2014-05

あっという間のできごと

水田が残るここではスズメやツバメの減少という話がウソのように
思えるほど今賑やかなシーズンだ。
ベランダには先月から頻繁にスズメが飛び込んで来て、
もしかして巣作りの場所に狙っているのではとヒソカに期待と
糞の恐怖に怯えていた。

そんなさなか、子供の日のもうすぐお昼になろうという時間に
車で出かけようと駐車場に行くと、何か小さいものが
タイヤのそばにいるのを見つけた。

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おそらくは巣立ちして間もない
「くちばしの黄色い」スズメだった。

一応なんとなく動けるようで、見守っていると
じわじわと移動して車を出すのには支障が無かったが、
駐車場みたいな見通しのいい場所であんな状態でいると
カラスに狙われるけど大丈夫なんだろうか…と
心配しつつ、用事があったので出かけた。

そして2時間後戻って来ると、そのスズメは
まだ駐車場にいた。
しかもそんなに動いていないようで
相変わらずうちの車を入れる場所に。
車の長さ分しか動いていないということなのか。
羽ばたく様子も無い。

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車止めより奥にいたから車を停めることはできたが、
2時間も同じ場所にいるとは、弱っているんだろうか…
2時間前には時々ピイピイと鳴いていた声も
もう出さず、目も眠そうに閉じかけて
近づいても逃げようとすらしない。

この時期は巣立ち直後あるいは巣立ち前のヒナが
巣の近くにいたり、巣から落ちて
それを人間が「救助」すると近くで見ている親が
対処出来なくなるから放っとくに限る、という話は
よく聞く。
野生のものはあからさまにケガしていたりする以外は、
手を出さないほうがいいと確かに自分もそう思うので
そのまま部屋に帰って遅いお昼を食べ始めた。

しかし、その後もどうも気になり
また様子を見に行った。
ご飯粒でも置いといたら少しは食べるかなと
まだいるスズメのすぐ近くにご飯粒を置いて
ひとまず退散。

30分後にまた様子を見に行ったら、
ご飯は食べておらず、地面の上で身体が斜めになっていた。
身体をまっすぐに保つことがもはやできない状態。
うーん、多分巣立ちしたものの弱ってるんだろうなあ
一度も羽ばたく真似も見ていないし。

近くに仲間の姿は見えない。
ここらへんはスズメが多いから、鳴いている声は聞こえるが
それが仲間なのかわからないし、このスズメがその鳴き声に
返して鳴く事もすでに出来ないようだ。
これだけ弱っているのに親が見えないのは、もう
諦めているんじゃないだろうか…

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普段は野生のものには関わらないことにしているが、
車のそばで死なれてもなんだかなと思ったこともあって
部屋に連れて帰り、甘くしてぬるく温めた水と
ふやかしたご飯粒をやったりしたが、
もうくちばしを開ける事も出来ず、なんとか口の中に入れても
タオルとカイロを入れた段ボール箱の中で
身体を変に傾けて横になるだけだった。

そしてそのまま、1時間もしないうちに、
動かなくなってしまった。

あまりにあっけなかった。

あのまま放っておいたら、あるいは親が助けに来たのか?
それはわからない。最初に見た時からすでに羽ばたくことも
無かったから、弱っていたのは確かだろう。
しかし、放置して死ぬ確率が99%だったとしても
あえて「保護」してすぐ死んでしまうと、
「保護しなければ実は生きられたのではないか?」と
後悔が残る。

放っておいた方がいっそカラスなどにとっても
良かったのではないか?と、地面にスズメを埋めながら思った。

目の前でいかにも弱そうな生き物がいるとつい
他の天敵に襲われる前に助け…と考えてしまうが
野生のものとの関わり方はいつも悩ましい。

巣立ちしても弱かったりアクシデントがあれば
成長できないから、これはもうそういう事だった、
と思うしか無い。普段目にしている鳥(に限らないが)は
実は数々の試練をくぐり抜けて成鳥になって飛んでいる
というのをあらためて思う。

しかし例えば、また同様のケースに出くわしたら
どうするか?と考えると…
保護して何とか成鳥になったとして、自然にかえって
ちゃんと生きて行けるのか、そうでないなら
マンションで死ぬまで飼うのか…
そういうことまで考えた上で、保護しないといけない。
そこらへんの問題も、実際賃貸物件では諦める口実だ。

巣立ち直後の鳥は、種類にもよるだろうが、
巣の近所の地面でしばらくウロウロして、
その間親から見守りやレクチャーを受ける
「試運転」的時期がほんの少しあるらしい。
だから、そういう時の若鳥を「落ちたヒナ」
「巣立ちに失敗したヒナ」と勘違いして「保護」
してしまい、結果、うまく育てられず皆不幸に…
という事があると聞く。

今まさに巣立ちの時期だが、
近所で数十羽のツバメが、ヒナをくわえて逃げるカラスを
追いかけて攻撃しているのを数日前に家人が見たと話してくれた。
捕まったヒナが必死で鳴いて、ツバメ仲間も頑張っていたようだが
カラスにはかなわず、持ち去られたらしい。

カラスは雑食なんだから、何も他の鳥のヒナを襲わずに
ゴミでもあさってろよと思うのは
人間の勝手だしカラスも子育て中なのは同じ。
そういう「自然界の弱肉強食の掟」と言われるものも
頭ではわかっていても、実際に目の当たりにすると
それなりにショックだし、つい人間が手を出したくなる。
その気持ちは責められるものではないだろうが、
でも、野生のものには、
人間が積極的に関わらないほうがいいのだと、
いろいろ思う所はあっても、やはり思った。

スズメが死んだ2日後、ベランダで干していた布団を
取り込んだら、布団を吊るしていた足元に
ちょこんとスズメのヒナがいた。
え?またこの前のパターンか?と思ったら
そのスズメは元気があって、ベランダの中を軽く飛びながら移動し
プラケースの上で少し休んでから、外へ飛んで行った。

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引っ越しそのまま1年経とうという状態のプラケース。ガムテープがトリモチにならないかハラハラした。


弱っている生き物には手を差し伸べたくなっても
でもやはり、元気で勝手にそこらにいてくれる関わりのほうが
なんと気楽なことだろうと、
これもまた勝手に思った動物の子育ての季節の出来事。

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どんたくを見に行ってみた

連休中の話になるが、はじめて博多どんたくを見に行った。
全国のGW中の人出で一番多いイベントがこのどんたくと
言われていて、毎度これが東京でもニュースになる度に
なんで行列を見るだけの祭りに100万人が来るのか?
とフシギでたまらなかった。

福岡にいる間もなまじ近いといつでも行ける、
とにかく人出のある連休中にわざわざ行く事もない、と
そんなこんなで一度も行った記憶が無い。

東京から福岡に戻ったことだし
どんたくを知らないのはダンナも同じ、
じゃあ一緒に一度は見てみるか、と2日目の夕方近くになって
見に行った。

いろいろ予想を裏切るパレードだった。
というのが感想。

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正当派。

行けばそこらへんで練り歩いている人達がいるだろう、と
博多駅に着いて大博通りを歩いたら早速ソレらしき一行が
見えた。
うまいぐあいに会場へ集合していく時間帯だったようで
エントリーナンバーのついた旗を持ったグループが
裏道に待機していて、順に通りに出て進んで行く場面に当たった。

どんたくといえば、ハデな色の法被に
お面をつけた人がしゃもじを打ち鳴らしながら
練り歩くのをイメージしていたのだが、
もちろんそういう正当派もいたが、
そうでないグループが多かった。

高校や大学、またはそのOBのブラバン、
どこかのダンススクールの子供達、
地元企業をはじめとするいろんな会社、
県警や自衛隊の音楽隊。
そういうグループに混ざって10名そこそこの
「いきいきなんとか会」みたいなお年寄りの
グループが、静かにただ歩いている。

かと思うと、プロ並みに笑顔の子供達が
先頭で踊るやたらと人海戦術の団体もあって、
何だろうよく分からないグループ名だなあと思ったら
どうも何かの宗教団体青年部らしき人達なのだ。
そしてそういう団体の支持者か親族のような人達が
また沿道で植え込みが折れるのも気にせず
人をかきわけ歩道の前面に座って参加者と
ハイタッチしてたりして、
この祭りの人出の多さに何が関係しているのか
少し分ったような気がした。

知名度のある企業はやはりお金をかけていて、
珍妙な着ぐるみやスポーツ選手を参加させてたり
ずるいと思いつつ見応えがあるのだが、
そういう有名企業に混ざって、「中州アカデミー」なる
いかにもな参加者もいたりして、
(思ったとおりドレスの似合う男性(あるいは元男性)の方々でした)
老若男女、主義主張、昼と夜、
まとまりのないなんでもアリな雑多感がとても面白かった。

ひとことで言うなら
カオス。

「どんたくは参加するのが楽しい」とよく言われるが、
仮装に凝る系、正当派伝統技能系、演奏や踊りの腕前を披露したい系
単なる宣伝系、ただ歩いている系、存在意義がよくわからん正体不明系…
地元企業は出なきゃいけないんだろうが、たまに紛れている
正体不明系が、参加義務も無さそうなだけに余計に気になる。

福岡はどういうわけか芸能人の出身地として知られているが
小さい頃からこういうイベントを見たり参加していれば
自己表現の場として非常に度胸がつくだろうというのは
想像出来る。

確かにパレードの道路には人が沢山いて屋台も出ていたが
東京の混雑と比べれば、その屋台で何か買うのにも30分並んで
一苦労するという事もなく、ちゃんと規制もされてスムーズに
歩ける。隅田川花火大会の地獄に比べれば楽勝だ。
仮装を見るのもいいが、生バンドの演奏がすぐ近くで
タダで聴けるというのはなかなか無い。
天神で買い物して大名でブラブラしてどんたくを見る。
そして夜花バスを見て博多駅でご飯食べて帰る。
それなりに混んではいるが、イライラする程ではない。
というわけでアリです。

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福岡はもう随分日が長くなっていて
5月の強い日射しが夕方になっていいかんじに傾き、
涼しい海風が吹いて来る中延々と続くパレードを見たら
薄暗くなって来た頃に灯を点した花バスがやって来る。
これを見るために博多駅前は何の祭りだと思うくらい
(祭りなんだけど)人が溜って待っていた。

7月1日には博多山笠の飾り山が公開される。
前準備がいろいろあるからどんたくが終わったら
すぐに次の祭りの話になるんだろう。
ホントに祭り好きなんだな博多の人はと
あらためて「のぼせ」の土地柄を感じた。

大人の犯行かそれとも


博多駅のハンズのマネキン。

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こういう指関節系のマネキンはこういうイタズラ
多いんだろうなヒソカに。

そういや以前男性用下着の下半身マネキンに
変なのあったなあ…あの頃はケータイなんて
無かったから証拠写真撮れなかったのが悔やまれる。
…ってこれ以上でもこれ以下でもない話です。

大人買い

今更ですが、ハマってしまいました。
「進撃の巨人」。
遅い?いやいや、連載中だしまだまだこれからですよ。

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セブンイレブンに貼ってあったポスター。

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兵長ハイチュウはケースとセットという商売っ気たっぷりの販売形式。
なんでハイチュウにケースがいるんだよ!と思いつつまんまと
森永の策に嵌って差し上げました。


数年前本屋で見本の1巻を立ち読みして、
噂どおりいろいろとすごいマンガだなとは思ったけど
買うかというところまで至らず。
しかしなぜか今になってその波が。

ブック○フでもゲ○でも、近所の古本屋を片っ端から
覗いてみたが、どこにも見当たらず…
しかもアマ○ンなんて、古本でも新品と変わらない値段って
どんだけ需要があるんだ。
だったら新品セットで送料無しの通販でいいかと
最新刊13巻までの大人買い。

届いたそれと番外編1冊計14冊読むのに4時間もかからなかった。
作者の労力を考えると申し訳無いが
それも怖い程の中毒性のなせるわざ。
読んでる時息してたっけ。してるよね
この、マンガ本読むのに使う集中力を他の事に
使えたらといつも思う。

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ハイチュウだけではない。レジで会計してたら後ろから呼ばれた気がして
追加でキャラメルも買った。キャラメルなんて何十年ぶり?


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そしたら1/8の確率で兵長がお出まし。やはり呼ばれたのだ。
これ、プロジェクターらしい。立体機動になってるのが芸コマ。


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壁に投影してみた。いろいろ考えるなー

兵長の番外編はできれば同じ作者に描いて欲しかった…
できるだけ元の絵柄似せようとしてるんだろうけど
きれいな絵柄は却って上手い同人誌を見ているようで
どこか冷めた感情で読んでしまう。
原作者が監修していても、本人が実際に描いたものと
そうでないものとは、別物だ。
…と感じてしまうのは、原作の絵柄がいわゆる上手い部類のものでは
ないから尚更なんだろう。

原作は御茶漬海苔氏のタッチに似てて、デッサン狂いや
荒っぽい表現が多いが、そこがあの巨人に
人間が喰われる世界の恐怖とすごく合っていると
個人的に思っている。

赤瀬川原平が某マンガのあとがきで書いていた
「上手い絵は想像力にフタをしてしまう」
ということが、この原作には失礼ながら当てはまらなかったのが
良かったのだろうと思う。
あれが、井上雄彦氏の絵だったら、アニメを見た時の
感動がそんなに無かったんじゃないかと。
緻密に描き込まれリアリティを盛り込んだ完成度の高い描写は
受け手のイメージをそこで満足させてしまう。

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ミントも追加で買った。そして出て来たのは…

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ミケでした。スンスン。

そんな「進撃」を実写で映画化ってそりゃ無いでしょう
いや、アニメがとてもいいから、今更映画化も無いんじゃ?というのが
正直なところ。
それでもどうしても映画化したいからあえての実写化という事なのか
ならば、最低でもキャストを外国人でやって
せめて外見だけでも似せる努力をして欲しいんですが…
小説の映画化じゃないんだから。

主演が三浦春馬って…主演ってエレンってこと?
まさか主演まで「オリジナルキャラ」ってことはないだろう。
ドイツ系っぽい名前だったり金髪だったりするキャラを
オール日本人でやってほしく無い。
そういうのは、舞台までかなと思う。実写映画でそれはやめてくれ。
オールCGの映画がこれだけ増えるといくら巨人や特殊効果の出来が良くても
肝心の人物が日本人コスプレじゃ、却って違和感。

これだけ人気の作品なのに、ハリウッドでという手は
無いんですかねえドラゴンボールの悪夢を再現したくは無いんだろうけど
実写でやる意味ってリアリティじゃないのかって思うんですが。
そこはマンガみたいに
「受け手の想像力」に期待するところじゃないだろうと。

ガッ○ャマンも、あのバタ臭いキャラを日本人で演じる事に不安以外無かったが
やはり変なオリジナル設定で滅茶苦茶にしてしまった。
進撃もそうなるのか?
頼むわもうちょっと原作を大事にしてくれ〜

海外の「進撃」ファンが考えたキャスト(あくまでイメージ)が
なかなか秀逸だったのでご紹介。
ジャンはもっと馬面でもいいくらいかなあ
ライナーやコニー候補は沢山いそう。


兵長は、最初見た時にT2のエドワード・ファーロングだって
すぐ思ったから納得なんだがアジア系ハーフでもいいと思う
実写で兵長のキャスト間違うと、もう間違い無くこの映画は
見る前から大ブーイングの運命だろうと。
とりあえずこの先どんな事になるのか震えながら待つことにします。

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くろけろ

Author:くろけろ
ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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