2011-12

アップルクランブル

イギリスといえば「メシが不味い」という一定の評価が
定着しているが、
このブログに何度か書いている様に、
自分の印象では、「本格的なごちそうを食べようとしなければ」
軽食はどれも美味しかった。
(もっとも僅か1週間の印象ですから…)

というかその時の旅行ではイギリスからフランスに移動したら
何故かそっちでの食事がどれもオイリーなものに当たり
どーもイマイチで、むしろイギリスの食事のほうが
口に合ってしまった。
悲劇なのかラッキーなのかよくわからない。

B&B滞在の行き当たりばったり旅行、
高いレストランに行く事も無かったから
「なんだよ大損だよ」という事もなかったのだろう。
イギリスのご飯の前評判におののいている人は
もしイギリスに行く事があれば
移民の人がやってる、その国の料理の店に行けば
全く問題無い。
(それじゃ意味がないかもしれないが…)

とりあえず、フィッシュ&チップスはじめ
パブで出て来るような簡単な食事、
スナック、それに紅茶といただくお菓子の類いは
ハズレは無い。
多少日本より甘かったりオイリーだし、
おかずの味のレパートリーは確かに少ないけど。

というよりなぜ日本でフィッシュ&チップスがないのだ。
あのビネガーの風味はうまいと思う。

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もうかなり散って来て向こう側が見渡せます。
おかげで立川昭和記念公園の冬の花火がよく見えた。



そんな、お茶菓子に救いがあるイギリスのレパートリーに
アップルクランブルというのがあると知ったのは
つい先日。

リンゴとレーズンがあるので、芋と煮る以外の
何かを作るかなあ、と思ってたら
某生協のカタログに載っていたレシピ。

アーモンドプードルを使って、かなり簡単にできそう。

よっしゃ、これだ、とまんまと生協の企みに乗り
アーモンドプードルを購入。

3連休のある日、お昼がわりに作ってみた。

材料はバター、薄力粉、砂糖、アーモンドプードルを
「各20g」でとても覚えやすい。
これをボールに入れて、手で潰しながら混ぜる。
そうするとそぼろ状になるので、ラップをして冷蔵庫へ。
その間、レーズン40gをぬるま湯に浸け、
そのレーズンと、1.5センチ角に切ったりんご1個を
分量外のバターで炒めて、りんごがしんなりしてきたら
耐熱容器に移し、そぼろを表面にかけて
オーブンで焼き目をつけて出来上がり。

この分量で15~20分焼くとあるが
うちがオーブン無いので野田ホーローの保存容器に入れて
トースターで10分くらい焼いたら出来た。
焼き目つけるだけなので結構すぐできるし
スポンジ焼いたり綿棒でのばしたりという工程がないので
多分焼き時間入れて30分かそこらでできた。

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家人は絶賛だった。(私にはちと甘く感じた…)
クランブルの風味に食感、それとリンゴの酸味が
とても合っている。ぜひ出来立てのホカホカをストレートティーで。

でもこのレシピで4人分ってのはちょっと生協、少な過ぎだろと…
2人分ですかねえ。(確かに量の割にお腹にたまるけど)
ただ、レーズンがこの量だと結構甘く感じるから
クランブルの砂糖を減らすとか、好みで調節してみてください。

砕いたくるみ混ぜるとか
リンゴ以外にカボチャや芋も混ぜてみるとか
クランブル生地に砂糖入れなければ
具を変えて野菜グラタンとしておかずに出来そうだし
何せ簡単です。

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ミス・マープルシリーズで「トライフル菓子」というのが
出て来て、子供心に何ソレ気になると思っていたけれど
ぶっちゃけ古くなって乾燥したスポンジケーキなどのアレンジ菓子。

ジャムやピクルス、インド由来のチャツネなど
案外イギリスの食べものというのは食材を無駄にしない節約志向。

ヨーロッパ的頑固さと白人の合理的思考で
生き残っている伝統的な食は、
各国の料理を貪欲に取り入れアレンジする日本にも
結構共通要素があるんじゃないかと思う。

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掃いてもキリが無いからある程度集まったらと放置のベランダ。
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とりあえずかわいすぎる

仕事で作る側にいたため逆にそうなってしまうのか
かわいいキャラクターものなどはどちらかというと
「ケッ!」(失礼)と思う方だったが
それまでどうでもよかったものに
かわいらしさを見つけてしまうようになってきた。

おそらくトシとってきたという事なんだと思う。
「認めたくないものだな、年ゆえの過ちというものを…」
と、どこかの誰かを1人パロってみる。

どちらかというとブスにできていたり
無表情な中の予期せぬかわいさというものがいい。


で、前々から気になってたかわいいものを
ぎりぎり譲歩して2個だけ買ってみた。

立川駅のエキュートに入っているテナント。
金~日曜の週末だけそこで売られるこのシリーズ。

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多分この写真が原寸大かむしろ皮1枚写真のほうが大きいくらい。
一応おまんじゅう。

同じサイズの草餅や
他にアザラシ、パンダ(2種)うさぎなど
プリティなドーブツ達がいるようだが
今回はこのひよことクマの2匹。

買う時にささっと着色料の有無をチェック。
よしコレだというものを選ぶ。

…。

…。…。

これは割るとかわいそうだから
思い切ってひとくちで…

と思ってたら家人がちゃっちゃと目の間で
左右に割ってしまった。
ゴルァ。

くまちゃんのほうが黒糖の味がして
(多分皮の色に使ってるんだと思うが)
好みでした。
口がついていたらかわいくないが
なかなか絶妙なフォルムと表情。うーむ。
スライム肉まんと比べなんという出来の良さよ。

この2個では中のあんがこしと粒の違いがあって
細かなところも面白い。

1個¥105。
手みやげにいかがでしょーか。
親切にも売り場に原材料の一覧表があるので
ぜひ買う際の参考に。

もふもふもふ

うれしいクリスマス3連休が過ぎた月曜の朝、
とうとうこういう景色があらわれた。
キター 霜だー。

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実は地面は先週あたりから土の表面が剥がれてたり
こりゃ霜柱で浮き上がってるな…というのは見ていたが
車や屋根、近所の畑がガリッと白くなったのは今朝が最初。

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あちこち白くなってるのは、地面に局所的に出来た霜の塊。
これが昼ぐらいに融けてくると、靴の裏に付いて困るんですわ。

昨年からの念願だった季節もの、
ワタの枝(もっといい言い方はないのか…)が
こんな冷えた日にはうれしい。

水がいらないのでテキトーに立てかけてるわけだが
曇ってて全体に薄い光がまわっている天気でも
朝の光が射している状態でも
それぞれほっこりあったかい雰囲気を漂わせている。

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コレ、枯れ葉剤まいてるのかなあ…
撒いてて欲しくないなあ。

実際、綿花栽培というのは全世界の農薬の10%だったか
とにかく相当なクスリ漬けという話を聞く。
怖いのは、収穫の時の枯れ葉剤。

摘むのはワタの部分だけなので、邪魔な葉はイラネ、
とばかり超合理的なアメリカ人はクスリを撒き、
撒いた直後はしばらく危険なので別の場所に
バカンスに出る農家もいるとか…

収穫した後作られる綿製品は
形状が安定するような加工など、実にいろんな行程が
そこにはあるらしい。

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私らが非常に安価に大量生産の綿製品を買える背景には
農薬禍に苦しんだり、農薬の借金返済が出来ず
自殺する途上国の農家の人達がいるという話を聞けば、
最終的にはゾーキンになるパンツ1枚に
なぜそこまで無駄ともいえるような薬を投入したり
害のある染料を使わねばいけないのかと思う。

そういう意味では成育が早く、コレといった害虫も少ない
大麻というものが、繊維や実の薬効、利用価値の高さで
注目されているのだが、何しろ成分がアレなので
大手をふって表に出られないし、農薬を売って儲けたい人達には
ありがたくない存在のようだ。

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絹も綿も麻もウールももともとは自然のもの。
品質向上のために人間が技術で改良を重ねる努力は
素晴らしいと思うが、
それで土地を汚し、無駄にしか見えない大量生産ばかり
追求するのは、とてもいびつだ。

繭に黄色や緑があるように、綿にも天然の色には
緑がかったものやこの茶色がある。
毛をとるアルパカにも黒やグレー、茶色がいるが
色を染めやすい白いアルパカに比べ利用価値が無い、と
有色のアルパカは間引かれるという。
そういう有色のアルパカの製品を扱っている店で見たが
染めていないそのものの色はとてもきれいで、
市場原理とはいえなんともったいない話かと思った。

簡単に手に入らない状態にある時に
物を大事にしていたというのは、
よく某ファストフードの食べ殻が袋とともに
道端に捨てられているのをみる度に思う事。

お手軽に手に入るものは、お手軽に捨てられ
その生み出される背景を考えることも無い。

電気と同じ。

…などという頭の痛くなるような話は
この茶色いウサギの足の裏のようなもふもふワタを
見る時には考えたくないのもの。

とりあえず写真でひたすらもふもふにひたって下さい。

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25日を境に

あっという間にクリスマスからお正月のディスプレイに
変えられる日本のせわしない年の瀬。

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某生協のクリスマスかまぼこ。なんという精度の良さ…
これ、輸出したらバカ受けだと思うんだけどなあ。
カマボコがだめならテリーヌみたくお肉系でとか。

でも本来今日25日がクリスマスってことで
先週見かけたクリスマスプディングを、
まだ売ってたら買おうと立川に行った。
あの、一種独特の漢方薬みたいなスパイシーな風味が
結構好きなのだ。
24日過ぎて、ちょっと安くなってんじゃないか
というケチ臭い思惑もあった。

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カマボコ切るだけ、野菜茹でるだけ、ナゲット温めるだけ。
派手に見えて手間かからない洋風総菜すばらしい。

でももう売っていなかった。
うっわー…結構見かけるメーカーのだし
デパート回ればどっかでひっかかると思ったのに…

クリスマスケーキやチキンは、まだまだ売っていて
今日を逃してなるものかとばかり
売り子さんが絶叫して呼び込んでいたが。

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これは近所のパン屋さんのシュトーレン。
実はここのはパサパサしてなくて、なかなか美味しい。



それと、先週見かけて買いたかったが
荷物一杯で持てなくて断念した「綿の枝」が
欲しかった。
白いのではなくて茶色いやつ。

茶色のほうが動物のふわふわのようで
あったかそうで、冬に飾る植物として前から欲しかったのだ。

昨年も見かけて、やっぱりその時も買えなくて
クリスマス終わって行ったらもうどこにも無く、
花屋はどこもお正月用の和風の花ばかりになっていた。

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ほんとに日本のお店の切り替えの早さというのは
すごすぎる。

今日も花屋を4軒まわり、表にはなかったけど
聞いたら4軒目で見つけた。
ようやく見つけた物というのは
他の人には意味の無いものでも、本人には
持って歩く間もによによが止まらない嬉しいものだ。

今日の夜にはウィンドウの飾りが切り替わり、
明日からはまた別の空気がそこに流れる。
あー忙しい忙しい。って忙しくしてるのは
自分でだよなあ、と毎年この繰り返しと
元旦でも開いてる店見ると思うのでした。

微笑みの国

ヴィレッジヴァンガードで見つけて、
コレが一体なんなのかの表示も無く、
まあでも靴下なんだろう、と思い買ったモノ。
タイのデザインブランドだということだけは
付いてたタグに書いてあった。

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モコモコしとります。

我が家の朝食に使うジャム用のスプーンの柄にも
ニコちゃんマーク的笑顔の穴が開いているが
どーもこの無条件の笑顔マークに弱い。
自分が愛想良くないからだと思う。

でも笑顔マークもデザイン的に凝り過ぎていたり
キャラクターだったりファンシーに偏っているのも苦手で
それはその時の感覚で勝手に選んでいる。

この笑顔マークにはuse me←クリック。と書いてあったが
タイのデザイナーが立ち上げた会社のプロダクツで、
もう創業17年になるのだそうだ。知らなかった…

タイの洪水の被害では、日本ではやたらと
「日系企業が」的報道のされかたで、
もちろん在タイ邦人の安否も気になるが首都に洪水という事態で
現地のタイの人達のことをまず報じない姿勢に
なんか変なものを感じた。

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履くとこーなります。相手に向けての微笑みですな。

初の海外旅行がタイだった。

フライトが長時間でないこと、治安、対日感情、宿の多さ
そこらへんを考え決めた最初のバックパック海外だった。

おいしく安い食事に一泊300円の安宿、
日本では見る事のない景色や習慣にはなにせ新鮮な驚きがあったし
トイレにサソリが出ようが共同シャワーは水だけでも
そういうものだったし今よりずっと若かったから
どんな事でも楽しめた。

当時その安宿街では日本人は少数で、
赤鬼のように日焼けしたドイツ人が多かった。
話を聞けばアーティストもいたが先生だったり
おそらく母国ではバリバリ働いているサラリーマンが
長期休暇とってこういう時間の過ごし方をしているのに
日本とは違うものを感じた。

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地元民と思われ道聞かれたりしたが後日またその人と会って
"Hello again"という事が何度もあった。目的地に連れてく間なんか喋らんといかんのですが…


自分の名前がタイでは「お手伝いさん」的意味があるらしく
笑ってすぐ覚えてくれたのはなにかと得だった。
(その後パキスタンでもどうも同様の意味があると言われた。
今なら「メイド」でオタクに受けそうだ…)

地方では英語が通じなくて絵で描いてご飯作ってもらったり
田舎の雑貨屋で荷物の梱包をする材料を買ったら
そこのご夫婦が手伝ってくれたりと、
「下心」の無い親切が旅先ではうれしかった。
(もちろん下心ありもあったけど)

日本人の姿勢の悪さに気付いたのもタイでだった。
タイの人は全体に日本人より小柄でほっそりしていて
おまわりさんなどもう暑そうなボディコン制服だが
お尻がきゅっと上がっていて、歩く姿勢もいい。

そんなきれいなお姉さんも年取れば太る。
恰幅のいいおばさんがおじさんに椅子で
反撃している激しい喧嘩を街中で目撃、
商売上手なおばさん達といい、
この国では女性がかなり強そうだとそんな印象も持った。

「微笑みの国」と言われているタイだが
同時にムエタイの国なのだ。
戦時中もアジアで珍しく独立を保っていたのには
それなりの訳もある筈。

そんなタイにはその後2度行くことがあった。
数年でいろんな事が変わっていたし、2回目の時にはそこから
別の国へ行った直後クーデターが起こっていて
大使館に電話を入れて現地の様子を確認したりした。

その更に数年後にはいろんな物の値段が上がり
安宿もネット予約ができるようになっていて驚いた。

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友人よりのいただきものクリスマスクッキーマン。

旅行で思う事のひとつは、行った先で親切にされたら
自分が逆の立場の時には、その国の人に親切にしたいと
思えるということだろうか。

だから、このuse meのイベントの売り上げの一部が
洪水被害への義援金に使われていることに
良かったと思えた。(この靴下自体はイベントではないが)
現在個人的に義援金の宛先としてしかるべき団体を探し中。


まさに未曾有の出来事があった今年もいや応無く暮れて行く。
何かが起こった時に何を根拠にどう考えるか?を
今年ほど痛感した年もない。

来年は、少なくとも、今年よりもいい年にできるよう
とりあえず、笑顔でメリークリスマス。

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柚子とカボチャ

冬至の昨日、晩ご飯は柚子とカボチャの
両方を使った。

縁起かつぎといっても
七草がゆ同様、冬至にこういうものを用意するのは
なんとなく毎年やってしまう。

寒い夜には温かい煮物や汁物に
柑橘の香りがあればほんとにうれしい。

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柚子はカボチャの煮物のあしらいと、焼き鮭の香り付け
それと、ジンのお湯割りに。お酒には弱いくせにジンは好きだ。


寒い季節は苦手だが、
こういうのはやはり冬だからこそ。

そして、こういう準備ができて家族と楽しめるという
その事自体が、今年はいっそう、
しみじみとうれしい。

当事者意識&危機意識ナッシング

柏市では焼却灰から8000ベクレルを大幅に超える
高濃度のセシウムが出て最新施設を9月には止めていたが
もう1つの施設の処理が追いつかず、先月再稼働している。
高濃度の放射性物質を生み出す施設を止められないのだ。

さすがにこの焼却灰の保管場所が無くなり
年明けに再停止する予定という。

この灰の保管場所はどうするのか。

豊島の例を見ても、僻地や島、中央から離れた地域には
この先何が運ばれるか分かったもんじゃない。
今は少なくとも関東東北よりは汚染度が低い地域も
全く安心はできないと思う。
こういうことで受け入れ業者や自治体にお金が入る仕組みが
ある以上は。

焼却場の問題は前回の小金井市の事で書いたが、
同様に老朽化焼却場の移転などで問題を抱えている自治体は
沢山ある。

その問題の柏市の隣の我孫子市は、柏市と共同処理を
検討していたがこのセシウム灰でいっぱいいっぱいの柏市と
協議が進む状態ではなくなっている。

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ツリー用?巨大なもみの木が近所の畑から運ばれる直前。
カナダの山にでも住んでるような光景ですが都内です。


そして、自分の家の近くの立川市若葉町にある焼却場も。

ここの1、2号炉は1979年稼働で、1990年代前半に住民が
移転の確約を求め、立川市はそれに応じた。
2008年末までに移転する、と。

しかし肝心の移転先確保や共同処理の話が実現にいたらず、
この約束はホゴにされた。

「2013年3月迄に方向性を示す」
と市は言っているが、若葉町自治会長は
「役所の無責任体質が原因だ」と指摘している。
(10/19付東京新聞より)

稼働から30~35年というのが環境省が言う
建て替えの目安らしい。
30年以上経った焼却場が全国で79箇所あり、
立て替えなのか、移転なのか方針すら決まっていない施設が
この立川以外にも八王子市、我孫子市、東松山市などあちこちに
存在する。

これを「地域エゴ」というのはおかしい。
立川市の施設付近の住民の話では
「排煙やすすで建物や洗濯物が黒ずむ。」とある。
そこから影響下にある自分の周辺も、いくらフィルターがあっても
やはり煙っぽいニオイというのは感じるものだ。

この立川市の施設は予算もキビシいものがあるらしく
管理上の問題で排気が漏れる事故が一昨年、昨年と続けて発生。
これも予定通り移転していれば起こらなかった事故だ。

何をどう処理するのか、減量はどこまで可能か、
今後数十年を見越しての施設更新、移転と
立地選出の理由、環境負荷の説明
すべて明らかにして、情報共有がなされないから
移転もできなければ従来の稼働も難しくなる。

まして今迄数十年もえんとつの近くに住んで来た人には
移転でなく「建て替えするのでまた宜しく」という場合
徹底的な情報公開と議論が必須。

そこを甘く見過ぎていないか、住民も行政側も。

一度造られた施設は、放射能問題もあるコレからは
今迄以上に移転は難しい。

それだけに、「受け入れ」にはよーく、よく考えて、
厳しい条件と継続的な監視が必要と思って欲しい。
そうでないと、「こんなもんだろう」で済まされる。

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この立川市の老朽化焼却場の徒歩10分もかからない場所には
小平武蔵村山東大和の3市の焼却場(小平・村山・大和衛生組合)がある。
ここは建て替えをする事になっているが
敷地内の粗大・不燃ごみ施設と関連するとかを理由に
「3市共同資源化施設」(廃プラスチック中間処理施設)
の東大和市への建設を早く進めたい姿勢だ。

その立地と説明不足を巡って反対が起こり前東大和市長が
他2市長との会談をすっぽかされる事態が続き
選挙で落選、なんともみっともない事態に成り果てているが
衛生組合は「3市の問題ですから」と傍観を決め込んでいる。

場所はどうあれ市長が決めたならそこに早く造ってほしいんだけど
というのが処理に関わる組合の正直なところだろう。
だったら、もめてる3市の調停くらいすればと思うし
3市+この衛生組合の4者が資源化施設の計画に
関与しているのに、都合の悪い時は「3市の問題」と言う。

こんな認識で住民に何が説明できるというのか。
(だから具体的なリスクなどは説明できていないし
立地選出理由に至っては直に質問しても応えなかった)

こういう考えでいるから、
原発事故の直後に排煙漏れを起こしても
住民へは紙ペラ1枚のポスティング、
実質4時間の流出にも1時間と報告しているようだ。
サイトにはこの事故の情報はいまだにどこにも載せていない。
↑クリック。

衛生組合3/17深夜の事故←クリック。

電力会社のナニカの施設と根っこは似たようなものを感じて仕方がない。
そしてこの施設でも1000~2000ベクレル/キロの放射性物質を
含む灰を生み出している。

焼却場の抱える問題は、一層重たいものになった。
だからもっと、リスクというものに対して
一部の神経質な人が騒ぐものだという認識を
行政、組合、そしてごみを出す全ての人達が
今一度考え直して欲しいと思っている。








名指し。

原発建設推進の旗を振りまくっていたのは
中曽根康弘だったというのは原発事故後
いろんなメディアでも記事になっていたし
そのなんとも強引でスピーディーなやり方には
よっぽどこの人に何らかのすごいうまみがあったんだろうなあ
と思わせる内容だった。

もちろんこの人一人がやってたわけじゃなくて
協力した学者や関係者モロモロがいたから
こんな地震列島に54基もポコポコ原発ができるという
現状と国民へのおぞましい原子力教育の道筋が
作られてしまったわけですが。

中曽根康弘氏の息子がJCO臨界事故の際
「国には何の落ち度も責任も無い」というような
えらく冷たい発言していたのも頷ける。
あんな死に様をむかえなければならなかった人がいて
重大事故が起きたのに。

その中曽根氏を名指しで
なんかもうすごい勢いで怒っているベンジャミンさんの
動画があった。
長いからここには貼付けないけど
ビシバシ実名や3/11の真相などで爆弾発言してるので
お時間ある方はここからyoutubeへ。←クリック

日本語→英語→怪しいおっさん→また日本語→英語
の繰り返しになっています。
すぐ削除されるんだろーなー。

フルフォード氏のことは
どこで間違ったかロマンスグレーの
かっこいいおっさんだと思っていたが
全然違っていた。別人の写真を見ていたようだ。

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正直陰謀論というのには興味がないというか
どうしてもうさん臭さがつきまとう。
この何とかいうおっさんの存在が怪しさを倍増させて
フルフォード氏がかすむくらいだ。

あまりにでっかい話すぎて自分の目の前にある事だけで
あっぷあっぷだし、「陰謀論」と思われた時点で
損だなあと正直思う。

でも日本の首相というのが某国にちゃんと物を言えない
というのは事実だから、まあいろいろ弱みだったり
なんか恐ろしい事があるんだろーなーというのは分かるし
K元首相の疑惑とかも耳にする話。

その元首相の経済分野のブレーンだった
T氏の、経済についての対談形式の著作を読んだことがある。
とても読みやすくユーモアもある内容と思ったら、
そこで主張していることがひたすら
「設けても税金で沢山持って行かれるのをなんとかしたい」
というのが読み進む程透けて来て、
明らかに儲けていそうな有名プロデューサーと
T氏の対談だけに、なんか白けてしまった。
儲かる以前の人達の問題には何一つ触れていなかった。

世の中には、映画のようにどっかの国のシェルターで
ペルシャ猫を撫でながら指令を出している巨悪のボスが
実際ホントにいるんだろう。
敵がいないと武器が売れなくてうまみがなくて
困る人がいるんだろう。

でもいつも不思議なのが、そんなにしてまで
すごいお金儲けて、何に使ってるのかな。

少なくとも日常生活で「なんかおかしくないか」
と思う事をまったくやめてしまえれば
何の疑いもなく毎日ラクに暮らせそうだが
それってむかーし読んだ故和田慎二のコミックを
思い出させる。

「呪われた孤島」に収録されてた
盗アマリリス」という作品。
(「盗アマリリス」シリーズの原型)
あれ読んで食べ物に含まれるものに興味持ったかも。
”得体の知れない幸福感に酔ってしまって”のくだり、
今と通じるなあ。
やっぱマンガってすごいわ。
よくわからんオチですが。


どん!と真ん中に造れば?

小金井市の今回の選挙は、
ごみ問題が争点だったらしい。

結局元市長が返り咲いた形になったわけだが、
なんかおかしな気がする。
この結果が「アンタがまいたタネなんだから責任持って」
という住民の意思表示なのだったらまあわかるんだけど。
前市長の「(他市に処理してもらうのが)税金の無駄遣い」
という発言のあげ足をとるような変な動きだったなあと。

というのは小金井市の焼却場の移転問題がもめて
自分のところのごみを処理しきれず、
周辺自治体へ分担してもらったというなんともカッコ悪い話は
この元市長の在任中に移転の話がうまく進まなかったせいでは?
なにせこの元市長は今回で5選目とか。

それが今でも尾を引いていて、移転するのか
どうするのか、放射能問題も加わった今
これ迄以上にゴミ焼却場の場所の確保は困難になっている筈。
いままでできなかったこのお方にできるのだろうか。
だからこそきっちり責任とれということなんだろーか
このお方が再任されたイミは。

小金井に住む方の話では、お隣の府中が
いろんな施設を引き受けて税収があるのと違って
コレという企業もそんなに無く、どーもお金の方が
小金井はあんまり無いということらしい。

そういう事情も手伝っているんだろうけど
この手の立地問題でもめる話を聞く度に、
もうこれから移転とか新設とか
の予定がある焼却場は、
その自治体の役所の隣に造る。
ということにしたらどーかと思う。

なぜなら、今迄このカテゴリで書いた様に殆どの場合
「迷惑施設」というのは市町村の端っこに造られる。

ほんとの田舎ならいいが、ある程度建て込んでいる場所では
この、端っこという立地は
立地地域の住民には非常に不公平感を、
そして隣接する自治体住民へは「他所の市の施設なのに」
という反感を与え、更に環境負荷への関心を
多くの人に持ってもらうにはとってもマイナスだ。

それが狙いなんだろうけど。
嫌なものはなるべく端っこに、負担は一部の
人口も少なそーな、選挙に影響しなさそーな
地域に、というのがみえみえ。

小金井市の焼却場も、限りなくお隣の市に近い場所にある。
というか二枚橋の敷地は小金井と調布と府中にまたがっている。
もめた理由はこ立地も大きい。↑クリック
(地図を拡大すると「二枚橋衛生組合」と出ます)

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長さ3.5センチほどのムカゴ鈴なり。なんかこわい。

武蔵野市では、過去にやはり自前でちゃんと処理せい、という
事態となり、立地をどこにするか、というところから
住民が参加してアイデアを出し合ったという。

本来そうするのが正解なんじゃないかと思う。

結果どうあれ、そこに住む人達が公平に意見を言えて
ごみをどうするかの問題意識を持つ様になって
はじめて「リサイクル」だとか「ゴミ減量への理解と協力」
に至るのではないだろうか。

それが無くて、裏方が計画した事に
市長がポンとオッケー出すような、ろくに議論もされてないような
ごみ行政のあり方で「住民の方にはご理解とご協力を」
というのが、おかしい。

「ごみは皆が出すものだから(文句言わず理解しろ)」
というのなら、
尚更その理解に至る情報公開と住民参加が無いと
こんなの強制でしかない。

だったら、自治体の役所の隣に造る様にすればいい。
環境負荷も少なくダイオキシンも最低レベルだというなら。
職場から毎日えんとつを至近距離に見て過ごすならば
行政に関わる方々が安全対策に必死になること確実。

住民だって、投票や役所になにかと行く度に
清掃工場の存在を知ってごみ処理の身近さを知る。
万が一排煙逆流事故とかスプレー缶爆発事故があっても
役所の隣であればなにかと情報も早いし広域住民への発信も可能。
大抵は役所は市の中心部にあるだろうから、
収集するのにも理にかなっている。

…と思うんですけどね。
ゴミ袋を有料化も1つの手段だけど、それよりもまず
ほんとの理解を求めるほうが先だろと思う。


言葉だけのむなしさ

12/16に、野田総理が「冷温停止状態」を宣言した、らしい。

あまりの空虚な言葉の上滑りに
むなしいだけだ。

こんな宣言に何の意味がある。

健全な原子炉が普通に温度を下げていって
「冷温停止」と言えるが、今のフクイチは
いまだ誰かが直に炉の状態を確認出来たわけではない。

核燃料はメルトダウン、
バラバラになって容器をつきぬけ、
その下の容器に至り分厚いコンクリートにまで
浸食しているらしいから
「冷温停止」と言えなくて「状態」と言っているだけ。

これで「収束」と言っていることに、
いよいよドジョウがボケたかとか非常に辛辣な意見が
ネット上に飛び交っている。

たとえ外の温度が下がっていたとしても
状態を確認できないまま、汚染水はパンパンになるわ
数カ所から漏れてるわで、一体何かスバラシく
改善されたというのだろうか。

もちろん、吉田所長はじめ現場で命の危険と隣り合わせに
作業をされている方々がいるから、
この状態をまだ保っているとも言えるが
吉田所長が病気にならず今も留まっていたならば
所長は政府の「冷温停止状態」宣言など認めただろうか?
と思える。

「年間20ミリシーベルトでも問題無いと考える」として
福島の警戒区域を解除、住民を戻そうとしているというし
杉並で9万ベクレルが検出された芝シートを
「1キロのシートを1tの他のゴミと一緒に焼却すれば
薄まるから問題無い」
と応えた国。

だったら、基準はなんのためにあるのか、ということになる。
薄めれば問題ない、では全ての猛毒も安全ではないか。


ヤフコメで最近目立って来たのが
「もう嫌この国」


消費者として選ぶ自由がある事なら、まだいい。
そのための情報がねつ造されたり隠蔽されたりは論外。
あるいは施設を造られたり、知事の殆ど事実上のひと声で
ガレキ受入れなどが決められたりと、
環境という、個人ではなんとも選択しづらいものが
一方的に汚染されていくのには、
もう耐えられないと考え国内や海外への移動を
真剣に考える人達がいる。

基準を変えてまで無理矢理焼却を進めたり
子供の給食の利用の辞退も拒否する自治体では、
親が声を上げても伝わらないと思えば、
次第に自分の家族の身を守ることに
動こうというのはある意味当然かもしれない。

CA2807502.jpg

そういえば、玄海原発で「漏れてない」と発表してたのに
実際は汚染水が漏れてたとか、そんな話もつい先日あったばかり。

この時も地元の玄海町の町長は「地元への報告が遅い。」と
九電への不信を言っていたけど、今までのズブズブ関係を思えば
そういう反応も今更というか、芝居なんじゃないかと
そんなふうに思われて誰にも同情されていないあたり、
東海村の村長とはあまりにも違い過ぎる。

こんな大人を見て、何を期待しろというのか。
子供がかわいそうすぎる。反面教師になってることを
祈りたい。

こんなブログで怒ってても仕方ないのだが
ここまでアホなことやってる「団塊」(あるいはもっと上世代)
の人達を見て怒らないほど人間できてないし
静かにしろ激しくにしろ怒らない大人には
なっちゃいけない、と思っている。


…と思ってたら続報。(12/16)この九電の汚染水漏れですが。
「ポンプの主軸が折れていた」らしい。

これは「原子炉施設の故障」にあたるということで
佐賀県に九電が連絡したらしいが、こうやって少しずつ
「実はこうでした」という発表をする事がいまだに改まっていない。

こんな九電がつい先日、ストレステストの1次評価を提出、
「全く問題無し」と自画自賛したばかり。

地震も津波も来てないですよ?
なのにポンプの軸が折れる??

しかも今、3号機って定期点検中じゃなかったか?

まさに「なんばしょっと」だ。
何が「問題無い」だ。

地理的に福島から遠いのんびり九州でも、さすがに
まともな人なら今や「安全」なんて信じないと思いたい。
「よかよか」気質は、飲酒運転と原発では
「ダメ。ゼッタイ。」だ。

自然放射性物質と過失による被曝 その3

放射性物質を口から取り込んだ後の
排出については以前書いたが、
自然界に存在する放射性物質から受ける影響について
日本と世界平均とを比べたグラフが新聞に載っていた。

この世界平均ってのもかなり乱暴な話ではと思うんだけど。
イランやインド、ブラジルや中国などの
ケタの違う高線量の地域も一緒くたに計算なのでしょうか。

qa.jpg

これによると、日本では総量は世界平均の6割。
そして、どのようなところから取り込むかの
4つの要因の割合に違いがある。

この記事にあるように石造りの家からはその材質から
影響を受けやすいということで
海外は大気からの影響が高いとある。
逆に、日本はほぼ要因が等しい割合になっているが
食物からの摂取が海外よりも高めだ。

となると、いっそう
現行の超ユル基準値では、どーなのよと。
なにせ主食のコメが基準値超えしても、
そこの県知事は今後の見通しに「停止」ではなく「自粛」と
相変わらず繰り返すのみ。

で、例の消費者庁のサイトを今一度見てみたのですが
この件に関して、なんとなくグラフが新聞記事と
違うといいますか…

食品からの影響の割合が微妙に低いんです…ナヌ。



syouhisya.jpg



…と思ったら、これ、「世界平均」じゃないか!


どーなの、これ。
分かっててやってるのならちょっとあまりにも。
日本国内のデータが定まっているのなら
なぜそれをここに載せない?


こういう事も総合的に考えて、
個人で出来る事はやったほうがいいのではないかと。
お米はいつも玄米食の人もしばらくは白米にかえるとか
溜め込みやすいといわれるアブラナ科やベリー類は控えるとか。

後で笑い話で済むなら結構。
でも後で後悔するのは、悲しい。

今の国のやり方では、政府や東電の言う
反対の事しないと危ないんじゃないのかな、
としか思えないから。
これはすごい不幸な有様なんだと思うけど
元凶作ってるのは誰なんでしょうねえ。

偉大なる二次元国家

ファミリーマートで11/29から
販売されていた「スライム肉まん」

0241496.jpg
↑ファミマの紹介写真はどうも出来が良過ぎる。サンプルに違いない。

12月頭にコレを知り、期間限定だし
一度は見てみたい!と近所のファミマに行ったが
とうとう遭遇する事ができなかった。

100万個限定という話だったが、
その100万個が発売から1週間の12/6には
既に「出荷完了なのであとはそれが売り切れたら終了」
という状態だった。

それからもう10日。
なので当然もうお目にかかる事は無いと思われる。

コンビニは生活圏のあちこちで普段目にしているのに
こういう時、それがどの系列店だったかというのは
案外記憶していないもので、確かあそこにファミマが…
と思って行ったら、緑×青ではなく
赤×緑系や★マークの系列だったりと結構あやふやなものだ
というのを今回思った。

自宅周辺のファミマを検索し、
あった!と思ったら肉まんのケースの中には
ブルーのそれはなく、お詫びらしき紙が貼ってあったりと
がっくしする事数回。

これが熱心なドラクエファンならばツィートしながら
数十の店舗を回ったり、店に電話して
肉まんの入荷時間を確認したりとゲットできるまで
あらゆる努力を惜しまないのだろうが、
そこまでではないので適当なところで冒険の旅を終えた。


青い色はクチナシ色素らしいが
中身の肉との色の対比が悪過ぎる。
青や紫は、よく食欲減退色と言われているが
これで本当だと実感した。

せめてあんまんにしてほしかった。
グミとかなら問題無さそうだし
スライムベスならば何でも美味しそうなんだけど…

1人で大量に購入する人もいる中で、
どこに行っても買えない!という人達が大勢いたのか
自分で作ってそれを動画にしたりと、ネットでの
盛り上がりがすごかった。

捕獲されたスライム画像集→クリック
ファミマの愛のある手書きポップ集→クリック

youtube内で「スライム肉まん」と検索すれば
山のように動画が出て来ます。でもえんえんと
ファミマで買う光景だとか人の食べてる様を見ても
動画としての面白さはどーかと思ったのでここでは載っけません。

このしずく型のキャラクター一種類の肉まんで
ここまで盛り上がれる国は
他国から奇異の目で見られてるよーな気もするが
こういうことをマジメに商売にしてしまうのが
楽しいところ。

「もうさ、日本の首相なんて、二次元でよくない?
どうせコロコロ変わるんだし。」
とオタク友が随分前にそのお友達と話していたのは
もはやもっともだと思える。

二次元キャラクターアイコンを作って
それを首相にしておけばいい。
実体は無くても、どうせ海外の会議に出たって
自国の意見すらまともに言えないのだから
テレビ電話での参加で充分。

年間20ミリシーベルトでも警戒区域を解除できるとか
誰も炉に近づいてないのに冷温停止とか
恐怖発言繰り返しているのなら、責任持たなくていい
二次元首相でいいんじゃないのか?
この際世界に冠たるオタク国家のメトロポリス東京の
知事も醜悪な老人より二次元キャラがふさわしい。

それこそ、スライムを「首相」にしたほうが
100億倍は庶民に愛される気がする。
スライムに悪いけど。

自然放射性物質と過失による被曝 その2

前の記事の続き。

フクイチの事故での海洋汚染について、
今までの東電の計算では、ヨウ素セシウムなど3つの核種合計で
4700兆ベクレルで、
1975年のセラフィールドでのセシウム137の5200兆よりも少ない、
ということになっている。

しかし、この4700兆には、すでに汚染が始まっていたと思われる
3月の分が計上されていないという事が分かった。

kaiyou.jpg
11/23付東京新聞

これは5月に東電が発表していた値だが、これに対し
国内外から異論続出、東電の3倍~28倍では、という
試算がいくつかの研究所から出て、
さすがに再計算をするはめになった。

こういう、不十分な資料を出し何か外部から言われなければ
それでやり過ごそうという姿勢は、
たった一度で信用を失う。
いったいこれまで何度、こういう事が
電力会社であっただろうか。

東電は11月中に再計算して公表すると言っていたけど
その後どうなったのだろうか。

たとえその再計算の値を「世界最悪のセラフィールド」
よりもギリギリ少ないものを東電が再提出しても、
汚染水がホースから漏れただの
もう一杯だから放流するだの
いろいろ言っている事態なので、どう考えても最終的に
世界最悪の値になる事はほぼ間違いないんじゃないだろうか。

となると今後起こりうる事態は…


やはり海の底にいる魚は遠慮しま~す。

自然放射性物質と過失による被曝 その1

よく原発推進派あるいはこのままでいいと思っている人が
言う根拠の中に、「自然界から浴びてる放射線があるのに何を今さら」
というのがある。
中には塩と同じくらい放射能は人間に必要だという人もいて
その人温泉の宣伝してた。ナットク。

確かに、土壌として磁器土にいい土地では放射線量が高いし
ラドンやラジウムなどの温泉の出る所もそう。
世界最高の数値がある場所にだって住んでいる人達もいます。

でも、ウラン鉱山の近所にわざわざ住みたいとは思いませんし
世界各国のウラン鉱山で実際健康被害出てる。
鉱山の中には掘ったままにして放置されまくってる
場所もあって、そういうのが自然放射線として換算されているのなら
いくら自然とはいってもわざわざ掘り出し拡散させている結果は
これから出るのだといえる。

キュリー夫人もラジウムで被曝していたのは有名な話。
更に自然界にはないプルトニウムを使う事はどう思うのかと
そういう事に触れないのはおかしんじゃないかと思う。

というより自然界から浴びているのだから
人間の過失でまたそれ以上やすやすと
浴びる事はどうなのか、と思うわけです。
自然界の放射性物質には人間は大昔から晒される中で
ゆっくり体も対応するように進化してきたのだろうが
人工の物質への防御はまた別の問題。

人間が管理出来ることならば、
リスクは小さいほうがイイに決まってる。

原発という、人が造り出すものを自然放射能と
比べて安全だと言うのは、そこがもうおかしいと思う。
現に今有効な手だてが出来てるとは言いがたいじゃないですか。

shizen.jpg

shizen2.jpg

原発立地自治体では実は奇形児が産まれているが
流産として処理しているので統計に出ていないだとか
どこかの受け入れ地元では白血病の罹患率が全国平均の数倍あるが
分母が小さいから多分統計的に問題無いとか
いろんな疑惑はあってもネット上のデマだとか言われたり
立証が難しかったり表立たない事例は沢山あるようで。


悪名高いイギリスのセラフィールドの事故だが
ここの近くの村も白血病の罹患率が高い。

そんなに白血病はポピュラーじゃないと思うんですが。

で、恐ろしいのは東電が3月分の海への流出放射性物質を
ずっと計算に入れていなかったという事だ。

これの続きはまた。

放射性物質の体からの排出

以前、日本の食品の放射性物質基準値が
世界と比べ激ユルだという事を書いた。→過去記事クリック。

これはずっと問題にされていて、国は今後見直すと言っているが
ひと頃騒がれていた「40ベクレル」というのも
その数字が食品から検出される限度ではなく、
40ベクレルが最低限界検出値である機械を
使う事だ、とかなんとか後で釈明していたのは記憶に新しい。
(そしてこれすらまだ決定では無い…のか?)

検出限度の最低値が40というのは、正直高いだろう。
機械の限度がそれなら、当然食品の基準はその数値より
高く設定するということになる。

ドイツではひとケタの基準値なのだが(大人8子供4ベクレル)
この差は何なのだろう。
ドイツから機械買ったら?ついでに脱原発も見習え。
お金ないんだろうなあ…
って、もんじゅに費やす費用を充てれば済む話だろうと。

清水元社長の退職金は5億もあるのにね。

12/10の東京新聞で、口から取り込んだ放射性物質が
どのくらい排出されるのかという記事が載っていた。

元データは消費者庁のサイトにあるようだったので
こちらをご覧下さい。→食品と放射能Q&A
これの1の問6の生物学的半減期について(P11)
の問いへの答え3番目に書いてあります。

意外だったのが、大人はかなり半減期が長いということ。
排出にはざっと赤ちゃんの8~9倍の時間がかかる。
代謝にこれだけの差があるというわけだ。

もうある程度年をとれば放射性物質への感受性が
低いから気にしてない、とかいう話が一般的になりつつあるが
いくら感受性が低くても、こんだけ体内に留まっているというのは
どうなのか?

この消費者庁の情報をどこまで鵜呑みにしていいかだが、
これだと20歳代30歳代の、子供を産み育てる世代は
2ヶ月以上かかる半減期。

赤ちゃんを産むと、例えばダイオキシンなども母体からは減り
その分あかちゃんに移動していく。
同様の事が、当然放射性物質で起こるだろう。
大人だから気にしないというのはやはり危険だと思う。

年だから何らかの病気が出る、と自分を納得させられれば
それでもいいが、働き盛りに国の無策で発病したとしたら
悲し過ぎるではないか。

そしてフクイチが収束していない今、
口からの取り込みは過去一度だけの問題ではない。
毎日の食事で何かしらセシウムなどを摂取していれば、
この順繰りが続くわけで、3月から3ヶ月経ったからもう大丈夫、
ということでは無い。

現に、春の頃新聞に載っていた新宿の大気の計測値と
今とでは値は全く低くなった気がしないし
むしろ高くなる時もある。

kijyun.jpg

※東京新聞より。
野菜から芋類根菜類が除かれているのは「地中にあるものは汚染されにくい」という考え方らしい。
5センチまでの表土が危険という。
しかし、カリウムを含むジャガイモはセシウムを吸収しやすいのでは…と個人的には不信を感じる。


北欧でも、チェルノブイリ事故直後は
一時的に食品の基準値を緩くしていた。
ただそれは、例えばトナカイの肉を食べる一部の人達の
業種や伝統文化を保護するための、言ってみれば
やむを得ない緊急措置で、数年後には元に戻していた筈。

なぜこういう考え方が出来ないものかと思う。

今あまりにも汚染がひどく、現実に基準値を合わせるしかない
というのなら、理由をはっきり知らせた方がまし。
根拠も説明せず全てに曖昧なまま放置されて、
生産者は田畑を維持するには作付けするしかなく、
消費者は偽装を心配しながら購入するしかない。

いつまでの措置なのか、根拠と先の見通しがわからないから
不安も広がるし公式発表も信用されなくなる。

脱原発を訴えるサイトやツイッター、出版物などを
いちいち監視するのに税金を投入するヒマがあったら
必要な事をアナウンスするほうに時間とお金を使って欲しい。



紳士の国のフトコロの深さ

これはTVニュースでご存知の方も多いと思うのですが
7ヶ月のリビア任務を終えて帰還する、NATOの兵士が
英海軍の船の上でマライア・キャリーの曲でPVってるというの。
(youtube削除されたらすみません。HMS OCEANあるいは
All I want For Christmasで検索すればまた出るんじゃないかと。
にしても1週間かそこらでもう100万再生



冒頭の方がソフトなフレディ・マーキュリーだなあと思ったら
後の方で同じ方がバスタブに浸かり若いセーラーにウィンクしてて
ますます疑惑な演出。いろいろ大丈夫か。

ユニオンジャック柄のポットにティーコージー、
いちいち遊び心が。

赤鬼のように日焼けしたマッチョなアメリカ軍(イメージ)
とは違う、同じ軍でもどこかお上品さと軽妙な雰囲気
加えてなぜか漂うホモ臭さ。(それもあくまでもお上品)

これもイギリス海軍という言葉で勝手に抱いてしまう
イメージなんだろうが。

家族や恋人へのクリスマスメッセージということで
帰還の嬉しさがバンバン伝わって来ます。
この際リビアに行く事自体はどうなんだというのは置いておく。
彼らは命令されたら行く立場なんだし。


イギリスの軍隊というと、ちょっと前の映像ですが
コレを見ていたせいで、
今回このクリスマスPVを見ても驚きはなかった。



これもNATOの他の国の戦闘機がそのお国のやり方で
次々誘導されていく中、イギリスだけは…
ン?  ???
なおちゃらけぶり。

後半のマリオかフレディのようなお方にいたっては
一応この基地のエラい人らしい。
(ニコニコ動画のほうがコメントの説明で分かりやすいです)

一応、英国でのチャリティイベントということなので
さすがに普段コレということではないが、
「自○隊に欠けているもの」という視聴者のコメントには
激しく同意する。

軍隊がいつもこんなでいいくらいのほんとの平和がくればいいのにと
思ってしまいますが
いろいろな矛盾を抱えつつアホも出来てしまう
変態紳士の国イギリスには、同じ島国でも何かが根本的に
かなわないなあと思ってしまう動画でした。



やすやすと受入れてはいけない。

福島の農産物が他で売れないから
福島内で売られていて、嫌だと思っても他の選択肢が無く
買うしかない、都会の人にこの気持ちが分かるかという
福島の人の意見をどこかで見た。

嫌だと思うなら、仲間を作って訴えるしかない。
嫌と思うのは、安全ではないと思っているから。
…ならばそれを他に売るのはオッケーなのか?


…と、私は残酷にも思ってしまったのだが。

こういう矛盾にも、今の状態で明確な答えを
出せる人はいなさそうだ。

ただはっきりしているのは、
今もなお漏れている放射能は、世界からスペシャリストを呼び
とにかく早急に状況解明と対処をしなければいけないこと。
そして汚染物質は「わかちあい拡散」ではなく
集めて閉じ込める事。
そこは立ち入り禁止区域、国の管理下に置く事。

子供や妊婦、将来のある若い世代は早急に
高濃度汚染地域から避難させること。
(もちろん国の補償で)

さらに、日本のような狭い地震列島で
原発はもうやめたほうがいいということ。

何かあればこれはもう、大いなる国土の損失でしかない。

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先月の昭和記念公園。大川栄策。

いろいろな考えがあって当然だと思うが、
私個人としては、例えばうちのそばにある焼却場や
今後できるかもしれない新たな中間処理施設、
そういうものを受入れたあるいは受入れる、のは
結局のところそこに住む住民
だと考えている。

反対したとしても最終的に
幸か不幸か世の中多数決で決まるので、
それが通らず建てられたとすればそこで暮らすのは
ストレス以外の何物でもないが、
猛烈に反対すればいくらおかしな自治体でも
少しは躊躇する。

意見をまとめられないのは住民の無知と無関心、それに
行動力の無さが原因だと思うが、
そういうところにはそういう施設が
建ってしまう。

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ここを見れば分かる。
立川市の焼却場も、小平、武蔵村山、東大和の3市の
共同焼却場も近いうえに、今度はまた3市の廃プラ施設計画。

一度受入れた土地は、そうなるのだといういい例だ。
たいがいは自治体の端、他自治体との境で人口も少ない場所だ。


だから、今回の原発事故では、東電や国の
無責任な対応には当然怒りを覚えるが、
同時になお7号8号機の建設を願っていた地元自治体や
これだけの被害が出ているのに今もまだ推進オッケーと
考える他の受け入れ地元には、自分のいるこの地域がだぶって
なんとも、どうしようもない感情がわく。

今の家があるこの東京郊外は、
ふるさとではないし、ある意味客観的な視点を自分は
まだ持って見ている。ここじゃなくちゃ嫌だという感情は無い。
それでも、これ以上汚染されては嫌だと
思えるので廃プラ施設には反対だ。

だからこそ、なぜ、佐賀の玄海町のような、
代々ずっと同じ土地に住んで来て、土や海が命のような人達が
今も原発を受入れていきたいと思うのか理由が分からない。
ホントの事が言えないだけだと思いたいが…

建設の頃ならば、情報も乏しかっただろうし
高度経済成長で働けばその分豊かになった時代に
夢のエネルギーと言われれば、
村にカネが入ると言われれば
受入れていたのは分かる。

でも、なぜ今でも、当時と同じ考えでいられるのか。
これだけは、理解できない。


こんな疑問を言っても「都会思考の人にはわからんよ」
「カネが無いと暮らせないんだから」
ともしなるのなら、田舎よりも都会
(…ここ、都会じゃないんですけどね)
のほうがいい、と最近思ってしまう。

自分達が誰か他の人達のために犠牲になっている、と思うなら
そういう施設は受入れてはいけない。
受入れたところで他の人達は日頃感謝なんてしていない。
施設の存在すら知らない人だっている。

最終的に泥をかぶるのは「受け入れ」た人達だ。

ヒーターのお直し

我が家の暖房は某家電メーカーの
灯油ファンヒーターを使っている。

エアコンは朝などよっぽど寒くて急ぎで暖めたい時に
一時的に併用することはあっても、すぐに消す。
圧倒的主力はファンヒーター。

買って確か7年か8年かのものだが、
今年はどうも火の着き具合がおかしい。

ボッと点火した音の後、炎がやけに赤くなり、
ピーピーという警告音と共に
停止してしまうのだ。

スムーズに着く時もあるけど、2割くらいの確率で
着火失敗、臭いススを窓を開けて追い払い、
しばらく待って再度点火。

思えば去年あたりから、給油するとタンクと
本体とのジョイント部分からポタッと
灯油が垂れるようになっていた。

これは一度メーカーに聞いた方がいいだろう。

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というわけで、いない間はアナログ灯油ストーブの出番でした

てなわけで電話してみたら、営業の人が来てくれることになった。
その結果、メカニックの人が見て修繕や部品交換出来る場合
見積もりをくれるということに。

実はこのシリーズのヒーター、もう販売していない。

それを知ったのもつい最近だったのだが、
画期的な灯油タンク、使いやすい設計にもかかわらず
今はもう無い。

これと同じかシリーズの中古がヤフオクで取引されていて、
中古でも人気があるのに何故…と思ったが
一週間後、めでたく部品交換したヒーターを持って来てくれた
メーカーの方曰く、もともとこのシリーズは
価格が他のものより若干高めで、
1万円台という低価格競争になっている今
採算の問題でやめてしまった、という。

今や他の電機メーカーでも、ファンヒーターは
軒並み生産をやめてしまったらしい。知らんかった…

これ、特許をとっているのに勿体無い…

他のメーカーに特許権譲るとかして
販売して欲しいけど、無理か…
タンクの構造がとっても使いやすいし
油漏れもなくて、容量もあってよかったんだけど。
だからおそらく中古品でも人気なんだろうと思う。

人気があるのに、価格競争に負けて無くなるとは
資本主義の大いなる矛盾。なんとかならんもんか。

電気を使わない暖房器具が原発事故以来人気だという。
でも、まだ修理すれば使えるこのヒーターを
捨ててしまうのは、勿体無いかなあ。
いよいよ部品が無くなったら仕方無いけど。

ああ、18℃設定のケチな自分と22℃にする家人とのバトルが
また今年も始まるのか…

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治ったよ~


沖縄のごはん④番外編

沖縄の食堂では、メニューに例えばゴーヤチャンプルーが
単品で書いてあったとして
それを頼むと、頼んでなくても「ご飯」がついてくる。

基本定食の考え方のようだ。

だから、モツと野菜の入ったお汁の
「中身汁」を頼むとこれにもごはんがついてくる。

それに、たいていのお店は量も多くて
麺類の場合も具が多い。

東京ならば、お店の外観や内装は凝っていても
お値段と料理の中身が釣り合ってなかったり
やたらと量が少なかったりという店があるが
沖縄の場合、東京なら入るのを躊躇するような
外観のお店で大満足の料理が出て来る。

実質的だ。

なので、ガイドブックに載っていなくても
地元の人で賑わっているお店に
ふらりと入ってみるのをおススメします。


入るやいなや歌謡ショーが始まって、
注文したものを食べる前にテーブルのまわりを他のお客といっしょに
カチャーシーしながら回ることになる場合もあるが
まあそれも沖縄ということで。

前名護の近くでふらりと入ったお店では
偶然某有名ゴルファーのお父さんが
選手の卵達のような若者を連れてお酒を飲みに来ていた。
そのような偶然もまた面白い。

頼んだものが切れていたら、「いーよいーよ」と
知らない人の名前が書いてあるビンから
ついでくれたり(え、人のキープから…?)
なんともいえないユルさとサービス精神。

例えばソーキそばの豚肉は、お店によって
濃い色に煮込んであるもの、薄味で白っぽいもの
いろいろあって、もちろんそばの部分も
断面が○に近くて硬めのものから
平たく薄めで柔らかいものまでほんとにいろいろ。

いろんなお店で食べて、好みのお店を見つけるのも
楽しいです。

福島の作家の話 その3

前回に続き、たくき氏の文章について思った事その3。

福島でも、例えば飯館村では
森林が多く除染に20年はかかるというのに
その間どうするのか、他の場所で再スタートしたい。
そう考え始めている若い世代がいるのに、
村に戻って復興を、の流れの中で
そういう事を言えない状況だという記事をちょっと前に読んだ。

飯館村は、古い慣習が若者を遠ざけているのではないか、と考え
外部から来た人達も、全ての世代が暮らしやすくなるように
開かれた村を皆で作り上げるよう努力し、それが成功した
そんな地域だと以前聞いていた。
村を上げて持続可能な産業を、と循環型農業にも力を入れてきた。

それだから、あまりに惨い話だ。

地方は助け合いの精神が人との関わりを
濃くしているが、意見に相違があった場合、
そして今回のような健康と人生設計に
もろに関わる問題の場合に、いい意味での
個人主義が全く通用しなかったら悲劇だ。

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避難所での「一生国と東電が見てくれる」発言は、
なんとかしたいと思って駆けつけたボランティアには
ショックな話だ。
でも、口に出さない人だっているのだと思う。

なにしろ震災と事故で極限状況にある時に、
その場でぶちまけた感情だ。
その心理を問うのもどうかとは思うが、
「東電や国にだまされた」と本気で思っている人は
ホントに「安全だ」と信じていたのだろうから、
この先全部、一生涯補償しろ、と思うのは無理もないと思う。

そして田舎というのは結構こういう部分があるものだと
地方出身者の自分は思っている。

しかし、今、原発という毒を垂れ流す発電機を
やめて行こう、と積極的に訴えて署名活動などをしているのは
この作者がいうところの「都会の」人達が圧倒的に多い。

数の面で分母が違うからという事を差し引いても、
石原伸晃が「ヒステリー」とおそれた程、
福島をこんな状態にしたことへの抗議をしているのは
「都会の住民」であり、
福島はむしろ思う事を言えない状態に
自らを追い込んでいるように自分には見える。

だから「農家の婿」ブログのような発信者がもっと
福島に増えて行って欲しい。

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コメの事などは、この秋元さんのコメが検査されていれば、
今回のように「二転三転してやはりダメだった」という
最悪の結果があるいは防げたかもしれないが、何とも分からない。

自然が相手だからとよく農家の人が言う通り、
コメについては放射性物質がどう移行していくのか、
よく分からないことが多過ぎるという。
この作者は東京と同じくらいの汚染度だったから
多分コメは汚染されていなかっただろうと希望的観測を
書いているが、これは少し無責任な予想にも思える。
都内も、基準値を越えた農作物は出ているのだ。

本検査だって、濃度が低そうな田んぼで測って
それで全て出荷OKというカラクリで、ザルもいいところだ。
補償の問題にしても、作らないと補償されないからという
話も聞くが、このシステム自体おかしいうえに
信じる(信じられる)対象がもはや無い状況で
方針も意思疎通も何もかもがメチャクチャにしか
思えない。

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僅かでも希望が無いと、生きるのは辛過ぎる。
農家の人達(農家だけではないが)が
将来も仕事をするには、健康な土地が必要だが
今はそれがどこにあるのか。

無理なら国ははっきりそう言うべきだろうと思う。
もう9ヶ月、いい加減データは出ている筈だ。
今は科学的な問題と精神的な部分、加えて金銭の問題が
ごっちゃになりすぎて、二次、三次被害を起こしている。

核燃料がどこにあるかもはっきりと誰も確認したわけでもないのに
汚染水がまたもや大量に漏れていたというのに、
そして思った通りコメが汚染されていたのに、
なぜ住民を戻すというのか。

農産物は作る側も疑心暗鬼、
出荷した後にたまたま検査で発覚。
この労力と費用、僅かな希望に対してあまりに酷い仕打ちを
また来年も繰り返すつもりなのだろうか?

田舎には田舎の、都会には都会の長所がある。
今は短所を言うのではなく、長所でもって
知恵を出し合って情報は全て公開し、
ホントの意味で協力していけないものか。

一刻も早く、海外からもヘルプを頼んで
元凶のダダ漏れをストップさせて
状況把握、住民避難と放射性物質の封じ込めを
しながら、基準値ダウンをはかっていってほしい。

沖縄のごはん③番外編

安くておいしい沖縄の食堂。

まあ確かにハズレもあります。
でも、沖縄のお店の面白い所は
「こんなお店で大丈夫なんだろうか…」
と思ってしまうような店構えあるいは雰囲気のお店が
その心配を裏切ってくれる事。

もう6年くらいは前になるが、
北部で入った店はウッディだけどオシャレというわけではない
なんともいえない造りだった。
他にお客がおらず、メニュー見ると一番高いもので
確か¥600あたりとかだった。記憶に間違いが無ければ。

しかもかなりの量のお肉が来て、2人で1つで良かったかと
思える程。(そしておいしい)
単品で頼んだサラダもとんでもない量だった。

隣の、オーナーとおぼしきおじさんがいる部屋は
古い家具に写真の額、動物の骨や毛皮、織物などがあって
アメリカ大陸、それもメキシコ国境か南米の
荒涼とした土地に建つ家の中のような雰囲気。

暗めの灯に照らされたその部屋の調度品は
埃っぽく乾燥した空気に包まれているようにさえ思えて
沖縄だという事を一瞬忘れる。

ジョージア・オキーフはこんな家にいたんじゃないかと
思ってしまう、そんな部屋の古い椅子に黙って座っているおじさんは
もしかするとインディオ(かネイティブアメリカン系)
の血が入っているのだろうかと思える風貌で
その部屋にとけこんでいた。

沖縄からは南米に移住した人が多く、
戻って来て南米料理のお店をしている人もいるので、
もしかしてそういう方なのかと思った。

殆ど喋らず、シワの深い濃い顔立ちで
椅子に腰掛けている静かなそのおじさんと
なんとなく日本人離れしてるように見える顔の
お店の女の子達。
ちょっと異次元だった。

ネイチャーガイドさんにこの店の話をしたら
「ああ、なんか置屋みたいな不思議なとこでしょ」

お…置屋って…

ガイドさんもお昼を食べに行ったりするらしい。
多分昼間明るい時間帯に行くと全然違う雰囲気なんだろーなー。
夜行ったってのもあるんじゃないかな。

で、検索したら、ありました!
ラ・カバニャ←クリック。
場所といい、ここだと思う。メニュー載せてる人もいたけど
単品で500円、ご飯スープ付きセットで700円という
この価格はおそらくこのお店に違いない。

ペルー料理だったのか。なるほどー。

国頭方面に行かれる方は
一度寄ってみて下さい。

福島在住の作家の話 その2

その2です。福島側の事情が書いてあります。


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この作家の強い怒りには全く同感で、
国民の命を守るという明確な方針を打ち出せない国には
ほとほと呆れるばかりだ。
何しろこの方は震災に2度も遭っている。
自然災害はある程度仕方無いとはいえ、その後の対処へは
当然の怒りだと思う。

しかしこれを読んで自分が困惑したのは、
「都会の住民」が皆机上論を信じているかのような
書き方と肝心の部分。

例えば表土を剥ぐ除染のことで、表土を剥ぐと作物は作れない、
とある。
これは、その土地で耕作を続けたいという意味なのだろうが
表土がいかに素晴らしいものであっても、
そこが汚染されているのが明らかなら、
まずは耕作は控える前提で
その先の対処を考えなくてはいけないのではないか。

まだ大元が収束していないのだから、
除染してもキリが無いのでそこはそのままにして、
状況を見た上で除染する、
その結果を見て時間をかけて土の状態を回復させて行く、
ということなら分かるのだが。

それとも、表土のはぎ取り無しで除染出来る方法が
あるのだろうか。
もしあるのなら、それを代替案として書いて欲しかった。

危険だから逃げろ、あとはカネでという思考が
単純過ぎるというのは分かるが、危険な土地ならば
まず逃げるほうがいいのではないだろうか。
少なくとも妊婦子供は早急に。(その際の補償も当然だ)

除染で内部被爆のリスクが上がるのももっともで、
それはこのあたりの除染でも思う事だ。

除染NG、農地は失いたくない、避難&補償も問題…となると。
ちょっと矛盾を感じてしまった。

CA2807350.jpg

ではどうするか、どうしたいのか。
ここが一番今現実に対処が急がれる事で、
福島にいる人に「なんでコレコレのようにできないの」と
言って欲しい。

被災者に酷な要求かもしれないが、
原子力について著作のあるプロの作家だけに、
同感できるだけに、
そこをもっとはっきり書いて欲しかったのだ。

この人が言うように、土に生きるということから
ほど遠い都会思考が問題なのは、確かだと思う。
土地に手を入れ、代々守って来た価値というものは
ハイ補償しますから、
ということで済むようなものではないからだ。

ならば福島の人達がこうして欲しい、と
もっと声を大にして言って欲しい。
田舎の人と都会の人という線をひくばかりでは
お互いがいい方向に進めないと思う。

沖縄のごはん②番外編

「オードブル 弁当」のお店以外にも
安くて美味しい沖縄のお店、道の駅。

お土産を買うのにも品揃えがよく
名産品目白押しなのでとても便利だ。

その道の駅にしか売っていないようなレアものもあるし、
その場でご飯を食べるにも、これまたボリュームとお値段の
バランスが大変ありがたい料理を楽しめる。

とりあえず、ドライブ中に出くわしたら
全部に寄って見るとイイと思う。

恩納村の道の駅にあった「島豆腐とニガナの入ったキッシュ」
なんて、他所ではなかなか食べられるもんじゃないと思う。


それと、お酒。

クースー(古酒)はすっかり市民権を得たように
思うが、あれはそのビンの中の泡盛が
100%古酒なのではなく、古酒とそうでないものが
ブレンドされているものが殆どらしい。
(古酒と呼んでいい配合率は当然決まっているのだろうけど)

で、これもタクシーの運転手さんに教えていただいたのだが、
高い「○○年もの」という古酒を買うのではなく、
街角の安いリカーショップで度数の高いものを買って
家で寝かせておけば、古酒になるよ、と。
これならブレンドではないし。

すぐに飲みたい方には待てないだろうから
それはそれで買っといて、
じっくり先にmy古酒を楽しみたいなら、
それが確かにお得かもと思う。

左党の方はお試しください。

福島在住の作家の話 その1

最近見た新聞記事の中で
真摯な怒りに満ちていると同時に
困惑させられたものをご紹介。

なぜ困惑したのかはその2で書くが
まずはじっくり読んで下さい。

この方のプロフィールは次のとおり。
たくき・よしみつ
作家・作曲家
1955年福島市生まれ。91年原子力問題をテーマにした小説
「マリアの父親」で第4回小説すばる新人賞。
2004年の新潟県中越地震で同県川口町の家を失い
川内村に移住。
新刊に「裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす」(講談社)

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今更沖縄の夏休みリポート~最終日

最終日、5日目は午後の飛行機。

とはいえ13時台の便で、そんなに遊べない。

那覇のホテルを出て、さて何処行くベーということで
ちょっとレンタカー返却時間に
ギリギリかなーと思ったが、斎場御嶽に行くことにした。

ここは前一度行っている。

切取られたような形の巨岩と、
そこをくぐって行った先から久高島が見えるのが
印象的な御嶽。

ちなみに沖縄には御嶽があちこちあるが、
久高島の御嶽は特に、
祭壇のような物すら何も無く
ただ木が繁っている何もない場所のようなところで、
崇拝の形の極地と感じた。

この日も晴れて暑く、斎場御嶽のうっそうとした緑の
陰がありがたかった。

時間の都合上、他のどこかに寄ることは無かったが
斎場御嶽に最後行けてなんとなく爽やかな気持ちに
なれたせいか、帰りの飛行機は行きほど怖くなかった。

台風発生がこの前日には報じられ、
自分達が乗った翌々日にはもう影響が出ていた。
文字通り台風通過直後に行き迫って来る前に戻るという
実にいいタイミングだった。


8月の沖縄は、料金がかなり高い。
9月も中盤以降、連休を避けた日程ならば
少し下がるし、泳ぐのも問題無い。
10月もまだ泳げるが、
夏休みとしてまとまった日数をとるには
お勤めの方には9月、あるいは7月上旬をおススメします。

7月上旬のほうがサガリバナ見れるし
空いていると思うんですが。
9月はどうしても台風が、ねえ。
なにせ発生してから来るまでが早いから…

とりあえず、レンタカーの事故と
危険な海洋生物にはご注意。
それと、足のつかない場所でシュノーケルする時は
面倒でもライフジャケット付けた方がいいです。

沖縄の海は透明度高くて、
わんさかいる魚や色とりどりの珊瑚を
上から見ているうちに距離感がおかしくなって
酔ったりします。

水難事故も、あんがいそれほど深く無い場所で
シュノーケル中という例があります。
きれいなだけに本土では考えられない事も起きるので
行かれる方は、安全第一でお楽しみくださいませ~

今更沖縄の夏休みリポート~沖縄のごはん①

沖縄の食事、「好きじゃない」という人に
たまに会う。

なんか皮の付いたお肉がごろりと入ってる煮物ばかりで
垢抜けないだとかなんだのいう人がいるが
九州文化圏の自分にとっては全く違和感はなく、
豚足系はむしろ好きな食文化。中身汁もドンと来い。

でもそれは、もずくやアオサといった海藻に
あっさりした魚などの海の幸に、果物、イモ類、
沖縄独特の野菜があってこそ。

肉ばかりだと明らかに沖縄の食は油とカロリーオーバーに
なりかねない。たとえ豚肉は茹でこぼしてあっても、
基本的に揚げ物や肉類が多いから。
イモ類が殆どだった粗食のお年寄りが長寿というのはなにやら皮肉だが
今、沖縄の長寿記録に急にストップがかかり始めているというのは事実。
今の食生活では、今の20代が後40年後には相当な率で
成人病になってるんじゃないかと思える。

それに、10分歩くなら車に乗るという、暑さ故(?)の
歩かない習慣というのも、ナイチャーから見ると
心配になってしまう。

それはおいといて、沖縄で安く実質的な食事をしようと思ったら
街角の「オードブル 仕出し 弁当
などと書いてあるお店で
お弁当や総菜を買って食べる事をおススメする。

「冷やしもの一切」とか、本土では馴染みの無い看板とともに
やたらと「オードブル」という看板があるので最初は「??」
だったが、そういうお店では餅(ムーチー)やモズクや
お弁当、仕出しまで多種のおかずをゲット出来る。

しかも大変リーズナブル。

タクシーの運転手さんに、こういうところで昼買うんですよと
教えてもらってから、よく利用している。

パックにたっぷり入った味付きもずくが¥100、
サンニン(月桃)の葉でくるんだ紫イモのムーチーや
天ぷらも1個から買えるし、
店にもよるだろうがバットに入ったチャンプルーや
クーブイリチー(昆布の入り煮のおかず)などをグラムで選んだりと
東南アジアの安食堂のぶっかけメシ売り場のようで大変楽しい。

炊き込みご飯の「ジューシー」も種類があるし、
「チャンプルー」「そば」「てびち」に飽きた人にも
沖縄の普通のお惣菜の幅の広さが楽しめるので
ぜひお試しを。

名護のガジュマルの巨木「ひんぷんガジュマル」の
近所にある店は品目が多くて安くてお気に入りのひとつだった。
今もやっているといいなあ。

海などに出かける時に、こういうお店で自分の好きなご飯とおかずを
単品で買うのが、ああ、沖縄に来たなあと思う1つの場面。
沖縄はコンビニもちょっと沖縄特有の物売ってて面白いけど
こういう個人経営のおかず店、減らないで欲しいと
切に願うヤマトンチューなのでした。

今更沖縄の夏休みリポート~国際通り近辺のお店

12月に突入したというのに、ちんたら9月の南国旅行を
今更日記として書く自分。

まあ忘れない様に書いて置くというのはあるんだけど、
これがなんだか不思議で、覚えてる事を書くと
記憶が弱くなる気がする。
多分安心しちゃうんだろうと思う。


国際通りも結構お店が入れ替わっていて、
牧志公設市場に至るアーケード近くの店の
有名な看板もとうとう無くなっていた。
以前来た時にたまたま食べて、他の店にはない氷のぱりぱり感と
アジアンな具にすっかりお気に入りだった「ちゅらちゅら」
という氷屋(アイス屋と言うべきか…)も見当たらず。

居酒屋のお姉さんに聞いたら、ちゅらちゅらという名は
ピンと来なかったみたいだけど、確かにそういう店はあったが
無くなったようです、と言われやはりかとガックリ。

裏通りにあった、ちょっと変わった小さなお店なども
かなり移動または閉店していた。
そうかと思えば、返還前からずうっと変わらないんだろうなと
思える土産物屋も健在。

夕食後に見つけたお店で、沖縄の紅型をイメージした
デザインのシャツを見ていたら、この店には
読谷村の例のガラス工房の作品が沢山あることに気付いた。

お店のオジサンはウチナーというよりヤマトンチュー的な
風貌で、説明してくれる会話でも沖縄の人の訛りが出ない。
(名刺見ると明らかにウチナーなお名前なのですが)
お店で扱っている品物といい、なんとなく
土産物屋のご主人というよりは過去に芸能関係か
デザイン系のプロデューサーでもやっていたのかなと
思えるような物腰を感じる。

そんなオジサン、けっこう話す内容は率直で
作家さんの作品に対する業者的評価と市場性について
そこまで客に話していいんかい、というような
ぶっちゃけトークを展開してくれる。

シャツを買って店を出たら、表のウィンドウに
飾ってあった某作家のガラスの杯に目がいく。
「…これ、よくない?」「うん、そう思ってた」

というわけで、もう一度この店に入って
他の出してもらったり、また面白い話を
聞いたりしながら、吟味の末1個杯を買う事に。

なんかこのおじさんの実に巧みな営業トークに
結局は乗せられただけなんじゃないのという気もするが
作家ものは一度逃すと二度と同じものは無いし
万単位のお買い物では無いし、
たま~に行く沖縄でこれは許容範囲だと判断する。

なにせ今回の旅行ではほんとに食材以外はTシャツ1枚だけ、
ケチケチ旅行なのだ。

でも、このおじさんが言っていた、
「ブランド力が無いだけで
若手ガラス作家の作品にも素晴らしいものがある」
「作家の作風もどんどん変わる」
というのはホントだと思う。

ホテルの店で偶然見かけた若手ガラス作家の作品の1つは
東京に戻って来て何ヶ月も経つ今だって、
すごく「買えばよかったなあ…」と思う程の魅力があった。
商売人が言う「一期一会です」というのは事実だ。

そして、これがいいな、とぱっと見思えるもののほうが
時間かけて見比べて迷ったものよりも結局は
後々も好きなものだったりする。

問題は、まだまだ余震もあるしこの先どーなるか分からん
そんな関東圏で、ガラス製品を追加するのは慎重になるという事。
食器棚のスペースももはや無いし。ああ…






今更沖縄の夏休みリポート~なんでもいいから刺身くれ~

沖縄に行くと、なにはともあれソーキそばに大量のもずく、
それに本土ではまず買う事もない
「イラブチャー」(ブダイの仲間)を食べたくなる。
キレイなブルーというかピーコックグリーンの
体をもつ魚なので好みがわかれるかもしれないが
白身の味は淡白。

以前国頭村で時間のせいかなかなか食べ物屋が開いていなくて
困っていた時に、トンネルのそばというすごい場所にある居酒屋に入って
食べたのがこのイラブチャーの薄切りとレタスなどの野菜を
酢みそであえたボリュームのある定食。
えらく安くてお酒飲んでも2人で2000円弱、
何かの計算ミスじゃないかと心配したくらいだ。
(今回その店は車からまだあるのを見たけど営業してるのかは謎)

で、今回の旅行では食費を安くあげるために
道の駅やスーパーの弁当でしのいでいたから、
最後の夕食くらいはちゃんと沖縄の海の幸を
食べたかった。

昼間は絶対ソーキそばだ!!と意気込んでいたのに
入った居酒屋ではソーキがなく、煮込みが不十分な
硬めの三枚肉のそばだった。
ついでに麺も、イマイチだった。
う~…
沖縄はじめてならこれでもオッケーなのだが
他のいろいろ食べると、ちょっとコレは…なレベル。


そんなこともあって、今夜だけははずさん!
と更に意気込む。

しかしそんな時に限って相方が疲れていて、
調べて車で食べに行くというのもなんだかはばかられる。
近場で適当な店を、と歩くが場所柄観光客相手の店が多く
高い割にどうだろう…というかんじ。

脇道をまわり、一軒、石垣料理の店を見つけた。
階段を上がりドアを開けると、お客はゼロ。
この時点で嫌な予感しかしない。

老夫婦が経営しているこじんまりとした居酒屋。
それはいいのだが、「今日はお休みだったから
生のお魚がないんです」と言われる。

え…無いの?魚…

ここできびすを返して、と思ったら
相方がもうさっさと席についておしぼりまで出て来てしまった。

かかっているメニューを見て一応聞いてみるが
希望するものはなく、あるのはサンマだという話。

…。なぜ沖縄に来て本土のサンマを…
それも刺身でもなく…


いや、サンマ、好きですよ。ええ。
でも、今日は沖縄の白身の魚食べたかったし
とりわけ刺身が食べたかったんです…。
なにしろ震災後魚控えてましたから。

というわけで、サンマを頼みかねない勢いの相方の肘を
(ちょ、ちょちょっと!)とこずいて
すみません本当に…と訳を言ってそのお店をあとにした。

休みというのはどういう意味だったのだろう。
ほんとはお店休むつもりだったけど開けたから
仕入れていないという意味だったのか。
だって市場やってたし週末でもないし…

お客が他にいなかったから、老夫婦には大変悪い事を
したという気持ちになったが、やはり最終日だけに
ここは曲げられない。スミマセン。

この店は壁一面に名刺が貼ってあったし
(なんか沖縄の店はこういうのが多い)
確か具志堅氏の写真もあったから、
心配しなくても大丈夫だろう。


こうなったら意地でも刺身だ~と思っていたら
その店のすぐ近くに、入り口がビニールの雨除けで覆われた
居酒屋があった。

ここが、アタリだった。

CA2806406.jpg
イラブチャーの青い皮。コリコリです。

店の雰囲気も入りやすく、適度なお値段。
とにかく刺身だ!それも白身!と注文して
希望通り、イラブチャーの酢みそ和えも堪能し
大満足だったのだった。

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プロフィール

くろけろ

Author:くろけろ
ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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