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2017-08

ちょっとそこまで佐賀県小さな旅④〜武雄温泉 - 2016.01.21 Thu

元日、吉野ヶ里を後にして、佐世保方面の電車に乗る。
はっきり言って電車の本数が少ない。そして2両編成だったりする。
鳥栖発ならば特急に乗れるが、途中の吉野ヶ里には止まらない。
(ちなみに、鳥栖から佐世保方面へ行くのは
普通電車より特急の方が倍近く本数が多いという不思議)

ガタゴトと揺られていてふと気付いた。
先頭車両の運転席の後ろに、運賃箱があるのに。

160101_1523.jpg

もしかして無人駅があるのか?と思っていたら、
目的地へ近づくにつれ駅が小さくなっていき、
「次は○○です。お降りの方は前もって
先頭車両に移動お願いします」
というアナウンス。

はたして、駅に着くとドアは先頭の一箇所だけしか開かず、
降りる人達は運賃箱に切符を入れていくではないか。
整理券の箱があるのもトマソンでは無かったという事か…
中には「切符を落とした」と運転士さんに申告している人も。
これはやはり無人駅があるということか。
運賃箱にICカード読み取りが無いから、私ら降りる時どうなるの
と一瞬思ったが、目的地の武雄温泉駅は、新幹線を通すとか
なんとか言ってるらしいし、数年前に改築して高架になったというから、
まさか無人駅ということもなかろう。

で、武雄温泉駅に着いた。
確かに、高架で立派になっていた。
でも、吉野ケ里公園からICカードで入った私らは、
途中で対応圏外になっていたようで、結局窓口で対応して
もらわねばならなかった。
記録は「入場」のままなので、帰りに対応圏に入ったら
出場の手続きをしないといけない。
ICカードの福岡、佐賀圏内対応エリアと、その先の長崎方面の
エリアとは跨がって使えないということで、
武雄温泉は佐賀なのになんでだと思うけれど、
ここらへんメンドクサイが仕方がない。

さて、武雄温泉駅は北側に温泉宿街があり、
反対側に役所やスーパー、武雄図書館がある。
泊まるビジネスホテルは温泉街とは反対側だが
お昼を食べてなかったので、何かとりあえず食べようと
ずっと食べたいと思っていたホワイト餃子のお店
「餃子会館」を目指す。

「………。」
正月休みだった。
アタリマエデスネー

160101_1628.jpg
店の笑顔の看板が食べられないだけにいっそう枯れた味わいです。

最初の一軒の不発で、もうガックシ来る。
頭の中は「餃子餃子♪」だったから。
それに、通りにある飲食店が軒並みシャッター降りてるし
「謹賀新年」の例の紙が貼ってある。
ああ、これはもしかして…
どこに行ってもお店が開いて無いかもしれない。

反対側の温泉街なら、宿があるんだし何かやってるんじゃない?
と行ってみたが…どの店も元日から開いてる所は無い。
「謹賀新年」の紙に書いてある開店日の案内も
「新年は2日夜から営業します」
「4日から営業」
「5日から営業」

「……。」


「とりあえず、宿に行こうか。予定より早いから電話いれるわ」
ホテルのフロントのお姉さんの対応がにこやかで
救われる思いで、空振りの餃子会館からすぐ近くのホテルへ。
まるでゲストハウスのようなアットホームなレイアウトの
こじんまりとしたフロントのそこはエレベーターが1基しかない
築20年近いビジネスホテルだったが、フロントの対応が
マニュアルマニュアルしてなくて、とてもいい感じだった。
(セントラル武○という宿です)

「俺フロントでカップラーメン買ってくるけど要る?」
何が悲しゅうて元日にカップ焼きそばを…
お腹は空いていたが、(いや、ここでそんなもの
食べるわけにはいかぬ…)と「いる?」と聞くダンナに
ううんと答え、ただ一軒やっていそうだった名物バーガーの店の
電話番号を調べるのだった。

「この電話番号は只今使われておりません」
ハァアア?

駅のチラシその他に電話番号載せといてこれか?コンニャロ、と
空腹で粗暴になっている自分にカップ焼きそばを食べながらダンナは
「ゆめタウンまで行けばなんかあるんじゃない?
それか反対側にコンビニがあるけど」

…。コンビニよりはスーパーの方に行ってみよう。
ついでに武雄図書館をのぞいて、
その後温泉に行こうか。

160101_1604.jpg
決して「甘党」ではないが惹かれるお店。もちろんお休みですとも、ええ。

てなわけでフロントで無料の「温泉セット」を借りて
薄暗くなってきた元日の夕方6時過ぎに
歩いて15分かそこらのゆめタウンのスナックコーナーで
大阪王将のホイコーロ定食と餃子を食べたのだった。
このゆめタウンがやたらに混んでいて、おそらく同じ様な境遇の
人達がやって来たんだろうが、帰省して来たのか旅行か
こんなに人がいたのか、と思う程若者がいっぱい。

そして全国的にいろいろと有名になった武雄図書館は
このスーパーの向かい。
丁度2月までイルミネーションで庭が綺麗だとかで、
夜行って正解だった。
館内の写真撮影は禁止なので写真はその庭だけにしたが、
ひと言で言うなら、目当ての蔵書がちゃんと有るならば、
ゆったりできていい図書館だと思った。
ただ、大人向けに作ってあると感じた。

というのは大抵入り口近くにある児童書コーナーが
ここでは反対に一番奥に設けてあり、
受付の職員から子供への目は届きにくい造りになっているから。
子供と親が児童書コーナーへ行くには、売り物あるいは図書館の
大人向けの本のコーナーを突っ切って行くことになり、
子供には目移りするかもしれない。
奥にあるから安心するという考え方もあるかもしれないが、
スタバや、売り物の本や文具が一番目立つ場所にあるのは
図書館より営利が先なのかなという印象だ。

ただ、建物そのものは落ち着く造りだし
販売コーナーの本の見せ方は見易いし
テーマもはっきりしていて良かった。
いっそツ○ヤは販売だけにして、図書館業務は
それまでの自治体の職員が継続すればいいのに…
そうしたら、「Windows95」が何冊もある、とかいう
”ツタ○の在庫処理かコラ”なブーイングは起こらなかった
んじゃないかと思うんだけど…
(ダンナ曰く、「Windows95まだ置いてあったよ」だそうです。
指摘されたんだから、引っ込めりゃいいのに…)


図書館土産コーナーには地元の珈琲豆焙煎業者との
タイアップの品があった。
ならばス○バじゃなくてそのコーヒー店に中での販売も
してもらって、お菓子は例の「甘党の店」に出店してもらえば
地元雇用にもなるんじゃないの?とちょっと思ってみたり。
(でも、○タバが進出していない地域では、おはぎよりスタ○の方が
嬉しいのだろう、というのもわかる。)

本を読む空間にコーヒーの香りが漂っているのは
とても落ち着くものだし、茶党の自分にも好ましいと
思えたが、「販売」するのがメインではなく
「図書館」ならば、「いかがですか〜」と高音で言うおねえさんよりも
渋いおじさんにお店やって欲しい、かなあ。
あくまでも中年の意見ですが。

160101_1956.jpg
これがイルミネーション。ス○バで買ったものを飲みながらゆったり外を
眺められる大きな窓が面していて、館内から見てもとてもムーディー。


メインイベントの1つだった温泉は、電話してビジターOKだった
大正レトロを売りにしている宿へもらいにいった。
大食堂からの夕食の匂いが沁みるが、ここではお湯だけ。
混んでいるかもしれませんとフロントで言われたが、
そうでもなく、というよりむしろ露天は一人だけという
快適さをゆっくり楽しむ。

翌朝は、ビジネスホテルでありながら手作り感溢れるバイキングの朝食を
大変美味しくいただいた。空腹は最良の調味料。
豪華な山海の珍味を味わうというわけにはいかなかったが、
2000余年の歴史と温泉と現代建築(明治〜昭和レトロ〜平成含む)
を手近で楽しめた小旅行はこれで終わり。

翌日帰りの電車では楽しようと特急に乗ったのに
帰省客で満員、全然楽じゃなく結局佐賀駅で
途中下車→普通電車でトコトコ帰るはめになったのだった。
休業日といい帰省客の動きといい、すっかり世の中の動向を
忘れていたアホだったが、帰途で東南アジア系の人達が
いるな…と思ったら、どうもタイで制作公開されてヒットした
佐賀ロケの映画やテレビドラマの影響で
聖地参りの観光客が増えたらしい。

今爆買いしている某国の人達もいずれは落ち着くだろうし
すでに富裕層は「疲れる我が国を離れてのんびりしに来てるのだから
日本に来て同国人に会いたくない」という理由で
地方都市や穴場リゾートに家族単位で個人旅行しに来ている。

「東京、京都以外に行きたい」という層が自由に個人の興味で
旅行をするようになってきているのを、佐賀は狙っていたようで
タイへは積極的にロケ地のアピールへ出かけたらしい。
その成果ということなのだろうか、「聖地」の神社ではおみくじの
タイ語版も…という話がでていたとかなんとか。
地方都市がそこならではの魅力を外部の人にアピールできるかどうかは
同じ様な店、画一的な街並み、寝に帰るだけの住宅地
ばかりにしないことだろうとは思うけど、なによりそこに住んでいる人が
自分達の地域に愛着を持てないとそれは無理だろうなとは思う。
そういう意味では、いかに宿が満室だろうと
正月にきっぱり休む個人店が多く全国チェーン店が少ない
ひなびた武雄温泉は、
変に観光地観光地してないからいいのか…も?
新幹線通さないほうがいいんじゃないのと何となく思ってみたり。

160101_1508.jpg
吉野ヶ里から武雄温泉の途中の牛津駅…だったかな。しかしなんだろコレ…




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次回こそ

餃子にチャレンジしてください。

Re: 次回こそ

もしもしラーメンも気になりますがまずは餃子でしょうね。


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ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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