かはづ草紙

玉川上水のほとりから玄界灘近くに移動しました

青い豆の季節ーグリーンピースって美味しかったのか 

この間まで地元のイチゴが並んでいた場所に、九州各地のメロンが
鎮座する様になった。もうまぎれもない初夏。

旬のイチゴがなくならないうちにと、今年もジン漬けを作った。
去年初めて試してみて、なかなか成功したので、同量を今年も。
切ったイチゴをジンに入れるだけだが、1ヶ月ほどしてイチゴを取り出した後
なんだか不思議だがそのまま半年寝かせる。
フレッシュなイチゴから出た生のままの色素など、フレッシュなうちでないと
褪色しそうに思うが、これが不思議で半年寝かせる事ではそうそう
色は褪せない。その間にジンのキツさが馴染んで、飲みやすくなるようだ。

170429_1330~01
向かって右の昨年4月末に作ったものはもう残り僅かだが、少し茶色がかってきたとはいえまだ綺麗な赤です

そして、今たけなわな野菜がこの青豆たち。
スナップえんどうはそろそろ終わりかけ、
グリーンピースに出始めの空豆が、青々と売り場に並んでいる。

東京で普通にみる絹サヤはもっと小ぶりで薄いものが多かったけど
こっちは西日本の好みなのか、絹サヤが幅広で厚みがあり、
上品に煮物の上に乗せるあしらいというより、主役で炒め物に
したほうがふさわしいごっついものをよく見る。
地元農家のものだからかもしれないが。

170425_1949~01
産直の店の絹サヤ。「甘い」の文字が控えめですが甘かったです。

スナップえんどうも、これ、ホントにサヤ食べられんの…と
一瞬疑うような、ぶりぶりと育ったものが店に並ぶが、
歯応えの良さと甘さに、かなりの頻度で食卓に並べた。
シーズン終わりに近づくと、サヤはむいて豆だけの状態を売っている。
試しに買ってみたらこれが変な青臭い風味のしないグリーンピース
という感じで、とてもおいしい。

snap.jpg
生産者も混乱してるのがうかがいしれますが「スナップ」の方がいちおう正式名称らしい。

170503_2030~01
トースターで焼いて塩しただけでなぜこんなに美味しいのか…マジカルスパイスだけのせいではあるまい。

グリーンピースは子供の頃つけあわせといえば定番だった冷凍のニンジン、コーンとの
ミックスベジタブル、あれのグリーンピースだけなんか嫌で、
フォークでちまちま選り分けてた記憶。なんか変に甘くてざらざらしてて
青臭いような味が好きじゃなかった。給食の、ゴムのような鯨の大和煮に
グリーンピースが入ってたのもさらに印象を悪くしてた。

長じて殆ど好き嫌いらしいものが無くなっても、自分でグリーンピースを
買って料理に使う事は無かったが、あんまり沢山採れたてが並ぶし
スナップえんどうと近いんだろうから、味も似た様なもんだろうと
お手頃な無農薬の豆が他と変わらない値段だったので買ってみた。

170516_2024~01
スティックブロッコリーと茹でて、塩コショウ+バジルドレッシング
そんなにお腹減って無いけど野菜が食べたい、でも手間を惜しみたいそんな時に
これにトマトとチーズとクラッカーで見た目それなりな夕食になります


そして、採ってから時間がたっていないものはこんなにも美味しいのだと
こっちに来てから度々思う事を再認識。

さやから出したばかりのグリーンピースを茹でたり
トースターで焼いたりといろいろやってみて、そのプリプリした歯応えと
甘く濃い味に気付けばすっかり「また買おう」になってしまっていた。
すり鉢かブレンダーがあれば、きっとポタージュを作っていただろう。

170518_2032~01
茹でた新じゃがをゆるく潰して、新タマネギスライスと塩コショウと焼いたベーコンちぎったのと混ぜる
あとオリーブオイルひとたらし そこにグリーンピース投入

ポテトサラダは作っても、揚物はしないのでコロッケを作る事が無いが
たまたま地域紙で目にした「揚げないコロッケ」を作ろうと思い立ったのも
グリーンピースを入れたものを食べたい一心から。
要はポテトサラダを作って、炒ったパン粉をまわりにまぶすという
ローカロリーなコロッケ。
結果、大正解。

170518_2112~01
パン粉がそのう…なんか立派に丸い粒のパン粉で、イマイチひっつきが悪かったんです。見てくれはアレですが味は許せます

オランダに住んでいる人が、向こうでは料理の添え物の野菜が
「グリーンピースだけ」などひたすら1種類を単発でどかっと
盛ってあって飽きる…と書いていたのを読んだ事がある。
そういえば、ミッフィーのビデオで、ブタのポピーさんが献立に迷うシーンがあって
どの野菜を食べようか、と1種類ずつ考えていた。そこにも青豆があったっけ。
迷うなら全部切って炒めれば、と思うがそうでないところがオランダなのか?

オランダの名物エルテンスープは青豆とお肉のこってりスープだが、
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」にドイツヘッセンの郷土料理として
「ベーコンと青豆のスープ」が紹介されていた。
料理に関してなんとなく似ている2国なので、似た様なメニューなんだろうなと
勝手に思っているのだが、この漫画を読んだ80年代以来、何気に気になっていた料理ではある。
うーむ、グリーンピースの美味しさに目覚めた今、それらしいものを真似て作ってみるチャンスかも。
あ、ブレンダー無いんだよな…
これのためにすり鉢買ってもいいかなあ←アナクロ

空豆に移行するまで、グリーンピースをしばし堪能。
↓例のスープは、これです
170522.jpg

スポンサーサイト

Comment

Add your comment