2017-07

なんという粘り強さ

もう12月とは。早い。早過ぎる。
「もんじゅ」廃炉にしつつ、平行して10年は研究をどうのこうの、
というニュースを見た翌日、すぐに出てたこのニュース。

もんじゅの検証ないまま後継炉を開発へ 
2018年めどに工程表
(朝日新聞デジタル 2016 11/30)

もんじゅ後継炉、開発推進へ 政府、10年で基本設計

 政府は30日、廃炉を検討中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)
に代わる「高速実証炉」の開発方針を示した。
フランスなど海外との協力や、もんじゅなどの国内施設を活用し、
今後10年程度で基本的設計を固める。
国費1兆円超を費やしたもんじゅの検証がないまま、開発が進められる。

 文部科学省と経済産業省が同日、開発方針の骨子案を、
政府の「高速炉開発会議」(議長・世耕弘成経産相)に示した。
政府は年内にも、こうした基本方針を原子力関係閣僚会議で決め、
2018年をめどに開発に向けた具体的な工程表をつくる。

 骨子案では、原発から出る使用済み核燃料を再処理して利用するという
「核燃料サイクル」を推進する方針を再確認。
「世界最高レベルの高速炉の開発、実用化」を国家目標に掲げた。

 高速炉開発は実験炉、原型炉、実証炉と進み、商用炉で実用化となる。
骨子案は、原型炉もんじゅの後継となる実証炉開発を「最重要」と強調。
そのうえで、フランスの次世代高速実証炉「ASTRID(アストリッド)」
など海外施設と連携する方針を明記し、今後10年程度をかけて
「基本的設計思想と開発体制を固めていく」とした。
新たな実証炉は国内に設置する方針だが、
具体的な場所などの言及はなかった。


あれだけやいのやいの言われて、しぶしぶ廃炉にしましゅ…
となった「もんじゅ」、関係者はただでは起きないというか
おそろしい粘り強さというか…もはや不死鳥。
(文殊菩薩にも不死鳥にも申し訳ない)

こんなものを造ってもらうために税金払ってるんじゃないですけど。
壮大な失敗だったわけですよね?もんじゅは。
それの原因も責任もなーんにも問われないまま、のうのうと。
そこまでしてプルトニウム確保したいんかい、という感じですが。
結局廃炉にするといって安心させるのも目くらまし、アリバイでしかなく、
10年かけて技術研究ってのも、一体なんの研究なのか。
結局コレの事なんかい。
フランスも、農業国で観光国でありながら、原子力産業に関しては非常に、黒い。
そこと協力して一体ナニを生きながらえさせようとしているのか。

自民党支持者はナニかと自民は現実路線とアゲるが、
これのどこがそうなのか。
なにせ経産省幹部がこんな「理由」を言うんだから。
↓これのどこが理由説明なんだ?余りに詩的すぎて、
↓自民支持者が冷笑する「オカルト」でしかないと思うんだが…

「核燃料サイクルをやめれば、『パンドラの箱』が開いてしまう。
高速炉開発を続ける意思を示す計画は、箱を封印する『お札』
のようなものだ」

経済産業省幹部は、核燃サイクルと高速炉開発の旗を降ろせない理由を説明する。
(朝日新聞より)
ちなみにワタクシ、朝日新聞支持者でもなんでもないです。ただ引用しただけ。
産経や読売がこのニュースをもっと大きく扱えばいいのではと。
ASKAなどどうでもいいから、昨日出てた「汚染水を10人被ったけど、
被曝してないよ」の詳細続報もちゃんと扱えと言いたい。

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川沿いのススキがふわっふわです。

そして最後に書いてある一文がまた例によって例のごとし。
「具体的な場所などの言及はなかった。」
そりゃそうでしょう。
絶対、ギリギリ迄言わないですよ、こういうの。
廃プラだってそうだったんだから。
万が一一般人の目にふれるような広報でも、
普通じゃわからないような表現でしか載せない。
こういうところは、もうマンガか、と思う程
コスく、確実に彼等独自の文法で対処するのを忘れない。

こういうことに、「お金もらえるなら」「安全保障」と、
原発事故の後にヤバいものの処分場予定地候補の噂になってた
大隅半島が名乗り出ない事を祈る。
というか、どこだってこんなワケの分からない、危険で、
見通しの立ちづらいものを建てちゃ、だめでしょう。
誰だって、これに安全です、と言える人はいないんだから
「安全を保証してくれるんなら」なんて甘い考えで
立候補する自治体が出なきゃいいが。
無風で何選もされてる地方の首長がいる所はいかにもやばいけど、
いろいろ言ってて結局再稼働OKしちゃう知事もいることだし
わけわからん。

なんというか、普通に何ものにも汚されてない空気や水を
普通に味わえなくなるかもしれない物を自ら造り出そうって
不幸な事なんじゃないかと思う訳ですが。
(すでに汚れてるけどね)

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吹きすさぶ風に綿毛が広がって、ますますワタっぽく。
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首都機能移転ってどうなったの

最近また今更そんな事小出しにして、という
「無いと思ってたマニュアルが存在した」
のフクイチのニュースが出ていたが、
汚染水は止まった訳でもなく、誰も何の責任もとらないまま
東京から遠い場所の原発からポチポチと再稼働されている。

もんじゅも、運営側に能力無しとまで言われながら
カネ喰い虫とわかっていながら止められない。

「喉元過ぎれば」
「あとは野となれ山となれ」
この基本姿勢が無ければ、到底人間の手に負えないヤバいものを
平然と扱うことができないということなんだろうか。

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地元農家の野菜。カリフラワーはここの名産。
低農薬減農薬の新鮮野菜がお安く買えてた駅前の雑貨店が昨年閉店。
この土地にはあまりにオシャレ過ぎた品揃えだったからか…
でも野菜は安かったのに。残念。


フクイチの事故から5年になろうとしているが、
家が壊れたとか直接的に被害が出たわけではない我が家でも、
(食器棚からカップが1個落ちて割れただけ)
2011年の春には家人の髪の毛がいつもとは違うレベルで
頭を洗う時ごっそり抜けたり、顔の肌が赤く荒れてヒリヒリしたという。
焼肉屋に行ったら炭のコンロの熱が過剰に熱く感じるといった弱い皮膚に
なってしまっていた。その時既に3年経っていたのに。
それ以来焼き肉屋へは行っていない。

2011年の時点では、すぐ近くの焼却場の飛灰が2000ベクレル近くの
値をたたき出していたのを見て、確実に影響を受けている事を知った。
灰はバグフィルターで90%ほど除去されていると主張していたが、
そのバグフィルターを通さない状態の、ダダ漏れ事故が数時間
その焼却場で2011年3月17日に起こった。

いくらバグフィルターで抑えてますよと言われても、
汚染物質が飛散したのは事実であり、排煙事故は起こりえる。
汚染物質がまるで東京を避けるように飛散してた資料を
当初国側は出していたが、あれとて非常に疑わしいと
当時から思っていた。
だったら、なんで多摩地域の我が家からほど近い武蔵村山の
狭山茶が基準値越えした?
町田のシイタケが他の関東エリアの農家のそれより
長い間コンスタントに高いベクレル数だったのは何で?
(生活クラブ生協の調査による:国の基準では食べてOKだったが生協の基準で
出荷されていなかった)

チャやシイタケは溜め易い性質という事を差し引いても、
震災前は問題無かったものが、変化したのはまぎれもない事実。

2重3重のセーフティネットは勿論必要だが、問題は
その汚染源を生み出す根本の扱いと、情報公開だろう。
他にもいろいろ「行政の言う事信じてたら危ないな」と思える事があり
東京のマイホームを手放すことになった。

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昨年秋の地元産ジャンボ落花生。塩ゆでしておつまみ。
地元の産物が食べられる幸せはとても有り難い事だと震災後の東京にいて思った。
放射能残留検査をしなくていいような暮らしをしたいと願う事はおかしなこと?


福島は、確か首都機能移転先の候補地としてよく地名を聞いていたけど…
と思ったら、1999年に他の2地域とともに「国会等移転審議会」
が確かに候補地として選定した、とウィキにある。
東京はなにしろ人も企業も集中し過ぎだから、
100万人くらい移動していいだろう、と
当時都心通勤の埼玉在住の自分は歓迎していた。

ちなみに最初移転推進だった石原慎太郎が
都知事選では絶対反対を公約にして当選した…というのだから、
まあなんつーか。

首都機能移転、一体どうなったんでしょうねえ…
と思ったら当時の検討機関はもう無いらしい。どーりで。
そもそも首都機能移転という話よりも、まだ余震も続く震災後に
「都心のマンションが売れている」とか
マユツバなんじゃないのかと言いたくなる様なニュースが出ていたが。

ちょっと前まで避難していた土地を安全だと住民を帰還させるなら、
復興を言うなら、福島にこそ首都機能移転をすればいいのではと思うが。
以前あんなに候補地として東京からのアクセスの良さを力説していたのは
なんだったのか。
率先して経産省、文科省、そして東電に移転してもらいたい。
安全を力説するなら自らがが筋。

働き盛りの著名人の突然死や病死がやけに増えていないかと感じるのだが
著名人だからニュースになって目立つだけ、ともなんとなく思えない。
意識失っての車の事故、やけに多くないですかね。
それもプロドライバーがそうだから、激務とかそういう理由だけなのか
…何かモヤッとする。

そんな中、消費者庁の徳島、文化庁の京都移転という話が出てるが、
なんか怪しい。
地方活性化を理由にしているこれら省庁の地方移転計画。
首都機能移転とはまた違うが、過去に候補地になっていた福島や
栃木の東北・北関東エリアではないのはなんでだろう。

福岡にいた時より長く居て、それなりに愛着があった多摩地域から
移転してきた者として言うならば、
本意ではないが移転しなければいけない、という理由は
あくまで自分の判断とはいえ切ない。
そんな思いをしなくて良いような地域にしていく手助けをするのが
政治なんじゃないかと思うが、実際はそうではないようだ。



とりあえず隠すのはよくない

川島なお美氏が亡くなったというのは、舞台降板のニュースから
薄々予感していたとはいえ、いくらなんでもそこからが
早過ぎた、という驚きがあった。

会見の時もあれほど痩せていてはきっと立っているのも辛かった筈だ。
なぜ痩せてるのにノースリーブのドレスを着るのだろうと思ったが
それでも今井氏より悲惨な印象が自分にはしなかったのは顔が理由だろうか。
きれいにお化粧をして笑顔でいたからだと思う。
そこはさすがに女優だ。
彼女自身本当に復帰を考えていたのかはわからないが、
直前まで女優としての姿を印象付け、家で旦那さんに看取ってもらった
というのは、亡くなり方として幸せではなかっただろうか。
もちろん、何が幸せというのはそれをその本人が望んでいるなら
だけど、あくまでも。

母親の死の際思ったのは、自分の意思がはっきりしているうちに
どうやって死にたいか、を言っておくことの大切さだった。
実の身内でもなかなか当人に聞けないソレを、姑の樹木希林に
聞いたモックン、タダモノではない。
あれで、私の中でヒソカにモックンの株が上がった。

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今年は急に涼しくなったけど、やはり燕が9月に入るとぱたりと居なくなった。早かった…
これは今年3月19日の初飛来の時の写真。


それにしても川島なお美氏のニュースの直前にも、若くして急死、
闘病の末死亡、の有名人のニュースがたて続けに出ていた気がする。
(野球関係者2名、漫画家1名)
そして進行の早い癌の話も、有名人に限らずよく聞くのだ。
なんかこの2、3年、気付かないうちに「あれ?あの人亡くなってたの?」
という事が多い。
それも自分より若い人だったりするから、決して自分がBBAになったから
自動的に周囲が高齢になっただけという理由だけではないだろう。

日本人の死因2人に1人がガン、がもうすぐ3人に2人、になると
いわれている。
あくまで死因であって、ガンも患ってるけど心臓で逝った、等の
ケースも含めるとなんでこんなに?と思う。
そして気付けば、本当に気付けばいつの間にか、という感じで
「がん登録法」なる法律が可決してしまってるし。
来年一月から施行、これで全国の病院のがん患者の情報がお国様に
吸い上げられ、国のデータベースとして管理されることになるのだが、
「癌患者の救済、癌の予防」などのほんとに効果的な対策に
その情報が使われるのか?
そこらへんが、なんかすごーく気になる。
だって、福島で今判明している子供の甲状腺がんの事実だって、
一体どれほど知らされているというのだろう?
どれだけ症例が増えても、きっと国は「事故とは関係無い」
と主張し、IAEAもそれを後押しするだろう。
IAEAはあくまで「原子力を利用するのを肯定する」機関なのだから。

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電線に止まる黒いカラスみたいな鳥。鳴き声もカラスに似て濁音系だけど
さて何でしょう?


山本太郎氏のことを「御大」中曽根氏が批判したそうだが、
それこそご本人が言っていた様に
「(反対する)学者の頬を札束で叩いて」
日本にドカドカ原発を誘致したのはこのお方ではなかったか。
そしてその息子の弘文氏は、あのJCO事故で大量被曝した作業員の
大内さんが手の施し様がなくなり亡くなった日、科学技術庁長官として
「この事故でわが国の原子力政策は大きく変わらない。
すぐ代替エネルギーというわけにはいかない」

と、こともあろうに病院内での会見でのたまわった。
翌年2月には、「臨界事故で科技庁の行政責任は無かった」
とも発言している。既にこの事故はカタがついたとでも言いたかったのだろうが
後の4月に亡くなったもう一人の被曝作業員篠原さんはこの時治療中だったというのに。
この発言には当時の茨城県知事が「住民感情に甚だ配慮を
欠くもので、極めて遺憾だ」と抗議した。
今ならSNSであっという間に炎上、タダでは済まなかったレベルの
対応だと思うのだが。この父にしてこの子だ。

JCO事故は1999年9月の事故だ。
それから2011年まで10年以上の時が在った。
「いますぐ代替エネルギーというわけには…」
これは、原発事故後も繰り返し言われて来た言葉だ。
では、いったいいつになったら、誰がそれに着手しようというのか。
それすら語れず、事故という事実があったにもかかわらず、
「地震では壊れていない」「女川は大丈夫だった、福島だけで
危険というのはおかしい」といった理由で、再稼働。
まるで何も起こらなかったかのように
鼻血も子供の癌もスルーして癌の情報は国が今後全て「一元管理」
するというのだろうか。
東海第二原発も電源喪失で冷却に数日かかり危機一髪だったというのも
あまりに知られていない気がする。
しかもそこの防潮堤の高さ増設工事が完了したのが震災の2日前で
その70センチの差でギリギリセーフだったというではないか。
なんというか、それでも推進って言える政治家は
地球人がガミラス星人になれるとでも考えているとしか思えない。

表ではほんとのこと言わず、適当に会議をやり過ごし、
ツイートでうっかり本音発言、炎上してる
何の仕事してるかわからないみっともない税金泥棒の先生方を見ていると
病のさなか、引き際まで演じきった一女優の矜持が眩しい。
国民を守らず自分の利益や名誉ばかり追っているのが政治家ならば、
ほんとは税の不払いと、ストライキが一番効果的なんだろうなと
なかなか出来ない事をふと夢想する全然爽やかじゃない秋のこの頃。

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答えはツートンカラーのカササギ。福岡には前はこんなにいなかったんだけど韓国から来てるのかな
飛ぶ姿は少しオナガにも似てるが同じカラスの仲間だから?




少しは暴れよう九州の人

9/25に九電が再生可能エネルギーの新規買い取り契約を突如中断したことで
あちこちで行われている説明会は九州らしく直裁な物言いの人達の怒号で
大変熱い状態になっているようだ。
当然の反応だと思う。これを契機に、九州の人には電力について
もっと関心をもってもらいたいと思っている。

この九電の決定の数日前にとある業者のサイトで
あくまでも新規契約対象であって、すぐに無くなる訳ではない
安心してくださいという表現があった。
しかし、今回のことで九電は業者を敵に回してしまった。

再稼働なんてほんとのところ、いらないだろうと
さすがにうすうす感じていてもどこか他人事な反応だった
九州の人も、九電は何様なんだ、一体どういうつもりだ、と
さすがに思ったに違いない。

140916_1322~01

今住んでいる地域がここ2、3年で田んぼがあっという間に
住宅地になるプチバブルを地でいく状態になっているので、
時々モデルハウスを冷やかしに行くのだが、
新築の一戸建てには8割方、屋根に太陽光パネルがついている。
あるいは、明らかに時期を見てつけようとしているのだろうと
屋根の状態を見てわかるそんな家が殆どだ。

広い田んぼだった土地が平たい住宅地になった辺りは
日当りも良く、海にちかいこのあたりはさぞかし
たっぷりと発電できそうだなあと思っていたが、
実際「めざせ!光熱費0円!!」とのぼりの立った賃貸らしき集合住宅も建ち
あっという間に人が入った。実際光熱費はどうなっているのか知らないが。

アパートでも新築は発電パネル設置がこのあたりでは珍しくない。
東京多摩地域とは比べ物にならない太陽光パネルの推進力は
電気屋に行っても感じた。
積雪も多くなく温暖な土地柄か、九州は太陽光契約がとても多くなったようで
九電が焦ったのも無理は無い。ここらへんの一部地域の様子を見ても
急激な太陽光パネルの増大は感じる。

でも、昨年こっちに来てモデルハウスを見学しながら思っていた。
「パネル設置=売電」の図式がスタンダードだが、
これだけ売電する人が増えれば買い取り価格がどんどん安くなる。
この勢いなら数十年後といわずに新築にはパネルが当然になるだろう。
となると電力会社のことだ、きっと途中でなんだかんだ言って
事実上買い取りしなくなるだろうと。
だから、もしも自分にお金があって家を建てるなら、売電のために
パネルを導入するのではなく、あくまで使う電気の一部をそれでまかなう
ということにしたいと考えていた。

そしたら、今回のこの事態。

こんな事が電力会社は「予想外」だというのだろうか?

今回の発表では中断は家庭用の10kWは対象外らしいが
月に2、3万も売電できれば…と頑張って屋根ギリギリの
スペースまでパネルをつけている家が多いし、
実際モデルハウスの営業さんの説明でも20kW以上が今は
多いという話だった。パネルの性能も技術革新で
どんどん上がっているのだそうだ。
それなのにこの皮肉。

140916_1322~02
とりあえず殆ど設置してます。

業者は儲けるのが目的だから、どこまで脱原発のお手伝いを
と考えて太陽光参入をしているのか実に怪しいが、
気の毒なのはとりあえず今は太陽光やっときゃお客も多いし
と考える新規参入業者にのせられて、老後の蓄えに、と
決して狭く無い土地を買ってまで太陽光パネルを並べ「マイ発電所」を
作ろうとした人達だ。
便利な場所なら土地の転売も可能だろうが、日当りがよければ
経費は安い方がいいと山の中の土地を買ってパネルを設置したような例がある。
一体、こういう人達に九電は今後どういう対応をするのか。

ここら辺でも車で走ると、去年まで田んぼだったところや
自動車道の脇の広大な空き地にパネルが…
というふうに、プチ発電所ができている。
そんな方々は、今一体どんな胸中なのか。

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先ほどの新しい家が建つ近くの○EON MALL付近はまだこんな建て放題な土地。
ここもきっと数年内に家が建ち並ぶんだろうが…その時太陽光パネルは??

東電もあの事故の責任を何一つとっていないわけだが、
他にも大企業の集まる首都圏とは違い、
東京の支社支店はあっても地元企業が少ない九州にあって、
九電はなにしろ九州中の企業のトップに君臨している。
そんなわけで、わしらに逆らえる奴などいないと
ホントーに王様なのだ九電は。
再稼働なんかもまずは抵抗の少なそうな、中央から遠く離れた鹿児島で、
と考えているのだろう。
加えて受入れ県の長、鹿児島知事は避難対策も超やる気無い。
10〜30キロ圏内の要支援者の避難計画は
「作らない」「どうせ実現性はない」と丸投げ発言。
自力で脱出出来ない弱者は見捨てると言っている訳です。
いいかげんにしろと言いたい。

この知事確か「原発には人一倍自信を持っている」とかいう
実に頭の悪い発言をしていたが、アンタが自信持ったって事故起こりゃ
何にもできないでしょーよ、という話なのだが。
のんびりしてる鹿児島の人達もそろそろ本気で怒らんと、いかんよ。

川内原発の再稼働には、地元で作業員需要をあてこんだ仕事をしている人達には
歓迎すべきことのようで、これはどこの地元でも同じだ。
しかし、「30年ずっと大丈夫だったからこれからも…」
という意見には、正直あんな事故があってもまだそんなふうに
思えるのか…と驚愕した。

福島の地元の人達だって、もう長年大丈夫なんだから…
と、そう考えていたと思うのだ。
というより、原発を抱える地域に住むということは、そう思わないと
日常をおくれないということだろう。
かつて自分が、3.11のすぐ後に排煙漏れ事故を起こした焼却場の
すぐそばに住んでいたように。

まさかそんな事起こらないだろう、と思う事は起こりうる。
そして、他所で起こった事、他人が巻き込まれた事は
自分にも起こりうる。

そういう危機感を、老朽化が指摘されているうえに
MOX燃料使用の玄海原発のお膝元の玄海町にも持ってもらいたいんだけど…
今年の町長の再選の時に、この町長が「道路を作らせてもらわねばいけない」
と訴えていて、何期もやっててまだ道路とか言ってるのか6千人の町で…
と、そのイナカ思想に目眩がしたが、またしてもその町長が再選されたのだから
もう何も言えん。

日本が豊かな国というのはウソだ。
というより何が豊かか理解してないのだと思う。
九州は豊かな地域なのに。
地熱発電も有力候補だろう。
塩がそうだったように、電力も、自分で買いたい電力を
買いたいし、できることなら自分で使う電力を自分の家で
生産できるような仕組みにならないかと切に思う。



何食べようか

9/8の時事通信で、下記の記事が配信された。

東京電力福島第1原発から放射性物質が海に流出している問題で、
今年5月までの10カ月間に第1原発の港湾内に出たストロンチウム90と
セシウム137が計約2兆ベクレルに上る可能性が高いことが7日、
東電の資料などで分かった。
 
二つの放射性物質だけで、第1原発の事故前の放出管理目標値の10倍を超える。
事故に伴う深刻な海洋汚染が続いていることが浮き彫りとなった。
第1原発では、汚染された地下水が海に流出しているほか、
高濃度汚染水がたまった建屋のトレンチ(ケーブルなどの地下管路)から
直接港湾内に漏れている可能性も指摘されている。
 
東電の資料によると、昨年8月から今年5月にかけ、
港湾内の1~4号機取水口北側で測定したストロンチウム90とセシウム137の
平均濃度を基に試算した1日当たりの流出量は、約48億ベクレルと約20億ベクレル。
10カ月間の総流出量はそれぞれ約1兆4600億ベクレルと約6100億ベクレルの計算になる。
合わせると2兆ベクレルを超えるが、汚染水には他の放射性物質も含まれており、
港湾内の汚染はより深刻とみられる。 



9/7には、東京目黒で宮古のサンマが振る舞われる
目黒さんま祭りが行われ、3時間最長5時間並んだと
ニュースにはあった。
祭り自体10時〜14時の4時間のものなのだが…
並びっぷりが尋常じゃないな東京人は…
福岡ならまず行列に恐れをなして最初からやめるか15分で諦めると思う。

そんな大盛況の祭りが終わって翌日にこのニュースを出して来る
そういうタイミングも実にいやらしい。
原発事故から3年、もう気にしていない人もいるのだろうが
後出しで「実はこんだけスゴイ量の放射性物質が含まれた
汚染水が出てました」という話が小出しにされている、
これは別にオカルトでもなんでもない、東電の正式発表なのだから
事実として大変重い話の筈だ。

それなのに、放出場所からそんなに離れてもいない海域で
「今まで通り」に海開きが行われたことを喜び、
魚を獲っていることに不安や疑問を感じないのだろうか。
そしてこういう心情を表に出すと攻撃される雰囲気は
コワい事だと思う。

こういう疑問を口にすると、他の汚染はどうなのだと
タバコや飛行機の例を出す人がいる。
あるいはどこそこも近隣国から汚染物質が来てるし
どこだって一緒だ100%の安全を求めるな、と
そういう比較論みたいな議論がよく出て来る。
でも問題はそういうことじゃない。

進行中の大問題があるのに、
そこから目をそむけるような比較をしても
意味が無い、ということだ。

先の記事では今年の5月までの10ヶ月が対象だったが
では5月以降はもうシャットアウトされたのか?
アンダーコントロールなのか?決してそうではない。
凍土壁も失敗に終わった。
タンクからは汚染水漏れ、いつも後出しにされる情報。
根本的な解決にほど遠い状況に変わりはなく、
最近現役作業員からも提訴されたというニュースが出たばかり。
現在進行形の汚染を、無かった事にしているかのような
そんな「日本の食べ物は安全です」キャンペーンは、
原発を使い続けることを結果的に肯定している。
そんなつもりはなくても。

140817_16.jpg
気配を感じるとブロック塀の上にクマゼミが。
強い日射しの日中でも、だいぶ声が少なくなってきました…

もう何年も、骨ごと食べる魚は買ってない。
小鯵の南蛮漬けなど大好きだが、ストロンチウムを
積極的に測ることをしない方針の今、恐ろしくて
お金を出して買う事も無い、ともう封印した。
貝も同様だ。

セシウムもアレだが、ストロンチウムが骨に溜る性質を思うと
時間がかかるとかで検査がされてない事が怖い。
それ以上に、実際のところ、
吸気被曝のほうが、肺に溜るので怖いと考えているが。

こういう事に関して自分が少数派なのはわかっているし
それらを避けた所で他の要因で何らかの病気になって
いつかは死ぬのだろうが、それでも、
過酷事故を引き起こした要因を作り、責任をとっていない
そんな人達を許せないからだ。

…とかいってたまにはほか弁も買いますけどね
1億ちょっと人がいるんだから、この程度のちょっと頑固なニンゲンが
いても、別にいいんじゃないかと思うし
誰が何食べようと何買わないでおこうとそんなの人の勝手だ。

ただ、食物を全ての人が自分で生産、獲得できるわけではない以上
売買する商品なわけで、そこには取捨選択と責任が生じる。
だから、無駄に買い溜めたく無いのでマジメに裏見て選ぶ。
食べ物は工業製品でもファッションでもないから。

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くろけろ

Author:くろけろ
ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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