玉川上水沿いのジャングルからの徒然なひとりごと

少しは暴れよう九州の人

2014-10-18 Sat 22:45

9/25に九電が再生可能エネルギーの新規買い取り契約を突如中断したことで
あちこちで行われている説明会は九州らしく直裁な物言いの人達の怒号で
大変熱い状態になっているようだ。
当然の反応だと思う。これを契機に、九州の人には電力について
もっと関心をもってもらいたいと思っている。

この九電の決定の数日前にとある業者のサイトで
あくまでも新規契約対象であって、すぐに無くなる訳ではない
安心してくださいという表現があった。
しかし、今回のことで九電は業者を敵に回してしまった。

再稼働なんてほんとのところ、いらないだろうと
さすがにうすうす感じていてもどこか他人事な反応だった
九州の人も、九電は何様なんだ、一体どういうつもりだ、と
さすがに思ったに違いない。

140916_1322~01

今住んでいる地域がここ2、3年で田んぼがあっという間に
住宅地になるプチバブルを地でいく状態になっているので、
時々モデルハウスを冷やかしに行くのだが、
新築の一戸建てには8割方、屋根に太陽光パネルがついている。
あるいは、明らかに時期を見てつけようとしているのだろうと
屋根の状態を見てわかるそんな家が殆どだ。

広い田んぼだった土地が平たい住宅地になった辺りは
日当りも良く、海にちかいこのあたりはさぞかし
たっぷりと発電できそうだなあと思っていたが、
実際「めざせ!光熱費0円!!」とのぼりの立った賃貸らしき集合住宅も建ち
あっという間に人が入った。実際光熱費はどうなっているのか知らないが。

アパートでも新築は発電パネル設置がこのあたりでは珍しくない。
東京多摩地域とは比べ物にならない太陽光パネルの推進力は
電気屋に行っても感じた。
積雪も多くなく温暖な土地柄か、九州は太陽光契約がとても多くなったようで
九電が焦ったのも無理は無い。ここらへんの一部地域の様子を見ても
急激な太陽光パネルの増大は感じる。

でも、昨年こっちに来てモデルハウスを見学しながら思っていた。
「パネル設置=売電」の図式がスタンダードだが、
これだけ売電する人が増えれば買い取り価格がどんどん安くなる。
この勢いなら数十年後といわずに新築にはパネルが当然になるだろう。
となると電力会社のことだ、きっと途中でなんだかんだ言って
事実上買い取りしなくなるだろうと。
だから、もしも自分にお金があって家を建てるなら、売電のために
パネルを導入するのではなく、あくまで使う電気の一部をそれでまかなう
ということにしたいと考えていた。

そしたら、今回のこの事態。

こんな事が電力会社は「予想外」だというのだろうか?

今回の発表では中断は家庭用の10kWは対象外らしいが
月に2、3万も売電できれば…と頑張って屋根ギリギリの
スペースまでパネルをつけている家が多いし、
実際モデルハウスの営業さんの説明でも20kW以上が今は
多いという話だった。パネルの性能も技術革新で
どんどん上がっているのだそうだ。
それなのにこの皮肉。

140916_1322~02
とりあえず殆ど設置してます。

業者は儲けるのが目的だから、どこまで脱原発のお手伝いを
と考えて太陽光参入をしているのか実に怪しいが、
気の毒なのはとりあえず今は太陽光やっときゃお客も多いし
と考える新規参入業者にのせられて、老後の蓄えに、と
決して狭く無い土地を買ってまで太陽光パネルを並べ「マイ発電所」を
作ろうとした人達だ。
便利な場所なら土地の転売も可能だろうが、日当りがよければ
経費は安い方がいいと山の中の土地を買ってパネルを設置したような例がある。
一体、こういう人達に九電は今後どういう対応をするのか。

ここら辺でも車で走ると、去年まで田んぼだったところや
自動車道の脇の広大な空き地にパネルが…
というふうに、プチ発電所ができている。
そんな方々は、今一体どんな胸中なのか。

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先ほどの新しい家が建つ近くの○EON MALL付近はまだこんな建て放題な土地。
ここもきっと数年内に家が建ち並ぶんだろうが…その時太陽光パネルは??

東電もあの事故の責任を何一つとっていないわけだが、
他にも大企業の集まる首都圏とは違い、
東京の支社支店はあっても地元企業が少ない九州にあって、
九電はなにしろ九州中の企業のトップに君臨している。
そんなわけで、わしらに逆らえる奴などいないと
ホントーに王様なのだ九電は。
再稼働なんかもまずは抵抗の少なそうな、中央から遠く離れた鹿児島で、
と考えているのだろう。
加えて受入れ県の長、鹿児島知事は避難対策も超やる気無い。
10〜30キロ圏内の要支援者の避難計画は
「作らない」「どうせ実現性はない」と丸投げ発言。
自力で脱出出来ない弱者は見捨てると言っている訳です。
いいかげんにしろと言いたい。

この知事確か「原発には人一倍自信を持っている」とかいう
実に頭の悪い発言をしていたが、アンタが自信持ったって事故起こりゃ
何にもできないでしょーよ、という話なのだが。
のんびりしてる鹿児島の人達もそろそろ本気で怒らんと、いかんよ。

川内原発の再稼働には、地元で作業員需要をあてこんだ仕事をしている人達には
歓迎すべきことのようで、これはどこの地元でも同じだ。
しかし、「30年ずっと大丈夫だったからこれからも…」
という意見には、正直あんな事故があってもまだそんなふうに
思えるのか…と驚愕した。

福島の地元の人達だって、もう長年大丈夫なんだから…
と、そう考えていたと思うのだ。
というより、原発を抱える地域に住むということは、そう思わないと
日常をおくれないということだろう。
かつて自分が、3.11のすぐ後に排煙漏れ事故を起こした焼却場の
すぐそばに住んでいたように。

まさかそんな事起こらないだろう、と思う事は起こりうる。
そして、他所で起こった事、他人が巻き込まれた事は
自分にも起こりうる。

そういう危機感を、老朽化が指摘されているうえに
MOX燃料使用の玄海原発のお膝元の玄海町にも持ってもらいたいんだけど…
今年の町長の再選の時に、この町長が「道路を作らせてもらわねばいけない」
と訴えていて、何期もやっててまだ道路とか言ってるのか6千人の町で…
と、そのイナカ思想に目眩がしたが、またしてもその町長が再選されたのだから
もう何も言えん。

日本が豊かな国というのはウソだ。
というより何が豊かか理解してないのだと思う。
九州は豊かな地域なのに。
地熱発電も有力候補だろう。
塩がそうだったように、電力も、自分で買いたい電力を
買いたいし、できることなら自分で使う電力を自分の家で
生産できるような仕組みにならないかと切に思う。



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Ap○leとは無関係

2014-10-13 Mon 17:11

移転してしまって今は無いお店で見かけた板チョコ。

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明らかに何かを意識したようなネーミングとデザインなんだが…
しかしこのなんちゃってなブランド名にもかかわらず、
ドイツの有機認証を受けたマジメなチョコレートとかで
生産者保護への取り組みも行っているのだそうだ。

これはミルク味。
美味しいんだが、極薄なのだ。モットクレー

140.jpg

他の味もあって、次行ったら買うかなあと思っていたが
店の場所がちょっと離れたのでなかなかその機会がない。

秋になるとバッ○スやラ○ーがスーパーに並んで
ああ、そろそろチョコの美味しい季節だなあと思うが
最近見たこの動画がいろいろと考えさせられる。


コートジボワールで取材した映像で、Metropolisweb.tvによるものだが
カカオ農園の労働者のおじさん達は自分達が収穫したカカオが
どんな工程を経て、どんな物になっているか食べた事が無く知らないのだ。
「ミスター、あんたの肌が白いのは(彼等に比べて)
これを食べてるからかい?」という質問がなんともいえん。
「チョコを食べるから白人は俺等より健康なのか」とも言っている。
カロリーオーバーでメタボの白人の方々には耳の痛い話に違いない。

おじさん達の笑顔が無茶苦茶いいだけに、
どんな店でも簡単にチョコが買える日本にいると
チクチクするものがある。

随分前にインドへ旅行した家人の話では
キャド○リーのチョコがうやうやしくガラスケースに
鎮座した状態で売られていたそうだ。
暑い国だし、保存状態を考えても割高なチョコが
インドでどのくらい売れてるのか謎だが、
そこらの伝統的なお菓子より
高級品として扱われていたようではある。

考えたところで彼等の労働環境に変化がすぐ起こるわけでも無さそうだが
甘くてハイカロリーなチョコはバカスカ食べる物でもないから、
せめてなるべく生産者への還元に心をくだいている(と思われる)
企業のチョコをこれからも買うかなあと
あらためて思った次第。


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秋のくもすけ達

2014-10-03 Fri 19:30

<今回の記事は虫嫌いな方は注意です。解像度低い写真なので
そんなに気にならないとは思いますが…>

秋になるとそこらに目立つようになるジョロウグモ。
女郎と書くがもともとは「上臈」が語源らしく
だとすればえらい転落ぶりだ。
秋がこれから深まって、赤や黄色、そこに入る黒っぽい模様を
見ると、キレイだがなんとなく上臈より
女郎というほうがわかるようなそんな気がする。

女郎蜘蛛の巣が数mでかなり沢山あったので
思わずケータイで一部を撮影したのだが、
そこにあった10個くらいの巣はひとつを除き他は全部
小さい雄の姿があった。

140930_1220.jpg
右上の小さいのが雄。真ん中に小さくあるのはご飯の痕。

ヘタするとメスに喰われてしまうので
メスの巣に居候しつつ、背後から交尾の機会を伺っている…
という雄はニンゲンならダメ男いや変態ニート以外の何者でもない。
カマキリのメスがオスをむしゃむしゃしているのは
秋になるとよく見かける光景だが
この女郎蜘蛛の雄も、目的を遂げた後無事に逃げ仰せる確率は
見た感じ低そうだ。
季節によって、別の種のクモがお尻から糸を出してあっという間に
お尻から空へ飛んで行くのを見かけることがあるが、
女郎蜘蛛はそれはしなさそうだし
逃げられないだろうなあ…
こういう何やら怖い部分が女郎という由来なのかそうかは知らないが。

140930_1221.jpg
このメス、後ろ足一本無いよ。

ここで見た巣はメスの巣にオスが1匹づつだったが、
中にはハーレムのように複数匹の雄のいる巣もあって
きっとニンゲンにはわからないクモの雄同士の火花が
ひそかに散っているのだろう。

140930_1222.jpg
この巣には雄がぱっと見4匹いました。(円内)

そんな中、どうも頑張っている最中らしき雄もいたりして
時間があれば、事後の雄の運命やいかにと観察したかったが
小雨がぱらついていたのでここで退散。

140930_12.jpg
一番上左が雄。左端のはメスの抜け殻。デバガメすみません。

気のせいか秋になると家の中にも小さなハエトリグモをよく見かけるように
なるが、暖かい場所が好きなようなので
夏は網戸の外にはりついていたのが朝夕涼しくなると中に入って来るのかもしれない。
女郎蜘蛛のメスに比べると随分小さくぴょんぴょん跳ねるハエトリグモは
かわいいようだが実際動くものを敏感にとらえ、瞬時に捕食する
凄腕のハンターらしい。

↓カーソルに反応する様がかわいいハエトリグモ動画。


このハエトリグモはダニ等のニンゲンにはあまりうれしくない小型の虫を
せっせと食べてくれるのだからやみくもに殺虫剤を使うな、
と言うのは「益虫だから殺すな」というようでなんか私の思っている事と
微妙にズレがある。
益虫だから云々というのではなく、殺す意味を感じないという方が適切だ。

家の中でペットを可愛がる気持ちがあるなら、
こういう虫もヒステリックに排除するのではなく静かに見守って欲しいと
常々思うのであります。
ハエトリグモはべったり巣を張る事も無いし、(お尻から糸出してはいるけど)
首を時折かしげながらじっとこっちを見る様は
なかなかキュートな表情だったりもする。
試しに「くもすけ」とか「くもりん」などと名付けてみては
どうだろう。家の中で見かけるたびにだんだん愛着がわいてくること
間違い無し。いや、少数派だとはわかっていますが…

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