟など起こされてもおかしくないと感じる。
何故なら、その想定地の市の担当者はいつ電話しても不在なのだそうで
その人しかこの件については話せないというらしいから。

そこまで逃げないといけない理由って何ですかね?

1616~02

お子さんがいて、お年寄りがいて、と家庭の事情はそれぞれ。
でも中には、高齢で認知症の親御さんをみながら
市に対してこの問題に異議を唱え続けている人も自分は知っている。
日々の仕事や忙しさにかまけているうちにこういう事が進められる。

わずか2時間、今迄こういう事へは全く不参加の人も、
どうせ住民の声を直にぶつける機会なんて今後もそうそうないんだから、
参加してみては、いかがでしょう?

ちなみに、東大和市では
2/14(木)午後7時〜・2/16(土)午後7時〜
2/17(日)午後2時〜 いずれも桜ヶ丘市民センターで開催予定。
スペースに余裕が無い場合は別の回にまわされることもあるらしいので
行ける方は時間に余裕を持ってどうぞ。

廃プラ施設?初耳だわという方はこちらのブログが参考になります。
桜ヶ丘フレンズ←クリック

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