topimage

2017-08

長崎市長のことば - 2011.08.10 Wed

8/9の長崎の原爆の日。
前このブログで何度か触れたが、親と自分の出身が
小倉であり、第一投下目標が実は小倉だったという事で
毎年ちくちくとする気持ちになる日だ。

長崎市長が、広島市長とは違い脱原発にふれる発言をした。→クリック。
リンクが簡単に切れるかもなので、一応コピペもしておきます。
ぜひ、全文読んでいただきたい。


長崎原爆の日:長崎平和宣言(全文)

 今年3月、東日本大震災に続く東京電力福島第一原子力発電所の事故に、
私たちは愕然(がくぜん)としました。
爆発によりむきだしになった原子炉。周辺の町に住民の姿はありません。
放射線を逃れて避難した人々が、いつになったら帰ることができるのかもわかりません。

 「ノーモア・ヒバクシャ」を訴えてきた被爆国の私たちが、
どうして再び放射線の恐怖に脅(おび)えることになってしまったのでしょうか。

 自然への畏れを忘れていなかったか、人間の制御力を過信していなかったか、
未来への責任から目をそらしていなかったか……、
私たちはこれからどんな社会をつくろうとしているのか、根底から議論をし、
選択をする時がきています。
たとえ長期間を要するとしても、
より安全なエネルギーを基盤にする社会への転換を図るために、
原子力にかわる再生可能エネルギーの開発を進めることが必要です。

 福島の原発事故が起きるまで、多くの人たちが原子力発電所の安全神話を
いつのまにか信じていました。世界に2万発以上ある核兵器はどうでしょうか。

 核兵器の抑止力により世界は安全だと信じていないでしょうか。
核兵器が使われることはないと思い込んでいないでしょうか。
1か所の原発の事故による放射線が社会にこれほど大きな混乱をひきおこしている今、
核兵器で人びとを攻撃することが、いかに非人道的なことか、
私たちははっきりと理解できるはずです。

 世界の皆さん、考えてみてください。私たちが暮らす都市の上空で
ヒロシマ・ナガサキの数百倍も強大になった核兵器が炸裂(さくれつ)する恐ろしさを。

 人もモノも溶かしてしまうほどの強烈な熱線。
建物をも吹き飛ばし押しつぶす凄(すさ)まじい爆風。
廃墟(はいきょ)には数え切れないほどの黒焦げの死体が散乱するでしょう。
生死のさかいでさまよう人々。傷を負った人々。
生存者がいたとしても、強い放射能のために助けに行くこともできません。
放射性物質は風に乗り、遠くへ運ばれ、地球は広く汚染されます。
そして数十年にもわたり後障害に苦しむ人々を生むことになります。

 そんな苦しみを未来の人たちに経験させることは絶対にできません。
核兵器はいらない。核兵器を人類が保有する理由はなにもありません。

 一昨年4月、アメリカのオバマ大統領は、チェコのプラハにおいて
「核兵器のない世界」を目指すという演説をおこない、
最強の核保有国が示した明確な目標に世界の期待は高まりました。
アメリカとロシアの核兵器削減の条約成立など一定の成果はありましたが、
その後大きな進展は見られず、
新たな模擬核実験を実施するなど逆行する動きさえ見られます。

 オバマ大統領、被爆地を、そして世界の人々を失望させることなく、
「核兵器のない世界」の実現に向けたリーダーシップを発揮してください。

 アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国など
核保有国をはじめとする国際社会は、今こそ核兵器の全廃を目指す
「核兵器禁止条約(NWC)」の締結に向けた努力を始める時です。
日本政府には被爆国の政府として、こうした動きを強く推進していくことを求めます。

 日本政府に憲法の不戦と平和の理念に基づく行動をとるよう繰り返し訴えます。
「非核三原則」の法制化と、日本と韓国、北朝鮮を非核化する
「北東アジア非核兵器地帯」の創設に取り組んでください。
また、高齢化する被爆者の実態に即した援護の充実をはかってください。

 長崎市は今年、国連や日本政府、広島市と連携して、
ジュネーブの国連欧州本部に被爆の惨状を伝える資料を展示します。
私たちは原子爆弾の破壊の凄まじさ、むごさを
世界のたくさんの人々に知ってほしいと願っています。

 「核兵器のない世界」を求める皆さん、
あなたの街でも長崎市と協力して小さな原爆展を開催してください。
世界の街角で被爆の写真パネルを展示してください。
被爆地とともに手を取り合い、人間が人間らしく生きるために
平和の輪をつなげていきましょう。

 1945年8月9日午前11時2分、原子爆弾により長崎の街は壊滅しました。
その廃墟から、私たちは平和都市として復興を遂げました。
福島の皆さん、希望を失わないでください。
東日本の被災地の皆さん、世界が皆さんを応援しています。
一日も早い被災地の復興と原発事故の収束を心から願っています。

 原子爆弾により犠牲になられた方々と、
東日本大震災により亡くなられた方々に哀悼の意を表し、
今後とも広島市と協力し、世界に向けて核兵器廃絶を訴え続けていくことを
ここに宣言します。

 2011年(平成23年)8月9日

 長崎市長 田上富久




一部の被爆者の方々は、思い出すのも辛過ぎる記憶を、
後世の人へと伝えることに努力されてきた。
しかしその訴えがなかなか「自分達の身に降りかかるかもしれない恐怖」
として伝わっていないと、私は思う。

2度も被爆をし、JCO事故もあった日本でさえ、
福島第一原発の事故が今現在も継続中の日本でさえ、
「だから日本も核武装しなきゃ」
「でも原発は推進していかないと」
という意見がまだまだあるのだ。
段々と食物汚染が近づいて来ていても、自分は大丈夫と
何故か信じられる人達もいるのだ。

だから、原爆投下はもちろん原発事故が無いような
よその国では「お気の毒に」「日本のために祈ります」
と言ってはくれても、核の恐ろしさを考えるような気に
ならないのは想像できる。

しかし核保有国ロシアもイギリスもアメリカも原発あるいは核燃料施設での
大規模事故というのを経験しているのに、
(中国なんて少数民族居住区でバカスカ核実験しまくってその後NHKシルクロードの影響で
あのあたり旅行した人や番組スタッフは被ばくしたという話だが
隠蔽してるので反対すら出て来ない)

「どうなの核って…」ともっと否定的になってもよさそうなものなのに
そうならないのは、
結局核抑止力という考え方が根強いからだろう。

(そして、日本でも原発推進論者の中には核を保有したいという抑止論者がいるのだろう。
中曽根なんて完全にそうだと思う。)

さらに、「黄色人種のジャップが侵略戦争をしかけたのが
悪いんだから。自業自得でしょ」という
「因果応報フィルター」がはなからかかってしまうので、
被爆者の方々が一生懸命に訴える
原爆の非人道性までが伝わらないし、
伝わらないようにしているようにしか思えない。

因果応報論と、核兵器の恐ろしさは完全に分けて
説明する姿勢を、広島も長崎は、
そして日本国政府はもっと示して欲しい。

欧米の人達は、そこを論理的に言えばもっと聞いてくれる筈だ。

こういう時に、韓国や中国の人達に文句を言う
日本の一部の人達は、そういう事が核兵器の恐怖という事実を
日本が発信する時に相手が聞いてくれなくなる原因の1つを
自ら作っているという事を自覚してほしい。
例えばの話、ドイツがドレスデンの無差別空襲の悲惨さを訴える時に
ネオナチが「連合国のバカ野郎」「ヒトラー様最高」
等と騒げば、事実がいつまでも「因果応報」と
すり替えられてしまうのではないか。そういうことだ。(例えばの話です)

フクシマの事故が起こった今の日本からの発信が、
戦争云々とは関係ない大きな意味を持つことは、
海外の人達にも分かっているはず。

言うだけなら誰だってできるという意見もあるだろうが、
広島、長崎の市長の発言は、今だからこそ大変影響力を持つ。
それを分かった上で、踏み込んだ発言ができるのは、
「思ってても言わない」国依存の
地方自治体の首長ばかりの日本では、
やはり、支持したい。


スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kerokero32.blog45.fc2.com/tb.php/617-de6d5e82
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

桜の下で眠る «  | BLOG TOP |  » ゆるキャラなら許せるってもんじゃ…

プロフィール

くろけろ

Author:くろけろ
ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (7)
ブログ (0)
うちめし (109)
季節のいいもの (88)
日記 (422)
原発はこの先いらんと思う。 (130)
植物図鑑 (61)
キノコ図鑑 (12)
虫ムシるーむ (21)
街で見かけた変なもの (27)
かはづのお部屋 (46)
愛と平和の無人販売所 (11)
超フリーハンド4コマ (4)
廃プラ施設 (44)
生きて行く上で何の役にもたたないアホニュース (18)
福岡のすみっこ情報 (64)
ネコ糞ウォーズ (8)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード