2017-01

哀愁のモヒカンタヌキ

昨年末の帰宅途中、いつもにゃんこを餌付けしてる某お宅の近くを
歩いている時だった。
その家の隣の空き地にいつも通り猫がいると思ったら
それはハゲハゲになって哀れを誘う姿のタヌキだった。

ハゲハゲになった猫くらいのサイズの四つ足動物だが
ぱっと見猫とは顔が違い過ぎる。
毛が身体の中心に残ってるからモヒカンになってて
まるで小さいハイエナのような状態(もちろん鼻先は黒くない)。
それでも(タヌキ…?)と思ったのは目の周りの黒い毛が残っていたから。
テトテト…と逃げていった後ろ姿も、ハゲた肌色の方が目立って、
動物病院で毛を刈られた治療中の犬みたいですごく物悲しい。
後ろ姿見たのに尻尾の記憶が無いし、タヌキは手足が黒っぽいが
そんな記憶が無い。きっとそこも毛が落ちていたのだろう。

しかしこの時期に毛が禿げているのはきつかろう。
…と思ったら、件の餌付けの家の側に今度はふさふさのタヌキ。
しばらく見合っていたが、ケータイを取り出しそっと近づくと
すすっと後ずさり、逃げていった。
耳や足の色が濃くて鼻先に黒い筋が無い。尻尾も目立たない。
もちろん尻尾に縞が無い。アライグマではなくタヌキ確定。

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子供と大人の中間くらいの、わりかし小ぶりに、猫と
あまり変わらないくらいに見えたけど、
この時期にそんなに小さいものなのだろうか。
毛が抜けてたから小さく見えたというのもあるのだろうが。

いつも通る道で、線路も近い、駅近の住宅地のそこでタヌキを見るのは
初めてだが、普段は一体どこに隠れているのか。アライグマとは違うから
すぐ前の西郷川でザリガニやフナを食べているわけでもあるまい。
まだ明るい時間に出て来るなど、よほどお腹が空いて猫缶をアテにしてきたのか。
この時期にあの状態だとちゃんと冬が越せるのか何気に心配だ。
でも、以前立川の昭和記念公園で遭遇したタヌキも、寒い時期だったけど
禿げてた。なんだろう、タヌキってけっこう禿げるものなの?

…と調べたら、疥癬にかかったタヌキらしい。
「タヌキ ハゲ」 で調べたらでるわでるわ。
メキシカンへアレスドッグみたいな写真が沢山。
なにやら、東日本で疥癬症が増えているとか。マジですか。

イヌ科のタヌキの病は飼い犬にもうつる可能性があるので
ペットのいる人は注意らしい。実際家の周りにハゲタヌキが出没したら
飼い犬にもハゲが出来て医者にかかったという話が沢山出て来た。
ペットのエサを求めてやってきたり、犬小屋に入り込んだりして
感染してしまうらしいのだが、毛の生えた動物の毛無しの状態というのは
いかにも弱々しく、こんなにも寂しいものかと思ってしまう。
人間が、いかにも弱そうな薄い皮膚で案外しっかりバイ菌をガードしているように、
ケモノは毛がその役目をしているらしい。
だからかケモノの毛の下の皮膚は、なかなかナイーブらしいのだ。

餌付けが疥癬を拡大させる一因にもなっている、とも考えられてるらしいが
餌付けしている家には周囲にいろいろ物を置き散らかしてる所もあるので、
普段からご近所とうまくやっていないと、時にこういう病気の
野性動物が居着いてしまった場合、問題が大きくなりそうだ。

でも、調べて出てきたこのページ、←クリック。
「東京都は疥癬タヌキを見つけ次第殺処分」とか。ううむ。容赦無い。
もっとも、見つけた住民がその個体を逃げられないように捕獲して
はじめて管轄部署が回収に来るようだ。よほど弱ってお亡くなり寸前でもなければ、
すばしっこい野生動物を捕獲出来る人はなかなかいないんじゃないかと思う。

毛が抜けた動物は弱るから、疥癬になった野生動物は
放っとけばそのうち死ぬ場合が多いのかもしれないが、
それでも山の中でひっそりいればいいものを、
エサを求めて出て来たばかりに殺処分とは。
でも、投薬でこの疥癬自体は治るものらしい。(ペットに感染したら病院で処置可能)
だったらすぐ殺処分ってどーなのという気もしないでもない。

結構あちこちで目撃されてるらしいこの疥癬タヌキ、
「可哀想だから」とうっかり車に乗せて運んだり
素手で触ったりしないよう、自治体等の情報が普段からもっとあっても
良さそうだと思ってしまう。
世田谷のタヌキも話題になってたけど、野生動物との
距離の取り方はなかなか難しく、やってはいけない事を
やってしまいがちなので。

ちなみに今回遭遇した、ハゲてない方はこちらです。遠くて小さいけど。
つがいだとしたら、感染しそうだけど、こっちはふさふさしてました。

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ニヤニヤしながら待つ

七草粥の日、そろそろかなと昨年からコソーリ育てていた
あるものを出した。

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なんかこっちで買う七草パック、東京で買ってたものより
やたらとモリモリしてるんですが…すずな、すずしろの塊感はもちろん
はこべがもりもり。野草感半端ない。


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昼間揚物だったから夜はおかず板わさでOK これで冷蔵庫の中のお正月的な具は無事終了。

あるものとはコレですこれ。
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小学校以来のヒヤシンス球根。なんか数年前から
自分の中でヒヤシンス水栽培やりたいという気持ちが。
瓶買うのどうしようかなーと思ってた所に、ペットボトルで
簡単なセットができるとあって、それを参考に。

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11末。これでセットして1週間経たないくらい。
すでに根が1センチ以上伸びてますが、なんか早くないか…

最初は球根の底、根が出る部分がギリギリ水に触れるくらいに水を入れ、
寒くて暗い場所に置いておく。そうすることで「今は冬」だと思わせ、
その後陽の当たる所に出すのだそうだ。
根が伸びたら球根の腐敗を防ぐため水位は下げ、
根の半分くらいが浸かればいいらしい。
小学校低学年の時そうやってたんだろうけど、さすがに覚えてない。
てなわけで北側の寒いベランダで段ボールかぶせて置いておく。

そして約1週間後の12/7。
なんか急に根っこ伸びてて驚いた。
根に比べてなかなか芽が伸びない。買った時から僅かに白の球根の方に
芽が見えてたけど、そのまま紫の方がなかなか芽が遅い。

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そして、水を換える時に気付いたが、球根は黴びやすいから
水濡れ厳禁なのだが、それに注意しながら水の交換をするには
ヒヤシンスの伸びかけの根はなかなかやっかいだ。
弾力がなくてすぐにぱきぱき折れるから、伸びかけの根を容器から
引き出す作業はなるべくしたくない。
その点、球根とその下がこういうふうに別れてると
ずらしやすいから、水換えしやすいとナットク。
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紫の方もちょっぴり芽が見えてはいるんだけど…

そして12/16、とうとう根が容器の底まで到達。
まったく根の発育がドッカンドッカンと怖いくらいだ。
紫の球根も少し芽が出て来た。

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覆いから出すのは、もうちょっと芽が出てからの方がいいかなと
2016年いっぱいはそのままにしておくことにする。
そして12/24、なんだなんだ紫の方が斜めってる。

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ドラクエのサイクロプスの角みたいにがっしりした芽が出てます

どうも容器以上に伸びた根の勢いが、球根を押し上げて受け部分が斜めに
なってしまったようだ。
ヒヤシンス栽培用の花瓶が、縦長タイプと
昔ながらの安定のいいどっしりタイプがある理由がわかった。

そして大晦日、すっかり斜に構えてしまった紫の球根、
さすがにここまでくるとキツそうだ。
白の方もちょっと持ち上がって来た。

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そしてようやく年明け七草粥の日にお蔵出しになったヒヤシンス。
とりあえず、紫の方はもう500mlのペットボトル加工では
すぐにまた根が伸びそうなので、丁度空いてたアスパラガスの瓶に移動。

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ケチな自分は花が無事咲くかどうか、まだまだ先なので
なるべく専用花瓶は買わないでおこうと思っているのだが、
今回芽だしまでやってみた感想として、¥300ショップにあるデキャンタみたいなの
あれにワイヤーで受けを作って、球根乗せるといいかなと思った次第。
もちろん、専用のきれいな花瓶もかっこいいのだけど。

ヒヤシンスはその昔、ヨーロッパでは
春先に華やかさを演出するのはもちろん、香りを香水がわりに
楽しむということで人気があったらしい。
(お風呂にあんまり入らないからなのか?)
長い冬の間室内で育てるには球根はうってつけだっただろうが
北欧では温室栽培したヒヤシンスはクリスマスに
欠かせないものらしい。
ドイツ製やイギリス製のアンティーク花瓶が検索するとよく出て来る。
100年前の物がザラに見つかりコレクターの多さを感じるし
実際ヒヤシンス用に限らず使いたくなるきれいな色の
ガラスの花瓶は、それだけでとても魅力的だ。

ただ、水の交換を考えるとカッコ悪くてもワイヤーの受けを作った方が
良さそうなデザインがアンティークの物には多い。
なので小学校で栽培する時の、プラの球根受けがついてる
ぷっくりと太った形の水栽培セット、
あれはプラ部分がカッコ悪いが小学生がスムーズに
水交換するにはよく考えられたデザインだったのだ。
今になってナルホドと思わされた。

漢字では風信子、爽やかでかわいい当て字だ。
こういう当て字、どなたが考えたんでしょうねえ。
栽培開始が晩秋から冬で開花は3月〜というが、
冬の冷え込みがそれほど長くないここ福岡では
球根本体と根の腐れが一番の注意点。
もしかして案外早く花が見られるかも…?
と、どこかのヒヤシンス水栽培サイトに書いてあったように
「ニヤニヤしながら」待つ楽しみで新年が始まった。

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正月飾りのわびさび

お鏡を時期が来てぜんざいにする時の手間に懲りて、
小さいパック入りのものをそのまま飾るという
低価格かつ手抜きなものにここ数年慣れてしまっている。

東京と違ってこちらでは餅屋が作った立派な分厚い、
良い形のお鏡が良心的価格で売られている。
だからそういうホンモノを買いたいところだが、狭いテーブルに
場所をとるお鏡を置けないし、そういうものを置いとけそうな
棚や出窓も無いし…
というのを理由に、お正月のお飾りをかなり省エネしている。
今年はコレ。パック餅にみかんネットのりんご。

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実家に橙を切りに行ったのになぜそれを使わないのか。
それは餅が小さくて橙が乗らないから。
しかし、これはこれでかわいい。

お飾りを売っているスーパーの店先で、「なんだろこれ」
と思ったのが稲藁製のこれ。
「杓子」と書いてあった。なるほどよくできてる。
茹でうどんの汁をきるのに使えるんじゃないかと思ってしまう。(無理だけど)
¥200というお値段につい買ってしまったが、
こういうの東京では見なかった。気付かなかっただけかもしれないが。

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なんでも杓子の凹みには神様がいるという説があるらしく、
画像検索でお飾りの杓子を探すとなぜか長野地方のものが多くヒットする。
和紙や水引で色を加えたお飾りもきれいだが、
藁だけの、シンプルでシックな自然の色合いのお飾りも
とてもいいものだと思える。

なんとなく、コンロ周りに輪飾りなどしていないと火事が心配。
信心の無い自分でもこの場所はお正月のお飾りどうしよう、と毎年探す。
東京と福岡では輪飾りの仕様が違うので、無い無いと探して
今年は諦めようかと思ったがやはり荒神さまのところは気になる。
というわけでコンロの上、火が燃え移らない距離のレンジフードの端に
マグネットで杓子を吊るす。

なるべく手間を省きたい自分にはこれ以上の
料理の上達は望めそうにないが、新潟の火事のニュースを見ても
料理以前に火事には注意したい。
と、いうわけで今年も必要最低限度のお飾りになったが
次はお餅をもうちょっとナチュラルなものにしたいと
そう思っております。

ではでは、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

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くろけろ

Author:くろけろ
ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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