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2017-08

頼む、もう原発やめてくれ - 2011.03.12 Sat

ここのところの面倒な作業が一段落ついた。

3/11、春っぽく芽吹いてきた樹を見ながらご機嫌に買い物を
済ませ、お昼をとった後
さあ趣味の事を始めるぞ、と机に向かっていた。

そしたらぐらっときた。
はじめはそうでもないが、机の下に潜ってる間に
次第に揺れの振幅が大きくなっていく。

家具の上に置いていた貯金箱や救急箱が落ち、
本棚から本やDVDが一部なだれ、
スピーカーが横倒し。

他の棚のガラスや窓ガラスがびりびり音をたてているし
台所のほうでも何かが倒れたりガチャガチャする音が
響き渡るが、もう怖くて机の下から出る事ができない。

落ち着け、落ち着けと思っても
揺れが続いて物が落ちていく部屋を見ていると
自然と呼吸が早くなっていくのを止められない。

Macに接続しているスピーカーが倒れた時には
さすがに思った。
頼む、Macは壊れないでくれ、と。

最初の揺れがおさまったと同時に、
上着を着て財布とケータイと鍵を持って、
コンロのガス栓を閉じ、玄関に向かった。

でも玄関に行くのさえ、「今また強い余震が来たら
1階が潰れるかも」という恐怖を感じる。
そう思うほど、これまで無い揺れだった。
事実、階段を下りる間にも余震。
脱出可能な様に戸を開けておく。

外は外で、ガラスが降って来たり
落下物で怪我をするキケンがあるが
家の中にいると家具等の揺れる音に囲まれて机の下にいなければ
いけないし、万が一家が倒壊でもしたら…

そっちの恐怖のほうが強かった。

玄関を出ると、宅配ピザのチラシまきのおにいさんのバイクが
やってきた。「すごい揺れましたね」「ほんと、びっくりですよ」
こんな時にもちゃんとお仕事を続けている。

とりあえず家の前の玉川上水の緑道に出て、
まわりの樹が倒れたり折れたりしていないかチェック。
大丈夫。

ラジオを聞きながら歩いているおばさんにより、
震源と震度を知る。
何度も余震があり、外から見ても家の窓ガラスが
揺れているのが分かる。

周りの家は窓のシャッターを閉め始めた。
樹も揺れている。
そんな中、ヒヨドリがぼうっと立っている自分の側に来て
「餌くれ」と言いたげにこっちを見てずっと待っている。
いいなあ鳥は、こういう時。飛べるんだから。

余震が来る度に近所の家のガラスが揺れる音がするが
ヒヨドリはそんなのおかまいなしにうちの庭に来て
クレマチスの残り少ない花をついばんでいる。

しかし、さすがに夕方になってきて、ずっと外に
いるわけにもいかない。
仕方無く家に戻り、TVで宮城や福島の惨状を知る。

その間も強弱の余震。
これはとっても嫌なものだ。

DSC_058100.jpg
TVの上から落ちたスライム貯金箱、目覚まし時計。
そのまま床に置いとこう。


また揺れが強くなると思うと、
落ちたものを片付けるのもおっくうだが
台所を見るとカップが1個、古い食器棚の戸が
ゆるくなってたためか飛び出して割れていた。
これは片付けないと。

掃除機をかけ、倒れたものを戻し、
また強い揺れが来たらキケンになりそうなものを
低い場所に移し替える。

余震が続く中、対震装置がついているとはいえ
ファンヒーターを点ける気にならず、まして
ガスコンロを使うのも怖い。
また強い揺れがあるかもしれないので
すぐ逃げられるようにリュックに最低限度の物を入れ、
スニーカーを袋に入れて部屋に置き、
手動充電可能な懐中電灯を用意。
もう上着も来たまま。

おフロを見ると、天気が良かったから
窓を開けて換気していたから乾燥していた筈なのに
床に水がこぼれている。
フタの僅かな隙間から、浴槽の湯が飛び出ていたのだ。
それだけ揺れていたということになる。

DSC_058000.jpg
文具入れの引出しが本棚の上から6センチ位前にずれた。
横のケースとぶつかってついた擦り傷が。


これでも、東京のこのあたりの震度は5弱とか。
でも、カップ1個の被害で済んでよかった。

次第に、各地の詳しい状況やM8.8という、
未曾有の大地震だった事が分かって来た。

で、心配になったのが…原発

このブログの過去記事で原発に関して何度か書いて来たが、
その心配が今、この記事を書いている間も現実になろうとしている。
「炉心」「溶融」「肌の露出を控える」
とまでの言葉がニュースで取り沙汰されるレベルは、
相当な事が起きている筈。

それを、ゆるゆると「10キロ外なら大丈夫」等と
言うのは遅過ぎる。

廃プラの件で、都合の悪い事は言わないという事を
思い知ったので、そんな言葉を額面通り受け取ることができない。

…と思っていたら、買い出し後戻ってみれば今度は
「原発で何らかの爆発があったようです」

充分に分かっていないとかそういうことではなく、
冷却がスムーズにいかないのであれば、
そこまでの事態になる前にさっさと早めに
避難させるべきだっただろうに。

地震後の早い段階から、メルトダウンを心配する声があった。
「地震があっても自動停止したから安全」というような物では
原発は決して無く、その後安全に冷却していかないと
大変な事になるという、非常に厄介でリスクのありすぎるものだと
いうことが、今回分かった。
…のだが、
それを今後も推進していくのだろうか?この国は。


「オール電化はエコでクリーン」
「原発での発電は他に比べてCO2排出が少なく地球にやさしい」


こんな謳い文句を考えた人はよほど頭の中が
春だろうとは思っていたが、
そのために、これからも原発を新規に建設しようとしている。

これが国策なんて。

壊滅的な被害を受けた後に、誰が、原発が暴走しないように
決死隊のような作業をしなければいけないのか?
電力会社のエラい人ではない。

万が一水蒸気爆発等の大事故になったら、
だれが一体その後の、未来の世代まで及ぶ被害を
償ってくれるのか?

どこで地震が起こるか分からない、
火山列島で存在も未確認の断層もある、
そんな「地震の巣」の国に、なぜ沢山の原発を造ろうとする?

今後今回の被害が最小に抑えられたとしても、
原発がある以上は今後これ以上の事も起こりうると
心配をしながら暮らしていくということだ。

本気出せば、太陽光や地熱、波の力…
日本ならば他に効果的な代替発電法はあるわけで、
「そんなの夢物語」という前に、
そういう事にこそ技術を使って欲しい。

少なくとも、こういう事に
住民の選択肢が欲しいのだ。


「原発を肯定しない」住民が安心して暮らせる権利が
今この国には無い。
仮にコミューンのように有志で自家発電村を造っても
近所の原発から逃れる事ができない。

地震の災害だけでも大変な事なのに、
その後どうする事もできない放射能汚染に見舞われるなど、
一体誰が望んでいるのだろうか?

もう、原発を国策として推進するのは、
ストップしてほしい。

どうせ、儲かるのは一部の人なのだから。









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● COMMENT ●

大地震も大津波もコンピューターグラフィックスでこれでもかと作られている。すっかりなれてしまっている私たち。でも、これは現実の映像。
いかにつくりものがわざとらしくて、実物が恐怖であるかをまざまざと見せつけられた。

でも、本当の恐怖は、経験してみないとわからない。
実物の映像を見て、疑似体験できた者にはわからない、経験した者でなければ、わからない恐怖がある。

一方で、人間は忘れることができる。
忘れないと生きていけないこともある。忘れることができるからこそ、明日に希望をもてることもある。

でも、決して忘れてはいけないこともある。
今回の事故は、果たして地震や津波だけでひき起こされたものなのか?使う側の人間に過信からくる油断はなかったのか?

Re: タイトルなし


> でも、本当の恐怖は、経験してみないとわからない。
> 実物の映像を見て、疑似体験できた者にはわからない、経験した者でなければ、わからない恐怖がある。
被災地の町長さんがNHKとの電話インタビューで、屋内退避と言われても、物資もなく今のままいつまで退避していられるのか。本当にこのままで大丈夫なのか。住民の不安も限界。屋内退避と言われても自分の判断で県外に避難する人達も出始めている。避難の術も無く、被災した後に今度は原発にまで。なぜここまでこんな目に…と痛切に訴えておられました。この訴えに、東電で、政府で、本当の意味で答えられる人が誰もいない。それが原発の大き過ぎる問題だと思います。


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ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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