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2017-08

「トイレの無いマンション」ーこちら特報部 - 2011.01.22 Sat

東京新聞の朝刊にある「こちら特報部」という欄が、
なにやら近頃注目されている、らしい。

「らしい」と書いたのは、この東京新聞自身が
「特報部」への読者の反応が良いと書いていたので
その分を差し引いたほうがいいかと思ったからだ。

しかし、自分も東京新聞のその「特報部」の
「へこたれない人々」の記事で、非常に興味をひかれた
ものがあった。それ以来この欄は読んでいる。

それは、宮崎の口蹄疫の発生牧場とされた水牛牧場の
元経営者を取材した記事だった。

今は「マスゴミ」等と揶揄されるほど、
報道機関の信用は落ちているが、しかしその「マスゴミ」の
報道を真に受けるのは読み手の自分達だ。
いろいろ言われているが、
雨の日にはビニールに入った状態で、
暑い日も寒い日もいつもきちんと届けてくれる
日本の新聞のシステムは有り難いので、販売店に
感謝しつつ自分はまだ新聞をとっている。

東京新聞のその記事は、口蹄疫流行の際
自らも誤情報を流した立場としての反省に立ってのもので、
信じられるものが無くなったその牧場経営者の男性が
取材に応じた理由が分かる様な内容だった。

今はネットに様々なニュースソースが溢れているようでいて、
元を辿れば案外限られた、どこかのサイトからの
真偽不明な情報だったり
逆に主要紙がそろって同じ記事で気持ち悪かったりと
自分でニュースを選択するにも、果たしてそれは可能なのかと
最近疑問にも思う。

DSC_05130.jpg
窓から壁に投射した太陽の光がゆらゆらと室内を移動していく。

今うちではTVを殆ど見ない。
だから正直「地デジって言われてもなあ…面倒だなあ…」
で、まだ何にもしていない。
だいたい、ニュースでそこらのおじさんの口元のアップや、
加齢臭が漂ってきそうな政治家のアップとか、
もう勘弁してくれ、な映像が多くて
そんなものを鮮明な映像で見たく無い。
たまに量販店のTVでタレントのアップを見ると、
本当に気の毒になるほどだ。

で、そんな中、TVCMで不思議に思うのが電力会社。

「電気を大切にね!」と言っていたのに
世の中は今新築マンションなら「オール電化」でないと
古いかのような広告ばかり。
確かに、お年寄りの台所はIHのほうが安心だろうとか
老親のやかんかけっ放し話を聞く身としては、分かるのだが…

でも、オール電化にする意味がどんだけあるのか、やっぱり
分からない。夏場は節電しろだなんだ言うのに、
なんでだろう。

「コンクリートから人へ」というのとは真逆だろ、
と言いたくなる原発推進という「国策」と
この「オール電化」は、どうもセットのようだ。
24時間稼働していないといけない原発、当然夜間は
電気消費量が落ちる。そこで、夜間電力は安い、を売り物に
こういうマンションを増やしている…という話を読んだ。

このブログだって、パソコンを使用している以上、電力のお世話に
なっている。じゃあ反対するなら、全部やめろよ、というのが
たいていの推進派の方の意見のようだが、
そういうオールオアナッシングな事ではなく、
動力源が電気でなくてもいいものと、
それでなくてはいけないものがあって、使い分けるのが
普通なんじゃないか、という事だ。

それに、もしもの事を考えるならば原発以外の
発電方法を併用(今ももちろんそうだが)すればいい訳で、
事故の影響の大きさを思えば、原発の占める割合は極力
小さいほうが理にかなっている。

それなのに、わざわざ推進するのがナゾだ。

例えば、立地と効果が条件に合致するのなら
今後新築するものにはソーラーシステムを
積極的に導入できるように、その気になれば
国の施策として可能ではないかと思う。
なんせ毎年酷暑だなんだと言っているのだ。
都心の住宅密集地等で難しい地域は、
近くの大型ビルと契約してそこにソーラーを、
なんてのも考えられるだろう。

そういう技術の開発がエコというのなら分かる。
でも、CO2を出さないからという理由で
原発がエコだと言うのは無理がありすぎる。

広島と長崎の両方で被爆した「二重被爆」の
山口さんを、「世界一運の悪い人」と
番組でコメディ扱いにした、と
BBCが在英邦人の抗議を受けたが、
戦争での被爆を受けた日本人こそが、
本当の意味でクリーンなエネルギーの開発を
世界に先んじてやる意味は、大きい筈だ。

風力発電は、本来クリーンな方法なのだろうが、
そういった「エコ」な業種にも様々な利権が絡むらしい。
そして、住民にろくな説明を行わず、
一部の人の利益のために巨大な施設にしたがるから、
低周波被害といった問題が後々まで軋轢を生む。
立地条件のためか、肝心の発電も期待していた程でもなく
一体なんのために…という事もあるようで、
せっかくの風力発電のイメージを落としているケースもあると聞く。

それでも、風力は子々孫々に廃棄物の処理という問題を
残す訳ではない。
やたらと巨大化せずに済むシステムが出来、
業者や行政の変な癒着が生じず、
住民への説明と理解があれば、
そして本当に条件の合う地域ならば
本来クリーンなエネルギーとして受入れられるだろう。
DSC_05140.jpg


問題は原発だ。

立ち退かない住民には札束攻撃。
もうあの手この手。
それがよく分かる記事が、1/17付の東京新聞
「こちら特報部」の「へこたれない人々」だった。
本州最北端の町の原発にたった1人、反対する女性を
取材している。

文末にある、「デスクメモ」には、
デスク自身も地方出身で、だからこそムラ社会で
1人抵抗することがどんなに大変な事か
容易に想像出来る。とある。
昔から代々住み、その土地の恵みを受けてきた人達が
「地域振興」という名目で巨大な利権の産業に
振り回され、反対派賛成派に分断され、
やがては土地を離れ、そんな大人を見て育った子供も
都会へ流出…

そういった事を、電気の消費者である
「都会の人」も本当にのぞんでいるのだろうか?
そんな電気は自分は望んでいない。
洗濯機と、照明と、パソコン、後は扇風機と
ファンヒーター用電源があれば、他は掃除機やめて
箒にしたって構わない。この際TVも無くていい。
何だったら、一日で使える電力の上限を決めてもらったって
構わない。

この地域のマグロは、高級マグロの代名詞になっている、と
ここに紹介されているのだが…→ココ。
勿体無い話だ。原発は海水を冷却のために使い、
温まった海水をまた海へ戻している。
これが海水温上昇の原因と囁かれているらしいのだが、
漁場へ何らかの悪影響が出ない事を祈りたい。

この記事の翌日、18日の東京新聞夕刊に、
まさに前日のその記事で社名の出ていた、某会社のエラい方が
思った通りCO2削減に寄与する、を引き合いに、
「日本の将来」を語っておられた…

究極の皮肉だ。
逆の順番で紹介しないところが、
東京新聞のセンスの高さだろう。
頑張ってほしいものだ。
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ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
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