2012-12

「普通に」暮らせる国のありがたさ

生活の中で感じる不平不満を実に勝手に書き連ねている
このブログなんですが、なんだかんだ言っても
日本はまだ、「なんでこんな仕打ちを」と戦慄するような
事が起こりにくい国ではある、と常々思っている。

それは銃社会ではないという事、
道徳心が(まだ比較的)あるという事
暮らしが確実に苦しくなってはいても、中流層(?)が
厚いということ(…といわれてるけどホントかね)
が理由なんだろうと思うが、
過去にバックパック背負って行った海の向こうの
国の中には、他所モンとしてちょこっと旅行するにはいいけど
住むのは…と思える国があった。
そこに住んでいる人には申し訳ないがホントにそう思った。

おそらく、そういう国でも恵まれた富裕層の家に生まれればいいのだが
そうでない偶然により生を受けると場合によっては命までが脅かされ
まったく理不尽に、ボロクズのように殺され捨てられ
警察の捜査もされないどころか、被害者が更に迫害されるような
そんな国が世界にはいくつもある。

仕事の関係で某国に行く事があったが
国境に行方不明者の貼り紙がしてあった。
話をきくと香港の知的障害のある若い男性がどういうわけか
一人でおそらくはパスポートも無しに勝手にすり抜けて
大陸側へ「入国」してしまったらしく…
同行してくれていた日本人の方は
「おそらく生きてはいないでしょうね」とぽつりと言った。

仕事関係では、日本語を話せる香港人の男性が
その国で亡くなっているのが道端で発見され、
結婚してまだ日の浅い奥さんが残されたという事もあった。
在香港の日本人がお葬式に行った後、
「あの国では、死んではいけない」と自分に言い聞かせるように
言っていた。
おそらくはひき逃げであろうが犯人が捕まる訳でもなく
あまりにも命が軽いのだ、とその人が話していた。

0942~01
玉川上水の遊歩道の朝。葉の下に葉の形の霜が。

過去に行った国で「あんたのカーストは?」と初対面の人に
聞かれた事がある。

一応、その国はカーストはない(宗教的に)ということになっている
筈なので、面食らったが当時は学生だったので
「学生で神道イストだ」と答えておいた。
連れがブッディストと、こういう時日本人が90%答えるであろう
返事をしていたから、日本はそれだけじゃないっすよと言いたくて
shintoと言ったのだが、相手によっては「それは初めて聞くなあ
どんな宗教なんだ?」とどんどん聞いて来るので
面倒になって旅行の最後の方では仏教徒と答える事もあった。

宗教に関してはむしろ無宗教といっていい自分だが、
国によっては「無宗教です」と
迂闊に答えるのは、危険なので自分に一番近しい宗教を
何か言っておいた方が、いい。

というのは「無宗教」というのはカーストにも入らないような
レベルの人間だ、あるいは人間としてどうか、というふうに
位置づけられる文化の国があるからだ。

また、職業について答える時も注意したほうがいい国もある。

カーストのある国でつい最近起こった
バスの中での女学生への集団暴行事件。
重態の学生はシンガポールの病院へ移され、
そして、亡くなった。

この事件をきっかけにその国では学生のデモが起こっている。
被害者が亡くなった事でデモは加熱するに違いない。
もともと、とても残念なことだが、身分制度のうえに
女性の地位が低く今でも持参金の問題で嫁が焼き殺される国。
女性が首相になれるような国なのに、差が激しく
そういう問題は昔から根強く存在するようだ。

プーラン・デヴィという女性の名前を聞いた事がある方なら
ご存知だろうが、この人が存命だった当時彼女の自伝本を読み、
強い衝撃を受けた。

大昔のことではない、自分と生きている時代が重なっている人が
こんなにも前時代的な制度の中、暴力を受け続けて来た事が、
国と生まれが違うというただそれだけの偶然で、
これ程の違いを生むという事が、衝撃だった。

制度として性の抑圧や身分の差がある地域では、その抑圧が
一方的ですさまじい暴力を招く。
貧困のある地域なら、尚更だ。

日本という国に生まれたのは、幸運な偶然だと、
他の国の上っ面をちょっとだけ旅行しただけでも
ほんとに感じる事なのだ。

水道の水が飲め、不衛生な環境が理由で命を落とす事も無く
望んだり努力する事が可能な環境にいられるという事は
実に「ラッキーな」事。

0943~01
枯れまくってます。

よく「平和ボケ」はいかん、とタカ派といわれる人が軍備増強の理由に
言うが、その論理に騙されてはいけない。
「いかん」のは平和であることが当たり前だと慣れきり、
理性的に平和を保つ努力の大切さを誰かに任せてしまうことだと
自分は思っている。
平和的手段で平和を保つということは、ボケでもなんでもなく
それのほうが、大変な苦労をともなうことなのだ、
という事を、特に若い方々には想像して欲しい。

某国ではいろいろ派手に飛ばして国威掲揚してるけど
それはできても国民を等しく満足に食べさせる事ができていない。
つまり軍事方面で威張る事は簡単で、皆を富ませて
食べるのに困らず、平和に暮らせるように国を整えることのほうが、
地味だがむちゃくちゃ大変な技なのだ。

…というような事を、まだ頭がガチガチではなく
これからの人生のほうが長い体力のある若いうちに、
体験できるような国に、行ってみた方がいいんじゃないか
と、最近の流れを見ると思うのです。

日本という稀な程安全な国から一歩も出ずネットで知った情報だけで
かりそめの愛国まがいにひたってるのはオタクくんというもの。
もっと、自分の狭い常識に精神的に土足で踏み込まれるような真似を
日本の常識が通じない国で味わったほうが、いいと思う。
自国と他所は違う、その当然な事をまず知るのは大事な事。
そのほうが政治家に言われなくとも自分の国を愛するし
「愛国心」などと軽々しくスローガンにする事のみっともなさを
自分の頭で知る事ができると、思いますよ。



スポンサーサイト

安心していたい人達

野田政権があっけなく終わって安倍氏が再び総理になった。

売家と唐様で書く何とやら、
この政権に何かを期待する事は個人的には難しいが
そうはいってもこの国に生まれて暮らしている以上
世の中の事を全て分った老人のように「誰がなっても同じ」
等とは言いたくもないしそうは思いたくない。

愚痴は言うけどその文句を言えばいい相手に言わないし
何をするでもない、義務はもちろん権利さえ面倒だと
自ら放棄するような状態にはなりたくない。

どこもそうかは知らないが、ここらへんの自治体の動きとして
「住民参加」という事が積極的にいわれるようになっている。
それの説明を受けて来た自治会の人が言うには、
「なるべく面倒な事を自治体がやらないようにしている」
という印象だったようだ。
これがどういう方向にいくのかは、実はとても危ういバランスの上に
成り立っていると思う。
自治会というものの、例えば順番で長をやる人が
どこまで何を材料にして考え、「自治会の総意」とするのか。
がれきの件でもこの危うさが今あちこちで明らかになって
実に都合よくこの自治会や既存住民団体が扱われているか
知れば怖い事だと思う。

形だけ住民参加させておいて政治家が「決める政治」
と言うのは、単なるガス抜き、アリバイというものだ。

1556~01
冬の西日はむしろ夏より家の中を明るく照らす。台所のスピナーが発光状態。

以前多摩地域のとある自治体の長だった方を招いての
勉強会というようなものをちらりと覗いた事がある。

その方が体験談を絡めて話されるには、
市長も、市議会議員も、簡単に話が通じる相手ではなく
一癖も二癖もある存在。
そして、住民も、これがまた、いつでもわがままで
自分の権利が脅かされる事が身近に起こって初めて
騒ぎだす厄介なものだ、と。

どこかの自治体が居心地がよく人気だとすれば、そこは
市長が変わったからとかそんな単純な理由ではなく
誰よりも住民が、何十年もかけて
市や議員に働きかけて自分達で動いて来た結果であって、
まちづくりというのは一朝一夕にいくものではない。
全てはそこに住む人達が、どういう意識を持ち人任せにせず
動くか。

それには、憲法をよく知る事だ、憲法は国が住民を縛る規則ではなく
国民を守るための権利というお話だった。
(…メモとっていたわけではないので意訳)

1556~02
これだけの光量ですから発光するのも当然。

しかしこの、憲法が変えられちゃったら、どうなのか?

新政権では改憲に意欲満々の方々が沢山いる。
例えばドイツは、憲法をコロコロ変えている。
だから日本も変えればいいのだ時代に合わせてと言う人もいる。
しかし、日本の場合改憲したい人達というのは必ず
9条をかえると言い出す。
世界でも類を見ない、戦争の放棄という内容に
どうせ手をつけるに決まっているのだ。

現実と合わない部分を時代に合わせて変えて行くのは
悪い事ではないし必要ならやればいいと思うが
それは国民のための内容でなければならない。
そして当然、徹底的な審議がなされなければならない。
それが、できるんでしょうか。

変えてよろしくない方向に行っちゃったから
また改正する、とドイツみたいに柔軟に動けるならば
改憲もありだと思うけど、日本はそうはならないのが目に見えてる。

誰のために改憲するのか、何のために改憲したいのか。
国民が改憲したいと思えるならすればいいが
憲法は国民の権利を守るためにあるという大前提を
忘れてはいけない。
「住民参加」と同じレベルで「国民の信を得ました」と
簡単に変えられては困る重要な内容の条項があるのだから。

改憲するというなら、今の学校の試験を○×式ではなく
フランスのバカロレア試験みたいな方式にして
「私はこう思う。理由はこれこれ」とちゃんと言える
将来世代を育ててからでいいんじゃないかと思う。

双葉町の町長に不信任が可決されたこの国では
大政翼賛会予備軍が育つ事はあっても
命を何より尊重してほしいと当然の事を国へ言う人に対し
非国民と言い出しかねない勢力の方が
簡単に増殖するのではと思えてならない。

121211.jpg
冬の夕陽でハンガーの影が濃い。

「日本が、戦争するわけないじゃない」
「原発はもう危ないってみんなわかってるんだし
新政権で脱原発になるでしょ」
と何を根拠にか安心しきっている方々が多いようだが、
そんな庶民の「常識」というのが通じない人達が
今政権の中心に集まっているんですけどねえ

だって原発相にあの慎太郎の息子ですよ?
かねてからヒステリー発言やらで、推進派なのはみえみえの人が
原発相になるというのはどういう事なのか。
他の人事見ても、どこに原発へのブレーキがあるというのか。
これは選挙前から、この政党に投票すれば予想できた事だ。

私にはこういう安心しきったお母さん達が
割烹着でたすきかけてお国のためと数十年前に言っていた人達と
ダブって見えて仕方無い。
ある日全てが急にかわるのではなく、じわじわと変わって行くのだと
いうことに、常に気付いていないと、本当に危ないと思うのだが。

これも面倒な事は「専門家」(政治含む)にお任せで
ぬるま湯に浸かっていたのが悪いのだろうけど、
少なくとも、今小さな子供を持っている、或はこれから結婚して将来
子供を持つつもりの人達は、自分達と子供の数十年後を
どうしたいのか、一年任期で交代するそこらの自治会の長の
オヤジに任せていいのか
それと同じレベルだと思って考えた方がいいんじゃないかと
寒風の中焼き芋の声を聞きながらすごく寒々とした気分で
思ったのだった。






これいつも売ってて欲しい味

立川の駅ビルのエキュートの一角に
地味に入っている紀伊国屋。

ここはパンなど案外値引きして売っているので
穴場なのだが、たまに珍しい輸入もののお菓子なんかもあって
今回見つけたのがコレ。

ginger.jpg

「オリジナルジンジャーチュウ」とある。
グミでも飴でもなく、キャラメルというか
半生の柔らかい物なんだろう。かなり美味しそうな予感がする。

半端なリアルさがエグい生姜のキャラが
見るからに日本のセンスでは無いが、
インドネシアのお菓子で、よく見ると
紙箱の表面は渦巻き状に加工してあって
なかなか凝っている。
材料は生姜、でんぷん、砂糖。
大変シンプル。

開けてみると中にはロウびき(?)した紙に
くるまれさらに包み紙におさまったものが10個。

1018~01
面白い包み方だと思ったけど、これが縦に箱に入ってると
確かに取りやすいんですわ。なかなか考えられてる…


さて1個いただいてみましたが。
これは大正解!!

また立川に買いに行かねば〜
紀伊国屋で前見かけたドイツのミントチョコも
大当たりだったのだけどそれから見かけない。
これも期間限定お試しの入荷なのかもしれないし
買える時に買っておいた方がよさそうだ。

生姜の分量が、かなり多いと思います
甘さもわりと強め。
だけどほんとに生姜のぴりぴりが刺激的で
こってり飴湯を飲んだような感じ。

頭がぼんやり冴えない時、頭脳労働をしている時に
これはおすすめです〜



いまどきのふりかけの精度

ふりかけというものをもう何年いや何十年も食べていない
正確には自分で買っていないというべきか。

だから今のキャラクターふりかけがどんなものかは
子持ちの方はご存知だと思うのですが
全く知らなかったのでちょっと驚きました。

吉祥寺のスヌーピーショップで買ってみた
スヌーピーのふりかけというのを食べてみたのだが
正直ここまでの精度とは思わんかった。

パッケージにふりかけにスヌーピーの横顔の
チップが入っているという図があるのだが、
よく見るとそれが写真ではなくイラストだったから
実際のふりかけではスヌーピーかどうか判別不能な物体が
入っているのに違いない、これはあくまでイメージと
いうやつだろう、とたかをくくっていた。

そしたら実物のほうが、イラストよりも
はっきりとスヌーピーなふりかけだったのだ。

1133~02
黒米のごはんです

ご飯の上にこのスヌーピーが乗った時には
あまりにくっきりした物だったので驚いた。
食べてごめんねと思うほどだが
今時のお子様(にかぎらないけど)は
こんな出来のいいふりかけが普通になっているのか…
こりゃ親がキャラ弁にいそしむわけだ。

顔の部分の裏表が一致しているので
おそらくは金太郎飴のような状態に作ってあるものを
薄く薄くスライスして作っていくのだろう。
鼻先の部分なんてぎりぎりの場所だから
難しそうだけど…型枠にはめて外形を綺麗にするのかな。

袋に入った状態で、どのスヌーピーも
割れたりしていないから、硬さとサイズの調整も
きっと研究されたものなんだろうと勝手に想像する。

他のキャラクターもきっとこんな具合に
小さくてもきちんとキャラクター表現が出来ているのに
違いない。
これだから日本は海外のライセンサーから
「日本のライセンシーへは厳しく要求するほど
良い物ができる」と思われるのだ。
(玩具雑貨の場合は製造場所は殆ど中国だけど)

小さくてすごくできのいいもの、は日本のお家芸。
この先どこまでいっちゃうのだろうと
怖くもあるけど、ただただすごいなーと
感心しながらご飯をいただいたのでした。

究極のどM

16日の選挙、なんか「おかしいんじゃないの」
という声があちこちで上がってるみたいですねえ

最初にことわっておきますがワタクシは陰謀論者ではないです。
でも、実際投票に行ってそんな低い投票率だった
というのがなにやらすぐには信じがたい、というのが
これは理論とかじゃなくて感覚として、ある。

当日の記事でも書いたとおり、投票会場が
今迄行った中で一番混んでいたし、(一人あたりの時間が
かかるということを差し引いても)
よその会場でもとんでもなく列ができていたりと
(これはぐぐれば杉並や世田谷の会場の写真が出て来ます)
それなのに「戦後最低の投票率」というのが、
「解せぬ」という声がじわじわと上がっているらしい。

不正選挙のかほり←クリック

違憲だといわれた一票の格差も大変問題だが、
もしも、もしもだけど選挙自体になんらかの、
国民からではない意思が働いていたのなら、それ以前の問題だ。
この国には主権というものは存在せず、
私らはもうドMな奴隷なのだという事だから。

争点に共通項があるなら、細かい事には目をつぶり
大きな目的を優先させて選挙で手を組む
という事ができなかった党の乱立に弱さがあった、
というのはわかるんだけど、
原発の事にははっきりと言及せずに推進みえみえな
政党がそんなに支持されてるとは、思えない。

あるいは最低の投票率というのは、
今の政権はノーサンキューだけど
代わって欲しい政党が無いから、ということなのか。
だとすれば今回選ばれた政党は支持という点では
決して積極的に有権者が選んだ結果、とはいえないと
思うのだけど、プロセスがどうであれ結果がこうなった以上
「皆様の支持を得ました」と、いろいろな事を
急展開で進めて行くに決まっている。

1150~01
たんすの冬物に当たる冬の日射し。

高い投票率で国民の支持を得たのではない政党が
今後どう舵取りをしていくのか、ある意味見もの。
どこが政権をとろうと、原発事故以来特に、実際に
意見を出し合い暮らしを改善していこうと動いているのは
政治家ではなく普通の人。

それを邪魔するような、権利を奪うような事を
していくのなら、おそらくは早々にボロが出ると思う。

今求められているのは強いリーダーシップを
はき違えで強権的に物事を『決められる政治』と
言ったり、国を愛する事を強制するような人達では無い筈。

はっきり言って、今の日本は政治家がいないほうが
いろんな事が「まともに」まわって行くんじゃないかと思う。
特権と既得権益で思った事も言えないで当然やれない政治家に
普通の生活者の感覚なんて、遠いものになって
完全に鈍摩してしまっているのだ。
原発事故で、国民の命すら守ろうとしないということが
はっきりしたし、そんな人達のお給料を
払う義務があるのか?と日々感じている。

投票率が低い?それもそのまま信じちゃいけません

13時すぎに近所の投票所へ行って来たんですが
結構混んでましたねえ。

いままで、部屋に入るのにほんの少しでも待ったという事は
なかった気がするのだが。

家人と投票終えて出て来たら、NHKのネックストラップを
下げたおじさんが、出口調査にご協力を、と言って来た。
こういう事は初めてだ。
その人によると、今回は他の場所でも他局がやってるみたいなのだが…
何やら投票率が低いとか報道されてるらしいが、
どうも怪しいものがある。だって投票所は混んでいたんだから。

アンケートを見ると、選択する項目の中に将来的に希望するあり方で
多数派と言われる政党の名前と、それらの連立だとか
の可能性パターンがいくつか書いてあった。

しかし、実に限られた政党名しかそこにはなく、
今回よく言われている「TV新聞は自民民主公明そして維新の4つしか
いないかのように報道している」というのをまさに感じた。

家人はこのアンケートにこたえながら
「ここらへんがNHKさんの限界という気がしますねえ」
とかイヤミを言っていたが係のおじさんは笑顔で頭を下げるしかない。
きっと「受信料もっと値下げしろ」とかいろいろ言われているのに
違いない。気の毒なことだ。

ほんとに思うのだが、選挙前の予想というか
大手マスコミが流しまくる動向、これは前日までというのは
おかしいのではないか。
マスコミが平気でウソを言う、あるいは報道すべき事を避ける
というのは3.11以来明るみになってきた。

自分の考えは特に無く、とにかく勝ち馬に乗りたい人達だっている。
どうせ選挙はお祭りなのだ、それはそうだけど
周囲の雑音が無いところで、各人が時間をとって政党や候補者の
考えを調べて投票、というスタイルと今のやり方はほど遠いと感じる。
これで公正な選挙といえるのかと。
少なくとも、1週間前には動向はこうだ、というのは
報道はやめるべきだと思う。
だいたい、何をもって支持するのかという話だ。

東京は数十万の人達が、原発のあり方についての住民投票を
求めて署名をした。大阪だってそうだ。
署名というのは、住所も書く訳で、普段そういう事をした事がない人には
案外荷の重いもの。
それなのに、それだけの数が集まった。

その人達が、今、マスコミが「○○優勢」と言うから、と
自分の票が無駄にならないように、と思ってそこに入れるのか?
私にはそうは思えない。
それなのに、なぜ、4つしかないかのような報道なのだろう。
我が家にはTV無いのでそんな雑音も無いのですが。

小春日和の暖かく天気もいい今日、(東京の話ですが)
外へ遊びに行きたくなる気持ちはわかるが
ほんの十分もあれば投票できるのだから
そのくらいやってみてはどうでしょうねえ
まだまだこれから出かけて十二分に間に合います

というかこれ数少ない権利なんですよ
あれだけの災害を引き起こし、事故処理だって
被害は少なく死人も出て無くて今や収束してます、と
IAEAを福島に招いて今まさになんか怪しい事をやってる。
そういうのを肯定するのか、その事故の原因を推進してきた
そしてこれからも推進すると言っている政党を支持するのか。

どっかの党ははっきりと「原発推進」と言ってはばからないし
またどこかの誰かは新党を立ち上げた者同士で合流しながらも、
大事な原発への対処は内部で言う事が180度違ってて
みっともなく何度も訂正をしたりと、個人的にはあきれてものも
言えないような政党だと思っている。

「高度経済成長の夢よもう一度」の人達はほっといても
こういう人達に入れるのだろうが、問題は普段支持政党が
無い人達。

これだけ沢山の大事な問題があって政党も沢山あると
選択が難しいし、なにより原発事故以来特に、
政治不信の元になる出来事を沢山知らされて来たとあっては
本当に、実行してくれるのかの判断も、正直わからない。

となれば、少なくとも、「ここ(この人)は落としたい。」
という意思表示をするといいと思う。

ベストは難しくてもベターは選べるし、
何より将来をここに任せていては孫子が困るだろう、と思える
ワーストになるであろう候補(者)は落とす、
それが直接的に出来るのは、選挙権のある人だけ。

不平不満を言いたい事は世の中にゴマンとあるけれど、
ただ文句を隠れて言っていてもまったく何にもならない。
権利を行使できるほとんど唯一といっていい機会を、
みすみす無駄にされませんように。


英国風朝食

紅茶専門店で以前から気になっていたが
まだ行っていなかった店があり、行ってみた。

タイミングよく、いつもあるわけではないスコーンも
レジカウンターに置いてあり、
この時を逃してはとプレーンを2個購入。
ケチ臭いというなかれ。美味しそうなものは
ちょっぴりだからいいのだ。

散々迷って茶葉も1袋買って、
翌日の朝食にはさっそくスコーンの登場。
スコーンはアフタヌーンティーの時で
朝食には出ないとかそういうのはどうでもいいのだ。
クロテッドクリームがあるといいんだろうけど
そうそう売っているものでもないし
コッテリしすぎているので
お腹が妊婦のような家人のためにもそれは無しで。

レンジでごく軽くあたためてそれをトースターで
焦げないように焼いたものを食べてみると
粉っぽくない、好きなタイプのスコーンだった。

0951~01

バターの香りとともに1個をありがたくいただきました。

ほんとなら購入したばかりの茶葉にしたかったが
封の開いている紅茶があるのでそっちから。

イギリスの朝食はたっぷりの量で
卵やハムなどの火の通っているものとフルーツ等
結構しっかり食べる…という事になっているが、
随分昔に行ったB&Bでは
確かにベーコンエッグは出たけど
他は薄いトーストとティーバッグのポット、オレンジジュース。
宿によってはこれにシリアル。

というパターンで、「ベイクドビーンズ」「サラダ」「フルーツ」
というのは、ついぞ巡り合わなかった。
大都市の安宿ではシンプルな朝食が一般的で、
ベイクドビーンズやら何やらを食べるのは
週末の朝時間がある時だと聞く。

そうだと思いますヨ…
特に毎日急がしい朝の時間に、食に関しては
かなり淡白といわれる彼等がそんなにいろいろ
自分で用意するとも失礼ながら思えないし
日本だって特に一人暮らしのサラリーマンなら
朝食べなかったり焼かないパンと牛乳だけという人
結構いるんじゃないか。

旅行の食事の写真がブログなんかで紹介されてて、
朝から豪勢な内容のものが「イギリスの朝食」と出てたけど
わりかしお値段のいい宿や、食事を売りにしている郊外の
マナーハウスのような所だったら、アリなのかと思う。

で、自分の中では謎だった「ベイクドビーンズ」
の缶詰が近所のスーパーにあったので購入。
ちょうど「朝食フェア」でイギリスのウェイトロウズという
ところのものがいろいろお安くなっていた。

アメリカ旅行に行った友人が「缶詰のポークチョップビーンズを
ホテルで食べたら激マズだった」と言っていたのをふと思い出し
同様にいやアメリカ以上に味覚にはマイナス意見の多いイギリスの事、
もしかしてとんでもないものを買ってしまったのでは
いくらセールとはいえとちょっとギャンブルに思った。

そして休日の朝食に、これを温めて食べてみた。

1047~01
雰囲気ぶちこわしの錠剤はエビオスです…

…。思ったとおり甘いですけんど…
(原材料にケチャップと砂糖)食べられなくはない。

それよりこのデンプンをもう少し減らしてもいいのではと。
ねっとり感がジャンクだし。

食べた感じ大豆にしか思えなかったんだけど
缶を見ると「インゲン豆」とあって、なんか不思議だったが
向こうでは確かに料理のつけあわせにやたらとイモと豆が
多かったのを思い出し、この豆をよく食べるというのは
日本人も見直してもいいんじゃないかと思った次第。

いつも同じ「パンとコーヒー」といったものになりがちな
朝食を、たまには「○○風」としてみるのも気分転換。
でも、平日は紅茶なんだが週末はいつもコーヒーにするもんだから
「ベイクドビーンズに卵と紅茶」♡という
当初の目的となんか違っていたことに、
出来てから気付いた。まあそんなもんです。
そもそも四角いトーストではなくドーナツというところで
英国式からはずれとります…

とってもいい声なんだけど

今年は九州、近畿地方では
春先に来る野鳥が(メジロなど)激減していたとか
梅にいつも来る鳥がまったくいないとか
そういう話が囁かれていた。

しかし東京のここ多摩地域の片隅では
むしろ昨年より鳥は多く、
(原発事故の影響で少ないという人もいるみたいだけど
うちの周辺に限っては多く見かけました)
シジュウカラもこの十数年で初めて、家に巣をかけた。
この数年声を聞く事が減っていたコジュケイの
「ぴゃっぴゅっぴょ〜ぴゃっぴゅっぴょ〜…(以下略)」
という長い鳴き声も、今年は何度も聞いた。
ヤマガラの姿も多い。

で、蝉のうるさい夏には見つけにくいが枯れて来ると
音が響くのか、コゲラのコンコンつつく音も目立って来たある秋の日に、
これまであまり耳にした事のない、きれいなさえずりを聞いた。

長めによく通る声でのそのさえずりは、
キンカ鳥が長くさえずる時に少し似ていて
日本にいる野鳥というよりは何かペットとして飼われる
小鳥のように華やかな鳴き方に思えて、
もしや都心で増えている派手なグリーンのインコ類ではないか?
と思った。

でも、違っていた。

目を凝らして窓から外を見ると、家の前のコナラの木の中で
そのさえずりの主が数羽、いるのを発見。
身体の色は緑っぽく、くちばしのあたりと背中側の羽の一部に
黄色と赤の混ざったような色が見てとれた。

これ、冬場になるとよく地面で数匹の群れで餌を探している
鳥じゃないかな…
近くの玉川上水の「上水小橋」付近で冬場見かける。
シジュウカラや他のカラ類と一緒に餌を探しているのを
今迄何度か見た事があるし、庭の土の上でもそもそ探している風
なのを見た事もある。

きれいな鳥だなあヒワの仲間かなあと
以前検索したのだが、どうも違う。
アオジとも違う。

という訳で、正体不明だったのだ、私の乏しい知識の中では。

それがよーやく判明した。



「相思鳥」という、なんとも睦まじい名前の小鳥で
中国でペットとして飼われているものらしい。
このあたりにいる個体は、この動画のものよりも
もっと身体は緑がかっている。それと鳴き声はもう少しバラエティに富んだ
長めのさえずりをする。

日本に元々いないこの鳥は、中華系の人がお祭りで放鳥した
ものが繁殖したり、いわゆるカゴ抜けや
在庫を抱えた悪質ペット業者のケースもあるという。
要するに人為的に日本の自然に入って来た「外来種」で、
都心で増えてるインコと同じだ。

「特定外来生物」に指定され、その中でも注意を要する
「日本の侵略的外来種ワースト100」の中の1種なんだそうだ。
この不名誉な表現。鳥には罪はないんだが…

本来の適応能力、外敵の存在と餌のバランスで、
その地で増えるかどうかはきまるのだろうが、
よく言われる外来種それも人為的に持ち込まれたものの害は
それまでその地にいた、生息環境がリンクする在来種を
脅かすということにある。

そしてこの相思鳥と生息環境がリンクするのは、日本でいえば
ウグイスがそれにあたるのだそうだ。
相思鳥は単独ではなく数匹の群れで行動しているのを見かけるが
その時点で、単独行動をするウグイスの分が悪いように思える。

更に、人間をそれほどおそれないカラ類ともこの相思鳥は
一緒にまぎれて行動するのを見ても、
図太い精神を持ち合わせていそうだし外敵への防御の知能が
結構高いのではないかと思える。
ますますウグイスピンチ。来年の春先が今から心配だ。

というのは我が家の庭の一角にあるキンモクセイのあたりは
茂みになっているのが隠れやすいのか、
毎年ウグイスがその中で鳴いていたりする。
春はあけぼの、そんな中ウグイスの声で目覚めるという
生活が、もし無くなってしまうと残念。

1337~01
どんどん散って行く紅葉。

相思鳥には何の罪もないが、今迄は上水小橋周辺にいたのに
今年はすっかり我が家の庭先周辺に居着いて、
しょっちゅうさえずっているのを聴くと、なんだか少し
心配になる。

天気のいい時はもちろん、雨だろうとちょっと小降りに
なると鳴き出すし、午前も午後も鳴くが、
不思議なのがカラスでも無いのに
夕方もう今の時期は薄暗くなった16時半過ぎから
いつもさえずり始めるのが、何やら掟破りで
パワフルそうな感じがする。

うちでは野鳥に餌などやる事は絶対しないし何の理由があって
相思鳥が来るようになったのか謎だが、
今迄家にいてこの鳥の声がここまで聞こえることは
無かったから、野鳥の勢力範囲図が何かの理由で
じわじわと変わっていっているのかもしれない。
どきどきしながら見守っている今日この頃です。

投票マッチング

選挙関係の報道ばかりで、今日が太平洋戦争勃発の日だという記事が
新聞でも見当たらない。
同時に今日はジョン・レノンの命日であって生きていれば70越え
そんなになるのという気がするが年上だったオノ・ヨーコが
もう80近いのだから…←これにはビックリだが。

選挙の話に戻すと、あまりにもいろんな党が
乱立していて、党の主張がイマイチ整理しづらい、
判断材料にしたい事項は今山のようにあるが、
それへの考えがよくわからないというのがある。

支持政党が常にある人は置いといて、
そうでないワタクシのような人間にとっては
一体どこに投票したらいいのやら。

これだけいろんな党ができると
おそらく、自分の意見に全て100%合致する党は、
無いんじゃないかという気がする。
その中でも例えば維○のように
朝令暮改な態度の党があるのを見ると、判断もつきにくい。
個人的には○新に入れる事は100%無いが。

であれば、
どの党には絶対入れたくないか。

というのがまずあって、それ以外から、どこが何を言っているか
何をしてきたのかと冷静に見極めたいと思っている。

なんかさっぱり決め手に欠けると思っている方は
東京新聞で紹介されていたこのサイト「日本政治.com」←クリック
を参考にしてみるのもいいと思う。

政治を近いものにしたい、と会社を設立した
ある東大生が、このサイトを11月末に開設。
民主党の2009年のマニフェストの検証、
政治家のインタビュー等が掲載されているこのサイト、
「投票マッチング」というカテゴリがあり、
20の事項で自分の考えを選択すると、それに一番近い
政党をチョイスしてくれる。

1459~01
1問目は「消費税」について。

上の写真のような感じで、トップページの上のカテゴリから
「投票マッチング」をクリックすると、20の案件について
意見を選択するページになる。
(そこには考えの参考になる、簡単な説明がついている)

1512~01
…結果、ワタクシの考えに近いのは「共○党」になったんですが…
マジですか…う〜ん…

そして、ご丁寧にも、
「自分の選挙区で「考えが近い」政治家の所属と名前」
が顔写真付きで、紹介される。
これはすごいね。
これには「一番近い」党以外の政党の人も含まれる。
でも、ワタクシの場合、「コイツには入れない」と
固く思っている人が、選挙区の候補者の中にいたんですが…ヨクワカラン

ネットをやる機会がある層だから、マジメにいつも選挙に行き
おそらくは保守系に投票しているであろう高齢者は
あまり見ていないのではないかと思うが
実際これまでにこのサイトを利用したには大都市圏の20〜40代
が中心で、半数以上が無党派層だという話。

12/4と5日の共同通信が行った世論調査では比例、小選挙の
半分近くかそれ以上が「投票先未定」だったという。
(この「世論調査」ってのもあんま信用してませんが)

それまでは支持政党があったような人が決めかねているのか
無党派層が増えているのかは知らないが、
争点があまりにもあり過ぎて(しかも大きな問題が)
悩みが深いのは当然だし、じっくり考え決めるのはいい事なのでは
と思う。

マニフェストで言った事を平気で無視する態度をとるような
政党はダメだし、あそこがダメだったから”今迄の夢よもう一度”
というのも、個人的にはまったくあり得ないと思ってる。
原発をバンバン輸出したり海外の戦争に日本の若者が
事実上参加しなくてはいけなくなるのは、まっぴら。

このサイトの「投票マッチング」で、
自分の傾向を知るのはいいかもしれない。

でも、このサイトの開設者が
”「マッチング」はあくまで参考。
これを足がかりに最後は各党の公約を読み、
候補者の主張を聞いて判断して欲しい”

と言っているように、
ワタクシはこの「マッチング」結果をそのまま信じてはいない。
本当に、あくまで「参考」だ。

1514~01
これはTPPについての各党の立ち位置まとめ

↑「マッチング」の結果が出ると、
各案件への、「賛成」「中立」「反対」の政党がわかりやすく
表示されて、自分の意見との政党のマッチング根拠を
答え合わせのようにふりかえることができるし
この「マッチング」は確かに判断材料の1つにはなるかもしれない。

が、このサイトの情報自体が、例えばサイト管理者に無断で
故意に書き換えられたりしたら?
そういう事が起こらないとも限らないし、
恣意的に誘導されないとは言えない。
支持政党が無いという事はどっちにも転ぶ可能性があるから
ニセの情報1つで簡単になびく人だっているということ。

最終的には候補者の考えを他の資料等も合わせ見て、
判断する事が大切だと思う。
それ以前に「違憲」判断が出てる「一票の格差」是正も
無いままの選挙ってどーなのという気持ちがありますが
権利は行使しないと損。
じっくりとご検討を。






ニンゲンの作りだす有害物質

PCB(ポリ塩化ビフェニール)というと、
なにやらもう過去の公害物質、というイメージがある。

なにせ丁度40年前の1972年には製造禁止となった物質。

製造が始まって14年の1968年には北部九州を中心にPCBが原因といわれる
「カネミ油症」が問題となり、その4年後に当時の通商産業省が
製造禁止を通達。
しかし、1968年の油症事件の後の1970年には、なんと1968年の
2倍の量が国内で製造されるピークを迎えている。

公害が明るみになっても、産業界は簡単に
「予防原則」の見方をすることができないという見本に思える。
それでも、まだ、1972年には製造禁止になったのは、
早い対応だったといえるのかもしれない。
産業医が気付いていてもずっと放置されていた水俣の公害への
政府、企業の対応を思えば。

なぜ今このPCBの事を持ち出したかというと
11/18の東京新聞日曜版に「20世紀の負の遺産」
でPCBの特集があったからだ。

1441~01
先月の立川の紅葉。今年は紅葉早いしきれい

カネミ油症は前述のように福岡等の北部九州を中心とした
西日本での被害が中心で、「カネミ倉庫株式会社」が
販売していた米ぬか原料のオイルに、製造工程で誤ってPCBが混入、
健康被害が続出したという公害だ。

以前も書いたが当時実家ではこのカネミのライスオイルを
使っており、料理教室のセンセイにいわれただか
TVで料理研究家が宣伝していたのだか、
とにかくあっちの方では結構宣伝されていて
母親もそれを買っていたという。

これを聞いたのはかなり後になってからだったが、
正直ショックだった。
そして子供の頃おできが沢山できていたのはもしかして…
この色黒ももしかして…と心配になったものだ。
(母親の話では当時瓶入りとそうでないタイプの2種類があって、
どちらかで明暗が分かれた、我が家はPCB混入の方ではなかった
というのだが…)

さらにショックだったのは、このオイルを使って
次第にどーもおかしい、という症状が出ても、
「コメ糟から作ってるから身体にいい」
「使い方が足りないのだ」
というような事を言われて更に使い続け症状悪化という話も
あったようだ、ということ。
誰のどういう話を聞いてどう自分で判断するのか、
という事の難しさを感じさせた。

こういう、新物質による公害で厄介なのは、原因物質の特定の難しさにある。
もともと隠蔽されやすく、そうそう企業や行政が認めたがらないのに加え
まだ関連性がはっきりしていない「未知の化学物質」が原因となれば
証明にも苦労が伴う。
ごくシンプルに考えれば、それまで使っていなかったものを使ったり
それまで無かった施設ができて被害が出れば、
そりゃそれが原因なんだと誰もが思う事。それが証明されない。
そんな理不尽な話も無いのだが…

このカネミ油症も、PCBも関与しているがその後PCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)
という物質がむしろ原因としては大きかったと何故か2002年になって
当時の厚生労働大臣が認めている。いつからそれと判っていたのかは
当時厚生官僚が大臣の発表に相当反対したらしいから
どこまで何が隠されてるのか、本当にわかったもんじゃない。

しかしこのPCB、変圧器やコンデンサー、蛍光灯の安定器
といった物に使われ、「燃えない油」「夢の化学物質」と
もてはやされた…と新聞にも書いてある。
今は新幹線の車載トランス(変圧器)には使用されていないものの
電柱の上のトランス(見た目バケツみたいなアレ)や業務用蛍光灯の
安定器には今も継続使用されている事がある、という。

確かこの業務用の蛍光灯の安定器というのが、
全国の事務所や学校で改築その他で問題になった記憶がある。
考えれば相当な量。身近にあるという意味でも
知らないだけで、実は厄介な物質に暮らしの中で
私らは囲まれていた(いる)のだ。

そしてこのPCB、カネミ油症では熱媒体として使われていたものが
設備に穴が空いていてそこから混入した…と過去の特集で
見た記憶がある。
PCBが混入したこのオイルを料理に使う際加熱でダイオキシンと変性し
それが健康被害を引き起こしたという。

ダイオキシンの影響は、ダイオキシンの種類が沢山あって
どれも一緒にするな、影響なんて無い、等いろんな意見がある。
しかし目下日本で問題にしたほうがいいのは、
やっぱり、焼却場からのものだと思う。

今は規制がうるさくなったとはいえ、たかだか15年くらい前迄は
ろくにフィルターも無いえんとつでバンバン燃やしていたではないですか。
それもプラも紙もいろいろ一緒に。

カネミ油症のように直に食品として取り込んではいなくても
大気中に放出され、土壌に溜まり川に流され海へ流れ込み
雲となって雨がまた土壌へ…というように、循環してその間
生き物によって生物濃縮されて行く。
これはダイオキシンに限ったことではないが。
放射能が問題なのも東京湾のような場所で
今現在どんどん濃縮が起こっているからだ。

このPCBにしても、害毒が判明し、製造禁止になって保管しかなくなり、
それの処分方法に「焼却」という手段がとられようとし、
全国のその焼却処分候補地で反対運動が起こってやっと、
別の処分方法が開発されるようになったという。

熱を加えてダイオキシンが発生して被害が出たのに、
それを焼却処分して大気中に拡散しようとしたってアンタ。


でも、これ、今現在行われて反対もされている
がれき焼却と、全く一緒ではないですか?


つまり処理に困る物は燃せばカンタンと考えたい人達が
相も変わらずいるという事。
全く学んでいない、進化していない。
そんな考えは、許してはいけないと思う。

ニンゲンが人工的に合成して作り出したものなんて
数十年のうちに被害が出たり処理に困るものが多いのは
歴史をちょっと振り返ればわかること。
もう、いいかげんに学ばないと恥ずかしい。
(天然のものでも勿論毒性はあるけど質が違う)

高度経済成長期に生まれ育った世代としては、
その恩恵も受けてはいるが、同時にもしかすると
カネミ油症の例でも、生まれた時にはあるいはその後すぐに
「自分の選択とは無関係に」、公害の影響を負ってしまったかもしれない
あるいは背負ってしまった、という事を、身をもって知ったわけで
成長神話というようなものにははなから疑問がある。

最たるものは核物質だと思うが、
自分で処理できないものをわざわざ作り出すことは
愚の骨頂だと思う。
処理できないとわかっているのなら、尚更だ。
将来にツケをまわして後は野となれ山となれ、では
ご先祖様に申し訳ないと思わないのだろうか。
そういう人達が「国を愛する」とか民族の誇りというような
事を主張したがるのでまた滑稽だが。

1435~01
花梨の実と葉。これも先月の。

PCBに話を戻すと、なんとつい最近も、化粧品の顔料から
国際基準の30倍が検出されている。
顔料の製造過程で発生してしまったらしく
化粧品の他にはせっけんなど実に329品目に使用されていた、らしい。
過去の話と思うのは危険だ。

そんな困った物質の1つであるPCBが含まれた変圧器等が
東大和から立川にかけてお住まいの方々、近所に放置されていたのをご存知だろうか?


駅の近くに放置されてたPCB←クリック

今はもう無いが、2008年に判明するまで野ざらしで放置され、今そこは
「玉川上水の緑を楽しめる」駅直近のマンションとなっている。
とんだブラックジョークのようだが
この駅を毎度使っていた自分としては
こういう例は知られないうちにひっそり処理されたり
あるいは完全放置されて田舎だと気付かれないだけで
相当ある話なんだろうとも思う。

処理が簡単ではないPCBは現在全国の自治体や事務所、工場で
「保管」されているという。保管には屋根がある場所等の
規定があるのだろうが、なにしろ40年経っても全体量の半分以上が
まだ処理できないのだ。保管はまだまだ続く。
その間漏れや紛失などのリスクが無いとも限らない。

そういえばこんなものが近所の空き地で野ざらしになってるなあ、
という方は、お早めにしかるべき機関に相談してみたほうが、
いいと思いますヨ。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

くろけろ

Author:くろけろ
ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード