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2017-08

桜の下で眠る - 2011.08.12 Fri

最近、近所の方のお宅に「女子会」でお邪魔して
久々に楽しかったのだが、その時にちらりと出たお墓の話。

もうそろそろ自分の年代では、親のお墓という
現実的な心配がすぐ近くに来る頃で、
ましてその親にもしボケなどがくると、ますますその問題は
どのようにするか、事前の話し合いが急がれる。

もう20年近く前の話だったように思うが
親戚と話していて、「墓守」という言葉が出て来て
ひょえ~と思った。
両親と、姉と自分の2人の娘。
自分が東京に出てしまい、その後もし姉が結婚して
この家を継ぐ人がいなくなったら、墓守がいなくなるね、
そんな話だったような。(もう忘れた)

だいたい、戸籍というのがおかしい。
あれ、結婚してたいがい姓を変えるのは女性だが
それで2人で新しい戸籍を作ると、女性は実家の戸籍の
自分の欄に×がつけられるのだ。
あれ見た時はちょっとショックだった。

DSC_07790.jpg
これは桃です。

それと同じように(?)別に民法にもそういう決まりが
あるわけでも何でも無いのに、
「娘は墓を継げない」というような
そんなよく分からない慣習がある(あった)というのを
最近新聞で読んだ。

「両親に姉と私(女性)という家族構成。
30年前母が亡くなり墓を建てることになって、問題が起こった。

『長男と結婚した娘が実家の墓を継いだとしても
その娘の子供の代になると母方の墓まで継承できず
無縁化する』というのだ。

30年後の今、継承者の性別は
殆ど問われなくなったが、当時戦後の教育を受けた私には
到底受入れがたい事実であった。

日本のお墓は継承者が管理料を払っていれば
永続使用できるが、継承者が絶えれば無縁墳墓として
片付けられる。
少子高齢化、核家族化、生き方の多様化が進んだ現代社会で
どれだけの人が代々継承者を確保できるというのか。」

…。
うーん、お墓の事なんて考えた事なかったよ…

つか、そもそもいるのか?という気もする。

子供でもいて、参りたい時に「この場所に行けば」
というイコンがあったほうがいい、というのはわかる。

でも、高いお金を払い続けるお墓に、
こういっては角たちまくりだろうがダンナの
ほうのお墓によく知らない人達と一緒に入るとか
無機質な納骨堂に最後はいっぱいになっていろんな人達と
一緒の状態に下に落っことされるんだったら、
どっかにまいてくれればいいかな、と思う。
子供いないし。(あくまでも個人的見解です)


子供の頃「モモ」を読んで、とても惹き付けられたが
巻末の作者紹介に載っていたミヒャエル・エンデのエピソードが
かっこよく、さらに本人の写真がものすごくイケメンで
それが記憶に残ったのだが、
(それにしても当時結構なおじさんだった筈なのに
なぜあんな若い頃の写真を載せていたのか…)
その後彼のお墓というのがまたこれも彼らしい
緑豊かな中のいい感じのお墓で、こういうのならいいなあと思えた。

でもそれも管理する人がきれいにしているのだろう。

DSC_07750.jpg
これは玉川上水沿いの緋寒桜。

で、話を戻すと、この記事を書いていた大学教授は
継承者を必要とせず桜の下で眠る桜葬墓地←クリック。
を造ったという。樹木葬というのがある事は知っていたが
いろいろな制約が無いのがいいと思う。

記事によると、跡継ぎがいらない、1人でもいい、
夫婦、家族でもいい、友達同士、故郷のご先祖様を連れて来てもいい。
宗教も国籍も不問。
シンボルの桜の下で、それぞれが個別区画の使用権を持ち
それらが隣接して1つの墓をつくる形式で、
町田市に造ったところ絶大な支持を得ているという。
(桜以外にもいくつかタイプがあるようです)

子供がいない人や独身者のために、
死語の葬儀や事務手続きをする支援も備えているらしい。
今後は各地に広げる予定で、九州では大分にできている。

今まで無かったのが不思議なくらいだが、この方が
「娘だけの家の墓」という見出しで
記事を書いていなかったら、
自分も読まなかったかもしれない。

「ヨメ」がしきたりにのっとり、葬儀の準備采配をして
死後は夫の家のお墓に入るのが当然という家や地域では
こういう考えのお墓は理解されにくいものかもしれないが、
家族のあり方が多様化しているのだから、
死後自分の墓をどうするか、そういう部分も個人が
選択できるようになっていいはずだ。

そうだなあ…自分だったら、桜みたいに花がきれいじゃなくても
いいから、もっと丈夫で青々した樹のほうが好みかなあ。
クスノキとかそういうの。虫や病気になりにくいし
樹自体長生きだしね。
でも正直、死んだ後の事はどうでもいいよ。
そう思うのは、今のお墓が生きてる人達のためであって、
でもそれもどっかで負担になってたり
意味が無くなって来てるからだと思う。
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● COMMENT ●

確かに

訪れる人もなく、雑草だらけのお墓を見ていると、自然に還るのが人間本来の姿だよね、と思ったりします。
桜…私だったら、ソメイヨシノじゃなくて、しだれ桜がいいな。
西行法師の気持ちがよくわかります。

 願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ

Re: 確かに


> 桜…私だったら、ソメイヨシノじゃなくて、しだれ桜がいいな。
いと風流。

もう苔むした、大昔のお墓はそれはそれで
自然に還りつつあるのかとも思いますが
「家」というのが絶えても問題ないお墓のあり方が
問われてると感じます。


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ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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