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2017-08

三鷹国立天文台その② - 2012.06.23 Sat

第一赤道儀室を後にすると、その正面へ
真っすぐに向かうと、
「大赤道儀室」(天文台歴史館)
が見えて来る。

そこに向かう真っすぐな道の左沿いには、時々プレートが出て来る。
ここは、この道を「太陽系の距離を1/140億にして、
太陽系の惑星のプレートを距離に応じて設置した太陽系ウォーキング」
というものらしい。
ここを歩けば、太陽系もひとっとび。
しかし140億分の1と言われてもあまりに遠過ぎて…

確かに土星の場所には、説明プレートの所に
土星の形の金属の塊がついてるんだけど…
なんか、結構他の惑星の作り物が無くなっていたんですが。
支柱が劣化して取ったのか盗難に遭ったのかは謎。
でもリアルな模型じゃなくて、つるつるの金属なんだけどなあ。

目の前に現れた大赤道儀室は「大」というだけあって
迫力がある。敷地内で最大のドームとある。

SC_0016.jpg
屋根近くのところから小さい木が生えて来てる。
ラピュタのロボットが肩にリス乗せて歩いて来そうなそんな風景です。


「宮沢賢治の世界だね」「イーハトーボ、ですか」

階段を上がり、中に入ると第一赤道儀室とは全然違う、
もっと「安全第一」とか書いてありそうな
今時の無機的なコンクリの室内になっていたが
そこから中に入る所には、「定員20人」とあり、
「赤い円形の床の上には
20人以上乗らないようにご注意願います」

と注意書きが。

SC_0010.jpg

見るからに無骨な作業所のような階段があり、
高所恐怖症なんだけど大丈夫なんだろうか入って…
とちょっと心配にさせられたが、
実際階段を上がると、数段で終わり。

突如、広く天井の高い空間が目の前に現れた。

SC_0011.jpg

第一と同じように、望遠鏡で覗くために開閉する
天井部分は船底のような木製だったが
なにせ規模がすごい。

上を見ていると首が痛くなるほどだ。

このこの建物も文化財になっていて、1926年のもの。
とてもその古さは感じさせないのだが、高い所の小窓や
外壁の装飾など、よく見ると所々が
なるほどと感じさせる。

SC_0012.jpg

この見事な天井は、パンフレットによると
「当時半球ドームを造る技術が建築業者には無く、
船底を造る技術を持った造船技師の力を借りて
作られました。」ということで、
どうりで船のようだと思った筈だ。

やっぱり職人さん達すばらしい。

天井高があり、ドーム型になっていると
星を見なくても、これでもう空のような気さえしてくる。
教会の天井はこれよりもっと尖っているが
あれはきっと賛美歌の音響を考えた結果だけでなく、
荘厳な創造主のいる「天」というものを意識させるため
なんじゃないかと思っていたのだが、
ここにあるソファに座って上を見てると異様に落ち着く。
首が痛いけど。
ドーム型というものは、何か安心感を与えるのものなんだろうか。

中央に鎮座まします望遠鏡はこれもカール・ツァイス社製。
第一は20センチだったがこっちはなんと65センチもの
径のレンズ。日本最大らしい。

星の位置測定をしてきたこの望遠鏡も
1998年で引退したらしいが、今でも観測ができる状態に
管理されているようだ。

SC_0013.jpg

ここにあった、案内ビデオで実際にこの天井を動かし、
望遠鏡を手動(!)で操作する様子を観たが
1度動けばズレズレの世界で、手動で望遠鏡を動かす様など
ほんとに技術者研究者の方々のオタク度いや凄さを感じた。

入る時に注意表示にあったとおり、
床は、外周の一部をのぞいて他は赤い色になっている。
なんと、この赤い色の部分の床が上下に動き、
望遠鏡を覗く際に観測者が無理な体勢にならないように
設計されていたのだった。
それで、20人以上云々とあったのか…
(今は固定されて動かないようになっているそうです)

実際、下の階の展示物を見に行くと
上の床を調節するための機械があり、
床をまるごと動かそうとは
コミック「カイジ」の「沼」のようだと
まさにコペルニクス的発想にちょっとビックリした。

この2階には、あのガリレオの望遠鏡のレプリカや、
この天文台の紹介ビデオなどなかなかマニアックな展示が
あるのだが、いかんせん節電で、観られない状態のものがあった。

SC_0015.jpg
しかしこのメカも古いというか…
むしろ建物よりこういう物の方に半端な古さを感じるのだが…


そして、個人的に気になったのがいくつかある
この壁の窪み。
単なる装飾とは思えないし。
床を動かす時に、ここに退避するためのスペースとか…?

SC_0014.jpg

ご存知の方いらしたら教えて下さい。
同行のKさんも気になったようだし謎に思う人は他にいるだろう。
これはきっと単なるこだわりの装飾ではなく
機能によるものなんだと思いたい。

一階にある、すばる望遠鏡による写真もきれいだけど、
素人にはイマイチ素晴らしさが分からないような
点々の「星」の世界や、
白黒が逆になってる間違った金環日食の、昔の錦絵など
いろいろと、面白い展示もおすすめです。

また続きます。

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ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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