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2017-08

光輝く島の紅茶その1 - 2010.12.03 Fri

前にも何度か書いたが、珈琲党ではなく茶党だ。

といって茶筅の使い方も作法も知らない、
普通の煎茶や番茶、紅茶の類いを飲むというだけだ。

どこそこのブランドの何の紅茶がうまいということも
かなり無知である。
だいたい、紅茶の産地はアジアの南部なのに
ブランドはイギリスやフランス、だったりして
元々はお安いものが高くなるのも
なんとなく腑に落ちなかったりする。

フォ○ションのアップルティーがうまいと
言われて飲んだが、匂いがきつすぎておいしいとは
思えない。そんな自分なので、以下の感想はあくまで
個人の一意見ということでご了承ください。

ちなみに、今はどうだか知らないが
20年前のインドでは人が葉からちゃんと煮出して
手間ヒマかけて作る「チャイ」よりも
インスタントの「ネ○カフェ」のほうが高かった。
売り子が「○スコフィ」と言って売り歩くらしい…
所変われば、だ。

そこで、(何がそこで、なのか…)
産地のひとつであるスリランカ、
そこの紅茶農園の出で、日本に紅茶を輸入している
スリランカの方が講師の紅茶セミナーというのに
参加してみた。

2時間の中で、4種類のセイロンティを飲み比べ、
スリランカのスィーツを食し、
「目からウロコ」の絶品ミルクティの入れ方を教わる
というもの。

目からウロコ。
今回、この言葉にひかれて参加したようなものだ。

参加者は20代から上は70?代か、全て女性。
Afternoon ○eaの店内を見ても、たいてい女性ばかりで
男性客というのはホントに紅茶系の店は少ないが
あれはどうしてなのだろうか…

coffee.jpg
紅茶は日本茶と同じお茶。加工が違うだけ。
別にハイソなものでも優雅なものでもないはずなのに
なんでかこういうイメージがつきまとう(?)ような気がする。
キャンプで紅茶、という人をあまり見た事がないのも
不思議だ。


で、まずはキャンディ。次にディンブラ。
その次ウバ、最後にヌワラエリヤと
地区別に紅茶を試飲。茶葉も回覧されて来る。

結果を先に言うと、今回興味深かったのは、

①ヌワラエリヤが日本茶風味だったこと
②ヤシからとった蜜を発酵させて作った甘いシロップ
③スリランカ版ク○ープ

…だろうか。

まず①について。
もちろん、茶葉がどの部位かということでも
味は変わるらしいのだが、地区によって
茶葉の特質が違い、この4つの中で一番特色があったのが
最後のヌワラエリヤ。

「香りは紅茶だけど、コレ、日本茶?
と思いました。
色も薄い。茶葉が緑みを帯びているのは
発酵を他の紅茶より浅めにとどめるからだそうだ。

この日は資料も用意されていて、その4種の地区の
特色も書いてあったのだが、先に見てしまうと
試飲の楽しみが半減しそうなので、あえて我慢。

なので、正直な感想です。

で、更に正直に言うと、ヌワラエリヤ、
渋みも一番薄く感じた。
…なのだけど、飲んだ後口が何となく香ばしい日本茶的。

そういう意味では、何杯でも飲めてしまえそうな
馴染みのある美味しさというか、紅茶の渋みやえぐみが
無いように思った。
ある意味ハーブティーに近いものがある。

でも、他の参加者の方々は口々に
「渋みがありますね」
「香りがほわ~っとたちますね」
とおっしゃる。

…。そう?

香りは、なんというか、ソレと主張しない
”紅茶らしく無い”控えめな香りだと思った。
ダージリンの青っぽい香りよりももっと控えめ。
それに、個人的にはウバが一番シブいと思った。

もっとも、この時には一番最初のキャンディの
飲み残しが一番シブくなっていたのだが。

そんな訳で、味覚に自信が無くなったのですが
(もともとあまり無いけど)
「ヌワラエリヤ」が産出量も少なく、いわゆる
玄人向け、上級者向けの紅茶という位置づけらしい。

そんな玄人向け紅茶なので、その繊細な風味を
楽しむために、ミルクティーではなく
ストレートが合うのだという。
それは確かにそうだと思う。
草っぽい風味にミルクは合わない。

これを飲んでいて思い出したのが、
パキスタンで幾度となく飲んだ
「グリーンティー」”カワ・チャイ”だ。
要するに緑茶。
でも、向こうの緑茶は日本のそれのような風味はなく、
かなり出がらしな味。ごくごく薄い緑色。
ほうじ茶や出がらし番茶に近いような色の時もある。
カップに注がれた温かいそれに、
角砂糖と、ライムを切ったのを絞って飲む。

…と書くと、味の想像が出来ないと思うが、
これがなかなかいけるのだ。
日本の濃い味の緑茶では、ライムを絞ればえぐくなる。
薄い茶だから、そして油っこいカレーが3食の
パキスタンだから、これが合う。
油が浮いているカレーに甘いお菓子の日常で
青いものに飢えた旅行中はこの出がらし甘酸っぱグリーンティ
大変に有り難かったのだ。

(ついでに言うと、南部のカラチでは
ミルクとスパイスのチャイが主流で、
北部に行く程グリーンティー登場機会が増えた。
アフガニスタン料理屋でも当たり前にこの緑茶が出た。
中央アジア、西アジアへ行くとお茶もまた変わって行く様が
たいへん面白い。シリアではかなり渋めの濃く甘い紅茶になった。)

kawa.jpg

それぞれのお国の、料理や気候にあった組み合わせというのがあって
食べ物が腐敗しやすい熱帯地域では煮出すチャイだったり、
食欲増進効果のあるスパイスを入れる…これはもう
時間をかけて作られてきた、伝統食の知恵だ。

だから、「イギリスではミルクを入れるんであって、
レモンティーはおかしい」んじゃなくて、
水事情がイギリスと違う日本なら
レモンティーでも柚子ティーでも、
美味けりゃいいんじゃないかと思う。
所変われば味も料理法も変わるのだ。
bb.jpg
「イギリスで美味しい物を食べたければ朝食を3回食べろ」
というのがありますが、コンチネンタルと違ってそこそこ量があり
お茶はちゃんとポットだし、宿代の安さを考えれば満足。
そのあとドーバー渡ってフランス行ったら薄暗い食堂で
ホントにクロワッサンとコーヒーだけで参った…
いや、コーヒー好きならば全てオッケーなんですが。


それに、イギリスでも、壊血病をふせぐために
船では階級の上の人が柑橘を絞ってお茶を飲んでいたらしい。
存在しないわけじゃなくて、必要があったのだ。

実際、インドやスリランカでも主流はミルクを入れるが
紅茶にライムを入れる飲み方もある。
レモンでないのは、向こうではライムがとれるから。
原料の特性を知って美味しく淹れる方法を知るのは
楽しい事だと思う。
なぜそうなったかを知らず形式だけにとらわれるのは
つまらない。

②と③については、また続きで。(長っ!)

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目下果たせず。

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