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くろけろ

くろけろ

これは2日目の海の帰りだったと思うが、
読谷(よみたん)村に足をのばした。

水納島からだと、宿泊先の恩納村を
通り過ぎた少し先だ。

読谷村には万座毛という、
夕暮れが最高の眺めの海を望むスポットがあり
時間的にもちょうど良かったのだが、
今回はやちむんの里が目あて。

58号線を那覇方面に行き、右手にゆいまーるという
食堂と読谷共販センターが出て来たら、
その先を右側に入って行く。
(ちなみにこの食堂は安くてボリュームがある。
前よりもちょっと観光客向けにメニューが
分かりやすく変わった気がするが。)

人間国宝の故金城次郎氏の窯や、
ガラス工房が集まっている一角があって、
沖縄本島に行く時にはまずここには必ず立ち寄っている。

那覇のお店で見るのもいいが、やはり工房で
その雰囲気を楽しみながら見てみたいというのがある。
作家性の強い人ほど、その時によって作るものの傾向が変わるから
行った時にたまたま気に入った物との出会いがあったりで
二度と同じものには巡り合えないが、それがまた貴重。

CA2806401.jpg
近所でお金入れて買うスタンドがあって、マンゴーを売っていた。
選んでいたら黄金千貫に似た白っぽいイモを置きに来たおばあさんとお孫さん。
このイモはホクホク系で天ぷらにいいんだよね。
でもここはやはりマンゴー購入。


今回はもう夕方で、あまり時間が無かったのだが
今まで無かった駐車場も出来ていて、
これまでは狭い道路の端や工房敷地内に車を停めていたのが
解消されてちょっと嬉しい。

宙吹きガラス工房「虹」
が今回目指した場所。

もしもガラスの分野で人間国宝が認められるのなら
この人だろう、と囁かれている稲嶺盛吉氏の工房。
ガラスに入る気泡は本来できそこないとされてきたが、
独自の技術と感性で芸術の域に高めたすごいおじいさんだ。

おじいさんなどと書いているのは、
工房で稲嶺氏を何度かお見かけしたが
20代の女性にそばをふるまい嬉しそうに
「沖縄にくるとアトピーなんて治る」と話していた姿や
その後また訪れた際「父の日が近いからね」と
買った製品よりも高そうなグラスを
おまけに付けてくれたりと、
なんか女性にやさしいおじいさん、という印象が
あるからだ。
(この時のグラスはもちろんあります。
女性4人で行ったけど全員にくれたという太っ腹)

今回は稲嶺氏には会えなかったが
最後の客だったためか、
よく似た人(一瞬ご本人かと…でもちょっと若い)から
帰り道「コレあげるよ」と庭で採れたらしいグアバを
いただいた。

なんだかこの工房に行くと
いろいろいただいてしまう。


CA2806402.jpg
熟れたグアバに、スタンドで買ったマンゴー。
見てくれは悪いが味はむちゃくちゃいい。


今回驚いたのは、
売店の真向かいに立派な展示館が出来ていた事。
駐車場からそれが見え、「こんなのあったっけ??」
と思ったら、これまでの作品を展示した建物だった。

中には非売品もあるが、ここの物を買うこともできる。
でも、「おっ!」と思ったら大抵それは非売品。
それに買えるものも、お隣の売店のものより
ちょっといいお値段。

窓にはガラスが嵌っていて、木の香りがまだする
モダンな建物とよく合っている。

「稲嶺先生、儲けたんだねえ」「ガラス御殿だね」

ここではなく従来の売店で、
家人が30分くらい迷ってビールグラスを購入。

これでまた稲嶺作品が増えたねと思ったが…
旅行から戻ってしばらくしたある日、
やはり過去の旅行で買った稲嶺先生の器に
ヒビが入ってもう使えなくなってしまった…

2枚で買って、割れて1枚になっていたが
夏の朝食には毎日のように使っていた、水色の器。

ガラスの器というのは、いつかこうなる。
焼き物もだけど。

だからこそ作家もなんとかやっていけているわけですが。
器なんて、使って楽しむもの。

わかってても、やはり愛着のあるものは
名残惜しい。
旅行で買ったものは、思い出があるから、尚更。
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最終更新日-0001-11-30
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