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くろけろ

くろけろ

昨年は流山の焼却灰処理を知らないうちに業者がやっていて
指摘されて慌てて灰を突き返すようなことをやっていた
北九州市だから、なんかそのうち手を上げるんだろうと
思っていたが、がれきの受け入れに
これで更に一歩進んだことになりそうだ。

宮城県石巻市からのがれきを試験焼却のため
運び込む際には、焼却に反対する人達の中から逮捕者が出たり
何より西日本で初めてということもあり、大きく報道された
今回のこの北九州市でのがれき焼却。

23~25日の3日間の実験で、問題ないレベルという
結果がでたらしい。


これで試験焼却に伴う放射線量などの測定はほぼ終了した。
すべて受け入れ前か基準値を大幅に下回っている。
市は31日の有識者検討会で受け入れの是非をはかる。

市は23~25日の3日間、市内の二つの焼却施設で
石巻市から運び込んだがれき約80トンを、
一般ゴミ9割に混ぜて燃やした。
CS濃度は、環境省の放射能濃度等測定ガイドラインに基づき、
焼却した灰や有害物質を取り除くバグフィルター付近の
排ガスなどを高性能な放射能測定器にかけて測定した。

その結果、焼却前のがれきのCS濃度は1キロ当たり8ベクレル。
焼却後に飛散しないようにする薬剤散布前の飛灰は最大34ベクレル、
散布後は最大30ベクレルだった。
一般的に焼却後は濃度が圧縮され数値が高くなるという。

また、セシウムを除去するとされるバグフィルターの通過前で
1立方メートル当たり最大0・26ベクレル、
通過後では検出できる限界値(同0・04~0・15ベクレル)
を下回り、不検出となった。

北橋健治市長は文書で「飛灰への放射性物質の濃縮は想定していた通り。
煙突からの排ガスなども全て不検出であり、
人体や農水産物への影響はなく、
市民に安心いただける結果だと考えている」
などとするコメントを出した。
(毎日新聞)




これ、一般ごみが9割なわけで。
一般家庭ゴミだけを燃やしている、うちの近所の
焼却場では昨年は2000ベクレル/キロの値が出ていて、
それでも国が事故後100から8000ベクレルに引き上げたから
基準値内だということになってる。

最近は1000いかないくらいに下がって来てるけど
ホットスポットが存在するのは確かで、毎日なんらかのベクレってる
ごみを焼却しているという事実は、近所で暮らす人間にとっては、
はっきりいって重い。

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ちょっと前のナルコユリ(アマドコロかな?)

実験と、実際もし焼却が実現した時とでは違うものを
混ぜられるのではないか、
業者の選定と第三者チェックはどうなっているのか、
出る焼却灰の処理は今まで通り普通に埋め立てるのか、
そもそもなぜわざわざ焼却しなければいけないのか、
遠く九州までほんの一部のがれきを、運送費かけて
運んで処理するのがいいやり方なのか、などなど
疑問は山ほどあって、どこも大抵そうだが
そういう、住民が感じる疑問に答えていく努力を
どれほど自治体がやっているのかがすごく、見えない。

北九州市長は、今迄ただの一度も、この件で
市民とコミュニケーションをしていないという。


市長の判断の前に、なにより、1名除いてほぼ全員の
市議が、受け入れに賛同したという。

すでにこの時点で自分としては北九州市はアウトだと思う。
市議さん達は、住民にどういう説明をし、意見を取り入れて来たのか?
今回がれきを北九州市で受け入れた場合、40億円が入ると聞くが。

実験してみなければわからないだろう、ということなのか
来月6日に住民への説明にやっと動くというが、
行政のやり方というのはいつでも、
あらかたレールを敷いといて、「もう決まった事ですから」
「ご理解いただいたものと」
と粛々と進めようとするのだから、
もし北九州市の方々が、疑問を持つのならば
それを表に出して市長に納得のいく説明を求め、
理解できなければ認めない、くらいの態度で無い限り
受入れるのだろう。

日本は何でも焼却すればいいとでも思っているフシがあるし
確か北九州市は高温でプラも一緒に燃やしていると聞いた。
だから、そこらへんへの関心があんまり無いのではないかと
勝手に想像する。「高温で燃やしちゃえば問題無い」という
意識は、根本的なごみ政策への関心が薄くなりがち。

でも、同様の焼却炉の側に住んでいる自分から言わせてもらうと
そこに何かの物質を持ち込み、燃やしている以上、
そこ以外の場所と比べて何かが発生している事は間違いない。

そして、バグフィルターの、放射性物質への効果は
いまだ確定されているわけではない。

ダイオキシンも100%取れているわけではないのだ。

燃やしたからゼロになるわけでは、決して無い。
まして、放射性物質を含んでいるものを、やすやすと
運んでいい筈もなく、本来これは法律違反という話だ。
それなのに、費用対効果、環境への将来的な影響
そういう根本的な問題を殆ど無視する形で進める事に
異議を唱える人に「非国民」とまで言う人達がいるが
国にいいように利用されてるといい加減気付いて欲しい。

1年以上経つのに、保安院も東電も国も、
責任の中枢にあった人達がいったい何の責任をとり
国民に「事実」を説明をしてきたというのか。


今でも、原子力産業の存続のためにこそこそと
秘密会議をし、それがバレて謝るなど、
全く懲りていない面々が主張することなど
全く信じられないし、北九州市の処理能力の桁を大幅に
勘違いして水増ししていた原発相の方針など、
受入れられる筈無い。

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コウゾが実を付けてます。なんでこんなに我が家で増えるんだ。

北九州は、大陸からの黄砂の影響を受けている。
ごみ事情が日本より劣悪な彼の国からの影響は、
正直、実家が九州にある自分でも直視するのが怖い。
それを、「心配すべきは大陸の影響で、がれきは問題無い」
というのは、ちょっと違うと思う。
たとえ大陸からの影響があっても、
それでも都内で検出されているような値が、
北九州からは出ていないのだから。
その環境を今より汚すことは極力避けた方がいいのではないのか。

かつて国内有数の工業地だった北九州が、鉄冷えで
景気悪化、その後公害発生地域からの脱却を目指して来たのでは
なかったのだろうか。

最終的には、そこに住む人達が受入れることだが、
それには、考える時間と適正な情報があってこそだ。

焼却実験をした島田市の公表した結果には、
おかしい点が指摘されている。
理系でない自分には読解に根性を要するのだが、
「濃度ばかりで、焼却の総量を問題にしないのはおかしい」
というのは、8000ベクレルに引き上げられ、それまでの基準と
桁が違っていても問題無いとされた頃から、疑問に思っている。
こんな基準ではザル以前の、底の抜けたバケツのようなものだ。

北九州市、また、その近所の自治体の方々にも
影響のある話なのだから、これをぜひ見て欲しい。→クリック
最後の、塩分の例えの話が分かりやすいと思います。

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今年は草苺が鈴なりで、毎日通りすがりの「大人」が摘んでました。

松山市の小学校では、丁度北九州市への修学旅行が
試験焼却の時期に重なり、保護者全員が反対したため
旅行を延期したという。

今売れている北九州市の物産も、そのうちなんらかの影響が出ると
覚悟したほうがいいんじゃないだろうか。
実際自分も、実家に帰った時にはいろいろ買ってたけど
また選択肢が狭まったか、という残念な気持ちだ。

ここ東京と比べはるかにフクイチの影響は少なく済んでいる地域なのに
なぜそれを僅かな一時のお金と引き換えに
悪化させようとするのか。

ちょっと前にも、国が通常より大幅に短い期間の締切りで
「福島のがれきを広域処理することへの意見」をパブコメ募集
していたばかりだ。

2度ある事は3度ある。「受け入れ」の実績がある所を避けずに
むしろ「また次も」と言って来るのがこの国の
やり方なのだから、そういう事も合わせて考えた方がいいと思う。

それが住民の意思というなら「しゃーない」けれど、
ほんとにそれでいいのか、それしかないのか、
という事を、今訴えなくてどうするのかな、と思った。
これは、「○○先生が大丈夫ち言っとんしゃるけん」
「私が、責任を持ちますけん(by議員)」で済むような、
そんなレベルの話ではない筈なのに。
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最終更新日-0001-11-30
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