玉川上水沿いのジャングルからの徒然なひとりごと

虫、出てきた。

2011-03-30 Wed 09:38

もうすぐ4月なのに、なんだかんだで寒い日が続く。

でも梅は終わり、ユキヤナギやコブシ、レンギョウといった
4月の花が咲き始めた。
震災後の重たすぎる現実にも、春は確実に来ている。

蟻が這い出るにはもう少しなのだろうが、
モンシロチョウやハチが(ハチは今月上旬から)飛び始めた。

そして、庭のユキヤナギを見てたら
なんとバッタを発見。
CA28041400
ケータイでは寄れませんでした…ぼけぼけ。

そうか、バッタは成虫で越冬するものもいるのか…
夏の終わりにカマキリに食べられたり、
ぼろぼろになってる姿を見るのでてっきり卵だけで
越冬するのかと思っていた。

体中に産毛のようなものが生えているのも、
これまであまり気づかなかった。
もしかして越冬時にはこうなのか?

ひたすらじっと枝につかまり、
時々吹く寒風にあとずさりしながら、
鳥に見つからないようここにとどまっている。

2日後に見たら、まだ同じユキヤナギの枝にいた。
気のせいか、少しやせたような…

もう庭の芝には草抜きが必要なほどひよこ草などが
生えてきた。
もう少しで、サクラもそれと分かるほどになるだろう。

今年の春ほど、日本中の人が待ち望んだものはないと思う。

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45才まではタダ

2011-03-30 Wed 09:24

最寄り駅から数分のスーパー掲示板に、
イナカにありがちな若者の出会いをお世話する
爽やか系イベント(決していかがわしいものではない)
のチラシが貼ってある。

ここらへんもこういう事をしないといけないほど
「嫁不足」なのかと故郷を憂えたが(ウソ)
そのスーパーの近くの電柱に貼ってあったこのチラシ。
CA2804170.jpg

プライバシー保護のため一部伏せてます。

福岡市は独身女性が全国一男女比で多いそうだが、
(サービス業等の第3次産業が殆どという理由では納得できない気も)
このスーパーのある場所は福岡市では無い。
高齢化の進む、ひと世代終わりつつある地方都市の
ベッドタウン。駅前からはコンビニ、パン屋、本屋も
逃げ出した、寂れる一方の街だ。

そんなとこでこの張り紙。
いろいろ考えさせられるものがある。
多分、普通に買い物代行や茶飲み友達ホストのほうが
需要があると思われる。

この方、平日はどこかにお勤めしておられるのだろう、
ホストは土日祝日とある。
休みにタダで(45歳までは)とは、ボランティア精神に
富んだお方だ。

会社名の、アルファベットを並べただけというラフ感覚に
手書きコピーのチラシ、一生懸命作ったのね、と
ある意味微笑ましくなるほどのアナログ性と素朴さ。

なにより自分が高校生の頃いたな~こんな人
と懐かしくなるような「ボンタン」パンツに髪型の
このホスト君の写真。
「魔王」にはまず登場しないだろう。

…もしかして、この写真の人に対する嫌がらせでは
ないのか?と思えるほどだ。
勘ぐりすぎだろうか。

ほんとに今現在このルックスで現れるのか
試しに電話してみたいところだがやめておく。

全てが2011年現在のものとは思えない雰囲気が
漂うチラシだが、連絡先が携帯というのが
かろうじて今のものだ。

撤去を恐れてか、全ての電柱に貼ってあるというわけでは
無かったが、駅の側の電柱にもう1枚同じものを見つけた。
ここは実家のある住宅街とは反対側の区域だが、
実家のある団地内にもあるかどうか、今度探してみよう。
(さがしてどうする)

親がこれ見て一言、
「ここらへんも出張ホストが出るほど都会になったんか」
いや、そうじゃなくて。

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ストレス性障害

2011-03-28 Mon 17:46

また昨日も北九州で飲食店に置いた
震災義援金の箱が盗まれた。

究極的には自分自身が被害を受けなければ、
自分の事として考えられないのかもしれないが、
こういう泥棒行為に走る人はごく一部の人だと信じたい。

日々震災に原発のニュースで重苦しい空気に
包まれているこのごろ。
スピッツの草野マサムネ氏がストレス性障害になったのは
当然だと思う。
「いろいろありますが、頑張っていきましょう」
などと他人事のようにさらりと言える人ならば、
あのような歌は作れないだろう。

自分が被災したわけでも無いのに、繊細すぎるだの
被災地の人はもっと苦しんでいるのだからなどと
言う人もいるのかもしれないが、新聞に原子炉の図面が載り
「水道水を乳児には…」というニュースが毎日のように
出る日常は、もはや非日常だと思う。

被災した方々には、正直かける言葉がみつからない。
安全圏にいる自分がとやかく言うのもどうかと思う。

でも、北九州出身のリリー・フランキー氏が
こちらのFMで、「東京は水もあるし電気も問題ない。」
と発言していたのは、ちょっとひっかかる。
(個人的には彼の本も限定グッズも持ってる身だが)

彼は千代田区、中央区内等の停電が無い地域に
住んでいるのだろうか。
普通の住宅ならば3時間くらいの停電はそれほど大変でも
ないかもしれないが、医療機器を付けている人、
町工場等の事業者は今大変だと思う。

むやみと買いだめに走らないようにということで、
そうアピールしたかったのかもしれないし
日常の暮らしを冷静に続ける事が、首都圏のような
地域ではパニックをさけるためにも特に大事だというのは
彼の飄々とした語り口でも分かる。

分かるのだけれど、
おそらく計画停電は今後長く続くだろう。
東北や北関東地域で生産されてきた食物が
この先東京に入ってこなくなる事は十分考えられるし
これを機会に、今後の東京での消費一極集中を
見直すことも必要なんじゃないだろうか。

ドイツでは3ヶ月の老朽化原発の停止は
現政権の選挙向けのポーズという冷静な見方が多く、
実際そうだったという事が判明したためか
過去の脱原発政策に揺り戻すかのような
反原発25万人デモが行われた。

今まだ復興もままならない状況で
日本で反原発を言うのは、何かタブーのような
空気があるようだが、過去に2度も原爆を落とされ
他国の水爆実験でも死者を出し、管理不行き届きで
東海村でも死者を出した日本だ。

そんな国だからこそ、原発ではない自然エネルギーの
開発を国策としてどこよりも先んじてほしい。
そう願う事は、おかしくもなんでもない。
そして、それは可能だと思う。
これだけ火山エネルギーや波、水量のある河川もあるのだから。
世界で原発の無い国はあるのだから。

今すぐすべての原発を止めろといっているのでは無い。
それはムリだ。
計画的に減らしていって最終的に原発のスイッチを
止める事が出来るように、将来に向けて
動くことが、2度目の福島を出さない最善の方法だし
自分たち世代の子供への、大げさに言えば責任ではないかと
思えてならない。

「どこにいたって地震が起こるかもしれない」

これは、日本にいる限りは真実だと思う。
でも、

「だから、今のままでいいんじゃない?
電気は必要だし、
どこにいたって同じなんだから

というのは、亡くなった方に対して申し訳ないし
今までそれで過ごしてきてこうなった事を思えば
おかしな理屈だと思うのだ。

もっと、こういう事(人が作り出した害になるもの)
に異論を唱え、命根性汚くあらがっていいんじゃないだろうか。

自然の脅威の前には確かに人間は無力かもしれないが、
人間が作り出した原子力という脅威を、人間が
悟ってそれで自滅しないようにストップしていく事は
できるはずだ。







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制御不能

2011-03-22 Tue 15:59

のっけから不安にさせるかもしれないが、今帰省している。
家人をそのままにして一人だけ首都圏から出る事に
後悔も迷いもあったが、余震に静岡の地震、
安心材料が見つからない状態の原発ニュースを見て
話し合いの末、決めた。

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停電の中の食事。懐中電灯の類いは、テーブルに置くより
頭上に吊るすほうが、ぐっと明るい。
トップライトと間接照明の違いを認識。

水を鍋に溜めたり、片付けをして家を後にしたが
電車の中で隣に立っていた若い2人の男性の会話が耳に入る。


「停電で、自宅待機になってる人が来てるのかな」

「俺、もう”制御不能”ってなったときに考え方が変わったね
どうでもいいって思った。」

…原発の事か?

と思ったら、「あの時○○が××で…」
さっぱり分からない事を言っている。
???と思ったら、彼らはパチスロの話をしていたのだった。

そういえば、いつもどおり競輪場に行くバスに
乗ろうとしているギャンブラーも見かけたし、
こんな時でも、いやこんな時だからこそ?
いつも通りの生活をしているギャンブラーに
あきれつつ、妙な安堵感も感じた。

しかし東京駅の新幹線乗り場を見て、「震災」を再認識した。
東北新幹線の切符売り場は長蛇の列。
東海道新幹線の改札も混んでいる。
海外テレビ局の取材カメラも来ていた。

その光景だけでもなにやら緊張するのに、改札脇のモニターには
枝野長官の会見が。見入っている人達。
これを見ているうちに電車規制でもあったらいけない、と
ホームに上がり、来た電車に乗る。

平日の午前中、出張のビジネスマンに混ざって
自由席は乳幼児を連れた女性、お腹の大きな女性、
大きなサムソナイトを持った子連れの若夫婦、
巨大な荷物を持った外国人…春休み直前ではあるが、
なんだかもしや…と思ってしまうような方々が
すでにいっぱいで、車内販売も混んでいるせいで
自由席には来なかった。

デッキで「とりあえず国外にでれば大丈夫だと…」
と話している若いビジネスマン(多分近隣国の方)
や、「夫が言うから」と話している子連れの女性。

このブログに書く事であおるつもりは無い。
何よりも今もなお屋内退避圏内から移動手段もなく
とどまっている被災地の方への支援、
原発の今の事態の収束が先だ。
そのために、身を危険に晒しながら頑張っている方々がいる。
首都圏の電気のために、福島が危機にさらされているのは
どう考えてもおかしく、何も言える立場には無い。

しかし、だからこそ、誰もが安心して暮らせる
将来性のあるエネルギー政策が、特に日本のような
地震列島には本来必要だった筈だ。
自然を敬い、畏怖してきた日本人、被爆国の日本人こそ
この危機を脱した時に、もっといい未来を築けるはずだと
信じたい。

首都圏では買い占めが報道されているが、
九州、さらに沖縄でもすでに乾電池、カイロの類いは品薄。
「被災地、首都圏の親戚に送るため」に地元の人が
買っているからだというが…
首都圏の店ではずいぶん早い段階でカップ麺等は品薄になっており、
近所のお店の人は「被災地に優先的にまわしているので」と
言っていた。

だとすれば、企業や自治体、国が物資援助を優先させ、
その内容を明らかにして、「これだけまわしている。
だから個人で買いだめして送るのは控えて」
と言えば、”善意の買いだめ”も少しは減るのではと思うが、
そういうわけにもいかないのだろうか…

関西の親戚の家から帰省する際に、「税金の無駄遣い」として
さっさと閉館した「私のしごと館」を見た。
…まさかこんなにも巨大な建物とは…
これなら、東京国際フォーラムと同じ位の人(1000人)が入るのでは。
避難所として、ここも候補にするというのはあり得ないのだろうか。
もったいない話だ。
CA2804130.jpg
クールデザイン。もう、ビッグサイト並みの威圧感があります…

全国で義援金募集をしている。
自分も、たとえ微々たる額でも協力するつもりでいるが、
これに乗じて、「自分で使うつもりだった」と
詐欺をはたらき逮捕された人が何人も出ている。

福岡では牛丼屋で置いていた義援金貯金箱(2万円貯まっていた)を
2人組の中高生位の若いのが盗んで逃走、
大分でも同様の事件が起きている。

昔ドラクエ発売日に「ドラクエを渡さないと殺すぞ」と
小学生を脅して奪って逃げたのがいたというニュースには
申し訳ないが笑ってしまったが…(ごめんなさい)
この義援金泥棒は、ほんとに許せない。
石原都知事発言の「天罰」というのは
まさにこういう人間に対して言ってほしい。

なので、「何か協力したい」という方は、
うっかり変な団体や個人に騙されないように、
十分気を付けてください。

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停電と原発

2011-03-15 Tue 19:26

震災の後始まった「計画停電」。
住む場所によってグループ分けをし、一日のうち3時間、
あるいはそれ以上停電になる。ことになったものの、
これがさっぱり電話、繋がらない。

あれだけの地震だ、停電になるのは覚悟していたし、
それに備えて用意したものもある。

節電は必要だと思うし、その分被災地に回してもらえるのなら
そのほうがいい。
CA2804050.jpg
非常袋を点検。賞味期限の切れたビスケット。大丈夫とは思うけど、
今回新しいものと入れ替えておこう。そんなわけで、これが当分お昼ご飯。


なんだけど、ちょっと急すぎた。
翌日早朝からの停電もあるのなら、前の晩8時すぎの発表は遅い。

そして、多分多くの人が困ったのが、自分の地域のグループと
時間帯を知ろうとしても、東電のサイトも問い合わせ番号も
集中して繋がらない。ということだ。

やっとサイトを見られても、更新時間からして古いまま。
「変わる事がある」と書いてあると、この表のままで
いいのか?それに、グループ番号がまたがっている地域はどっち?と
知りたいのに、電話はもう全く繋がらない。

多摩地域でたった1つの電話番号では無理だ。

TVの情報も、結局最終的に元のソースである東電の最終決定と更新が
いつなのかが流動的だったため、はっきりしない。
これがネットもやらないお年寄りだと…

CA2804060.jpg
小村大の足湯もお休み。焼却炉を停電に備え休止しているから。

結局、停電当日の朝、市のサイトから詳細が分かった。
その時には、市のお知らせでももう「第4報」になっていて
市側の更新も大変だっただろうと思った。

しかし、当日は結局停電しなかったのだ。
予定時間が近づいたので電源をオフにしたが、TVニュースは
まだ時間を過ぎても見られる。あれ?…

そのうち、どうも自分のグループも停電見送りかも、と言い出した。
その頃、市の広報車が回って来て、「回避されました」とアナウンス。
両隣の市の定点拡声器でのアナウンスがここにはエコーするのだが、
それが地理的な問題でウチの市は無いかわりに、ちゃんと車で端の地域にも
回って来てくれた。とりあえず市に感謝だ。

CA2804080.jpg
玉川上水の水が今までに無く減っている。なんかの前兆?
と思ったが、ここは別の所から処理水を放流している「うその川」。
どうも、停電の関係で水量が減っているだけなのだろう。鯉は大丈夫か?

プロパンなので停電になってもコンロは使える。
お湯のポットは空気式なので、電気なくてもOK。
暖房は、灯油ストーブがある。
万が一に備え、水はデカ鍋に確保。
後は手回し式充電池ラジオ、懐中電灯にランタン。ローソク…

CA2804090.jpg
多摩都市モノレールの駅は運休で真っ暗。向かいの西武線の駅は
シャッターおりてた。


被災地で、着の身着のままどころか
水に濡れてまだ救助を待つ方もいる事を思えば
3時間くらいの停電など全く問題無い。
むしろ、計画したのならそのまま停電になったほうが
混乱がなくていいのでは。

…そう思っている首都圏の人は多いのではないかと思う。
あれだけの災害に遭っても、世界から賞賛されている
日本人のマナーの良さは希有なものだ。
遠方の友人も、カップ1個くらいの被害ですんだ自分にまで
心配して連絡してきてくれるし、
被災地への援助を考えてくれていて、
余震と原発事故情報に怯える身には、本当に心温まる。

停電に関しては、その後東電のサイトからも詳細と
今後の計画も載るようになったし、わかりやすくなった。
(善意の人が独自に見やすいサイトを立ち上げてくれたりもしたようだ。)
CA2804100.jpg
なんかゴーストタウンの駅みたいですが、これは最寄りの
西武線の駅。いいけど、運休してるんだしシャッター閉めてるなら
誰も見る人の無いホームの電光掲示板、消していいと思うんだけど。
「東京スカイツリー」の宣伝文句がそこに出るのはむなしすぎる。
上に見えるのは、やはり運休中のモノレールの線路。

それにしても…
原発の爆発が今日もあった。3回目だ。
たとえ今の段階では影響は少ない、本体は大丈夫といっても
「原発で爆発」などという言葉自体、
ニュースで聞くのも恐ろしいし、
慣れていい言葉では決してない。

余震もまだある。これからまだ規模の大きな揺れや津波が
来るおそれもある。
ガソリンはどこに行っても買えず、移動手段が普通の状態では無い。

そんな中、こういった予断を許さない状態の原発の
ニュースを聞く事が、どんなに苦しい事か…
家にこれといった被害の無かった自分でさえ、そうなのだ。

更に被災地では、そもそも的確なニュースすら入らず、
震災の被害を受けて疲労の極限にある。
そんな状態で「10キロは避難」「20キロ」「30キロ」
と、じわじわと移動、あるいは屋内退避を言われる。
行方不明の家族の安否の確認もできないまま、被災のうえに
原発から逃げなくてはいけない。

これは、自分がそういう状態に遭わないと、想像しにくいとは思う。

東京近郊にいる自分も、関東にいる以上地震はつきものと
思ってはいても、突然の揺れには恐怖を感じた。
そして、実際原発事故の影響が徐々に、しかし確実に近づいている事に、
こんな事が現実に起こるなんて本当は「分かって」いなかったのだ
と今思っている。

今、新規で原発受入れを検討している地域の方は、
ぜひ考えて欲しい。いつもの平穏な生活は、実は簡単に壊れる。
それは、「まれな巨大地震」でだけでもなく、人災でも起こりうる。

大人よりも影響を受けやすい小さな子供がいる方は、
そして若い女性は特に、この事故がどういう事なのか、
情報を集めて、よく考えて欲しい。参考情報←クリック

もちろん、今最優先なのは被災地への援助と、
東電影響下住民の停電への理解だ。
政府と東電には、被災地以外への計画停電回避に苦心するよりも
まず原発を安全な状態に収束させる、それに集中してほしい。

このあたりをいつものように飛行訓練している基地のヘリ等も、
その分の燃料や機体を被災地に回さないのだろうか?

すごく、勿体無いと思う。
(もしかすると既にそういう対応をしているのかもしれないが
少なくとも、いつもどおりバラバラと旋回飛行しているのだ…)

追記:今日で合計3回目の爆発と思ってたら、
実はその朝6時頃の2号機爆発の直後に、
4号機でも爆発が起こっていたというのを
夜になって知った。
…もう、おそい。遅すぎる。それまで何も触れられてない部分が
次の日には「大変な事に」というのは、もはや対応が間に合わないのか?
イスラエルの専門家が今回の一連の事故について
「事実をもっと透明化、公表せよ」と指摘しているらしいが…

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上水沿いに、いちはやく芽吹いて来たマユミ。
いつもマユミや野ばら、忍冬が一足先に春の緑を楽しませてくれる。

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何を信じろと

2011-03-14 Mon 00:41

地震の後、福島原発のニュースが連日報じられている。

「10キロ外ならば安全」(→じゃあ10キロ内はヤバいってことか。)
「20キロに拡大」 (→これまでの話はなんだ)

原発事故の恐怖は、勿論チェルノブイリのような直接的な
爆発の影響も恐ろしいのだが、じわじわと事態が悪化していく事を、
手をこまねくしかないという事を思い知る、
そんな生殺し状態を感じることだ。

故意か現場の混乱か、
錯綜するは会見の答えが的を得てないは、
そんな事態を見せられては何を言われても
「事態はもっと悪いのでは」
「もうこのあたりまで放射性物質がとっくにきているのでは」
…といった疑いを持ってしまう。

福島第一原発の建屋爆発事故の映像は→こちらをクリック。
BBCで放映されていても
国内で見る事ができない。なんだそりゃ。
だいたい、NHKのニュースだって、爆発があったらしい、と言ったのは
発生時刻よりちょっと後にずれていた。

爆発したらしい、の一報後さんざん会見時間が延期され、
あの保安院の方々の、明らかに暗い、何か隠してそうな表情で
ぼそぼそ聞き取れない声で不明瞭な会見をされては、
マイナスに思う事はあってもプラスにとる事はできない。


ちょうど週末ということもあってか、近所のスーパーは
買い出しの客でいっぱいだった。
それでも12日の土曜日の昼頃はまだそうでもなかったが、
水は1人2本までの制限が。
夕方にはすでに大型のペットボトルの水は売り切れ。
夜には、カップラーメン、乾麺やお餅、レトルトご飯の類いが
棚から消え失せていた。

CA2804030.jpg
カップラーメンがからっぽ。

もっともこれはまあまあ大きめのスーパーで、
むしろ小さい店のほうが、車で買い出しに行くという
選択肢からはずれるためか、まだ水やお米があったりもした。

金曜日の夜に大渋滞となり、配送の車の通行が滞り
翌日の納品に支障が出た、というのが品不足の理由の1つだろう。
でも、お店の人の話では優先的に物資を被災地にという事もあり、
買いだめ用までの分確保は難しくなっているようだ。

そうだ、ポリタンクがあると便利と思いついたのが
今日だったのが遅すぎた。
もうめぼしい店は売り切れ。
周りの客も、「除菌クリーナー」「手指消毒」
「カイロ」「とろろ昆布」といった、いかにもなものから
ホワイトデー用のお菓子まで、いろいろなのだが
とにかく大量に買い込んでいた。

これも、福島原発と全く関係ない、とは言えないだろう。

どんなに個人的には原発事故のその後の「公式発表」に
疑問を持っていても、翌日仕事ならば出かけなくてはいけないし
「なんかかなり原発がヤバそうなんで
しばらく疎開してます」とは実際のところ、勤め人で言える人は
いない。

被災した人、被災した人を救助する人にとっても
被爆の危険性があるから避難しろといわれても
それが困難な状況なのに、小出しにするような遅い情報は
どうもいただけない。

明日の停電にしても、時間帯と地域はもっと早く発表するほうが
よかっただろう。
首相の決意の前置きなどよりも、必要な情報を早く欲しい。
明日朝6時台からの停電があるのなら、せめて前日の午前に
発表するなどしないと、お年寄り世帯だってあるのだ。
買い物があちこちの店に回って車でさっさと出来る人ばかりでもない。

しかも、その計画停電も、同じ市内でも町でグループ分けが違うのだが
自分の地域がどこのグループに入るのか、情報が交錯。
最初第一か第二となってて、その後TVでは第二。別の資料では第三。
いったいどれだよ!

ワケ分からん。と思ってたら、ニュースで今
「急に停電が決まったため、本日のダイヤ調整後
利用客が殺到して混乱する可能性がある。本日はなるべく
通勤通学を控えて欲しい」と鉄道各社の話だと。

控えて欲しいっていわれても…
さっきは別のとこが「車での通勤は控えて欲しい」
と言ってたぞ。

ええい。もう、放射性物質が検出されてるんだから
この際、
当分関東一円までしばらく自宅待機命令出せば?








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頼む、もう原発やめてくれ

2011-03-12 Sat 23:42

ここのところの面倒な作業が一段落ついた。

3/11、春っぽく芽吹いてきた樹を見ながらご機嫌に買い物を
済ませ、お昼をとった後
さあ趣味の事を始めるぞ、と机に向かっていた。

そしたらぐらっときた。
はじめはそうでもないが、机の下に潜ってる間に
次第に揺れの振幅が大きくなっていく。

家具の上に置いていた貯金箱や救急箱が落ち、
本棚から本やDVDが一部なだれ、
スピーカーが横倒し。

他の棚のガラスや窓ガラスがびりびり音をたてているし
台所のほうでも何かが倒れたりガチャガチャする音が
響き渡るが、もう怖くて机の下から出る事ができない。

落ち着け、落ち着けと思っても
揺れが続いて物が落ちていく部屋を見ていると
自然と呼吸が早くなっていくのを止められない。

Macに接続しているスピーカーが倒れた時には
さすがに思った。
頼む、Macは壊れないでくれ、と。

最初の揺れがおさまったと同時に、
上着を着て財布とケータイと鍵を持って、
コンロのガス栓を閉じ、玄関に向かった。

でも玄関に行くのさえ、「今また強い余震が来たら
1階が潰れるかも」という恐怖を感じる。
そう思うほど、これまで無い揺れだった。
事実、階段を下りる間にも余震。
脱出可能な様に戸を開けておく。

外は外で、ガラスが降って来たり
落下物で怪我をするキケンがあるが
家の中にいると家具等の揺れる音に囲まれて机の下にいなければ
いけないし、万が一家が倒壊でもしたら…

そっちの恐怖のほうが強かった。

玄関を出ると、宅配ピザのチラシまきのおにいさんのバイクが
やってきた。「すごい揺れましたね」「ほんと、びっくりですよ」
こんな時にもちゃんとお仕事を続けている。

とりあえず家の前の玉川上水の緑道に出て、
まわりの樹が倒れたり折れたりしていないかチェック。
大丈夫。

ラジオを聞きながら歩いているおばさんにより、
震源と震度を知る。
何度も余震があり、外から見ても家の窓ガラスが
揺れているのが分かる。

周りの家は窓のシャッターを閉め始めた。
樹も揺れている。
そんな中、ヒヨドリがぼうっと立っている自分の側に来て
「餌くれ」と言いたげにこっちを見てずっと待っている。
いいなあ鳥は、こういう時。飛べるんだから。

余震が来る度に近所の家のガラスが揺れる音がするが
ヒヨドリはそんなのおかまいなしにうちの庭に来て
クレマチスの残り少ない花をついばんでいる。

しかし、さすがに夕方になってきて、ずっと外に
いるわけにもいかない。
仕方無く家に戻り、TVで宮城や福島の惨状を知る。

その間も強弱の余震。
これはとっても嫌なものだ。

DSC_058100.jpg
TVの上から落ちたスライム貯金箱、目覚まし時計。
そのまま床に置いとこう。


また揺れが強くなると思うと、
落ちたものを片付けるのもおっくうだが
台所を見るとカップが1個、古い食器棚の戸が
ゆるくなってたためか飛び出して割れていた。
これは片付けないと。

掃除機をかけ、倒れたものを戻し、
また強い揺れが来たらキケンになりそうなものを
低い場所に移し替える。

余震が続く中、対震装置がついているとはいえ
ファンヒーターを点ける気にならず、まして
ガスコンロを使うのも怖い。
また強い揺れがあるかもしれないので
すぐ逃げられるようにリュックに最低限度の物を入れ、
スニーカーを袋に入れて部屋に置き、
手動充電可能な懐中電灯を用意。
もう上着も来たまま。

おフロを見ると、天気が良かったから
窓を開けて換気していたから乾燥していた筈なのに
床に水がこぼれている。
フタの僅かな隙間から、浴槽の湯が飛び出ていたのだ。
それだけ揺れていたということになる。

DSC_058000.jpg
文具入れの引出しが本棚の上から6センチ位前にずれた。
横のケースとぶつかってついた擦り傷が。


これでも、東京のこのあたりの震度は5弱とか。
でも、カップ1個の被害で済んでよかった。

次第に、各地の詳しい状況やM8.8という、
未曾有の大地震だった事が分かって来た。

で、心配になったのが…原発

このブログの過去記事で原発に関して何度か書いて来たが、
その心配が今、この記事を書いている間も現実になろうとしている。
「炉心」「溶融」「肌の露出を控える」
とまでの言葉がニュースで取り沙汰されるレベルは、
相当な事が起きている筈。

それを、ゆるゆると「10キロ外なら大丈夫」等と
言うのは遅過ぎる。

廃プラの件で、都合の悪い事は言わないという事を
思い知ったので、そんな言葉を額面通り受け取ることができない。

…と思っていたら、買い出し後戻ってみれば今度は
「原発で何らかの爆発があったようです」

充分に分かっていないとかそういうことではなく、
冷却がスムーズにいかないのであれば、
そこまでの事態になる前にさっさと早めに
避難させるべきだっただろうに。

地震後の早い段階から、メルトダウンを心配する声があった。
「地震があっても自動停止したから安全」というような物では
原発は決して無く、その後安全に冷却していかないと
大変な事になるという、非常に厄介でリスクのありすぎるものだと
いうことが、今回分かった。
…のだが、
それを今後も推進していくのだろうか?この国は。


「オール電化はエコでクリーン」
「原発での発電は他に比べてCO2排出が少なく地球にやさしい」


こんな謳い文句を考えた人はよほど頭の中が
春だろうとは思っていたが、
そのために、これからも原発を新規に建設しようとしている。

これが国策なんて。

壊滅的な被害を受けた後に、誰が、原発が暴走しないように
決死隊のような作業をしなければいけないのか?
電力会社のエラい人ではない。

万が一水蒸気爆発等の大事故になったら、
だれが一体その後の、未来の世代まで及ぶ被害を
償ってくれるのか?

どこで地震が起こるか分からない、
火山列島で存在も未確認の断層もある、
そんな「地震の巣」の国に、なぜ沢山の原発を造ろうとする?

今後今回の被害が最小に抑えられたとしても、
原発がある以上は今後これ以上の事も起こりうると
心配をしながら暮らしていくということだ。

本気出せば、太陽光や地熱、波の力…
日本ならば他に効果的な代替発電法はあるわけで、
「そんなの夢物語」という前に、
そういう事にこそ技術を使って欲しい。

少なくとも、こういう事に
住民の選択肢が欲しいのだ。


「原発を肯定しない」住民が安心して暮らせる権利が
今この国には無い。
仮にコミューンのように有志で自家発電村を造っても
近所の原発から逃れる事ができない。

地震の災害だけでも大変な事なのに、
その後どうする事もできない放射能汚染に見舞われるなど、
一体誰が望んでいるのだろうか?

もう、原発を国策として推進するのは、
ストップしてほしい。

どうせ、儲かるのは一部の人なのだから。









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東大和 廃プラ施設 キケンな3重汚染

2011-03-12 Sat 20:31

前回、立川の施設の記事の続き。

物を高温で燃やしても、物質が見えなくなっても、
必ず何かは発生している。
含まれていたものの中の微量な有毒物質までが、
化学的に分解されるという保証はないだろう。

プラ製品の製造に関わった事のない人にはピンとこないと思う。
例えば変な塗装加工等の無い木製の机ならば材質は木だけ、
石像なら石のみが原料…といったような、純粋なそれだけの材質で
出来ているものでは、プラスチックは無い。

それに、色素やインクで色付け、印刷してある物には
またプラスチック材質以外の重金属含有の可能性がある。
例えば玩具は、厳しい基準があって、検査機関で玩具業界自主基準の
規定にある材質検査を受ける。塗ってある塗料も対象だ。

そういった事をクリアしたものばかりとは限らない。
まして容器に対して、どこまで材質の安全性がチェックされているか。

そんなものが一緒に分解されて、出来たものを「土壌改良材」と
言われても、自分は庭の橙の根元にまく気には全くならない。
立川市で廃プラスチックの処理に導入しようとしていた装置には
現時点では問題ありすぎてそのままOKは出ないだろうが、
住民を実験台にすることはあってはならない。

焼却灰から出来た「エコセメント」もそうだ。
超有毒物質が含まれる灰から作ったものを「エコ」なんて
例え超高温で焼いてるからと言われても…
実際、エコセメントを造る工場の排気や、出来たセメント自体に
残留重金属が含まれるという事が指摘され始めている。

「高温で燃やしたから安全」
…これらの安全神話は焼却炉でも言われている事だが
なんだかうさん臭く感じる。

分解できるから。燃やしてなくなっちゃうから。
それは何も副産物がなければこの上も無くうれしい話だが
物質は姿を変えることはあっても消滅するわけではない。
そして、そういう意識では、大量にごみを出すという
スタイルがいつまでたっても変わる事がないばかりか
むしろごみ量は増えるだろう、特にプラスチックごみは。

さらに、「ごみは私たちみんなが出しているもの」
と言いながら、
「だから施設が側にできても文句言えないよね」
という妙な結論に誘導するのはおかしなことだ。

ごみ処理に決定的な「コレですべてオッケー」な
処理方法が確立されているとは言えない今、
だからこそ処理方法、処理施設の建設・運営には
住民主体で意見を出し合って「自分達のゴミ処理場」
と言えるくらい徹底的に検討して決めていく事ができれば、
納得できて、不透明さがなくていい筈だ。

それが今は、「迷惑施設」ということで
知られぬよう、知られぬように進めようとする。

そういう事自体、ごみ処理を「みんなが出すものだから」
という姿勢では本気で捉えていない事をあらわしている。

最後に、東大和市の想定地付近の地図
想定地(さくら苑の上の赤い四角)を中心とした、半径800mの円。
これは杉並中継所(杉並病の原因といわれる。今は停止。)
の健康被害が、半径800m内が顕著だったという事から。

もちろん地形、気象条件でそれは変わるので一概に
「よかった、うちはそこよりはずれてる」というのは
ちょっと単純すぎる。現に寝屋川では、被害を訴えた人の
住まいは単純に円状に分布しているわけではない。

で、小平の焼却場等の施設「小村大」と、
移転問題を引きずる立川市若葉町の焼却場を
それぞれ中心とする半径1kmの円
をそれに重ねてみる。
(ただし、距離は超正確というレベルではありません)

なぜ1kmかというと、焼却施設の排気の影響がそれを目安と
されて考えられているケースが多いからだ。
(これも、その場所によって違うと思うのだけど。)
map20110303-4.jpg
どうでしょうか?
これだけでも、これら3つが、狭い地域に重なっている事が
分かると思います。
これら3つの円がラグビーボール型に重なっている地域の方
(東大和市駅から南街方面にかかった辺り~立川市幸小学校手前)
には大変不愉快な地図でしょうが…
少なくともまた新規に「廃プラ施設」を今の計画のまま、
東大和のこの桜ヶ丘2丁目に造る事は、
どう考えても集中だと思いませんか?

こんな条件で、
「(村山にはし尿処理場。)小平には焼却場がある。
公平な分担ということで東大和となった、
という事をご理解いただきたい。」

と住民からの出前説明会でのたまわった東大和の市職員。↓(04:56あたりから)



この動画がyoutubeに公開された後で完売したという
付近分譲住宅の方々は、動画内のマンションの例とは違い、
少なくとも「そんな計画があるらしい」と
事前に説明はあったのではないかと思う。
それでも、どこまで妥当な説明が業者からあったのかは疑問。

多分、東大和と小平&村山がもめてる今でも、
「まだ計画段階ではないらしい」「これまでずっと建ってないしまだ先の話」
「あんな狭い場所に常識的に建たない」などと、今現在も新規物件では
説明しているのではないかと思うから。
そして、今も分譲している、東大和市の桜ヶ丘の物件寄りに
「3重汚染」地域があるという事までは、業者が説明するとは
とても思えないから。

想定地周辺がこんな場所だという事は、
それこそGoogle Mapで一発この周辺を検索してみれば誰でも気付く事。
そういう事すらしない、あるいは気付いても
小平市の西のはずれだし、立川市の上の端っこの話だし、
東大和の新住民のあたりだし…と、放っておいたのは誰なのか。

いや、放っておくどころか、先月2月の小村大の定例会では
小平のエラい方のこれまたとんでもない発言があった、らしい。
それについてはもうすこし後で紹介できると思います。


とにかく、この3重汚染の地域に限らず、円に近い地域の方々は
納税者の権利をもっと声高に訴えた方がいいと思う。
お湯を配給してくれだの何だのの物質的な見返りの前に、
もっと大事な事があるんじゃないの?

東京の人っておとなしくて、(もう上京後のほうが長くなったけど)
今更ながらびっくりだわ。



<2014.3/11追記>
つい先日、その後の経過についての質問コメントをいただきました。
私はこの当該地域より既に引っ越した身ですし
いただいたコメントが非表示になっていましたので返信ができません。
「廃プラ 東大和」で検索すれば他の方による関連情報が出て来ます。
「小平・村山・大和衛生組合」のサイトにも過去の
組合派遣議員の定例会や、3市市民懇談会でのやり取りなどの記録が
pdfで見られます。
また、この件に関しては、東大和市議会での床鍋義博議員の一般質問音声が
下記アドレスで聞けると思いますので、ご参照下さい。 (ブログ主)

クリック 東大和市議会 音声配信 平成26年定例会3月



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東大和 廃プラ施設 立川でもいろいろ。

2011-03-10 Thu 20:09

今朝3/10の東京新聞多摩版に、立川市が導入を検討している
ごみの資源化装置に、「待った」がかかったという記事が載っていた。



「立川市 装置導入を留保
ー廃プラ資源化 専門家「リスク高いー


「老朽化している清掃工場の移転問題を抱える立川市は
年度内に最終判断するとしていた廃プラスチックの
再資源化装置導入について
9日の市議会環境建設委員会で、結論を留保する事を表明した。

技術的な調査をしていた専門家委員会が
「現時点では市にとってリスクが極めて高い」
と結論づけた。市は「今後検討を続け、
あきらめずに非焼却の方法を追求していきたい」
としている。

専門家委員会は横田勇、静岡県立大名誉教授ら有識者4人で
構成され6回にわたり検証を重ねた。

市が検討しているのは、文京区の会社が開発した装置で、
廃プラスチックを燃やさずに炭素化して、
土壌改良材として利用する。


昨年3月から実証実験を行ったが、
専門家委員会は処理後の炭素化物について
「重金属等の蓄積が大きい」と指摘。
排気や排水は「良」としたが、
環境基準を超えた臭気については
「明らかに問題あるレベル」とした。

安全・安定性などはデータが不十分で「判定不能」と評価。
実験を重ねてデータを収集するよう求め
「市民の安全や事業の効率性について、説明責任を果たしつつ
進める必要性がある」と指摘した。

市は同市若葉町の清掃工場の負担軽減のため、再資源化装置を
来春に同市西砂町の市総合リサイクルセンターに導入したいと
していたが、実現は難しくなった。

2013年3月までに清掃工場移転先を示すとした方針については
「守るのが市の役割」としている。




この件について、昨年行われた実験でも既にどうだコレ、な事に
なっていたようで、関連情報はこちらから。←クリック。

とりあえず今の段階ではブレーキがかかったようだが、
あくまでも「留保」だ。

そもそもこの装置、プラスチックを燃やさず、
しかも無害で二次的に使用可能な物に分解できる
夢のような装置としてのふれこみだった。
が、確か昨年時点での情報では、どこかの企業での
運用はあるが、自治体への導入は全国初
という話だったと思う。

なので、ほんとに導入可能なのか、
埼玉でこの装置の実験をしている…という話だった。

その結果がコレだ。

ここで改めて疑問なのだが、
みんな本当に廃プラごみが無害な「土壌改良材」に
なるとでも思っているのだろうか?

化学的、理論的には可能なのかもしれない。
だからそういう装置を開発したのだろう。
この装置が適切に分解してくれるのならば、バラ色の話だ。

でも、対象物の廃プラごみは、純粋な物質ではない。
ボトル類の様に樹脂の中に色素を練り込み色を付けたもの、
インクで印刷が施されたもの、複数のプラ素材が混在している容器。

そんな諸々のごった煮状態の家庭ゴミの廃プラ、
ただでさえ今「圧縮」「破砕」でも人体に悪影響を及ぼすと
いわれる揮発性化学物質(VOC)が発生する事が指摘されている。
3市資源化問題で渦中にある小村大
(小平・武蔵村山・東大和3市のゴミ焼却を担っている衛生組合)
でも、その発生を認めているのだ。

下図は2010年6月の付近住民との「連絡協議会」での発言。

40.jpg
2010年9月発行の広報紙「えんとつ」地域版30号に掲載。
衛生組合のサイトからバックナンバーが見られるのだが…
あれ?「地域版」ってもしかして掲載なし?


とにかく、そんな摩擦しただけでもヤバいものが発生するといわれる
「廃プラスチック」
から、全く無害な二次利用可能な物質
易々と出来るとは…残念ながら、私には思えない。

なぜかというと、元のプラスチックごみに既に含まれる
重金属、環境ホルモン物質、そんなものがしかも様々な
種類を一緒にした状態で、土に還すどころか「改良材」になんて
なるとは、到底思えないからだ。
母なる大地にまっことシツレイな話だ。

記事の最後にある立川市若葉町の焼却場
これが、問題アリ。
ここは、長年立川のごみを焼却してきたが、日野市と共同施設化して
移転するということになっていた。しかし、その話がもめて
本来ならば2009年から移転している筈が、ちびちび補修して今も使っている。

予算を立川市がケチっているのか、今のその老朽化焼却場は
管理問題から来る事故が、この数年起きている。←クリック。
(小村大でも事故は起きているが、スプレー缶の爆発であって
ごみを出す側がアホだから起きている事故だ。)

移転して新設するのであれば、どういう炉にするのか、
規模や処理方法は…と検討する事は多い。
この「廃プラ再資源化装置」の話も、その若葉町の焼却施設の
今後に関連するとして脚光を浴びていた、のだろう。

でも、「資源化装置」は、移転を検討しているその焼却場とは
関係なく、今立川市の西砂町にある「総合リサイクルセンター」内に
導入の予定だったとある。

「立川市西砂町」で検索していただければ一目瞭然だが
北西の福生市の米軍基地に接している。
北東には武蔵村山市の境界線。西南には昭島市。
ここも、超端っこ、市境だ。

若葉町の焼却場も、道路一本隣は小平市だ。

東大和市の「想定地」も
小平市の再西端からわずか徒歩10分、500目m圏内。

今回東大和市の「廃プラ施設」計画を発端として
都内の他の同様の施設位置を見て、つくづく分かった。

このような施設は、
市の端っこ、市の境界線近くに
造りたがる。
ということを。

その点、武蔵野市は役所の近くに施設を造った。
反対もあったようだが、考え方としては立派というか、
どこでも家があるような特に都区内では、今後そういう流れに
なっていって欲しいと思う。

なぜなら、そうすればお役人は必死こいて安全性や周知徹底に
つとめるだろうから。

今のように「住民が何か言っても少数」
「隣の市の住民が縦割り行政をこえて何か言う事はないだろう」
というのを期待しているかのような、端っこ、市境に造るような
やり方では、いつまでたっても「自分の事」として
考える人など、いない。沖縄の基地と同じだ。
首相官邸の隣にでも造ればいいのだ。

しかし、立川市のサイト見たら、その若葉町の焼却場移転問題で
「新庁舎建設に際し併設」という案もあったらしい。
確かもう市役所は昨年春から移っている。となるとこれはもう実現しないのだろう。
これが実現すれば良かったのだが。

…と思っていたら、なんか気になる記述。←クリック。

「近隣の清掃工場に編入する案」
「隣接市との広域化では隣接市の施設更新の時期があり…」


…。
ちょっと待ったぁああ。
それって小村大との広域化計画があったってこと?
(小村大の炉は、あと10年かそこらで建て替え予定)

そんな話、聞いてないぞ!

(次に続く)









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たまには切り花

2011-03-09 Wed 21:37

今の季節、花屋で見かける花の中で
「たまには花でも買って帰るか」と思えるくらい好きなのが
ラナンキュラス、スイートピー、アネモネ。

特にラナンキュラスとスイートピーは、いろんな色があるけど
薄いピンクがいい。
普段青や白といった花の方に好きなものが多い自分を知る人が聞いたら
「ピンクのスイートピー???」と
予想外のフリフリラブリー趣味にのけぞるかもしれない。
…自分でも不思議だが、この種類はピンクが何故か好み。

スイートピー、前はあんなに派手ないろんな色って
あっただろうか?と思う。
茎もなんか昔よりも太く、真っすぐになってないだろうか?
気のせい?
あと、できれば葉やヒゲも一緒に売って欲しい。

最近たまに見る「豆の花」と種類も書かれず売られている
くるんとした巻ヒゲと葉付きの、「草っぽい」状態の
豆の花を見ると、豆科の草の花のいいところはあの「くるん」
と、丸い葉だと改めて思う。

DSC_05760.jpg
東京は、だいたい3月に入ってからも雪が降る気がする。
3/7、降り始めて2時間後の朝。


先週金曜日に友人と会った後、駅前の花屋で
寒風に吹かれまくっているラナンキュラスを購入。

切り花を買うというのは、自分の場合1年に何度あるだろうか。
多分、1回あるかどうか…
お正月の南天、榊(ほんとはヒサカキだけど)
も、庭ので間に合わせてしまうし。

だから逆に、たまに買うと、園芸品種ならではの
ふんわりと華やかな花を部屋に置いて穴が空く程見つめて楽しむ。

本当は薄いピンクのが欲しかったが丁度無かったので
オレンジと迷って黄色。
DSC_05700.jpg

西側に置いてみる。西側に黄色…お金、儲からないかなー。

DSC_05710.jpg

春の花の中でもこのラナンキュラスやスイートピーは
ぽかぽかと強い日差しよりも、
ぼんやりと薄曇りくらいの、なんとなく不安定な春の光が
すごく合う気がする。

DSC_05730.jpg
じんわりと写真サイズを大きくしていってます。

薄いひらひらとした花びらの中に、影が薄くさす感じに
なんだかこのぼんやりとした春の不安感みたいなものを
勝手に投影してしまって、これまた勝手に満足してしまう。

古い洋館の、窓際のカーテンのゆるい逆光に置いてある
これまた古い布張りの椅子みたいな感じ。
静謐なんだけど幻でもない、そんな得体の知れない存在感。
桜もそういう部分あるけど、それとはまた違う。
(…何言ってんだ。春はやっぱりどっかおかしくなるんですねきっと)

暖かいと思ったら今度は急にまた雪。
DSC_05740.jpg

じっくり開いて来たラナンキュラスに、
また雪の後晴れて差してきた光が当たって、
さらにじっくりと花が開いて来た。

DSC_05770.jpg

この春の「好きな花」をずっと見ていたいけれど
三寒四温が過ぎて、花が移り変わっていくのも
またうれしいという矛盾。

DSC_05780.jpg

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おでんのたまご

2011-03-09 Wed 20:44

「おでんに卵が欲しいんだよね。
今迄ずっとガマンして来たけど」

という家人の告白を聞き、そうかー、そうだったのかー、と
今更ながら思った。

DSC_05670.jpg
こんにゃく大好き。いつも2枚分入れる。

なにをかくそう、食べ物でこれは避けたい、というものは
案外少ないほうだ。

○黄身の周りが青くなった超ハードボイルドな卵
○焼いてないパンにたっぷり挟んであるマヨネーズや、
マカロニやポテトサラダのマヨネーズ和えの類い。

これ以外は、まず大丈夫。…なんだけど、
「ゆで卵とマヨネーズが苦手」と言うと、
どうも非常にマイナーな趣味のように思われる。
そんな事ないだろう、世の中カレー嫌いな人だって
いるのだぞ。

どっちも卵系なわけだが、例えば目玉焼きは多少熱が回り過ぎても
ターンオーバーでも大丈夫。
マヨネーズは、例えば焼いたパンに他の具と一緒に塗ってあるとか
お好み焼きやたこ焼きについてるのは問題無い。

油や焼いた香ばしさ、醤油やソース等他の味があれば気にならない。
サラダ系は生っぽいから、それにマヨネーズがどっかり使ってあると
マヨネーズの匂いが勝って、どうも気になるのかもしれない。
あと、なんか後味が残ってしょうがない。

そんな理由で、ゆで卵を自分で作るといった事が
考えたら小学校の家庭科か理科の実験か何かでやって以来
おそらく無かった。

でも、ここ数年で、ラーメンやお弁当の上のしょうゆ卵、
あれがやけにおいしく感じるようになってきた。
あれも味が濃いけど、黄身がばっさばさに固茹でだと
果たしてOKかどうかは…

そんな折、文頭の告白である。
これは、いっちょ作ってみるか。となった。

自分の好みからすれば、やはり黄身は適度な柔らかさを
残していて欲しい。
しかし、ゆで卵ってどうやんの?なレベル。

「おでん たまご 半熟」で検索してみる。
半熟ゆで卵を作って、それを出汁や醤油等に
しばらく浸けておいて、最後おでんを食べるちょっと前に
他の具と温めるといい、とある。

早速おでんの日に小学生以来のゆでたまごに挑戦。
DSC_05650.jpg

5分茹でて

水で冷まして、殻をむき…とあるが、固茹ではないからか
これがえらい剥きづらい。卵の殻をつるんと剥く方法というのも
検索すると山のように出て来るが、いずれも固茹で。

慎重に剥いたつもりだけど…がびがび。
DSC_05660.jpg

家人に手伝ってもらった方はパックマン状態になった。
…これ、あなたのね。

試しに1個は白だしと醤油を合わせたものに浸水時間1時間ちょっと。
1個は明日2日目のおでんでまた食べよう、と浸けたままにしておく。

結果。まだ、ちょっと黄身が柔らかかった。味はいいけど。

食べる直前におでん鍋に投入した時に、茹で過ぎるのを
心配するあまり、すぐ引き上げたせいか。
あるいは、はじめに茹でる時にもうちょっとだけ時間を
長めにしておくか。

DSC_05690.jpg
大根と大根菜をぬか漬けにしました。ぬか漬け大根はむしろ葉が好き。

ん~…単純なものだけに…ここ、というタイミングが
よくわからないデス。
これも慣れだろう。またおでんの時に練習してみます。



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看板くらい出せや(追記あり)

2011-03-04 Fri 00:28

1月のこと。(追記以外の本文は、2月上旬時点での情報を元に書いています)
近所の西武拝島線の線路沿いの野火止用水
(ただしこの辺りは暗渠になっている)
沿いの樹に、やたらにビニールひものマークが付いていた。
CA2803610.jpg
分かれた枝がまたくっついてるケヤキの木にもヒモのマークが。

ちょうどお正月が終わってから、そこより南側の玉川上水沿いの樹を
水道局がギンギン伐りまくっていた頃だ。
(…というと聞こえが悪いけど、ノリ面崩落防止のために、
かなり育った大木を何本も伐るのだから
日中は結構なチェンソー音がしていたのは事実なのだ)
CA280372.jpg
正直すっきりし過ぎな気もするが、生えた場所が悪かったらしい…気の毒な樹。

玉川上水沿いは、北側の小平市側と南側の立川市側の両方に
昨年からちゃんと案内が出され、中長期的な整備をして行く事が
書かれていた。
”伐る予定の木には、こんなヒモのマークがついてますよ~”
という事も、写真入りで懇切丁寧に記してある。
CA280371.jpg

で、前述の野火止用水沿いのほうは…
何にも、その手の案内板は無い。
でも、見ると印のついていない木を見つけるのが難しいくらい、
殆ど全部か??と言いたくなる程の木に、
薄ピンクや黄色のヒモで印が。(写真の赤囲みの部分)

CA2803570.jpg
こっちにも。

え??まさか…これ、全部伐っちゃうんじゃ…?

CA2803620.jpg
はたまたこっちにも。ってほとんどじゃないか!

ここは水道局の管理下ではない筈。
小平市になるのだろうか?

そのうち、そっちのほうからもチェンソーの音。
まーさーかー、ばっさり?

ちょうどその頃、廃プラの事でお世話になっている方が
うちに見えたので、その話をして実際見ていただいた所、
市に確認して下さった。

そしたら、市ではそんな作業は行っていない。どこがやっているのか
分からない、
という返事だったとか。

しかし、それって…
知らない所が市に何も言わず勝手に木に印つけて、
きれいにばっさり切っちゃうなんて、あり得ないのでは。

という訳で再度調べてもらったら、某電力会社が
送電線にひっかかりそうな枝を切るためにやっている、という事だったそうだ。
だからばっさり伐採ではなかったのでひとまずホッとした。

でも、野火止用水沿いの木は、10本20本ではない。近所だけでも数百mは
ずらっと両側に植えてある木だ。
そこは玉川上水と並んでウォーキングの人の通り道でもある。
そんなところの高い所の枝を切るため、当然それなりの機械を出していたが
市に事前に連絡が無かったとは…

ここを日課で歩いている人は多いが、
それほど沢山の木にマークが付けられていることに
誰も何の違和感も抱かなかったということなのだろうか。
市役所も知らなかったという事は、マーク付けからどのくらい間が
あったかは知らないが、その間問い合わせは無かったということだから。

「切るのかしら?まさかこんなに沢山?」と疑問に思ったとしても、
実際問い合わせたりする人は余程のおせっかいか
緑の大好きな人かクレーマーなのだろう、きっと。
自分も人のこと言えないが。
ここらへんの無関心とおケツの重たさ。
廃プラ施設問題、さもあらん。

それと、気になるのが、これらの木を見ると、
これまでも同様の枝切りが過去にあったのだろう、
切られた枝の跡が大抵の木にある。
そして、その部分が枯れている木がすごく多いのだ。
切られていない枝では、そういう枯れ方をしているものは見当たらない。
CA2803580.jpg
皮が縦にばりばりはげて枯れ枝になっているケヤキ。

皮がばりばりと剥げ、キノコが生え…
だから、最初は木が弱っているから、もしかして
伐採するのか?と思ったくらいだ。

ソメイヨシノ程弱くはなくても、萌芽力の強いコナラばかりではない。
もちろんプロが作業をされているのだと思うが、
枝を切った痕のケアは大丈夫なのか、ちょっと心配にもなった。

なにより、看板のひとつでも出して下さいよ。
せめて作業期間中は。
東○、頼むわ。

追記:本日(3/4)通りかかったら、ちゃんと看板出して作業されてました。
もちろん、誘導の人もいました。ああ、よかった。

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海の無い場所の海賊

2011-03-02 Wed 20:29

乾燥注意報ばかりの東京都小平市、玉川上水沿いの道。
柵にくくり付けられたコレ。
後ろはアーロンの手配書か?ちょっと懐かし。

CA2803910.jpg

で、いつどこで何をやんの?

ミステリー。

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東大和 廃プラ施設 市議会だより

2011-03-01 Tue 20:12

ちょっと前のネタになってしまうが、
1月30日付の小平市市議会だよりについて
気になるネタが3つあったので紹介したい。

これは新聞の折り込みで入っていたものだ。
昨年の12月の定例会についての報告がここには載っている。

まずは冒頭、平成21年度の一般会計決算への
各会派の意見がまとめられている。
これはかなり見やすい。どこの党が、どういう姿勢でいるのか
簡潔でわかりやすい。

kiji.jpg
(紙面の一部です)

で、ここに1つ目の気になる言葉を見つけた。

自民党の政和会の意見。
5会派の中で、ここだけが予算決算にダメ出しをしている。

拡大画面を読んでいただければお分かりのように、
かなりお怒りの様子だ。
この中で、反対の理由の中の第7の根拠として、
「3市共同資源化施設の建設が遅延している」
というのがある。

kiji2.jpg

この廃プラ施設の問題でいつも思うのが、
いつから「建設」が決まったのか?
いつから、「計画」として市が認めているのか?

という事があまりにも不明瞭な事だ。

例えば東大和市は、昨年2010年に予定地付近で分譲されていた
物件について、「付近に施設建設計画があるってホントですか」
と住宅業者が問い合わせても、
「今はまだ計画とも言えない段階ですし~」
と、濁してきた。
だから、というかこれ幸いなのかどうか、
業者は積極的に施設計画を説明することなく
そのまま物件を販売したし、知らないまま購入した人もいる。
買う人が自分から聞かなければ、まず説明無し。

中には掲示板などで計画を知って、業者に聞いた人がいたらしいが
どこまで実現の可能性のある話なのかについては満足な説明はなく、
「これまでずっと建ってないし
あの狭い場所に建つ筈がないから大丈夫ですよ」

という説明を受けたという。
そりゃそうだ。業者だって、市から「計画の段階ではない」と
言われれば、売れるうちに売っておきたいだろう。

市に聞きたいが、今でも「計画でもない」のか?
そうでないのなら、一体いつから「計画」になったのか?

少なくとも、2008年の4月に東大和市の付近住民が
市と衛生組合に説明会を依頼した際には
「勘違いされているようですがまだ(今は)計画でもない」
と東大和市職員が発言している。
「(だから公にしていないのは)市の怠慢でもなんでもない」とまで
言ってのけているのだ。

しかし、その説明会の前月に既に
衛生組合の広報紙「えんとつ」では
「共同資源化事業の具体化を進めますという、
何かのお墨付きをもらったかのようなタイトルを載せている。

具体化していくというのは要するに建設するために
お金を使って計画実現のための必要な手順を踏むということだ。

その、「進めます」と言い出した2008年の3月よりも前、
2007年にはもう業者にお金を払って想定地に
建てるとどんな施設になるのかといった青写真ができていたし、
それを受けて「調査結果の報告会」という曖昧で妙な表現で
”付近住民への説明会”をしている。

そしてその数ヶ月後の2007年12月には、3市長で
「あの場所に建てる」という事を「合意」している。
おそらくは、衛生組合が「進めます」と言っているのは
この合意をお墨付きとしたからなのだろう。

それなのに、2008年の春には「まだ計画ではない」と
言っている。

だったら、いつ、どこで、どんな形で
「これは計画である」ということになったのか
教えて欲しい。



昨年2010年には、6月から11月までずっと衛生組合は
「受け入れ不可能の件を話し合いたい」という東大和市の
申し入れを断り、12月には正式に他2市長に申し入れたにも
関わらず、他2市長は対応拒否。

まだ計画では無いにしては、随分な拒絶反応だ。


…で、市議会だよりに話を戻すと、
この自民党系の会派としては、
資源化施設建設と言い切っているのだから
もう「計画」であって進めて当然の事、という認識なのだ。

この会派の、予算決算への異議の中には
普通建設事業費が26市の中で24位と低い。」
とある。これって何かというと、要は道路や橋、学校、公園等
各種社会資本の新増設事業を行う際に必要な経費の全て
、の事らしい。

今どこでも赤字だなんだと言っている時に、
何かを新規に建設すればすなわち経済対策、などと
単純に思っている人が、一体どれほどいるというのだろう。
今まで、箱ものばかり作って運営は二の次だったのは
こういう人達の「政治」が続いてきたからではないのか?

小平では他にも半世紀も前の道路計画が→クリック
今頃実行に移されて、環境負荷への懸念と
道路の必要性から反対している人達がいる。
この問題も、資源化施設も、土建体質の道路行政、
公共巨大施設建設行政の典型だ。

小平市には言いたい事は山ほどあるけれど、
「景気対策に、一部の支持住民のために何かの建設を」
と、40年前の頭で主張するような会派に市政運営の中心が
再び移らないように、とりあえずは祈りたい。


さて、2つ目。昨年9月の立川市の焼却場の事故に触れていたのは
たった2名。そのうちのお一人。
ご自身のブログで、立川市議からの引用という形で
当時事故の事を小平市議の中で一番早く
書いておられた市議が質問をされている。

kiji4.jpg
左上の赤い線の部分。ここでは詳細は載せません。
いかに小平への、立川市からの連絡が遅かったか、小平側の対応も問題ではという事が主旨。


立川の焼却場は、確かに問題を抱えている。→クリック。
しかし、この小平市議は、この立川の焼却場のすぐ付近にある
小平市の衛生組合が、関連市である東大和市の予定地付近住民へ
どのような対応をしているのかは興味外のようだ。
また、同時に、その小平の焼却場から廃プラ施設の予定地が近くにあり、
稼働した場合ご自分の支持地域にも環境負荷が今より増すと
いう事を、夢にも思わないのに違いない。

もうお一人、無所属の方が立川市の焼却場の事故について、
市の危機管理がなっていないという質問をされていたが
紙面の都合か、ここでは本文はカットされ、(右下赤線部分)
「その他の質問」として扱われていた。なんだかなー。
詳細は、小平市のサイトをご覧下さい。


3つ目、生活者ネットワークについて。
ここは、今衛生組合が進めている「3R」ではなく
「2R」を推進していくよう、容器リサイクル法の見直しと
リユース、リデュース促進のための意見書を提出した。
3Rから「リサイクル」を取ったものが2R。



リサイクル=エコという認識で、自治体が容器リサイクル法に
のっとり、強制法でもないのにリサイクルのための施設を
造って、結局実質的には効率の悪いリサイクルに
多額の税金を投入している現状に異議を唱えるものだ。

kiji5.jpg

リサイクルがいかにも全てバラ色な様に喧伝され、
結果消費スタイルは変わらない、いや、むしろペットボトル等は
増えている現実を少しずつ変えて行こうという姿勢には賛同する。

でも、もう少し踏み込んでもらいたい。
この立場ならば、今の計画のままの廃プラ施設受け入れに
難色を示す関連市との話し合いにも応じない小平市の対応や、
廃プラ施設を新規に建設する事へ異議を唱えるのが
生活者ネットワークのとるべき姿勢ではないのかと思う。

いくら意見書を出して、それが全会一致で通っても、
今市が抱えている問題アリアリの廃プラ施設「建設計画」が
そのまま実行されるようでは
それこそ何のための意見書なのか。

政治家は曖昧な態度をとりつつバランスをとり、
決して表立って自分の意見を言わず、あくまで党の意見にそって
寝技やなんやらでうまいこと「政治的」に
物事を解決するのも1つのやり方なのだろうが
少なくとも生活者ネットワークはそういうタイプの会派では
ないのではないか?

ここは生活クラブという生協を母体にしている。
一般の消費者、台所を預かり、子供を育てるお母さんお父さん達に
言ってみれば一番近いところにいる人達の代表だ。
なぜ、具体的に名称を出し、「資源化施設建設は見直しを」と
言えないのだろうか?

kiji3.jpg

上記のように、住民への説明、意見交換の必要性を言う中には
廃プラ施設の問題も暗に含んでいる。
なぜそう思うかというと、ここの方と昨年話したから。
どのような説明をこれまで受けたか等の話をしたところ、
はっきりと、「行政は説明責任を果たしていない」と言ってくれたから。

しかし、どの事に対してなのか、それをちゃんと議会で言っていないのが
何やらもどかしい。学童クラブに限った事ではない筈だ。


今回は、あえて会派等の名称はそのまま出しました。
配布されている広報に載っているのだし。

私は、ネット等で「普通の人」が情報を得たり
それをきっかけにデモ等行動して行く今は、
政治家ははっきり物を言う人でないと、信用されない
思っています。



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