2016-10

柊木犀は中国茶の香り

10月になってもヒリヒリする日射しが続き、いやむしろ
日焼けするのは秋の日射しなんだよな、と
SPF50の日焼け止めを塗る日々。
中旬になってやっと長Tを出したが
これも朝晩だけでよかったりして、なかなか衣替えに至らない。

そんな「暑さ寒さも彼岸迄」を軽くスルーする福岡の秋も
台風が何度か近づくにつれ、少しずつ秋っぽくなってきた。
ほんとに、よーやく、である。

気付けばコスモスに並びキンモクセイの香りがしはじめ、
その直後にキンモクセイに似てるけどちょっと違う香りが
近所の住宅地で漂い始めた。自転車で通るとふいっと甘く香る。
何かを思い出させるこの香り。
何かとは、10年以上前仕事先の人からいただいた
中国茶の青茶の一種の、えーと金セン烏龍という、
甘い、何と言うかミルクのような香り。
なんでこの住宅街でその香りがこんなにも?と思ったら、
香りの正体はコレだった。

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小さい白い花、見えますかね

えーと、コレ、同じの東京の家の近くで見たわ。
そうそう、ギンモクセイだっけ?
でもこんなにいい香りだったっけか。

ウン十年前、トイレの芳香剤でピコレットが
「花のトイレはピ〜コレット♪」とCMやってたが
あの頃からトイレの芳香剤=キンモクセイ→キンモクセイ=トイレ
という図式が作られてしまった。
香りを感じる嗅覚は非常に原始的で、ニオイは記憶に残りやすいと
いわれているが、キンモクセイに罪は無い。
ついでにいうと、日本人はニオイに敏感といいながら
なんだろうあの柔軟剤とかのニオイの強さは。近所で洗濯してたらすぐわかる。
あのテの香りは、外国のスーパーに行くとせっけん、洗剤コーナーに
大体漂っていた。だから朝洗濯してる家から漂うあの香りで、
毎度海外旅行先のスーパーの記憶が甦る。

話を戻すと、今回かなりの濃度で近所の住宅街を覆っていた
ギンモクセイのいい香りは、昨年は気付かなかった。
天気のせいかもしれないが、その住宅街は出来て3年弱。
この区画でなにか決まりでもあったのかと思う程生け垣に
使われているその木が、数年経って花の付きが良くなって来た
ということなんだろうか。よく分らないが。
今回の香りで気付いてその区画を歩くと、キンモクセイは全然なくて
マサキかこのギンモクセイが殆ど。やっぱり何ぞ決まりがあったのか
てっきりこれはヒイラギで、そんなに魔除けが必要なのかこの区画は
と思ってたけど、香りを楽しむために植えてたんですね。ナットク。

キンモクセイに比べると強さはないが、
中国茶のようなちょっとスモーキーで
上品な甘い香り。
「お部屋は北向き くもりのガラス
うつろな目の色 とかしたミルク」
の、「小さい秋」の歌詞が似合う香りといいますか。
しかし今こうやって書くとうつろな目の色ってなんかすごい。

子供の頃この歌聞いたら「とかしたミルク」に惹かれ
小学校から帰って家でミルクティー飲んでおやつ食べた。(単純)
当時の事なんでギンビスアスパラガスとかだが。
それ以来秋涼しさを通り越して寒いくらいになると、
ミルクティーにお菓子が、懐かしくもうれしい。
そんでもって曇天の寒い日がうれしかったりする。
歌のイメージかなあ。

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この区画の近くの、前からある住宅地でもあちこちで香ってました

キンモクセイの香りも気付いたらすぐに終わってしまったが、
続くギンモクセイも1週間かそこらで終わるのだろう。
生き物だからあっという間だが、
季節のいい香りはその時だけだから嬉しいのだろうきっと。
一年中嗅がされるとそれはもう芳香剤だ。

最後に、ほんとにコレはギンモクセイなのかと調べたら
「木犀」は元々ギンモクセイの事をさすのだとか。
中国のお酒などで「桂花入り」があるけど、あれはキンモクセイではなく
本来ギンモクセイの方を言うらしい。
そして…今回香りまくっていたこの”ギンモクセイ”は、
葉からして「ヒイラギモクセイ」の方だとわかった。
ここ迄書いておいてなんですが。
ギンモクセイは葉の形がキンモクセイほどじゃないけどもう少し
長めで、葉のフチのギザギザがかなり細かいらしい。
他の家の庭でも見かけるものは、このハードなギザギザだったような。

「ヒイラギ」と「ギンモクセイ」の雑種がこのヒイラギモクセイ。
それでもこれだけ香るのなら、ギンモクセイはもっと強い香り
なんだろうか…?噂ではソフトな香りらしいが。
開花時期は金木犀→銀木犀→柊木犀→柊らしいので
もうギンモクセイは終わってるかもしれないが
どこかでひっそり咲いているかもしれないと思うと
秋の楽しみがひとつ増えた。

161028_1236~01
昨日の風で既に散りつつあります。




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そんな皇太子で大丈夫か

タイ国のプミポン国王が亡くなった。
学生の頃行った最初の海外旅行がタイで、
降り立ったドムアン空港(当時)の外の湿気の凄さ。
バスで排気ガスもくもくの市街へ出れば、建物にでかでかと
かかる幕に、肩章のついた白い詰め襟の軍服(というか礼服?)を着て
帽子被ったメガネの男性の写真。
???と思ったのだが、それが国王だった。
日本では道路に人の名前付けたり銅像を立てることが滅多に無いが、
こういう部分に初めての異国を感じた。

しかし当時もすでにそれらの写真はちょっと前のものなんだろうな
というものが使われていた気がする。
お妃の写真の幕も対になっていて飾られ、巨大な幕が
高層ビルにビラビラとかかっている様子は迫力だった。
そしてお札は全て国王のお姿が図案になっていた。もちろんコインにも。
街を歩けば安宿やそこらの小売店の壁には、王とお妃の写真の額があり、
向こうの神棚のようなものの近くに奉ってあったりもした。

映画館へ行けば、どの映画館でも上映開始直前には
国王を讃える歌が流され、それまで洗剤のCMなど長々やっていた
スクリーンには、国王陛下が各地を視察する様子(多分)の
写真や、子供や年寄りが皆崇めているイラスト等が
映し出された。
その間は、映画館にいるお客は皆起立、無言でスクリーンを
眺めている。
最初は一体何が始まったのかと仰天した。

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(某所に昨年投稿したのをここに貼っちゃいます)

戦前の日本を知らない自分でも、なんだか「御真影」に
礼をしていた昔の日本みたいだなあ、と思ってしまうのだが
とりあえずタイの人は国王を現人神とは思っていない所が違うだろう。

昨年の冬にちょうど国王の年齢と在位期間を知って、
当時在位69年!もうそんなに?と驚いたが、考えたら最初に
タイへ行ったのがもう2×年前。(遠い目)そりゃそうですわな…

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(これも某所から。昨年冬に描いたもの。某国擬人化コミックのキャラを一部お借りしております)


さて、そんな国民からの尊敬を集めていた国王が亡くなって、
王位継承権第一位のワチラーロンコーン王子がどんな方なのか…
と調べてたらビックリした。→「コレはあかん」まとめ


…。
…えっと。織田信長なんですよね?
まだうつけを装っている頃の。

…って思ってる人が多いみたいですが実際。

その後何度か行ったタイ。
パキスタンに移動中には新聞でタイでクーデターを知り、
タイ経由で帰国する予定だったので在タイ日本大使館に
パキスタンから電話して様子を聞いた記憶。
お騒がせの軍が一定の力を持つ彼の国で、この皇太子…
……。

大丈夫か。タイ王室。


福岡は肉っ喰い?

見かけがスジスジしているせいか、「案外食べるのね」と
言われる事が多々あるが、多分食べるのが早くないから
いつまでも食べてる感があるのも一因。
だが鳥皮はもちろん、モツ系は好きで
ホントはもっとモツを食べたいのだが、家人がそんなに食さないのと
内臓系はいろいろリスクがあるので、ここ数年積極的に食べていない。
だから鶏の皮で我慢してる。
これも家人は食べ慣れないせいかそんなにお好みではないので、
1人の食事の時の密やかなお楽しみ。

この鳥皮は東京ではスーパーや生協の配達でも見かけることは
少なかったが、福岡ではまずスーパーでは必須アイテム。
しかも何だか1パックの量が多い。店にもよるのだろうが。
このあたりも、3世帯同居のケースが多い地方ゆえか。

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某スーパーのお肉コーナーに上から下まで並ぶ豚足。右端は地鶏炭火焼。プリプリコリコリ。

そして、お肉コーナーに並ぶもののバラエティが、
東京多摩地域のヨー○ドーに比べて、豊富。
豚足やテールの柔らか煮パック、鶏タタキに豚モツなど
お肌プリプリ系の種類と量が多い。
福岡に戻って来て、若い女性にお肌の綺麗な人が多いと感じたのは
この、お肉系の食生活も影響しているのだろうか。

うどんひとつとってもメニューに肉系が多いし
お弁当のお肉の量が…すごく…お肉です…

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唐揚げ1つ減らしてその分煮物かおひたしにしてくれないかなあ。
つーかコメも多いです。漢らし過ぎる。


しかもこの鶏皮餃子がまたオイリーでヘビーなんですわ。
外の皮といい、中の具に軟骨が入ってるコリコリ食感好みだし
ジューシーで美味しくて大好きなんだけど、
これがあるなら唐揚げは2個でいいかなあ。
そんでもって茹で鶏皮餃子にポン酢なんかもあっさりしてて
良くないかなあ、なんて高コレステロールの中年は思う訳です。

150412_2006~02
餃子の隣のおかずも、鳥肉なんですわ。すごい美味しいんだが、あっぱれ肉弁当。
正直福岡のお弁当は副菜や漬け物が出来合いの物ではなく、手を抜かないのが素晴らしい。


前に何かで、塩分を控えめにすると攻撃性が減退するという話を読んだ。
逆に肉食はよく闘争的になるとかなんとか言うが、
お肉の種類や食べ方にもよると思ってる。
牛や豚の畜産業が盛んなのはむしろ宮崎や鹿児島なんだが
以前書いたように鶏料理専門店の数は福岡が多いし
郷土料理や駅弁の傾向など見ても
九州は全般的にお肉系と言えるのかもしれない。
福岡の「指定ナントカ団」はいまだにインテリではなく武闘派。
…やはりなんらかの因果関係があるのではと思ってしまう。

漫画に出て来るアメリカの警官みたいな体型の人を
気のせいか東京よりよく見かけるここ福岡。
お肌にいい鳥皮も脂の摂り過ぎには注意したい。 

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くろけろ

Author:くろけろ
ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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