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2017-08

踊る栄養学 - 2015.11.26 Thu

栄養学のジャンルなのかどうかは知らねど…

つい最近、「加工肉の摂取はガンの原因」というWHOのショッキングな
発表がなされたが、「ベーコンの無い生活など考えられない!」
と海外で反発する声多数とか。
これを聞いた時、てっきり加工肉の発色剤結着剤その他諸々の添加物の
事をいっているのかと思った。
だが加工肉に限らず、牛、豚、羊などの獣肉(鶏は入らない)を
「赤身肉」とし、これも「恐らく発ガン性がある」という話だ。
でもこれ、加工肉とか赤身肉とかいう分類はおいといて、
以前から「欧米化された食事は大腸がんの遠因」てな事が
日本で言われていたと思うんですよねえ…
それでも、身内の例からしてそんなにお肉をばくばく食べていた訳でも
ないのに大腸がんになるのだから、何が原因というのは
「コレ」という1つに絞られるものではない、と思う。

151121_185.jpg
カルディでセールになってた「東欧のグルメなスープ」
ソリャンカってはじめて知ったわ。ちなみにこれはラトビア製。
でこっぱちのジェントルマンがいい味出してます


貯蔵のためそれこそ大昔から加工肉は作られていた訳で、
日本ならば加工肉以外に魚介の加工食品で塩辛いものが
沢山あるし、実際そういったものがよろしくないという話は
山ほど有る。
塩焼きして美味しい焦げ目のついた魚に大根おろしが
よろしくない、という説には「でも大根おろしが無いサンマなんて…」
と誰でも思うだろうし、何が危ないコレが危ないというのは多分キリが無い程
そこらにメニューとして転がっているに違いない。

一時流行った「激辛」だって、いくらカプサイシンの
作用が身体にいい、と言ってもやはり多量に摂取する地域では
それに由来すると思われる疾患が認められているらしい。
ココナッツオイルだって、オリーブオイルだって
油は油、とりすぎはよろしくないだろう、きっと。

今回の報告も、「程度と体質を考え何かに大きく偏るということを避けるべし」
という注意喚起なのだと捉えたい。

151121_18.jpg
ラベルの左側には貴婦人。なんかあんまり白人ぽくない顔だなあ

去年だかいつだったか、サバ水煮缶が何かにいいとかで
スーパーから消えてなくなった事があったが
昔々のココア騒動といい、TVに乗せられ過ぎだろ…
栄養学という、本来大事な分野が、こういったことで
なんだかうさん臭い…ということになってしまうのがちと残念。

で、その栄養学、あまりにも主張がブレるのが良くないんじゃないかと。
子供の頃、「イカはコレステロールが高い」と言われ、
コレステロール値が高い傾向にある我が家はシオシオ…だったのだが、
いつの間にか「イカはコレステロールを下げる」とか言い出して
なんじゃそりゃ、と思った。どっちなんだ。

なんでもコレステロールは含んでいるが、それを下げる作用の
成分も含んでいるとかで…
科学の力でそういう事が後になって判ったのか、先生方が知ってて
言ってなかっただけなのか…

151121_20.jpg
瓶の中身を同量の水または牛乳で割って
3〜4分温めて出来上がりとなんともコスパ調理時間ともにありがたい商品ではないですか。
エリンギ大袋で安かったから全部投入。原材料に「酢漬けキュウリ」とあるのは
つまりピクルスなんでしょうか。けっこうキャベツ沢山入ってる様です


コレステロールは高いといろいろ注意されてきたが
最近になってそこらへん検診でも言わなくなって来た。
それどころかむしろ「低いよりいい」とか言ってるし。
下青字は今年6月の女性誌の記事より抜粋。

今年5月1日、心筋梗塞などの専門医が集まる日本動脈硬化学会は
「コレステロールの多い食品を食べても健康上の問題とならないことを認めた」
という声明を出した。

『コレステロール・血圧・血糖値 下げるな危険!! 薬があなたの体をダメにする』
(永岡書店刊)の著者で、東海大学名誉教授の大櫛陽一先生。
大櫛先生は医学統計学の専門医として70万人の健診結果の解析や地域住民の
10年間の追跡調査をして、コレステロールと死亡原因などの研究をしている。
神奈川県伊勢原市では男性8千575人、女性1万3千751人を対象に
平均6・7年間の追跡をした。

「追跡調査から得られた数字を見てみると、
男女とも総コレステロール値が高くなるにつれ、
総死亡率が低くなっています。
悪性新生物(がん)による死亡も大きく低下しています。
逆にいうと、コレステロール値が低いほどがんや感染症で
亡くなりやすいということです」
(大櫛先生・以下同)

にわかには信じられない話だが、なぜ、コレステロール値が低いと
がんになるのか?
そのメカニズムを大櫛先生は次のように説明する。

「がんというのは発がん物質、ウイルスや細菌が細胞中の遺伝子を傷つけ、
変異させるものです。
この細胞を包んでいるのが細胞膜。細胞膜は二重構造になっていますが、
コレステロールが鉄筋のような役をしています。
もしコレステロールが少ないと、細胞膜が弱くなり、
発がん物質などが細胞内に入りやすくなるのです。
つまりLDL値(新しいコレステロールを肝臓から運んでいる値)が
低いということは、細胞が弱く、修復力も足りない状態。
このため、がんになりやすいと思われます」

また、コレステロールが少ないと炎症を抑える副腎皮質ホルモンの
合成もできなくなり、免疫力が低下するという。

「今回、日本動脈硬化学会は
『食べ物によるコレステロール値の影響はない』と発表しましたが、
近いうちコレステロール低下医療そのものを見直すことになるでしょう」


…。180度違うじゃないか!
あ〜でも、この話はガンや感染症、免疫力については触れてるけど
血管が詰まっちゃうリスクはどうなのか気になる。
コレステロールの高い食事には油もわりかしつきものだから
調理方法をどうするかというのって大事だと思うんですけど。
原材料の時点では善玉コレステロールを含む食物でも、
油ギッシュで高温処理な調理方法ではやっぱり良くないだろうと…
そこらへんもっと言及して欲しい。

151121_203.jpg
自家製ケフィアに生クリーム混ぜて放置プレイで作ったサワークリームをのせる。
そんでもってスープにはバリバリ加工肉のソーセージ(一応無塩せき)が入ってる。
コレステロールと加工肉という挑戦的なメニュー。

その時々で新事実が発見されて説も変化していくのは
どんな分野でも当然だ。
そういう意味では、今回のこの話に喜んで「コレステロールうま〜」と
明太子や卵をバクバクした数年後、今度はまた新事実でひっくり返されるやもしれぬ。
いろいろ踊らされない様に
中庸を保つというのが重要なのかもしれませぬ。

急に冷えて来たからクリーム系が食べたくなったってことで
残りのサワークリームでビーフストロガノフ。
これも何の偶然か赤身肉+コレステロールたっぷりですな
挑戦的メニューですなハハハ。
151124_20.jpg

(あ、ソリャンカは、この手の出来合いのものにしては野菜もたっぷり、
ピクルスのせいかかなり酸味のある味で
酸っぱい系好きな自分には満足メニューでした。この製品自体は
わりかし甘味もつけてあるので味が全体的に濃いめ。なので水だけでなく
豆乳や牛乳もちょっと加えるのをお勧めします)
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