玉川上水沿いのジャングルからの徒然なひとりごと

東大和 廃プラ施設 身近にある問題施設

2010-06-28 Mon 14:19

実家に帰省途中に、大阪の親戚宅に寄った事は先に書いた。
そこは交野市。

東の杉並、西の寝屋川…
これは、廃プラスチック中間処理施設による健康被害が
取り上げられている場所だ。

杉並中継所が稼働開始したのは1996年、
直後に周辺住民に異常が現れたという。
症状は目の痛みかゆみ、咳や喘息症状の悪化、
湿疹等の皮膚症状をはじめ、下痢や動悸、悪心といった
全身症状も。
女性のヒゲが濃くなる、閉経後の女性の乳房が
膨らむ等の症状もあったというが、こうなると
ホルモン作用のある物質が疑われる。
そもそも、プラスチックには環境ホルモンで問題となった
可塑剤等、添加剤の量が大量に含まれる。

住民が中継所のストップを訴えてもその後も
10年以上稼働し続け、ようやく2009年3月に停止。
それより7年も前の2002年には、
「原因物質は特定できないが、中継所が原因」
という裁定が下されていたにもかかわらず、
すぐには停止できなかった。

全国に「廃プラスチック中間処理施設」は沢山ある。
しかし、だから安全というのは安易だ。

立地、設備、管理運営…
それらが検討に検討を重ね、行き届いた施設をつくるという
そんな視点がなく、単に「容器包装リサイクル法」のために
あるいは誰かが儲けたい、実績を作りたい、
そんなことで造られるのなら、税金の無駄だ。
だいたい、「容リ」法は強制法ではないし、
不備が指摘されて久しい。

まさか親戚の家からそれほど離れていないとは思わなかったのが
寝屋川の4市共同施設だ。
ここは、実に80万人分のプラごみの資源化施設。
東大和の施設の予想稼働時間が全国一と思われる14時間と
つい最近までなっていたが、その時に
「だってホラ、ここだけじゃなくて、他にも長時間稼働例がありまっせ」
とばかりに「長時間稼働施設」として名があげられてたのがこの寝屋川。
11時間/日くらいだった。
ここは杉並と同様の健康被害が出ている。
現在も係争中。

ここは、ほとんど何の説明もなかったと親戚の話。
気づいたら出来てた。くらいの勢いだったという。
行政側が行った説明会では、
「杉並とは処理物が違いますから安全です」ということで、
とにかく安全の一点張り、その後も継続して話し合いという
事だったはずが、結局その時こっきりで、説明会は終わったとか。

隠そうとする対応をする自治体が造る施設は
ロクなもんじゃない。
あまりに無理があるのを、住民に知られると困るから
さっさと建ててしまおうとするのだ。
こういうことする施設に、万全とか徹底管理とか
期待できますか?

でも、寝屋川のその施設、比較的焼却場も近くて
とてもどこかの予定地みたいで気になる。
しかしそれ以上に、そんな寝屋川でも、
「塀の隣に集合住宅」なんて立地ではない。

市街化調整区域に建てる事自体、問題視されていた寝屋川だが
東大和の予定地と比べると、
はるかに立地に余裕があるし、
周辺住宅からは距離がある。

親戚宅はそこからある程度距離があり、
緑があるので空気はいいようにも思う。
地形、風向きで周辺といっても
被害の有無は等しくない。人の体質によっても違う。

でも、少なくともその施設が出来る前には症状の無かった事、
被害を受けて今現在苦しんでいる人がいるという事を
市や業者はもう少し考えて、向き合ったらどうなんだろうか。

全国に1000近い施設があるうちのたった2つ、ではない。
物質も、特定されていないのだ。
それなのに、対策ができると言っている現状がおかしい。
プラスチック同士の摩擦で、今まで存在を知られていなかった
揮発性化学物質が発生する事は研究結果として実証されている。

中間処理施設が無いと、プラごみがあふれるので
必要悪としても、ではその施設を共同施設として、
一カ所に大量のごみを処理する環境負荷の高いものとする事が
本当に必要なのか、物質特定と対策の過渡期の今は
慎重に検討するほうがいい。
建ててしまってからでは遅い。


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哀愁の港町

2010-06-28 Mon 12:44

港町というと、横浜や神戸のような場所もあれば
演歌の舞台になりそうな鄙びた場所もありますが
今回の港町は昔はともかく今は後者に近い。

北九州の若松。
親戚が住んでいたので小さい頃はたびたび行ったのだけど
駅前は前とかなり変わった。

今や天然記念物といってもいい存在の、
駅弁売りさんがホームにいる乗り換え駅で降りて、
古くてすっかり研ぎだし状態の
滑りそうな階段を上り下りして乗り換える。
070923_1500~0001
健在!ホームでの駅弁販売。

JR九州の大動脈である鹿児島本線でさえ、
東京のような横長ずらりタイプの座席よりも、
ボックスタイプが多い。とはいえ、
普通電車内で弁当を食べる事は無くなったからなあ…
ここで買って家で食べますか。ここの弁当自体はイケます。
あ、お店もこの駅にはあります。

280173000.jpg

ここの駅弁は北九州を代表する「かしわめし」。
ちなみにかしわとは鶏のことです。駅といえばまず「うどん」。
おいなりさんもサイドメニューにいは欠かせない。
なお、「うどん・そば」であり、
決して「そば・うどん」の語順ではありません。


ここからディーゼルの、とっても両数の少ないローカル線に
乗り換えるが、前は確か、ドアを手で開けていた記憶が。

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なぜかこの路線、運転手さんのフルネーム表示が客席に分かるように
なっとります。何かのトラックみたい。


競艇場のためにつくられたような路線であるためか
ワードローブはグレー一色のような
小さい新聞とペンを持ったそれらしきおじさんたちが
乗り込んでくる。
そして途中でどどっと降りてゆく。
学生の頃写真の課題で、このおじさんたちにカメラを向けたら
「撮るな」って言われたんだよなあ…

若松に行くのは、若松出身の作家、火野葦平没後50年記念の
講演会や写真展を見に行くため。

正直、著作を読んだことはなく、映画化された作品に健さんが出ていた
とか、カッパの絵を描いてた、いうことくらいしか知らない。
じゃあなんで行くのかというと、アフガニスタン支援を
している福岡の「ペシャワール会」の中村哲医師が講演に来るから。
葦平の甥になるのだそうだ。
今回初めて知った。

資料館での写真展で葦平の父親の写真を見たら、
中村医師と瓜二つ。
子供の葦平よりも孫の中村医師のほうが、お祖父さんには
似たということか。

さすがに、アフガニスタンの村で実際に文字通り体を張って
仕事をしている人の話は説得力がある。
この人はもともと精神のほうのお医者だというが、
現地では外科もすべて、そしてむしろ医者の仕事以上に
伝統工法&パワーショベルを駆使して、土方作業も
もう何でもやってしまう努力の人だ。

マスコミで報道されるアフガニスタンの姿は、
カブールだけ、一部の都市の姿にすぎず
イスラムの実際もまるで皆テロリストのように扱われていることを
中村医師は憂えていた。

これをやってどうなる?ということではなく、
とにかく医療だけでも命が救えない現実に、
いてもたってもいられなくなり、水の供給、ひいては農地整備という
大規模インフラ整備にまで及んでいる。
そのために、自ら重機を駆使というのがまた恐れ入る。
こういう人だから、自然と人が集まるのだろう。

アフガニスタンの隣の、そう、パキスタンの北部
まさにその会の名になっている都市ペシャワールに
行ったら、ロシア製のライフル等の武器をずらりと並べた店が
沢山あった。

南のカラチから行くとそこはすごく冷えて、
白人のように白い肌、黒髪に青い目の人もいて、
「アレクサンダー大王の末裔」を自称する(いつの話だよ)
人がいるというのはジョーク90%としても
地理的にもうなずける話だった。
女性の姿は全く無く、あごひげ率も高くなり
「野郎どもの土地」感が強く感じた。もう20年前の話。

そこからアフガニスタンへはパシュトゥーン族が多く、
数代前の復讐をする等、独自の文化があるという話を
現地の人から聞き、そういう人達と間違っても争いたくない…
と思ったものだが、
そういう人達とも戦争をしたがるアホがいるものだ。

本来の、緑の畑に杏の花が咲く豊かな土地に戻り
人が戻りひいては平和が戻る事を祈って
カンパも兼ねてDVDを購入した。

中村医師はこの講演の翌日にはもうアフガンに飛んだ。

講演の前に、駅周辺の昔ながらの商店街を歩いてみる。
日曜ということもあってか、休みの店もあるのだが
ずうっと日曜状態のシャッター店も数年前よりさらに増え、
なにやらさびしい港町。
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巨大まんじゅうを売るお店も今日はお休み。残念。
甘党ではないがあれは一見の価値あり。
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炭坑で栄えた土地なので、
親戚の家(これがまた古い風呂!)では
それこそ石炭ガラを炊いて風呂を沸かしていた。
電車の窓からはボタ山が見えていた記憶もある。

でも、今は駅にひっそりその時の貨車が展示してあったり
当時を偲ばせる建築物が点在しているのみ。
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駅近くには、大分からも来るおばちゃんたちが
農作物や干物なんかの店を広げて賑わっていたが
それもどこにいったやら…

久しぶりに、ここから出ている渡し船(子供の頃は確か20円とかだった)
に乗ろうかと思ったけど、雨で断念。
また来てみよう。

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国宝オンパレード

2010-06-21 Mon 17:47

先月に続き、九州行き。

その途中で、親戚のいる大阪へ。
叔父夫婦とは昨年も会ったが、いとことは
いったい何年ぶり、いや何十年ぶりかというご無沙汰ぶり。

翌日は小雨の降る中、叔父が車を出してくれて
お隣の奈良へ。

考えたら、京都は行ったことがあっても奈良は初めて。
田んぼの片隅に歴史上の重要人物のお墓がある、
遺跡がポピュラーすぎる奈良だが、京都のように
英語の表示があって観光地として整備された、というのとはまた違う
ゆるい雰囲気がまたおもしろい。

法隆寺と中宮寺を見る。

歴史の資料集に出てきた写真と同じ「国宝」が
あっちにも、こっちにも、ゾロゾロ。
日本史のテストに必ず出る、「寺の中の配置」図の通り、
中庭状になったスペースに世界最古の木造建築の
塔、金堂、講堂がちゃんと配置されているではありませんか。

いや、でも、やはり実物を見て正解だった。
コペンハーゲンの人魚姫のように
「世界3大ガックリ」てのもあるけれど、
ここにはそういうものはなかった。
歴史の重みがあり過ぎるのかもしれないが。

特に、百済観音像→は、教科書の写真のイメージより
もっと大きく、スリムながら迫力あり。
肉感的な要素を排した細い棒のような腕、
首から膝への弓なりの形や左右側面に流れる衣など、
相当デフォルメされているんだけど
その静的なデザインが、逆にリズムを作り出していて
おそろしくクールだった。

時間がもっとあったらずっと眺めていたいくらいだ。

タイの仏像とスリム加減は似ているけれど
また微妙に違っている。
もう20年前にペシャワールの博物館で仏像を見た。
骨と皮の苦行する仏陀、長髪で飾りをつけた超イケメンリアル系
王子の頃の仏陀、いろいろなバージョンがあったが、
どれもやはりアーリア系のバタ臭いお顔の造りで、
日本の仏像のそれとは違う、
「ギリシャ彫刻」の様な美しさ。

それらと比べると、どうも日本の仏像は平たい丸顔で、
でっぷりどっしり貫禄。国が違えば…
そりゃあまあ、当然なんだけど。

しかし、この飛鳥時代頃はまだ、朝鮮半島から入ってきた
面長弥生系がクールという認識だったのかは
知らないが、その後の仏像のお顔とはかなり違う。

リアルな人間の形とは全く違う超人的表現なのに
仏像にはあまり無い軽やかさや動きが感じられる。
百済観音がエヴァンゲリオンなら、鎌倉の大仏はマジンガーZ。
(の、ボスボロット?)
この例えでおわかりいただけるでしょうか…
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法隆寺中門のエンタシスの柱。ヒビのところに木で補修してある。
まっすぐとは限らない。すごい手間だな~。


中宮寺の菩薩半跏像、天寿国繍帳もすばらしすぎる。
繍帳はレプリカの展示。
梅原猛氏によると、妻の一人の橘夫人が
「ワタシが聖徳太子の妻よ!」と主張したくて、
残したのでは…ということだが、そういう生っぽい話も
これだけ昔から変わらんのだなと思う一方、
月にウサギがいる柄なんかもあったりして、
細かい部分も興味がつきない。

また行ってみたいなと思った奈良の半日でした。

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ジューンベリー

2010-06-14 Mon 20:58

ジューンベリーという言葉は数年前に聞いた。
最初は、立川にある広い公園の一角、あまり人が
入らないところに、赤黒い実を付けた細い木があって、
食べたら(毒だったらどーすんの)甘くて柔らかく、
初めて食べる木の実では久々のヒット!だった。

で、公園の人に聞いたら、「アメリカザイフリボク」です。
と教えていただいた。
在来種でザイフリボクというのはあるのだが、それは食用には
適していないらしい。
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それで、ぜひ庭に欲しい!と調べて買った。
植えて5年目くらいだろうか、昨年初めて
花が咲き、結実した。

名前の通り、北米原産、花を見ればお気づきでしょうがバラ科。
梨の花に少し似てる。
大きな木で満開になると、ぱっと見、桜かと思うくらいだ。
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春にこの花が咲き、丸い径1センチくらいの実が付き、
6月に熟すからジューンベリー。
赤い状態ではまだ未熟で、黒みを帯びたら食べごろ。
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鳥がめざとくやって来るので、
ある意味、雨の日で鳥がじっとしている時が採り頃かもしれない。
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うーん、もうひと越えの熟し具合。

生食では、ブルーベリーよりも甘くて美味しい、と思う。
(ブルーベリーも種類によるけど)
皮が柔らかくて口に残らないのが、特徴。

最近は結構ジューンベリーを園芸店で見かけるようになった。
丈夫で、虫害も少ないし、花、実、紅葉
(といってもいつも紅葉を見逃す)
全て楽しめるので、おすすめです。

放っとくと株立ちになる。でも、剪定で主幹形にするのもOK。
幹は多少おおきな木でも細く、冬場落葉した後は
枯れ木のようだけど、どっこい春にはちゃんと目覚めます。

一石三鳥くらいを狙う方にはおすすめだけど、
多少は鳥に食べられてもよし、くらいの
広い心を持ちましょう。

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梅雨入りドーナツ

2010-06-14 Mon 20:54

関東甲信、本日梅雨入り。
そんなわけでテンプレート変えました。ケロ。

昨日久し振りにうちに来た友人のお土産。
某ドーナツ屋、なにせ行列がいまだに続いているのだが
ドーナツは年に何回食べるか、という程度なので
列に並んでまで買う気にならない。
DSC_01190.jpg
箱を見てなんでみんなあんな沢山買うのだ?と思ってたけど、
重ねて入れないから、面積が出ていたのだなと納得。
これも、糖衣がけのためか?

しかし、新宿のその行列の店が、昨年だったか立川の駅ビルにも出店したので
そこなら何かのついでに買えるなあ…
と思っていたのだけど、でも、やっぱり買っていない自分。

しかしこの友人も、今回が初買い。

友人ダンナと一緒に、3人でいただく。

ここには写っていないけど、糖衣がけのやつ。
ふわっとさっくり柔らかく軽い食感。しかし、
甘い~~~~。

「えと、「オールドファッション」みたいな、ガサッとして
何にもかかっていないプレーンなやつって無いの?」

「いやそれが、これが、一番プレーンなんだよ、このドーナツ屋。」

「やっぱ○メリカだよな」

この時の3人+遅れて食したうちのダンナの共通した感想。
「1(or半個)個食べればいいや。」
(ファンの方、すみません)

写真のは、その「プレーンな糖衣がけ」にチョコがかかっている…
ア○リカ人!ダイエットするならまずこの仕様をなんとかせい。

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生キクラゲ

2010-06-14 Mon 20:35

きくらげといえば、中国産の乾物がポピュラー。
で、限られた期間に、国内の産地のものが出回る。

珍しいので購入。(ちなみに先月の話)

こういうの、庭の杏の木に生えてた様な気もするが…
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生は、色がきれいな赤で、洗ってまな板に置くと
レバーか何かのようにも見える。

ぷにぷにとした感触のキクラゲをさっと洗い、
千切りにして、キュウリとあえて酢の物にする。

生でそのまま調理できるのでお手軽簡単。
味がどう、というより歯応えを楽しむもの。
オツです。
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前読んだ、大正時代の出生で浮浪孤児だった人の本で
その人が子供の頃、日本の港に入って来た中国船では
船の中でモヤシ、豆乳、豆腐を作り、
干し肉や乾燥キクラゲを具にした料理を作っていた…
という記述があった。
(ついでに言うと、その豆腐をイギリス船に持って行って、
ア○ンと交換していた…とあった。豆腐=ア○ンってすごいよ)

昔の欧米では船に豆を積み、それでモヤシを作るという習慣が
無かったので、壊血病になったらしい(確か日露戦争の時の話だったか…)
という話を聞くが、それを読んでなるほどと思ったのだ。

キクラゲも、乾物でもつし、それ自体でお腹が一杯にはならないが
長い船旅で不足する繊維を補うという目的もあったのかも…
と、想像してみました。
地味な乾物はホントはエラい。

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JKとカップヌードル

2010-06-11 Fri 21:34

思わず日記2つめ。

「日○カップヌードルの、ジャミロクワイのCMに批判も」
というニュースで、逆に早速見るはめになってしまった。

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…。
ん~?なんで批判?

面白いじゃないか。

だいたい、PVでは自転車でプールに飛び込んだり、
かっこいいようで三枚目的要素のあるのがJK。
(月面車をマジな顔で公道で運転してるPVには笑った)
こういうシャレが似合うと思うけど。

むしろ違和感無さ過ぎでコレでいいのか?とさえ思う。

声が高いから、日本語にした時におかしみが余計に
出ちゃうのかな。

これでカップヌードルはまた売れちゃいますな。

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6月の狂気

2010-06-11 Fri 21:09

学生の頃にあちこち観に行った展示の中で、
ベルナール・フォコン←という写真家のものがあった。

主に少年のマネキンを自然の中に配置した、
美しく晴れた中にシュールさの漂う光景の写真の数々。
フランスたって広いからひとくちに言えないが、
ヨーロッパの哀愁というより、ホックニー←の絵に
近い日差しとカラーと不条理をなぜか個人的には感じる。
ホックニーよりはウェットだけど。

作者が男性で、少年のマネキンというのが
同性愛的なものを勝手に感じさせ、
強い印象を受けた。
だからホックニーを連想させるのかな。

そのずっと後に「マイキー」を見た時に、
フォコンを思い出させた。漂う空気は違うけど。

フィギュアや理想をとことん追求したかのような
美的なドールが市民権を得た今、きっとフォコンの写真は
求められると思うのだが、これが検索しても
情報がとても少ない。どうも今は前のような制作活動は
していないようなのだ。残念。

写真集の殆どは絶版で、古書店でも高価なため、復刊を
求める声もあるようだ。

…むむむ。展示の時に、写真集買わなかったかな…
もう当時のものはすっかりしまい込んでしまってるし
探すのはひと苦労だ。

確か、その写真集にあった文章で、
「僕は、6月の狂気が好きだ」
とかそんな表現があったように思う。

日本では梅雨だからフォコンの言う6月とは違うかもしれない。
でも、5月の爽やかさがだんだん湿り気を帯びて来て、
むせかえるような緑と、生暖かい空気、草の匂いには
「夏ですぜ」とあっけらかんとしている7月とは
何か違うものが漂っているのは確か、というかそう感じる。

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庭に出たらどくだみの花満開。
蛇イチゴの実(食べても毒じゃないけどおいしくもない)は
もろ6月という雰囲気だ。
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今年も八重咲きどくだみ元気です。

ジューンベリーももう少しで美味しい頃。鳥に先を越されそうで
ドキドキでもある。
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そして桑の実。
今頃このあたりは集団でムクドリがやってきて
毎日キュルキュルとうるさい。
桑の実は人間が食べても、この手の木の実の中では
かなり美味しい部類だし自分も時々取って食べる。
英語ではマルベリーというらしい。要するに柔らかくて潰れやすくて
日持ちのしない小果実がベリーなんだそうだ。
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隣のコナラと比べても異常に太い巨大桑の木。
あんまりムクドリがうるさくて見に行ったら、もうほとんど実が
食べられてました…(矢印がかろうじて残ってる実)
DSC_01140.jpg

そして。玄関先のマットにコクワガタ。
早いよキミ。
DSC_01150.jpg

葉っぱで触角さわってたらクワで挟み攻撃してきた。
こんな両端の目では正面は見えないのではと思うが…
DSC_01160.jpg

こんなかんじで、生き物がもりもりして
湿気と共に不穏な感じすらする6月。
頭の上の木から糸でぶら下がってる緑の芋虫を
気付かず連れて歩くことになるのもこの季節。
雨に降られるのと洗濯物が困るが、
実は割と好きな時期でございます。

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自由都市ダンツィヒ

2010-06-05 Sat 20:33

小さい時に一時期切手に手を染めかけた事はあるけど、
すぐにポシャりました。(そういう方多いですよね?)
こういうものは、集め出すと際限なくなり危険だ…自分の性格の場合。
何か、どこそこの切手というようなテーマがあったほうが
きっと長続きするのだろう。余計深いマニアになりそうだけど。

立川伊勢丹で、おばさん達が見物しているコーナー発見。
なんだろ?とのぞいたら、ちょっとレトロチックなアクセサリーの出店。
決してアンティークやゴシックな趣味ではない自分だが、手作り感のある
その作品の、綺麗な色合いが気になりよく見たら、ヨーロッパの古切手を
使ったものだった。

ヘタリアはまり中としては、ますます気になり一個一個見ていたら、
色合い、柄は他よりずいぶん落ち着いているコレが無性に
気になってとうとう購入…ああ、予定外の出費が。
DSC_01080.jpg
スモーキークォーツのビーズに、
トップの切手はモスグリーンの線画で両側に獅子、真ん中に朱色地に白で
クロスが2つ、上には王冠(?)みたいな模様がある実に渋い一品。

他の作品は、日本の切手とは違うセンスの花柄切手シリーズや
誕生石と古書紙片入りのものや、ちょっとおもしろいアイデアの
ものがあって、店員さんにカードをもらって検索してみた。
特定のお店ではなく、作家さんがweb販売をしたり、このように
他のお店で展示即売をされていたりのようだ。
→yukunia

今回自分が選んだものは、シブ好みもあって、地味シックな柄のもの。
でも、他の切手はもっと色柄ともにカラフルだったり
題材も面白かったりバリエーションあるので、ご興味ある方は
出店見かけたらぜひ現物をご覧下さい。

翌日もそこを通りかかったら、丁度その作家さんに会う事ができた。
なので、昨日の切手がどこのものなのかを聞いてみた。
というのは、「ドイツの切手」と札にはあったけど、切手サイトで見ても
いつのものか該当するものが見当たらなくて、謎だったからだ。

そうしたら、「自由都市 ダンツィヒ」の切手だと教えていただいた。
お客さんに切手マニアの人がいて、作家さんも教えてもらったという。
世の中マニアで成り立っている…
出身校が同じで、そういう部分での話もでき、興味深いひとときを
過ごせました。わざわざ作家さんを紹介してくださった店員さんに感謝。

DSC_01090.jpg

これはいただいたカード。作家さんが「ダンツィヒ 自由都市」と
物覚えの悪い自分にメモして下さった。


花柄、きれいですごく迷った…東欧のデザインは意図してそうなったとも思えない
妙なとぼとぼ感があって、日本のぴしりとしたデザインとは違う魅力アリ。

家に帰り、早速そのダンツィヒを調べてみる。
今のポーランド、港町グダニスクのことであり、あのワレサ氏の「連帯」の
生まれた町だったと知る。

ここで、この切手をよく見てみる。
こういう物は偽造品もあるとは思うが、キリが無いので
本物と前提して考えたい。
「自由都市」はドイツ語でFreistadt,Freie Stadtとある。
確かに、赤い八角形の下にそう書いてある!
DSC_01070.jpg

一番下には、DANZIG、消印もZIGというのが見える。
なるほど、なるほど!
(ダンツィヒについてはコチラを)

ううむ。ナポレオンが設立したって。小さい州なのか。
プロイセンだから、札に「ドイツ」とあったのだろうけど
戦争であっちだこっちだとエラい目にあった場所だったのね…

しかし、残っている謎がひとつ。
「ダンツィヒ 切手」でいくら調べても、これとドンピシャなものは
出て来ない。この真ん中の赤い八角形に十字紋章シリーズは確かに
あったが、もっとシンプルだし獅子が付いてない。
4_2c.jpg
これはダンツィヒの八角形紋シリーズ。シンプルタイプ。
パックで売られているダンツィヒ切手の中に、似た様なものはちらりと
あったけど、全く同じものはざっと検索した限りでは見つける事が出来なかった。

これが、いつのものなのか?というのを知りたかった。
歴史的に推測すると、ヴェルサイユ条約後の1920年から、
再びドイツに編入された1939年まで、ということなのだろう。

そこで、気になるのが上の100という数字。
(上の樹脂のカットで1000にも見えるけど100です)
価格からして切手はたいていペニヒが単位で、100マルクってことは
ありえない。だけど、この100の右隣に、mと書いてある…
…ようにも見える…。

ちょっと角になってて、ほんとにmなのか自信がないが、
少なくともpとかでは無いようだし…
でも普通単位は大文字で書くような気もするし
左側には、小さくpかRかわからないような文字も見えるような…
…分からん!

仮にマルクだとすると、あの第一次大戦後の、ドイツが不憫すぎる
ハイパーインフレの頃の切手なのか?
(詳しくは、こちらのサイトの1920年「ダンチヒ」
と1921年~の「泥沼のインフレ」をご覧下さい。
こういう世界って、ほんとに詳しい方がいて助かります)

もし、100マルクなのだとしたら、まだハイパーでもないインフレなのかも
しれないが、(この頃の郵便料金表←もありますが…とんでもない単位になってる)
もしも100マルクであれば、1923年頃のものかもしれない。
と、妄想推理してみた。
ん?関東大震災の年ですね。大正12年か。

どなたか、お詳しい方、この切手がいつのものかご教示下さい。

もしかしたらまったくハズレのお馬鹿妄想かもしれないが、
1枚の切手がこんなにも興味をそそるとは知らなんだ。楽しすぎる!
…もしかしてひょっとして歴女?
分かっちゃいたけど。あーもー…。

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思わず背筋が伸びる

2010-06-05 Sat 20:22

3月の話ですが、下町のほうに出かけた時
見かけたお宅。

鏝絵の龍。かっこいい。左の戸袋にはキュートな千鳥。
で、右上の雨戸の戸袋…
CA2801240.jpg


自分も更生したいわ。
マジで。

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小倉駅になぜこのお方が

2010-06-02 Wed 20:49

新幹線で博多まで、ではなく、ケチって小倉まで。
博多まで行って普通電車上り線に乗り換えても、
小倉から下り普通電車でもどっちでも多分時間はそんなに
変わらないかもしれないが、特急券を考えて小倉まで。

何か買い物や遊びに行く時は博多に行くのが常だったが
小倉は自分が産まれた場所だし(記憶ないけど)
祖母が小倉のイナカにいたので、
地理に詳しくないけど、なんだか懐かしい場所。

高校生の時にはじめて絵の夏期講習に参加したのは、
この小倉駅近くの予備校だった。
当時は駅前にひとめでその筋の自由業の方と分かる
強面の方々が多くいらっしゃいました。
そして親が勤めてた某社の近くの某レストランは
さながらそういう方の連絡場所になっていて、
ポケベル(古い)の音が鳴り響いていた。

そんな小倉、駅もすっかり変わり、駅前はなんだか
ずいぶんかわったようだが、そうでない昔のままの景色も
残っている。
それはまた紹介するとして、今回新幹線から降りて在来線に
乗り換えようと急いでいたら目に入ったのがコレ。
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なんで、せんと君がここに??

「変なもの」のカテゴリに入れたら、奈良の人に失礼かとは
思ったものの、インパクトあったんで。

「ひよ子」は意匠だか商標だかでもめたけど
もともと博多のものなんですよ、東京じゃないですよという
精一杯の抵抗でこういうアングルに。
福岡の人への土産に東京駅でひよ子買って行っちゃいけませんよ。
博多で東京の人に浅草の人形焼き買っていくようなものです。
博多じゃ人形焼きは無いけど。

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おきゅうと

2010-06-02 Wed 20:31

変な名だ、と思うでしょうが、これは
博多の朝ご飯と言えばコレ、な伝統食。

実家は博多ではないが、もともと博多で食べられていたのが
福岡全体に広まったらしい。
原料は「おきゅうと草」(エゴノリ)を主として、
乱暴に言うと天日干ししてさらしたものを煮溶かし固めるという、
天草で作るところてんと似たような、海藻由来の食べ物。
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でも、ところてんのように澄んだ色ではなく、
つるつるっというよりはもうすこしざらつきがあって
独特な食感と香り。

1センチちょっとくらいの厚みで長方形に固めた状態で
スーパーに行けば売っている。
それを、薄く切っていただく。
東京のスーパーで、北陸産の「えご」というのを見て、
おきゅうとに似ててびっくりした。
ルーツはそちらのほうという話もあるようだ。

魚屋に売っている原料の海藻を、庭でザルに広げ干し、
家でもひと頃はおきゅうとを作っていた。
さらすところからやると、結構な手間ヒマがかかる。
だから完成品のお値段は結構いいし、朝パン食の家庭が増えて、
需要が減っているだろうから更に割高印象…

そのうち無くなるかもしれない伝統食。
道の駅ではちゃんとおきゅうと草を売っていて、ちょっと
うれしかった。
うちではゴマと酢醤油でいただくが、これも家庭によって
生醤油だったりいろいろなようだ。

よく冷して、つるっと食べるおきゅうとは、
前の日の昼食のゆでソーメンが入った味噌汁とともに、
なつかしの夏の朝食なんです。

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ちんこ○饅頭

2010-06-01 Tue 20:39

タイトルにひかれて来た方、すみません。
これは九州F県M市の銘菓の名前なんですよ。

約1週間、実家に家出していた。というのはウソで
「とうとう老父親がボケたかもしれん」という姉のメールを
信じ、慌てて「のぞみ700系」で親には内緒で
帰ったのだった。

姉からのメール内容を見れば、
その物忘れっぷりには誰もが心配する、そんな度合いだったからだ。

慌ててたならヒコーキにしろよ、と言われそうだが
ソレ迄何ともなかったヒコーキがある時から急に
怖くなったので、ここのところ陸路なのだ。
あれだけ普通に乗っていたし、今でも、離陸の壮快さは
多分大丈夫なはずなのだが。

で、結論からいえば今のところまだいわゆるボケとは
言えないかもしれないが、年が年なので、いつ何時本格的に
なるかもしれない、とは思っている。
来年といわず、早い所物忘れ外来に行って欲しいところだ。
そしてむしろ母親の神経痛のほうが深刻だった。

たまにしか帰らないから、
久し振りに会う親は余計に老化っぷりに
加速度が付いているように思えてしょうがない。
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↑コレコレ、これですよ。なぜにひらがな。

伯母にも会いに行ったが、たまたまそういうコンディション
だったのかもしれないが、名前を言っても、
最後まで思い出せなかったようだ。
一昨年は、おぼえていてくれていたのだが。

それまで当たり前のように出来ていた事が、
出来なくなって来る。
誰にでも、そういう時が来るのだと頭では分かっているつもりでも
実際その状態を見ると、いい年こいて
ちゃらんぽらんと日々過ごしている自分がとっても恥ずかしい。

免許とりたての姉に命を預け、なんと全国の道の駅で
2番目の売り上げという近所の道の駅に行き、
ダンナの土産にこの饅頭を買った。
小学校の遠足で行っていた寺にちなんだ饅頭だが、
外のドライな皮にシナモンの風味が効かせてある。
喉につまりそうな白あんの苦手な自分にとって、
当時は好きでもなんでもなかった。
(地元銘菓はたいてい地元民は買わないもの)
が、今食べると大人風味でコーヒーにも合いそうだ。
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あれ?以前はもっとスリムな形だったような…

今回の帰省は、この饅頭のようになんだか
ドライ&大人風味ほろほろ、でした。

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えごの木

2010-06-01 Tue 20:30

えごの木。エゴノキ科。
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ベランダからの眺め。5月上旬。

これは日本全国で栽培可、というのだが、
九州にいた頃はなぜか見た事無かった。白い花が印象的なのだから、
庭に植えている家があれば気付いた筈だが。
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おっ、ちょっと咲いてきました。

最近では、園芸品種でピンクのものもあるらしい。
春先に咲く花が、どこか花粉のような、粉っぽい
おしろいのような強い香りに比べて、初夏に咲く花は
ジャスミンのような甘い香りや忍冬のように
水気のある香りのものが多いように思う。
ついでに、色は白が多いような。
で、このエゴの花もその典型。
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白いつぼみが、卵形になり少しずつ大きくなり、
いっせいに開いて行く。
下を向いて開いた花は、見る角度によっては目立たないのだが
なにせ大量に花をつけるのと、足元に散った花で
木の存在を知ることができる。
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また更に開いてきました。

家の斜め前にあるから、4月の山桜の次に、巡る季節を感じる
木の花といえばウチではコレ。
一昨年は沢山咲き、昨年は殆ど花を付けなかった。
そして今年は、また沢山のつぼみがついた。
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どうです。って言いたいかのようにどっさり。小さい花でもこれだけあると重そう。

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日差しが日増しに強くなり、白い花がよく映える。
それとともに、木陰ができるようになってきた。
暑く感じるようになれば、ちゃんと日陰が出来る。木はえらい。

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もうモリモリです。

最盛期を迎えると同時に、ひとつふたつ、と花が落ち始める。
えごの実は、サポニンとやらが含まれているという。
この実を、魚を痺れさせて獲るのに使われていたとか。
軽い毒を使う漁というのはまんが日本昔話で観たなあ…
しかし、一方、シャボン効果があって、洗い物にも使ったそうだ。

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星形の花の形のまま落ちて来るので、なにやらとってもファンシーな世界。

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この時期は、この上水沿いの道はあちこちにあるえごの木の花で
なんともいえないみずみずしい香りが漂う。

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5/25。雨上がりの晴天の日、デッキには白い花が敷き詰めたように
落ちていたが、その向こうの地面にはもっと沢山の花が落ちていた。

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誰かの忘れ物が木に。
帰省してる1週間のうちにはもう花も終わるなあ…

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ツワブキが、エゴの花ご飯のお皿状態。地面真っ白。

ふわふわどっさりのドングリの花の次には、このエゴの花。
ほぼ一年中空から降って来るという意味がお分かりいただけるかと
思います。
次は何かな~。

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