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くろけろ

くろけろ

少なくとも6年は前のこと。
国分寺の高台になんとなく足をのばしてみたら
坂を登りきったところに偶然見つけたカフェ。
庭にはバラが沢山植えてあるようで、どれどれと
店内をちょっとのぞいたら中にはマダムが沢山。
店主なのか、カウンターのおじさんが
「もうすぐ閉店時間ですのでご注文の方はお早めに」
みたいな事を大声でのたまわっていた。

重厚でもナチュラルでもない、こういっては何だが
どちらかというと安い雰囲気さえ感じられる
白を基調とした店内の壁には
タレントが来訪した時の写真が数枚。
棚にある売り物は自分の趣味とは180度違う装飾品。

雑貨屋とかならいいのだが、飲食店で
なんちゃってビクトリアンな雰囲気が苦手なうえに
おじさんの一生懸命さが表に出過ぎて、気が急きそうで
何かとても落ち着かないものを感じ、何も頼まず、すぐに店を出た。
(あくまで、個人的趣味・主観的印象の話です。)

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web用に解像度下げるのが惜しいくらいの美しい色のバラの数々。
以降、ひたすらお店の庭のバラです。全部の写真を載せるのは枚数的に
無理だし素晴らしさは再現しようもないので、是非実際にここに行って見てください。
品種名はお店のサイトを見てそれっぽいと思われるものだけ書いてみたけど
似たもの沢山あってよくわからん…


とはいえ一度庭を見てみたいなあ…と思っていたが、
今回お隣の市のMさんと機会を作ることができた。

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バラの向こうには冬場富士山が楽しめそうな眺めがひろがります。

今がまさにバラのハイシーズン。
もう少し経てば梅雨の走り、あるいは梅雨スタートだし
というわけで、雹や突風、雷雨が予報どおりにきた2日間を避け
その翌日に行ってみた。

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国分寺駅から徒歩10分弱、最高のお天気の中
何となく周囲に日傘をさしたオバさん達が
同じ方向に急ぎ足なのが、気になる。

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店内奥へ進むとある高台の細長い庭からの眺めに沿って
垣根のように張り出したバラの数々。

「もしかして皆同じ目的地なんじゃ…」

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グラハム・トーマス?

そのとおり。
突き当たりのバラが遠くに見えて来たら、そのあたりには
日傘軍団がすでにウロウロ、もう列が出来ていた。

開店が11時、20分程の余裕があったが
前には10~15人くらいが並んでいた。
駅から同じタイミングで歩いて来たオバサマ方が、
後からあとから次々後ろに並ぶ。

10分もすると、自分達の後ろのほうが並んでいる人が
多くなり、順番とりで並んでいた人に後から合流する人達も来て、
前に少なくとも20人、後ろには…4~50人が並んでいただろうか。

バラは姿形以外に、その香りが女性に人気だが、
アロマテラピー的見地からすると、
どうもそれはホルモンと関係があるらしい。
並ぶ列の中には連れの女性と一緒の中高年男性はいても
男性1人、男性のグループというのは見当たらない。

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バラ以外のグリーンが絶妙です。

どんどん長くなる列を見て思ったが
整理券配るとか、席取りとオーダーのシステムやメニューの紙などを
待ってる人にまわしておくとか、このシーズンには何らかの対応を
したほうが、お客にとってもお店にとってもいいんじゃないだろーか。
閑静な住宅街だしちょっと気になった。

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開店直前に、例のおじさんが出て来たらしく
列の一番前の人に「まず席をとって、その後
カウンターで注文してください。注文の順番にそって
料理をお持ちします。」とかなんとかいろいろ話しているのだが
かなり大きな声というのはわかるけどそれでも聞こえない。

どうも予約というのもあるみたいだが
予約の人も、列には並ぶようだ。
そして入場の際は20人ごとの制限があるらしい。

そんなコトバの切れ切れがうっすら聞こえてきて、
紫外線の強い日差しの下待っていたイラチな自分は
「バラだけ見て、食事は別のとこにしましょう」
とMさんに言っていた。

Mさんの午後の予定を考えても、この場所でゆっくり食事
という雰囲気になれるか、ちょっと疑問だったし。
なんともセコイおばさんで店の方々には申し訳ない。

やはりちょっと前で一度20人の制限がかかり、少し待ってから
店内へ。

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先に入って席とりをしたマダム達が注文のためカウンターに
ずらりと並び、その列の脇の隙間を、まだ空いている席を
探すためのお客がなだれて行く。
通勤電車の席取りの緊迫感を久々に感じる。

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庭の細い階段を、それこそバラにかするように降りて行くと
バラのアーチがある。こういう、小さいバラのアーチは
ひと昔前に憧れの対象だった尖った大輪の紅バラのソレよりも
もっとナチュラルでいい感じだ。


庭が高台にあるので、その高低差を活かした作りになっていて
細い通路を蛇行するかたちで下に降りていくと、実に
様々な品種、色のバラが植えてある。

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あんまり見ない一重の黄色。天の川?

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あんまり見ない一重の赤。ローズ・オブ・ピカディ?

バラだけではなくこれから咲くユリや、クレマチス、忍冬、
そういう他の植物とのバランスにもセンスが感じられた。

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紫のがクレマチス。奥に白系のバラがあって配色がいい。

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眺望と手入れの行き届いたバラは、来て良かったなと思わせた。
ハイシーズンに見た方がいいがそういう時は混雑している。
今の時期の、この開店すぐの時間帯がおそらく一番混むのだろう。

そしてマダム達がランチとバラとなれば、30分やそこらで
済む訳も無く、それ以前に料理が出て来るのに
それなりの時間がかかるだろうから、
ランチの時間帯に最初に入れなかった人は
かなり待つ事になりそうだ。

店の入り口近くの席の人は、ずらっと並ぶ人を間近に
落ち着いて食べていられなさそうだ。
やはり整理券あったほうがいいんじゃないのカナー

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お店の並びの塀のバラもすばらしい。
奥に見えるのは最初のグループに入りそこねて並んでいる方々。


でも、それは置いといて、個人で管理しているこれだけの規模で、
バラをこんなにきれいに保つというのは並大抵のことじゃないと思う。
バラへの愛がハンパじゃないのは、
店の中だけではなく、ここの並びの家の入り口や
もっと離れた場所にも、このお店がバラを植えてきれいに管理している
ということからも感じ取れる。
地域への還元ということなのか、ここらへんは感心する。

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お店の並びの、マンションの入り口に紅バラアーチ。ブルーがかった品種も。
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こんな変わった色のもそこにはありました。

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さらにその先の道を左に曲がり、坂を降りて行く途中にもなにげにバラが。

今時のイングリッシュガーデンというコトバで想像するカフェの雰囲気を
想像して行くと、お店の内装等はちょっと違うものだが、
(そもそもイングリッシュガーデンなどという庭の形式はなく、日本人が勝手にそう言っているだけだとイギリス人ガーデナーのお話ですが)
天気のいいバラのシーズンに、運良く外の眺望のいい席がとれて
ゆっくり時間があるのなら、バラをとにかく眺めていたいという方には
おすすめのお店であることは間違い無い。

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段差のある庭の端からは、隣接する緑地。
こういうところのバランスもいいと思う。


それはいいが…昨年かその前の、このお店に行った人が
書いてたどこかの記事で、
「バラのシーズンには、注文無しで庭の見学だけの人は¥300」
というのが書いてあったのだが…

…何も言われなかった。
というよりもうカウンターてんてこ舞いだし
いつどこに言えばってな感じでして…
もしかして犯罪を犯してしまったんだろーか悩む。

お店:国分寺の「ローズカフェ」。
サイトでは詳細な庭の見取り図とそこに植えてあるバラの名称、説明が見られます。
それ見るとなんと230種の名前があったけど…数年前だからもっとあるのかもしれない。
そこには無いのもあったし。


以下、ひたすらバラ写真をお楽しみ下さい。
写真最後の方はお店の入り口の左にこんもりとある桃色のバラで、
最後から2枚目の写真の右に写っているビニール屋根の下には
2人がけの席があり、高台からの眺めは直には見えないけど、
ここもある意味かなり特等席のようにも思えました。

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「ベルばら」のバラのイメージ。

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一本の茎に大輪の花がこんなに。重たそう…
にしても独特の存在感のあるバラでした。


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最終更新日-0001-11-30
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Comments 2

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ねこ  
で、結局食事は別の場所で?

バラ、ばら、薔薇、…
どうやって、いつ、手入れするのでしょう?

2012/06/02 (Sat) 22:57 | EDIT | REPLY |   
くろけろ  
Re: で、結局食事は別の場所で?

バラというと季節柄虫や病気が出やすいし
実際そうなっていた記憶があるだけに、ここのバラの手入れには
ほんとに驚きました。個人のお店ですからねえ。

2012/06/10 (Sun) 11:36 | EDIT | REPLY |   

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