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くろけろ

くろけろ

今回震災後ニュースで名前が出た「かきな」。
東京のスーパーで見かける事が多く、
アブラナ科なのかどうか、それっぽいコクのある味が
好きで、春にはよく炒め物にしている。
で、東京でみたそれは「福岡産」とあった。ような気がした。

で実家でかき菜ってこっちのものかと聞いたら
「知らん」という反応。

あれ?

…もしかして福岡と福島を見間違えていたのだろうか…

その土地ならではの産物は、やっぱりうれしい。

手間ひまかけてやっと出来た青果、酪農製品、獲ってきた魚。
これらが出荷できないというのはあまりにももったいなく、
悲しい事だ。

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福岡特産の「かつお菜」。
「福岡産です」って表示、これまでわざわざ無かった気がするのだが…
地元の農家の庭先野菜コーナーなのは地元の人なら知っている筈。

でも、原発の事故があれば、このリスクはつきまとう。
それも長い間。

すぐに対応して収束がつく事なら、「風評被害」も一時的で済む。
でも、今まだ冷却作業中。
実際に事故が起こってしまったらどうするのか、の専門家が
本当の意味でとても少なかったために政府も見通しが付けにくい。

測定データだけではその場で一喜一憂、振り回されるだけだ。
「そこで生活したら5年後、10年後、20年後はこうなる」
という分かりやすい例を出してほしいと思う。
レントゲンと比較するのも適切とは思えない。

蓄積や食物連鎖の影響を考え、普段通りの生活で
将来的にどういう影響があるのか、素人でも分かるように
危険性も、安全性も隠さず知らせてほしい。
なぜなら今もまだ事態が収束し、安心していいという状況には
ないのだから。

だから、昔誰かがカイワレを食べてみせたように
今回「うまい」と野菜を食べていた有名人を見たけど
なにか違うのではと思える。

「風評被害」という言葉と同じように違和感を覚える。

大事なのは、今後また元のように被災地が復興し、
二度と原発事故など起こらないように、住んでいる方々が
納得して安心して住めるように、
長期にわたって支援する事で、
一回くらい野菜をパフォーマンスで口にする事ではない。

「今日は放射性物質の値が高い」
「今日は大丈夫」
という事ではないだろう。

日によって出たり出なかったりのヨウ素、セシウムの
値で出荷制限をするよりも、東電と政府が全責任を
負うということで、最低でも3ヶ月から半年、
原発の状況に見通しがつくまで、出荷無し、と
はっきり決めた方がまだいいのではないだろうか。
今の生殺しのような対策は、却って辛い。

原発の汚染水が漏れた原因がはっきりとまだ分からず
かといって冷却をやめるわけにはいかない。
今後無事になんとか廃炉に10年以上かけてもっていっても
大量に出た汚染水は保管を続けないといけない。
その間、周辺環境への影響はどうなのか。

こんな状態で、「本人の意思で」と言われても困るし
高齢で今更家を離れたくない、
あるいは認知症の身内がいるから避難所に居れない、と
家族が待避区域に戻る事があると聞くと、
中途半端なのが一番被災者を苦しめるのではないかと
思えて仕方がない。

数十年後の将来もしかすると発ガン率が
高くなるかもしれない。
「そんな見えないものをおそれたって仕方ない、
もう年だし、今更」という方々はともかく、
小さい子供や妊婦は、他の人と比較して
判断に困るような状態におくのでは無く、
遠隔地に避難してもらう、
そのための受け入れ態勢を作る。
そういう事ができないものか。
元気のある人達に来てほしい地方都市は沢山ある。

ふるさとは多くの人にとって大事なもので、
例え頻繁に行く事は無くても、そこが無事であれば
どんなに離れていても安心する、よりどころといってもいい。

それが姿を変える事は、胸が張り裂けそうな思いだと
思うけれど、少なくともあの原発が落ちつくまでは
思い切ってよそで暮らし、戻れるようになれば…
という事で考えられないだろうか。

私は大学進学を契機に福岡から離れたが
友人にはずっと地元にいる人も多い。
ましてその親世代で、ずっと地元にいるような人は
気持ちの上でもなかなかそういうわけにもいかないのは
想像できる。

復興作業が始まり出すと、入れない地域の方は
余計に他の地域との差に心を痛めるだろう。
避難所でする事がなく心配事を溜めていくよりは、
今の時点では少なくとも、いっそ遠い場所に行く方が
救いがあるように思えてならない。

福岡に家族で避難、子供を転校させた家族のニュースを見た。
仕事の事を思えば、簡単に思い切りがつくものでも
ないとは思う。
でもせめて、将来のある子供に、
将来にわたるリスクを背負わせるような親の選択は、
なるべくあってほしくない。
大阪では確かこれまで300人の妊婦を受け入れたと聞いた。

実家付近の回覧板でも、受け入れ可能な世帯を
募っていた。
高齢化が進んでいるので、病人で面倒をかけるとか
そういう事さえなければ、
子供部屋が空いたままの世帯は相当ある筈。

「先祖代々のここを死守する」というのも
立派だが、原発には素人が太刀打ちできる部分は少ない。
狭い日本、住めば都、塩味の濃い薄いはあるけど
西日本への移動、もっと考えられないだろうか。
ど素人の勝手な意見だけど。

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最終更新日-0001-11-30
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