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くろけろ

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福岡の方なら「かつお菜」は勿論ご存知でしょう。

店で売っている以外にも、そこらの家庭菜園で
冬場もりもりした青い葉っぱがあると思ったら
このかつお菜だったりもする、
そのくらいポピュラーで実際我が家の裏庭にも
なんか生えてた記憶がある。

漬け物で有名な「高菜」の仲間で、高菜は「からし菜」に
入るという。九州はからし類が多いみたいだけど
植物上はアブラナ科。だからアブラナ科の野菜独特の
旨味がある。

先日実家から野菜を送ってもらったら
その中にこの懐かしいかつお菜が入っていて
ちょっとうれしかったのだが、
上京して以来2回しか店で目撃していない。
しかもうやうやしく数枚でおそろしく高いお値段だった気がする。

そんな伝統野菜のかつお菜が、実は今
その存在があやういらしい。

DSC_940.jpg
白菜が強力に緑になったような葉っぱだけどもっとボコボコしてる。
よく見ると大根菜のようにトゲがありますがすぐに柔らかくなって
炒め煮などに最適。


お正月の雑煮にはこのかつお菜を入れるのが博多風。
だから年末には福岡ではどどっと売られているが、
どうも最近そういった「縁起物」としての扱いにシフトして、
普段から安く売るお惣菜用のポピュラーな青物、
ではなくなって来ているという。

え??そうなん??
と思わず思ってしまったのだが、
福岡の青果関係者が書いていたのでまず間違いないだろう。

DSC_905.jpg
長さ30センチくらいあるよー。青々。

だいたいが「伝統野菜」などという扱いをされるようになると
少量生産の高い縁起物などの扱いになっていき、
市場から段々と姿を消して行く。

それでも、その地域で消費が続けられればいいが
地元でそれだと…もう、東京でもお目にかかる事なんて
無さそうだなあ。(もともとこっちじゃ高過ぎて買わないけど)

かつお菜の特色は、名前の由来のとおり
菜っ葉なのにダシのような旨味があって、
炒め物汁の実と使い回せて、本来ほんとに普段使いに
適した万能野菜。だった筈。というかそう思っていた。

いってみれば関東の小松菜みたいな存在。
冬場の青みとして非常にポピュラーだった。
おかしいなあ、薄切り肉と炒めたり油揚と炒め煮したり
そういう普段のおかずに冬場はヘビーローテだったのに
それが今やそんな事態とは…
それとも前から減ってたけど我が家ではせっせと買っていたのか?
当時は家の事何もしてなかったバカな子供だったからなあ…

どうも一枚一枚はいで出荷する事などに
手間がかかって、生産農家が減っているらしいのだが…

DSC_906.jpg
ニラとキャベツとキムチ、そして豚肉とで炒めてかつお菜丼。

なんかちょっと寂しく勿体無い話。
以前ポピュラーなお惣菜食材だったものが
勝手に高級食材になるのは九州の魚介によくあることで
そういうのは東京に持って行ったほうが高く売れるから
ブランド化して東京で高く売っていて、
地元でなぜか安くていいサバやアジを見かけなくなった、
なんてケースがある。

かといってかつお菜がブランド化されて
こちらで売れている感じも全く無い。
かつお菜にはヘタに「伝統野菜」などという特別扱いをせずに
農家が減ってても個人が裏庭で作ってせっせと食べて欲しいなあと
切に思っとります。

あと、えーと、東京でも見かけたら使ってみて下さい。
油ものや汁気があるものと合います。うん、ちょっと高いけど。

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最終更新日-0001-11-30
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Comments 2

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ねこ  
そうですねえ。

正月のシーズンにはどこからともなく現れてあふれかえり、1月の前半までは見るのだけど、その後はいつの間にか姿を消す。
少し前までは、やはり水菜が雑煮の具材扱いで正月前後にしか現れなかったのに、今や年中姿を見せるのとは対照的です。
水菜は簡単に調理できるのに対して、かつお菜はやや手がかかるからか?それにしてももったいない…

2012/02/26 (Sun) 22:06 | EDIT | REPLY |   
くろけろ  
Re: そうですねえ。

個人の好み&ひいき目なんですが
水菜よりも味があって美味しいと思うんですよ。
でも生でサラダなんかのにぎやかしにできる水菜とは
手間が違うのと、何せお値段が…
なんとかもっと復権してほしいなあ美味しいのに。

2012/03/04 (Sun) 22:20 | EDIT | REPLY |   

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