玉川上水沿いのジャングルからの徒然なひとりごと

立川の盆栽苑

2011-02-28 Mon 20:31

東京に戻って来ると、また暖かい日が続くようになった。
帰省中北九州のほうが寒い日が続き、
どうも体調がすっきりしなかったのだが
おひさまぽかぽかの日が続くとうれしいものだ。

なんと20℃というぽかぽか陽気と、そろそろ梅もいいのではと
相方と立川の公園に散歩に行く。
リハビリ兼ねてるので、いつもの歩調の80%くらいの
ややゆっくりめのペースで。
CA280392.jpg

ロウ梅はもう終わり、今は梅が白、ピンク、赤
一重、八重と早いものでほぼ満開、遅いもので2分咲き。
桜はお弁当とビニールシートがいるが
梅はゆっくりとただ花を見ながらまわる。
この花見スタイルの違いは何なのだろう。

華やかさでは桜のほうにどうしても目がいくけれど
梅のエラさは「さあ春ですよ」と
寒い冬からようやく花の季節になるのだという
気持ちの切り替えをさせてくれるのと、
その香り、そして花の後の実だ。

赤シソを使った本格梅干しを作るのが住宅事情その他で
面倒でも、しょうゆ漬けにすれば簡単だし
1本あれば何かと良さそう。

…なのだが、うちには梅は無い。

でも、お隣さんの梅の実が飛んできたのか、
一昨年それらしき株が生えて来た。
これがちゃんと成長するかどうかは今の段階では
不明だが、(以前梅の鉢を買って枯らした経験あり)
育ってくれると大変うれしい。

CA2803970.jpg

園内の日本庭園では、池の岩でカメが集団でひなたぼっこ、
(ここのカメは冬眠しないのか?)
盆栽苑ではめずらしい仏手柑が実った状態の盆栽を
見ることができた。

CA280395.jpg
これはキンズ。(金豆)キンカンの仲間で最小の実。
1センチくらいの実がかわいい。


昭和記念公園の日本庭園の盆栽苑は、
こじんまりとしているがなかなか見ものだ。
といっても盆栽の良さが分かるほどのトシでも
ないのだが、世話をしておられる係の方の説明を
時間があればぜひ聞いてみていただきたい。

形を整えるのが特殊な銅線で、枝に合わせ細さを変えて
植物によってもアルミに変えたりとそのきめ細かさ。

前々から疑問だった、「ハク」と言うらしい幹の中が
白く露出した部分。
盆栽は基本的に外に置く物。なのになぜ苔が
その部分に生えないのか聞いてみたら、なんと定期的に
拭いたり、白さを出すための薬を塗ったりと
やはり手間ヒマかけているのでした。ひえ~。

これを人工的でなんだかな…とか木がかわいそうと
思う気持ちも確かにあるのだが、でも何でも最小化したがる
日本人の趣味は昔からだと再認識する。
この、ちょっとサドマゾじみた愛情はここまでくると
単にペットを飼う以上の何か禅にも通じる世界で、
へへーっと頭を下げるしかない。

ちなみに、その針金は木の枝の成長に合わせて緩めたり、
また取ったりして、更にまた枝振りがかわると
再び固定したり…

もう、本当に「ここで終わり」というものがなく、
盆栽オーナーが変わったら変わったで、また仕立て方を
変えて行って、人が死んでも木は世話をする人がいれば
姿を変えつつ生きて行く…という、もう宗教を通り越して
宇宙に通じるようなお話を聞けました。

CA2803960.jpg
このジョウロも銅製か。先が細くて鉢物向け。さすがです。

必要最低限度の世話しかせず、「あとは木さん、よろしく」
な自分にはとうてい理解の範疇を超えた世界だが、
何年も本場日本で盆栽修業をしているユーロ圏の
方々が最近増えているというのをTVで見た。

8年埼玉で修業したイギリス人の言葉をかりれば
「イギリスでも伝統的にガーデニングは盛んだけど
あくまでも庭を作る人が主役であって、木の一本一本が
違っていて個性があるとか、そういう見方をする事はない。
だから、”木の声を聞け”と言われて面食らった」(記憶で書いてます)

言葉の違いもものともせず、この方はとうとう
「木の気持ちがわかるようになった」という。
だから、自分が世話した盆栽を人にゆずる時には泣いてしまったとか。

CA2803980.jpg
そんな事はどうでもよくぐーぐー寝てる日本庭園付きのネコ。
このネコ、随分前からここにいるような。それとも2代目?

抽象的なものが却って具象よりも強いメッセージを
持つ事が時としてあるが、
盆栽はそれ自体が樹という具象なのに、抽象的な位置づけに
ある。
人工美と自然というなにやら矛盾する2つを
行き来している、何やら摩訶不思議な存在なんだろうな…と
よく良さが分からないなりに思ってみたりもしました。

CA280394.jpg


昭和記念公園に行かれた際は、盆栽苑の係の方の
お話を一度聞いてみると大変面白いです。
その道の方の、木への愛の深さを思い知ります。

CA2803990.jpg

うってかわって今日は最高5℃、雪が降ってきたんですが。
囲みの中は水溜まりをよけて歩く、餌探し中のキジバト。

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これはやみつきな生姜スナック

2011-02-27 Sun 20:24

アメは喉痛の時にしか舐めない自分にとってはアメ類は
一年に数える程しか買わない。

でも風邪でもないがなんとなくホコリっぽい春先には
すっきりするものがあるといいかな、と思い
店のキャンディー類の棚を見ていたら、
生姜の砂糖漬けの小袋を見つけた。

お値段はかなりいいので迷ったが(小さい一袋¥500…)
オーストラリア産という珍しさと、
原材料が生姜と砂糖というどシンプルさと
厚いブロック状の生姜という、普通の薄い砂糖漬けとは
違う外観にひかれ、購入。

一粒を2つに割って、食べてみる。

DSC_0564.jpg

これは…

生姜の砂糖漬け(スライスしてある「生姜糖」)
の常識をくつがえす食感だ。

ダイス状なので、噛む時にゴリッと硬いのかと思ったら
生姜糖のような歯応えではなく、中はゼリーのように
柔らかく、水気があって瑞々しい。
外の砂糖がけの甘さが気にならずスジっぽさも殆ど感じられない。

おそらく、繊維質の少ない柔らかいタイプの生姜なのだろう。
いったい、どうやったらこんなのが作れるのだろうか…

「バデリム社」のもので、裏の表示を見ると
ドイツ、UKにもあるようだ。そして興味深いのが
袋の一番隅に、アラビア語と「HALAL」と書いてある。
ハラールは、イスラム教上食べていい食品の事で、
例えば豚等禁忌とされるもの以外にも、肉ならばその
と殺方法、調理の仕方、運搬に至るまで細かな戒律に
のっとって、「これはOKですよ」というものをさすという。

しょ、生姜にまでハラルかそうでないかがあるのか…
お肉だけの問題ではなかったのだな。

それはともかく、このメーカー、生姜では有名らしく
他にもめずらしい「生姜グミ」もあるらしい。
身体を温めるとしてこのところやたらと生姜ブームだが
佐伯チズさんの影響が強いらしいとようやく今知った。
そうか、美容的観点が大きかったのか。どうりで。

紅茶に入れればジンジャーティーになるし
ヨーグルトに入れてもおいしい。
お茶に入れると、もうもろに柔らかく煮た殆ど生の生姜に戻る。

何しろこの食感と味が大変に美味しいので、
お値段の事を思うとぜひ大量に生姜の季節には
自分で作りたい!のだが…

クックパッドなどでも、これ程分厚くジューシーな
砂糖漬けは紹介されていない。
国内業者のものでも、厚めで柔らかいタイプの生姜が
売られているようなのだが、どういう調理法で
こんなのができるのだろうか。うーん。
中が柔らかく、外がかりっと。

オーストラリアみたいな乾燥したところでないと、
柔らかく煮た生姜ブロックをこんなふうに
表面を乾燥させるのは難しいのかな。

どなたか、調理法ご存知でしたらぜひご教示ください。
当分はこのいいお値段の一袋を大事大事にちびちび
楽しみますか。

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冬のものと春のもの

2011-02-26 Sat 20:57

帰省直前に、やっとこさギンナンを食べた。

昨年11月に記事に書いた、公園で拾ったギンナンを
正月の煮しめの彩りにするつもりだったが
相方のお腹具合がわるく、そのチャンスを逃したので
なんだかいつ食べようか…で2月まで引っ張っていたのだ。
DSC_0309.jpg
見た目、いかにも杏のように美味しそうなのに…この香り。ぐはっ

殻剥きを相方に手伝ってもらい、小鍋に入れて
お湯の中で転がして、薄皮が取れるのを待つ。

この日はおでんだったので、ほんとは串にでもさしたいところだが
先を細くした串でなければ実が割れるので
ギンナンだけ別のお皿にとって、箸休めに。
竹串を細く削るのは、やった事があるがなかなかに大変なのだ。


DSC_0332.jpg
昨年の冬の収穫、ギンナンに庭のむかご、右手は庭の山椒の実。

取ってから3ヶ月なので、もうほとんど黄色くなってしまったが
まだ薄緑色のものもあって、そういうものほど中が柔らかくて
もっちりとしておいしい。

今年またギンナン収穫したら、なるべく早めに食したいものだ。
DSC_0561.jpg
20年前に買った唐津焼、もうこの1枚だけ。だいぶ欠けてきた。

で、帰省後、実家の裏庭に生えているふきのとうを
晩ご飯のおかずにする。
えーと、揚げ物って年に一回もするかどうかなので…
衣ってどのくらいで足りる?
なレベルだが、まあなんとか口に入れてもキケンでは無いものが
できました。ちーとディープフライな気もしますが。

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好物、海苔の天ぷら。梅干しの天ぷらも大好物。

余ったものは、朝食のお味噌汁に入れる。
これがまたおいしい。

東京の家の前の通路にもふきのとうが出るのだが…

前にも書いたように、昨年のうちにどなたかが
株ごと抜き取って行ったようで…
いつもなら今ごろがさごそと取りに入るジジババの
姿が見えません。まあいっそ気楽だ。
いつも先越されてて、一度も食べた事なかったし。

しかし、東京の人のほうがこういう部分、田舎っぽいね。
変な取り方してしまって木が枯れたタラの木の仲間も
よく見かける。
少ないから尚更求めるのかな。

西武線の線路際の傾斜地には山ほどふきのとうがあるのだが
さすがにそこに立ち入るのはキケンだし。

冬のものと春のものが入り乱れて、
だんだんと春のものが多くなってくると
もう梅も満開。
ふきのとうや菜の花といった苦みのある春の野菜も
今の季節だけだからの楽しみ。


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柑橘大小

2011-02-25 Fri 20:30

冬の寒い景色の中で、鮮やかな色が
気持ちをほっかりとさせてくれる柑橘類。

素人が庭で作っても、果汁を使うタイプのものなら
比較的失敗もなく栽培できるのもうれしい。
もう温州みかんが終わりで、かわりに中~大型の柑橘が
店に並ぶ。
CA2803840.jpg
小さいのが普通の温州みかん。
小さめのボンタンが果肉の黄色い「サワーポメロ」。
ちょっと大きめのが果肉が鴇色のいわゆる「ボンタン」。


九州にはあの「ボンタンアメ」で有名な
「ボンタン」をはじめ、大きな柑橘がある。
元々は東南アジア地域からの渡来品で、そのボンタンの
執念の品種改良の結果様々な品種が日本にはあって
その中で柑橘最大サイズを誇るのが「晩白柚」(ばんぺいゆ)。
人の頭程のものが、冬になると九州のサービスエリアなどに並ぶ。

長崎で「ザボン漬け」という皮の砂糖漬けが名産だが
ザボンもボンタンも文旦も同じだ。
ちなみにボンタンアメの姉妹品の「兵六餅」もおすすめ。

柑橘は交雑しやすいらしく、新種のミックス柑橘が
これまた様々な名前で売られてるものだから
近所のスーパーでたまたま買った「あの時おいしかったアレ」が
もはやどの名前だったのか、分からなくなりそうだ。

DSC_0563.jpg
ボンタンと比べると庭の橙がとても小さく見えます。

たとえば、今回の帰省中「はるみ」をスーパーで売っていた。
その翌日には、同じ場所でそっくりの柑橘が
「はやか」という名で売られていた。
しかも、同じ箱には「はるか」というシールが貼られた
袋も混入。
単に誤字なのか?こういう名前なのか?
それすら分からない。
とりあえず、沢山あった「はやか」のほうを購入。
色は柚子のような明るい黄色。

「はるみ」は「清美オレンジ」と「ポンカン」の交配種という。
親の「清美」はもともと早生温州みかんとトロビタオレンジの
交配種。「ポンカン」はもともとインドのみかん。
インドのスンダラ地区で生まれたとあるが、
確かあちらではミカンのことを「スンダラー」と言う。
おとなりパキスタンでも同じだった。なかなか興味深い。

同じこのカップリングの子供には他に「デコポン」がある。
なんかすごいな、柑橘の混ざり具合は…

検索すると、「はるみは柑橘マニアの方に人気の品種です」とある。
柑橘マニア…
大型柑橘の内皮を剥くのが大好きな自分は立派な柑橘マニアかもしれない。
特にボンタン類は厚い皮が剥きやすく、コレを仕事にしてもいいくらいだ。

ついでに、この時買って激ウマだった「はやか」を調べると
「温州みかんとポンカンの交配種」とある。早香と書くそうだ。
そして、一緒に混ざっていた「はるか」は、
「昭和55年頃に日向夏のタネから偶然育ったものを
温州みかんに接ぎ木して出来た品種で、福岡産」とある。
タネからの実生のものは、親の特性を受け継がない事が多いし
なかなかスムーズに育たないと言われているが、偶然成功したことで
「奇跡のみかん」と呼ばれているそうだ。

で、検索結果を見てて思ったのだが
スーパーで売っていたのは「はるか」ではないだろうか…
ということ。「はやか」を買ったのだが、
お尻にちょっとレモンのような凸があり、柚子のような
レモンイエローがかった色といい、日向夏のような風味といい
オレンジ色の「はやか」の紹介写真とはなんか違うのだ。

ただでさえ紛らわしいので、スーパーの人も
間違えたのではないかと思うが
関東周辺ではこれらの品種はなかなか目にする事も
ないと思われるので、もし「はるか」を見たら一度お試しを。
甘くて香り高くこれも「柑橘マニア」向けかもしれません。

DSC_0562.jpg

(なお、「日向夏」は「ニューサマーオレンジ」の事です。「小夏」とも。
で、これは宮崎の個人宅の庭で偶然生まれた、柚子の突然変異が
元だというお話。ああっ柑橘はパワフルで名前がややこしすぎる!)

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山のあなたの回線遠く

2011-02-25 Fri 20:23

少しの間更新が滞っていたのは、
また帰省していたから。
家でも一応PCはあるので、その気になれば更新もできるのだが…
なんとも回線状況が悪いのだ。

この写真をご覧いただければ納得でしょう。

CA2803890.jpg

黒電話。
デコラの衣装たんすがたまらん高度経済成長。

メインは一応FAX付きの今時プッシュフォンだが、
親の寝室には、この家で40年使って来たこれが現役。

たまにとると、受話器の重さを感じる。

山が多いこともあってか、PC使用中にそれまで接続していた
回線が切れていたりで、何かの調べものをしようとしても
30分近くかかったりして、イライラする。
だから実家に帰ると、結果的にPCに触れなくなる。

別にネット中毒ではないので、
これはこれで物理的に使いにくいとなれば
使えなくとも問題無い。仕事でもしてれば不便だろうが。

しかしせっかくノートパソコンがあるのだから、
どこの部屋でも使えるようにすればいいのではと思うが
今のところ姉の部屋でしか、しかもwinのほうしか
スムーズに使えない。
隣の元自分の部屋でMacを使おうとすると、
放り投げたくなる程遅い。

住む地域の人口が減って、店も減り、年とってあちこち気軽に
遠出の買い物をしなくなったら、ますますこの手の機器を
使えるほうが何かと便利なのだが、昭和一ケタの親にとっては
ハードルが高いようだ。

でもようやく昨年ケータイメールがうてるようになったので
きっと接続がうまくいって手元にすぐに使える状態でPCがあれば、
必要最低限使えるようになるのではとも思う。

自分の必要な最低限の事ができればそれでいいのだ。
どうせ携帯だって、いろんな機能あっても
全て使う人はまれなのだから。

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共生するテナント

2011-02-09 Wed 23:49

立川の、モノレールの駅で立川南という駅がある。

ここは駅を挟んで両側にパチンコ、
近くにはウィンズもあり、ギャンブラーが集まる場所だ。
(北口からちょっと行った場所には、競輪場がある)

そんな駅のすぐ横にあるビルには、
有名な専門学校や塾がびっしり入っているのだが、
ここに、1つ気になる看板が。
CA2803820.jpg
蛍光灯の下では、せっせとお勉強している人達。

これ、ショーパブ、それもオカマさんのお店。

前はよく立川北口付近で、美人からゴツい人まで
いずれもこってりメークの方々が
「ハイ、おかま」といいながらティッシュを配っているのを
見たのだが。

最近、見てないなあ…

サイト見てみたら、昨年の夏から更新されていないんだけど。
大丈夫なんだろうか、と行ってもいないのに心配してみる。

CA2803830.jpg
勉学に集中できそうです。

一階に、その地下のお店への入り口がある。(この時は閉まっていた)
資格を取りに来て、間違ってこっちに入ってしまう…
事は、ないだろう、やっぱり。

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野鳥との距離

2011-02-08 Tue 22:12

ここのところ、家でご飯を食べていると、待っていたかのように
テーブルの真向かいの樹の枝に鳥がとまる…ような気がする。

DSC_05520.jpg
こんちはー、ごはんくれー(キジバト)

もう少し経てば、青い草だってそろそろ生えて来そうな
そんな春の日差しなのだが、今がいよいよ実も食べ尽くし、
餌が無い時期なのかもしれない。
事実、1月にはあったピラカンサの赤い実も、
ネズミモチの黒い実も、全て食べ尽くされてしまった。

樹をつつくのはこのあたりに沢山いるコゲラ(小さいキツツキ)
だけではなく、シジュウカラやヤマガラも、松の木等の表面を
つついている。虫でも探しているのだろうか。
下を通ると、上から松の皮が降って来たことがあって、気付いた。

節分でたらふく豆を食べて味をしめたのかもしれないが、
「この家のあたりで待ってると、なんだか知らないけど
豆がでてくるんだよね」とでも覚えているかのように
キジバトやヒヨドリが、目の前のコナラにじっととまって
こっちを見ている。

このキジバトについては、何度か書いたが、
ハトだけあってバツグンの学習能力があるようだ。

一度豆をやったら、だんだんと距離が縮まり、ついにはつがいで
ベランダに干してる布団の上にも平気で乗るようになってしまった。
ベランダの手すりで、じっと室内をうかがって豆が出て来るのを
待っているのは、かわいいを通り越して恐怖でもある。

しかし、これはやはり野鳥との距離ではない。

CA2803520.jpg
駅前の橋に昨年取り付けられた掲示板。

過去に別の家にいた時、屋根にドバトが巣を作ったことがあって、
もうあれだけはゴメンだ。卵を生んだつがいは、バット下から突こうと
音や光るもので威嚇しようと、何をやっても逃げようとしない。
うるさいはしつこいはで、大変な思いをした。

あれで、ドバトに餌をやるジジババは敵だと思うようになった。

CA2803530.jpg
最寄り駅前の橋には、鴨に餌をやる人がいる。
しかし結果的に集まって来るヒヨドリや、ドバトにも餌をやることになる。
駅にはハトが居着き、通行人は糞に困っている。5年前よりも確実に駅のハトが増えた。
一度、自分の家でやってみるといい。他の場所でやらないで欲しい。


なので、キジバトは、それ以来どんなにかわいくても無視。
豆は節分で蒔くだけだ。
それなのに、今でもたまにベランダに降り立ち、とことこ歩いていたりする。
同じ個体かは不明だが、だとしたら恐るべき記憶力だ。
(なお、キジバトは基本つがいで、ドバトほど過激に群れません。
ドバトのような糞害等は、生態が違うので滅多な事では無いと思います)

DSC_04442.jpg
豆くれよー、豆。(キジバト)

庭の地面でがさごそ音がしてたら、たいていキジバトのつがいが
ドングリや木の実を食べている。まるで野良猫を半分飼っているような
かんじで、がさごそそこらへんを這い回っている。
キジバトは大変に美味しいらしいので、いつか食料危機がきたら
捕獲して、ドングリで育てて「イベリコキジバト」にしたいと
ひそかに思っているが、そんな機会が来ないことを願う。

キジバトとは違い、けたたましく鳴いて時には群れ、
人からの餌を空中でキャッチ、貪欲に何でも食べるのがヒヨドリだ。

これが、うちの冬咲き常緑クレマチスの花に毎年来るようになった。
花が咲くようになって3年。
11月からついたつぼみがやっと1月になってぼちぼち開いてきて
今が満開だ。
そうしたら、ヒヨドリが毎日そのあたりでうろうろするようになった。

DSC_055550.jpg
今日もいた。クレマチスの横のナツメに止まって、うかがってます。

のぞくと、小さい花に一個一個くちばしを突っ込んでいる。
蜜を吸っているのだろう。
しかし、昨年は確か、白緑のつぼみをくわえたヒヨドリがいた。
今年ももしや…と思ったら、やはり。
ぱくぱくっと花らしき白いものを飲み込む個体を発見。

蜜を吸うのもいれば、面倒だから食べちゃえ、と
花ごとぱくっとやるタイプの両方がいるのではないか、と思う。
頼むわ、食べんでくれ。

で、そろそろシジュウカラの鳴き方が変わって来た。
さえずりというか、春っぽい鳴き声になっている。
もうそろそろ、巣を作る場所を物色し始めてもおかしくない。

一昨年は隣の家の戸袋にシジュウカラが巣作りをしたが、
その時には春先うちの庭の植木鉢も物色していたのか、
出たり入ったりしていたのを思い出した。

というわけで、その鉢の上に雨除けの板を置いて、
即席だが野鳥用に提供してみることにした。

橙の樹の下に、ブロックで土台を作り、そこに雨除けを乗せる。
下は砂利だが、春になるとここはどくだみが猛烈な勢いで
はえてくるので、鉢の下の地面には木の板を敷いた。

こんな感じになったんですが。

DSC_05560.jpg
只今絶賛分譲中。

おそらく、シジュウカラには、穴の径が大きいだろう。
巣箱でも、シジュウカラは3センチ未満の穴でないと
スズメ等が巣に入って乗っ取ってしまうという。

まあ、でも、この場所でスズメは来ないし
シジュウカラでなくてもいいのだ。

そもそも、入ってくれるかは分からない。
一応橙の木の下で、適度な隠れ場所ではあるが、
カラスの心配もある。
雨の事を思うと、もっと木の奥に置くほうがいいのかもしれない。

ドバトが入るには、ちょっと穴が小さいので
それは無いと思うが、植木鉢に巣を作った、というのを
聞いた事があったような…

DSC_05570.jpg
木守りの橙1個残してあります。

シジュウカラがヒナを育てるのに、親鳥は1万匹だかの
虫をとると聞いた。とにかく、千の単位ではなかった。
庭で青虫をくわえた親鳥を見たことがあるが、
それが可能な場所に庭があるというのは
ちょっとうれしいと思っている。

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その名もシオーナ

2011-02-08 Tue 20:31

たまに利用する、駅ビルの中でありながら
なかなかにリーズナブル価格な野菜屋。

そこで、気になる野菜発見。

「シオーナ」。

DSC_05350.jpg

ミニチラシをもらったのだが、ほんのり塩味がするらしい。
だからシオーナなのか?薬みたいな直球ネーミング。
(このセンスは嫌いではないけど。)
…と思ってよく読んだら、「潮菜」からきているらしい。

もともと南アフリカの「アイスプラント」という植物を
日本の大学で研究改良したもので、
「クリスタルリーフ」という名もあるとか。
今回買ったものは静岡のもので、パックにうやうやしく
上品に入っていたが、¥100というお値段にひかれて購入してみた。

見た目は、ハーブのラムズイヤーみたく、肉厚な葉。
しかしラムズイヤーのように毛が生えているのではなく、
かわりに表面に細かい水泡のようなつぶつぶがびっしり。
これが、光の加減でキラキラと光る。

天ぷらにすればとろりとして、
生のままだとシャキシャキと、調理法によって食感の変化が
楽しめるようで、生、ソテー、おつゆ、天ぷらと
いろいろOKというようなことが書いてある。

土のナトリウムやカリウムを吸って成長するので、
ほんのりとした塩味があるという。
成分には脂肪抑制、血糖値減少効果が期待されているらしい。

まずは、夕食のタコライスに添えてみる。
DSC_05330.jpg

しゃきしゃき。

へぇ~…

おもしろい!

肉厚なので、噛んだ時の歯応えがあるが、
スジっぽくは無く、レタスの芯に近い部分のような感じだ。
そして、確かにうっすら塩味。
何もかけなくても、コレでOK。
非常にさわやかな食感。シャキシャキ。

おもしろいのは、食べた後の風味が、
マグロのトロのような味がすること。
潮っぽいというのか、でも単に赤身じゃなくてトロのような
こってり風味があとくちに。

DSC_05340.jpg

なので、この時添えたアボガドにむちゃくちゃ合う。
当たりである。

次に、朝食のライ麦パンをザウワークラウトとマスタードで
サンドウィッチにし、そこにはさんでみた。

DSC_05490.jpg
表面、ツブツブです。かといって海ブドウの食感とは違う。あくまでシャキッと。

これも合う!

最後、残りはハムと一緒に、橙酢をつけて。

うん、これもいけます。

早い話、なんでも合いそうです。

葉ものでありながら肉厚なので、例えばおつまみのお肉やチーズと
いっしょに、何か青いものを…と思った時に、適度なボリュームが
感じられて、この先重宝しそうな予感がする。
何せ生でOKというのがめんどくさがりな自分にはうれしい。

でもきっと、マグロの刺身とワサビとであっさり、
(それにアボガドを加えても)美味しいと思う。
あとはシーフードとシソのパスタに加えるのも絶対合う。筈だ。
これだけで食べてもお刺身のような味がするのだから。

「ほうら、トロだよ」と自分に言い聞かせて、
このシオーナだけで我慢するのもアリかもしれない。

見かけたら、ぜひお試しを。

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橙ピール

2011-02-08 Tue 20:21

昨年か一昨年だったか、夏みかんの皮でピール作りに
初挑戦してみた。

最後の水分を飛ばすのがなかなかに時間がかかった。
できたものはそれなりに美味しいが、
ピールが高い理由が分かった気がした。

DSC_05360.jpg

今年いや昨年は、庭の橙が実るようになって3年、
20個近く実ったので、それを使うことにした。
調べると、マーマレードも橙が一番、と書いている方もいる。
多分、皮の厚さが、加工に向いているのだろう。
これは期待できそうだ。

なにせ完全無農薬、防カビ剤ゼロだ。
皮を使う柑橘、薬には気を遣いたい。

昨年12月にあらかた収穫しておいた橙を12個使ってみる。

まず、よーくタワシで洗う。
このタワシはじゃがいも等の野菜専用。
DSC_05370.jpg
売り物になるんじゃないかと思う程きれいな橙。
シジミ殻とにんにく木酢の成果か? 


汁が勿体無いので、2つに切ってまず汁を絞る。
12個で600ccは超えたかな。
この汁は、タネをとり、容器に入れて冷蔵庫へ。
鍋のタレや鶏ソテーのソースに最適。魚にも合うけど、
苦みのある風味と甘味がカボスやスダチよりオレンジ系なので、
個人的には鶏肉とかの肉類のほうに、より合うような気がする。

DSC_05380.jpg
容器のフタ裏などに、ほんのちょっぴりワサビを付けておくと
カビがこず、安心して使えます。


絞ったこの皮、内側についたままの果肉の内袋を
スプーン等でこそげ取る。

皮を適当な細さに切っていく。食べごたえのあるのがお好みの方は
大きめに。(でも苦いかも

12個もあると、このカットだけでも飽きて来る…

DSC_05390.jpg

細切りにする前に、一番外側のオレンジ色の表皮部分を
薄くそぐと、食べた時の歯応えが柔らかく、
苦みも少し薄らぐようだが、今回は橙でどんな味になるかの
実験もあって、あえて表皮は削らず作ってみた。
(なるべく使える部分は使いたいっていうだけだけど)

皮の内側の白いふかふかした部分、ここが結構苦い。
そして、水分を含むので、仕上がりが乾きにくい。
なので、皮が平たく開ける状態か、
細切り一歩手前で、その部分を少し削る。
あんまり取り過ぎると、仕上がりが薄くなるのでお好みで。
DSC_05400.jpg
魚や鶏の皮をひく感じです。

細切り&ふかふか部分そぎ落とし終了。ふー。

これの分量を、はかっておく。

DSC_05410.jpg

今回12個の橙で、227g。
これと同量の砂糖を少量の水で煮とかしておく。
そんなに甘く無くてよければ、少し減らしても。

で、皮をたっぷりの水を入れた鍋で煮る。
煮こぼし、その都度水を取りかえるのを3度らしいが、
味をみて、苦いようならもっと何度も繰り返すのを
おすすめします。今回鍋を2つに分け、5回は煮こぼした。
DSC_054200.jpg
ほんとはもっと大きな鍋で水多くして煮た方が、晒す効果が早いんですが…

水で煮るこの状態で極力苦みを取っておかないと、
そのあと砂糖をからめても苦みはなかなか消えない。

端っこを噛んで、もろに苦っ!と思うのはまだ。
食べられて、まあ苦いけど…食べ物として許せる、というまで。
多少苦いのが持ち味。

許容範囲の苦みになってきたら、最後また水に浸けて
しばらく放置。
DSC_05450.jpg

次に、重さをはかって砂糖を煮とかしておいた鍋に、
放置したこの皮を、水気を絞って投入。

弱火でじっくり煮詰めて行く。
この時、鍋はホーローかステンレス。
平たく、なるべくなら皮が重ならないようなサイズの鍋が
水分を飛ばして行くには都合がいいようです。

DSC_05440.jpg
だいぶ水は減って来たけど、まだまだこれからだよー。

ひたすらじっくり味を煮含めていく。
時々上下に混ぜ、味をからめながら、水分が少なくなって来たら
焦げ付かないように注意して、スプーンの背等で皮を押さえ、
水気を飛ばしていく。

焦げない程度に、そして水分が無くなったら、
クッキングシート等を敷いたお皿にひろげて冷ます。
グラニュー糖があれば、早めにかけたほうがいいらしい。

うちでは白砂糖は使わないので、黒砂糖+はちみつで、
分量は多分皮の重さより少し少ないくらい。(アバウト)
苦みとコクのある渋いオトナ風味になった。
DSC_054880.jpg
ヨーグルトについてるグラニュー糖をちょっとかけてみたけど
あれは溶けやすいように加工してあるので、湿気てくる。
これじゃないほうがいいと思う。


普通の砂糖ならばもっと薄い色に仕上がるだろうし、
グラニュー糖をかければさらさらになる…のかな。
最後の水分を飛ばすのが、仕上がりのキモのようだが、
多少ねちねちしてても味は変わりない。

このまま瓶などに入れて保存、今回沢山できたので
1/3は冷凍庫に。
高さ15センチの保存瓶にして約2.5~3個分の量ができた。

DSC_05510.jpg
右が黒砂糖の割合を多くしたもの。若干色が違います。

柑橘は、コラーゲン生成を促進する作用があるとか。
油分を含む表皮を使っているからかもしれないが、
表皮無しと比べて、食後口の中がずっといい香りがする。
更に食後ミントティーを飲むと、最高にいい風味に。
勉強中のひと休みには効果的だろう。
なんだか健胃効果や風邪予防にも良さそうな気が勝手にする。

まあそういう効用はおいといて、
素直にこのむっちりぶっつりした表皮の噛み応えと苦みがおいしい。
表皮をつけたままで大正解だ。

DSC_05530.jpg
ミントティーとの相性最高。

ちょっとずつ、朝食に添えたり
ビターチョコと一緒に食べると、
「おお、ジャフィ←クリック。 の味だ!」
と、年がバレる感想を持ってしまう。
(ジャフィ、復活を願う人って結構いるのだな…)

来るバレンタインデーに何か手作りチョコを、と
思っておられる方は、手間はかかるけど
ピールにチョコをかけてみるのもおすすめです。



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東大和 廃プラ施設 寝屋川との共通点

2011-02-05 Sat 20:33

昨年夏に、大阪の親戚を訪ねる機会があった。

家への道すがら、寝屋川のリサイクル施設の前を通った。
廃プラ施設関係の健康被害では、
東京の杉並、大阪の寝屋川が知られている。

以下、親戚にその後撮影してもらった周辺写真をご紹介。
緑に囲まれた、広々としたいい環境に見えます。

1.jpg1
右に川、左手に4市の廃プラ施設。

車で通り過ぎたのだが、そこがそんな被害が出ている場所とは
とても思えないような、ゆるい傾斜地を切り開いて造った、
緑豊かな場所だった。
確かに道路も近いのだが、緑が多く、ごみごみした雰囲気は無かった。
市街化調整区域というのがうなずける場所だったが、
問題視されている施設のすぐ側には住宅は見当たらず、
東大和の予定地よりはるかに周囲環境の余裕が感じられた。

2.jpg2

しかし、こんな環境でも、住民に健康被害が出たという。
寝屋川では、住民の方々がニュースを定期的に出し、
研究者との連携も盛んで、頑張っておられる。→クリック。

3.jpg3
廃プラ施設の管理棟。

杉並の中間処理施設は、健康被害発生からも10年程稼働を続け
ようやく2009年3月に停止した。
実際に被害に遭われた方は多くの方々が転居したと聞く。
決して、過去の話ではない。→分かりやすい説明はこちら。
その杉並病の被害を研究された方も、寝屋川の被害との共通点を
指摘されている。→小椋和子先生

4.jpg4

このブログのカテゴリで廃プラ施設を問題視しているのは、
次の処理をする業者へまわすための、
破砕や圧縮、梱包といったあくまで中間処理をする施設で
ありながら、様々なプラスチックがひとつところに集積され
摩擦が起こることで、化学物質の発生が認められているからだ。

5.jpg5
↑この4市共同施設は、VOCの規制対象施設ではありません、とある。
それが発生するといわれている施設が対象ではないのは、何故?


この物質はVOCといわれ、これまで認識されていなかった
種類のものなど、とにかく実に多種多様な物質が発生することが
実験でも確認されている。(VOCについて←クリック)
そして、その中のどの物質が被害を起こすのか、条件は、
等解明されていない事があまりに多過ぎる。

「発生するのは確かなんだけど、対策が事実上解明されていないし
被害が出たら、治すには発生原因から離れる事」

というのが現状だと思う。
そんな段階で、見切り発車的に施設を造ることは、大変危険だ。

6-16
↑これが、寝屋川の4市共同廃プラ施設の名称。
11時間という、全国でトップクラスの長時間稼働時間。
東大和の施設の計画は、これより長い何と17時間の試算が出ていたが
今は急にその半分近い時間に訂正された。計算の根拠は不明。


もともと、リサイクルできるプラスチックは少ない。
ペットボトルの材質であるPETは、それ単体だから
まだいいが、問題は「その他プラ」だ。

7.jpg7
処理棟。

PE,PVC,PP,PS,ABS,PU…
プラスチックは生活に様々な形でとけこみ、
なくてはならない素材だ。しかし、リサイクルが可能な種類は
わずかで、それも雑多なものが含まれる家庭ゴミから、
リサイクルに回せるものをコストをかけて分別、
その結果できるリサイクルプラは、材質としては二流で
工事現場や屋外作業用のものが主であり、
しかもそれがごみになった時には、今度はもうリサイクルできない。

…と聞けば、なぜ高額の税金を投入し、化学物質発生の元を
造ってまでやる事なのかとちょっと疑問に思う。

8.jpg8

寝屋川でも、それまで市内にリサイクル施設があったのに、
わざわざ民間のリサイクルプラ加工工場を造り、それとほぼ同時に
今度は周辺4市の家庭ゴミの廃プラリサイクル施設を建設。

9.jpg9
処理棟の南東角。

建設に至る際の対応はとてもひどいものだったらしく、
親戚の話でも、もう建ち始めてから分かったような
そんな「どんどん建ててしまえ」な対応だったという。

そんなやり方で、ろくな施設ができるとは思えない。

10.jpg10

はたして、近隣では化学物質過敏症に似た皮膚の湿疹や
咳、頭痛、鼻水、目の症状といった被害が出始めた。

「4市共同リサイクル施設が原因」と言えば
「そこじゃなくて、近くのプラ工場なんじゃないか。」

ではそこが原因かと言えば、今度は
「近くの道路による大気汚染が原因ではないか。」

11.jpg11
周辺には公園等、かなり広い緑地帯がある。

とにかく、認めたくないの一点張りなのが
ものすごくよく分かるのだが、
このケースを見て思うのは、
寝屋川の人を一層傷つける言い方かもしれないが

「建ててしまってからでは、
事態はより悪くなる」

ということだ。

12.jpg12

一番いいのは、計画の段階で異議を唱え、再考に持ち込む事。
仮に、どうしても施設が必要だとしても、
それを住民が納得し、ごみを出すすべての住民が
なぜその施設が問題視されるのか、共通認識を持たないと
ごみの根本的な減量にはつながらない。
ごみが減ったほうが、ゴミ処理に携わる方々も仕事が楽な筈では?
実際、広報紙でも省ゴミ化へご協力をと書いてあるわけだし。
13.jpg13
周辺はグランドや公園などがあり、憩いの場があるというのも
東大和との怖い程の共通点だ。


寝屋川の方々で施設の稼働差し止めを求め、
裁判をおこしており、その二審が先月25日に出たばかりだ。

結果は、残念な事だが、→こちらをクリック。
この例を見ると、つくづく住民の健康を
まともに守ろうという姿勢が、企業にも行政にも
欠けているということがあからさまだ。

14.jpg14
そして、4市共同廃プラ施設の向かいにある、その施設からの廃プラを元に
パレットなどにリサイクルプラを加工する工場。


すでに市の施設があるのに、何故4市共同の施設を造る必要があったのか。
そして民間の「工場」まで特権的に市長判断でそこに造ったのは何故か。
焼却場がわずか300m付近にあるような場所を選んだのは何故か。
しかも、市街化調整区域に造ったのは何故か。

15.jpg15
上の写真の遠景。

neya2.jpg

neya.jpg
写真の右の番号と、撮影した場所の参考にしてください。

そういったすべての事に、寝屋川は全く正面から
答えていない。

どこかの対応と似ていないだろうか?

何故、共同施設にするのか。
なぜ、その場所を選んだのか。
東大和の予定地の場合は、
寝屋川よりも昔から稼働している焼却場が、
しかも2箇所、ある。
東大和の予定地の敷地面積も、寝屋川のそれと似ている。
そして、東大和の場合、寝屋川よりも、はるかに密集地だ。


↓下記4枚、東大和の予定地付近の写真です。

DSC_08410.jpg
正面の予定地(現東大和暫定リサイクル施設)の塀1枚南隣は老人ホーム。
東隣には社宅。その更に東側はマンション群。
なお、地図で寝屋川の施設に一番近い住居を見ると、ここも老人福祉施設。
どういうつもりなのだろうか。

DSC_08490.jpg
予定地(右側の→)の道路隔てて斜め向かいにはマンション群。塀1枚北隣には工場寮。

狭い敷地。
焼却場も数百m圏内。
そんな恐ろしくなる共通点があり、
しかも寝屋川以上に住宅が接していて、
適地とは思えないそんな場所に、
今のままろくな説明もトップ同士の話し合いも無く
進めていい筈が無い。

DSC_08340.jpg
予定地から徒歩5分の南側からの眺め。上の写真の東に隣接する社宅には、
こんなマンション群が連なっているのだ。何故、こんな所を?
それだけ、ロクな検討もされてない証拠だ。

DSC_08290.jpg
そして、桜のあるグランドの南側には、30~40年稼働してきた
焼却場のえんとつが2本。寝屋川との共通点、いや、もっと厳しい環境と言える。


シックハウスの例を見ても、はじめの頃はそんな例が無かったから
「精神病」などと扱われた。過敏な一部の人だけの問題ではない。
症状の出る人は、カナリアの様な存在であって、
数十年後、もしかすると数年後の自分の姿かもしれないと
予見して、対策をうつのが、今求められている
当然の対応ではないのだろうか。

それが出来ない様な、まして隠す様な対応しかできない
人を、政治をつかさどる立場に選んではいけない。


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おでんにも野菜

2011-02-05 Sat 20:30

トマトおでんというものがあるらしい。
それって、要はトマトシチューではないのかと
思ったが、写真を見ると具はあくまでもチクワなど
トラディショナルなものが写っていた。

ブイヨンを入れた牛乳スープ
(具は、豆腐にベーコンに白菜、タマネギなどお好みで)
にとろろ昆布を入れるのが好きな自分にとって、
トマトおでんも多分問題なくいけると思う。
でも相方がどう思うか。

そんなわけで、とりあえずいつもの
トラディショナルおでん。
もう寒い季節は鍋や煮込みのローテーションだ。

しかしこのおでんの具が、今迄も書いて来たけど
地域や家庭によっていろいろあって、
それだけに愛されているメニューなんだろうが
まかり間違うと争いの元だ。

相方によると、「関東のおでんはあくまで練り物で勝負、
肉類はなくていいんだ」

なんか、ストイックだね。
ここらへんにもうどん文化と蕎麦文化に見られるような
キビシさの違いを感じる。
具のバラエティが豊富なうどんのほうが嬉しい自分は
蕎麦屋でも「もり」ではなく「カモなん」なのだ。

西文化圏出身にとっては、濃い味濃い色のつゆは避け、
練り物+肉類、そして昆布は欠かせない。
DSC_0527.jpg
やっとおせちの名残の田作りが無くなった。   ↑ご飯大盛り。
辛子もいいけどうちでは柚こしょうをそえてます。


関東では昆布を一緒の鍋にずっと入れていると
昆布臭くて嫌だという人もいるらしいが
昆布を大量に食べたい自分にとっては、
昆布の無いおでんはスポンジの無いケーキだ。

コンニャク、チクワ、がんも、丸天などの練り物、
それに大根とじゃがいも。
そして昆布。

これだけで充分ではあるが、同じおつゆで同じ味になるので
そんな中にも違う歯応えや色味、あとお肉が欲しい。
だから、ロールキャべツや、茹でるとむちむちおいしい手羽を
入れる。これは、相方には軽いカルチャーショックだったらしい。
ほんとは牛スジも入れたいが…

それと、野菜、それも青いものが何せ足りない。
別に副菜を作ればいいのだが、手抜き派なので
こまごました手間がなるべく省けるもの…

で、これなんかどうでしょう。

菜の花、あるいは春菊。
茎も食べられる葉もののほうが、合う気がする。
アスパラなんかもいいと思うけど、季節が…

そういうのを、軽くレンジで加熱して、
おでんを温めてお皿によそう直前に
皿に入れて、おつゆを注ぎ、おひたしにする。
DSC_0529.jpg
なんとなく中国風に、菜の花を根っこ以外はカットせず長いまま調理。
この苦みとアブラナ科独特のコクのある美味しさがたまりません。


青いものをひとつプラスするだけで
バランスがとれて、しかも美味しくなります。
ストイック練り物一筋派の方も、お試しを。

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沈黙しない春

2011-02-04 Fri 20:20

1年のうちで、啓蟄、大暑などいろいろ暦の呼び方があるが
その中でも1日前と何が違うのと思いつつ、
でも嬉しい気持ちになるのが立春だ。

その昔読んだO.ヘンリーの本で
「やがて、「春が来た」と暦が臆面も無く嘘をつく時期になったが」
(曖昧な記憶なので…)
というくだりがあって、
「暦の上では春とはいえ寒い日々が続きますが…」という日本の常套句と同じだと
なんだかおかしくなった。

DSC_05250.jpg
先週は天窓にびっしり霜。真っ白に光ってダイヤモンド状態。

冬が長く寒さの厳しい国では、冬の間鬱になる症状があるのだという。
雪に閉じ込められる事のない関東平野にいると、
そこまでの実感は無いが、それでも、少しずつ日差しが
強くなり、差し込む陽の角度も長さも変わって行く様を感じると
素直に嬉しくなるものだ。

DSC_05300.jpg
川谷拓三ではなく「赤鬼」パンです。ああ、季節ものに弱い自分。

目刺しやヒイラギを飾る事はないが、
節分には、毎年豆をまく。
ベランダからと、玄関から。
ひと袋まいて、翌朝庭周辺を見ると、もう殆ど鳥が
食べた後だ。

大豆は大きいので、ヒヨドリやキジバトの格好のご飯になる。

今朝も、ヒヨドリが家の前の上水沿いで
豆をついばんでいるのを目撃。
DSC_05230.jpg
このコナラは、野鳥の休憩&ごはんスポットになっている。

土の匂いも、葉を落とした樹の枝の小さな芽も、
以前とは違って来ているのを感じる今日この頃だが、
春が近づくと、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」
というタイトルがふと浮かぶ。

冬に沈黙している様に見える生き物は、
内側ではじっと、でも確実に次の春への準備をしている。
それが人間の引き起こした公害、複合汚染で
将来的に壊され、春が訪れなくなったら…

DSC_05160.jpg
これ、なんでしょう?

「70年は草木が生えない」と言われた広島でも、
実際には今クスノキが青々と繁っている。

しかし、今は当時よりも強力な、実際に使用されれば
簡単に人類を破滅させられるだけの武器が存在する。

DSC_05180.jpg
観葉植物「セローム」の気根というか根が、一気に3本も発芽。
日差しが暖かくなってきた証拠。


以前モヘンジョ・ダロに行った事があるが、そこには
自然界の火災等では考えられない高温での溶解の跡があり、
人類は過去に核戦争(あるいはそれに類似した事故等)で
壊滅的な被害を被ったのでは…という
ややオカルト的な意見も、そうか、そうかもしれないなあ…
などと思ってしまった。

今の状況を見れば「人間は懲りないから二度ある事は三度あり得る…」
などと思ってしまうが、そんな遺跡の遺物を
こっそり(もちろん、そこからの本物かも怪しいが)
売りつけようとする現地の博物館の職員(おい!)を
見ていると、なんだか目の前の暮らしという現実で
そんな話も吹き飛んでしまったのも確かだ。

DSC_05170.jpg
これから、80センチは下にある鉢の土まで、ゆっくりと伸びて行くのです。

とにかく、F1種のタネの話などもそうだが、
自然の、気の遠くなるような営みを、人間が技術で
変な風にいじって、ビジネスや生産ということに
結びつけてしまうのは、気持ち悪いことだと思っている。
これまでの品種改良という次元とはちょっと違う
遺伝子レベルでの「開発」に
なって来ているからだ。
F1種については分かりやすいお話
(「たねの森について」の欄)→クリック。
DSC_05260.jpg
だいぶ陽が長くなってきました

人間も、その自然の一部だ。
人間の身体の仕組みは実に巧妙に出来ているが、
生物としてこの成り立ちが簡単に変わるものではない。
それを外的に作用し、変える恐れのある化学物質に
晒されるようになってたかだか数十年。
結果が分かるのはその先だ。
もっと慎重になったほうがいいのに、といつも思う。

春は、特に初春は、嬉しいけどなんとなくざわめいて
不安にもなる、そんな季節でもある。

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恵方巻

2011-02-04 Fri 20:16

今年恵方巻デビューしてみた。
なんとなく、今年くらいは験担ぎをしたいという
厳粛な気持ちになったからだ。←なんか違う。

恵方巻なるものがあるというのを聞いたのは、
10年とかそのくらい前だったか。
もしかするとまだ10年も経っていないかもしれない。

スーパーだかコンビニだかで太巻きを売っていて
何だろう…と思ったのが最初だった。

もともと関西のものだそうだが、(その中でも大阪とか)
少なくとも「西」文化圏の九州でも聞いた事は無かった。

知り合いの奥様は大阪出身だが、ご存知なかったとか。
家庭によって行事もやるやらないがあるし、
関西の人が皆節分当日に決まった方角を向いて
のり巻きを食べていると思うとなんだか面白いが…

しかし、いざ、やり方を読むと、結構ハードルが高い。

その年の「恵方」とされる方角を向き、
太巻きを切らずにそのまま、途中で休んだりせずに
無言で食べる。

…ということらしいのだが、(売ってるケースの
説明書にもそうあった)

太巻きだけあって、
口の小さい人には不向きだ。


しかも花粉症で鼻づまりならばもっと大変だ。

まあ幸か不幸か自分は歯医者に
「そんなに開けなくていいですよ」と言われるので
その点は心配いらないのだが、
相方が野郎にしては上品な口なので丸かじりってどうなの?
というのと、
こんなまるまる一本を最後まで無言で休み無くというのは…

なんかご飯の時間が
味気無いではないか。


超アンチ三角食べ。
メインディッシュだけ先に食べ終わったら
後のおつゆや副菜だけ食べるのもなんだかなあ。

相方「俺、いいよ、恵方巻。なんだかうるさそうだから」
私  「いらないって、今日はこれが主菜なんだけど」

…というわけで、「縁が切れる」ために切ってはいけない
というが、もうはじめから逆らって二つに切った。
この時点でもう失格なのかもしれないが。

で、一本をしきたりどおりに食し、
残りは普通にお汁を飲んだり他のおかずをいただきつつ、
ということにした。

DSC_05310.jpg
エノキとほうれん草のおつゆに、温豆腐の上に根三つ葉のおひたしと半熟卵がけ。

今年の恵方の南南東を向き、半分に切った恵方巻を
もぐもぐ。

…。

……。

部屋が静寂に包まれる。

まだか?まだ終わらんのか?
同じ味、途中で飽きて来る。
しまった、甘い卵焼きにデンブやかんぴょう入りのに
したのが間違いだったか。ずっと同じ甘い味で飽きて来る…

これはもう修業だ。

半分でこれなんだから、一本丸ごとを
無言でひたすら、というのはちょっと勘弁して欲しい。

おまけに、食べてる間に崩れにくいようになのか
普通の太巻きよりも、なんだか巻が固めでしっかりしてる。
たとえ巻寿司であっても、ご飯ががっちり、ぎっしり握ってあるお寿司は
あんまり美味しいと思えないものだ。

そもそも、巻寿司は切ってある方が美味しく感じる。
同じものなのに、不思議なんだけど。

縁起物にケチって、海鮮ではない安いのを買ったのが
理由なのかもしれないが。

初めてなので面白かったけど、来年もやるかは…。

食べやすく、普通のカッパ巻くらいの径の巻寿司一本
というのではダメ、なんでしょーかね、やっぱり。

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東大和 廃プラ施設 自分の家から見えなければ分からない?

2011-02-04 Fri 00:33

昨年の事になるが、年末12月に、小平市の
焼却場にまた消防車が来た。
「また」というのは、ここは昨年の9月に、金属の柵が曲がる程の
爆発事故があったからだ。
スプレー缶の爆発が原因と聞く。
この9月の事故は消火に時間もかかり、市報に載った事は
以前書いた。→こちらをクリック。

12月の火事も、スプレー缶によるものだったらしいが、
この時は普段はあまり使う事の無い、近所の住宅地にある
消火栓から消防車が水をひいており、
(水が足りない場合はここも使うらしい)
目の前に消防車が停まっているのを見た近所の人達が
何だなんだ、と見物に出ていたようだった。
CA2803140.jpg
消火栓から取水中

金属探知器等で、あらかたスプレー缶等は
ふりわけられないのだろうか…等と素人考えで思いつつ、
ごみを出す側の無頓着さに現場の方々が大迷惑をしているのを
なんとか改善できないものかと思う。
こういう事にはもっと税金を投入すべきなんじゃ?
怪我人が出たらどうするのだろうか…

この焼却場は、小平、武蔵村山、東大和の3市の
ごみを焼却している3市共同中間処理施設だ。
kodairamap.jpg

その通称「小村大」の焼却場から歩いて10分足らずの、
小平市との隣接地域には立川市の焼却場がある。

つまり、そのあたりは徒歩10分圏内、約500~600m内に
2つの焼却場、合計すると都合4市分のごみを燃やしている
焼却場があるわけだ。

上図の赤丸の部分を拡大すると…
赤い2つの点が既存の焼却場。それぞれは500m程の距離。
3市共同の小村大からまた500m圏が廃プラ施設の「想定地」。
(赤矢印、赤枠の点)

kodairamap2.jpg

このテの施設は、他の例を見てもいわゆる市境に
造られるケースが多い気がする。この図でも顕著だ。
たいてい市役所等の施設は昔から発展してきた中心街、旧市街にあり、
そこから離れた端の地域というのは人口密度が低く、
縦割り行政を思えば他市の住民に多少迷惑がかかろうと
連絡不足で文句も聞こえて来ない…ということなのか?
とうがった見方をしてしまう。

立川市は、人口が増えており、駅は多摩地域で
吉祥寺を抜いた程の乗降客のある、発展している市だ。
そこのごみを、玉川上水や立川通り1本隣はもう小平市という
端っこの立地で、数十年に渡って燃やして来た。

2008年には、日野市に移転する予定だったのが、
移転先が決まらず、結局約束はホゴにされ、
今もその場所で燃やし続けている。

管理の問題で、昨年の9月には排煙逆流、一昨年の夏には
黒煙を吹く事故があったが、目の前の小平市には
連絡があったとしても遅く、住民への対応も後手で、
近隣住民の不信を買っていると聞く。→クリック。

こんな、既に2本の焼却場のある場所の近くに
また今度は残りの「燃えないごみ」まで持ち込む施設を
造るというのだから、あまりに狭い範囲に3市のごみを
「全て」押し付ける格好になる計画だと思うのだが、
それを最初にさしたる疑問もなく、「想定地」を
その東大和市 桜ヶ丘にあげた方々は、
周りの状況を見ていなかったのだろうか?

小平や武蔵村山の市長が、想像しにくいのはまだ分かる。
しかし、東大和市長は、いくらそこが工業地だとしても、
住宅開発にも許可を出しているのだから、
その場所の近隣に今後大規模住宅開発がされる事は
分かっていた筈だ。

いくら、その「廃プラ施設」が安全だ、排気はフィルターを
通すから、化学物質の研究をしているから、と言われても、
それの具体的な内容の説明がいまだ行われていない状況では
住民が納得できるわけがない。


すでに焼却場が40年にわたってある場所だ。
どんなに安全と言われても、今よりも何かの物質がプラスに
なることはあっても、ゼロ、またはマイナスになるわけではない。

焼却場からは、ダイオキシンが出ているのは
働いている職員の方が認めている事実だ。
それとの複合汚染が無いと言い切れるのだろうか?

例え密集地に建てたって安全なんだから大丈夫、
というのであれば、それを分かるように説明して欲しいし
もし密集地に建てるような性質の施設ではないのなら、
今の「想定地」は不適切の見本だろう。

何より、この2本の焼却場がどこにあり、
事故(ごみを出す側に起因するものであっても)がある事も
そこからちょっと離れた場所の人にとっては、
もうどうでもいい事なのだ。

ごみの量そのものを減らすにはどうするか。

自分の家の近くにえんとつがあれば、少しは考えるかも
しれないが、たいていの人は日々の暮らしに追われ
根本的な「生ゴミは堆肥化」
「プラごみが出るものは買わない」
という、省ゴミの方向には結びつかない。
はっきり言って今の生活スタイルからすると、
面倒臭いことだからだ。

うちの近所は、立地的に車からの食べ殻や、
家電や粗大ゴミまで不法投棄されがちだ。
今迄何度そういうものを回収したかしれない。
腹がたって仕方無いが、放っておくとそのままで
誰かが始末しないと、更に別の人がごみを捨てて行くからだ。

そういうのを見ていると、「ごみを減らす事」
「ごみを買わない事」を話し合う前に、まず共同施設建設という
ことになるのは、それこそムダが多い公共事業の
典型ではないかと思えて仕方無い。
まず意識の徹底が先だ。ごみの発生の入り口はそのままで、
出口だけをどうにかしようとするのは無理がある。

共同施設にすることは、施設の近隣以外の大多数の人にとって
自分の市で自分のごみを処理しているという
身近な問題という意識が薄れることになる。

もう何十年も3市のごみを燃やして来た場所の
近くに、もう新たにごみ処理施設は造らないで欲しい。
どうしてもそこでなければならない理由
があるのなら、まず説明してほしい。


これは、その12月の火事の際に、
火事見物に集まっていたどこかの人が
(小平の)中島町の人は、おとなしいよねえ。
何も文句を言わないもんねえ」

と言っていたと聞いて、思った事だ。
CA2803130.jpg

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| かはづ草紙 |