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2017-08

らも鍋 - 2010.02.04 Thu

二月というのは変な月だ。
やせている。

…というのは、故中島らも氏による、某練り物製品会社の
宣伝4コマ&超ショートエッセイの「微笑家族」の文章だ。

「やせっぽちの2月」という巻。

中島らも氏の、若くもおっさんくさくもある、
人をおちょくる文章と脱力感あふれる素人4コマが好きだった。

昨年たまたま行った本屋で文庫本を見つけ、迷わず買った。
80年代の記憶も一緒にによみがえり気恥ずかしくもなるが
この、「やせっぽちの2月」に紹介されている、湯豆腐がいいのだ。
DSC_05220.jpg
相変わらずぎゅう詰め。結構な日本酒消費量です…

自分は「らも鍋」と勝手に読んで去年から結構なローテーション。
2月になる前からいただいております…

”いろんなものの旬がはずれてくる2月には、じたばたせず
どっしり構えて、逝く冬を惜しむ湯豆腐がいい”と
いうことが書いてある。

レシピは、鍋に上等の昆布と日本酒を(ドバッと)入れ、
豆腐、斜め切りチクワを投入。
煮えてきたら火でアルコールをとばし、
最後にカヤ油を少したらす。

こいつは「冬よ終わるな」よ叫ぶほどの味だ。

と飲んべえのらも氏が言うだけあって、
粋なお味であることは間違いない。
ただ、関東圏では非常に残念ながら、
カヤ油が入手しにくい。成城○井にも紀伊○屋にもなかった。
香りが違うけれどもゴマ油で対応。
実家に帰った時にさがしてみようかな。

そして、何度か試して、うちでは厚揚げを加えた。
下戸な自分には、お酒の強さを和らげる味の具が
欲しかったから。
辛口よりも、コクのある味の日本酒のほうが
向いているように思う。

タレは、要らないと思う。
ポン酢などの酸っぱい味は、これには合わない。
すごくクドい味になってしまう。(一回大失敗した)

うちでは、タレ無しで、とんぶりを付けて食べている。

これに何か青いもの、春菊のおひたしや
ニラの卵とじなんかをプラスすれば、バランス的にも
いいメニューになります。
この鍋自体には野菜は入れないほうがいい。

ポイントは、決してぐらぐらに煮ない。
湯豆腐の鉄則。チクワも、煮過ぎるとおいしくない。
そして、らも氏が「上等な昆布」と書いているように、
ストイックな具構成なだけにその分ある程度いい材料を
お買い求め下さい。

昆布は、本来ならばダシをとったらすぐ出すのだろうが、
ケチな自分はそのままにして、他の材料のうまみを吸った
最高に美味しい状態のそれを、そのまま食べちゃいます。

寒暖を繰り返しながら薄皮をはぐように春になる2月。
その「寒」の日の夜に、すごくおすすめ。
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● COMMENT ●

Re: らも鍋

あ、あ、材料を聞くと、酔っ払ってしまいそう。
アルコールをとばす、とありますが、それでも結構くるんでしょうね。

Re: Re: らも鍋

はい、アルコールとばすために鍋のフタあけると
ひっくり返りそうになります。


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ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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