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くろけろ

くろけろ

ゴーチェ子午環の先は、広々とした、
風の抜ける草原が現れた。

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初夏の日差しがまぶしいこの広い緑の場所にいると
三鷹という場所にあることが不思議なくらいだが、
右手には、今見た施設を大きくした形の建物がある。

そして、左手には高いアンテナ状のものが
立っている。

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この、右と左にはそれぞれ少しすり鉢状にえぐられた場所に
百葉箱を大きくしたような建物があり、
お互いを監視し合っているようなバランスになっている。

これは子午線標というものだそうだ。

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詳しい事は国立天文台のサイトから、各施設の
内容を見ていただければと思うのだが、
天文学というよりこれらの、そこらには無い建物を
見るのが楽しい自分にとっては、高いアンテナ、
ドーム型の施設、広い草原にぽつんとある子午標…

そういうモロモロが、人気の無い場所に
ぽつぽつと、しかし計画的に配置されていること自体
興味深いし、この人の気配が薄い環境に、
唐突に何に使うか分からない(自分には)
不思議な建物が出現するというのが、
ゲームの「MYST」「RIVEN」の世界のようで楽しい。

右手にある天文機器資料館は1982年築。
ぐぐっと若返った。

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早い話、今迄の施設にあった観測機器は手動で眼で見て
観測するものだったのを、ここにあるものは
「光電マイクロメーター」なるものを用いた、
眼視の5倍の能率を持つハイテク機器だという話のようだ。
でも目で見るのが1/5ってそれもある意味凄い気がする…
12等級の星まで、高精度で観測できるといわれれば
そりゃすごいのだろうけれど。

主な収蔵品がパンフに書いてあったのですが…
「ブラッシャー天体写真儀」
「カール・バンバルヒー等経緯儀」
「ソ連製人工衛星追跡カメラ」その他モロモロ。
なんか名前見るとプロレス技のような強そうな
そして相変わらずさっぱり分からないものな書き連ねてあります。
きっとスバラシイものなんだろう。うん。

この「天文機器資料館」で、見学できる施設は終わり。

元来た道をまた戻る途中で、旧図書庫の前を通る。

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やっぱりかっこいい。

ところでこの天文台、隣接というか殆ど敷地つながりで
駐車場側の入り口に近いところに、三鷹市の
「星と森と絵本の家」という施設がありまして。

時間のある方は、そこにも足をのばすといいと思います。

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夏に向けて、緑のカーテンの準備がされてました。

天文台が麻布から三鷹に移る工事が進められていた最中の
大正4年に造られた天文台1号官舎を解体して
今の基準法に合わせて2009年に復元、再築したとある。

今もこういう家に住んでいる方にはどうってことも無いのかも
しれないが、和室の無い家も増えている今、
どうかすると「おばあちゃんの家」にも無い古さを、
新鮮に感じる人もいるのだろう。

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自分達3人は、
「ここは…多分おトイレでは」
と例のああいう取っ手の、板戸を開けてみたり
「多分物入れだったんだろうね」などといいながら
畳のいい香りのするこのお屋敷をまわった。

ここは、正当派和室がある一方、
随所に子供にうれしい案内表示や、
メインの内容であるテーマごとに収納された絵本があり、
小さい子供を連れた人には、ここと天文台施設両方を
ゆっくり見れて、季節によっては花見もできるという
かなりリラックス度の高い施設だ。

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ちっこい子供部屋。

古い壁掛けタイプのあの電話器や、オルガンもあって
演出もなかなかです。
三鷹市、いいなあ…

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こんな環境でソファに座ると冷たい麦茶が欲しくなる。

お腹がぺこぺこなので、天文台の中にある
「コスモス」という食堂で何か、と思ったが
覗いてみたところ、ひそかに期待したような
「サターン釜飯」「ジュピター饅頭」
「ハレーフロート」「アンドロメダスパ」
などという洒落っ気のあるものはなく、
(私にお金くれれば企画しますよ天文台の方)
予想以上にかなり王道をゆくシンプルな食券食堂だったため、
せっかくここに来たのだからと深大寺に蕎麦を食べに行く事になった。

この先は、方向を間違えて2倍歩く事になったが
深大寺に行っておそばを食べ、清水が流れる深大寺に寄って
暑い中歩いた疲れを癒したのでした。

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深大寺の境内の、燭台というか…「木」って。
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この盆栽と、後ろの扇型の何かがやたらとめでたい。

普段縁の無い世界の珍しい施設と、
初夏の緑&しっとりとした水場の爽やかさを
楽しめて、なかなかに面白い一日だった。
余計にいろいろ歩いてしまったけど。

この季節ならバラがきれいだから、
深大寺の隣の神代植物園が開いている時に
行く方が良かったのだ、と定休の月曜に行った私らは
後で気付いたのだった。てへ。

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何かお土産を、という方に個人的おすすめ品は、コレ。
天文学に強くなるかもしれないWCパーパー。
「コスモス」売店で見つけました。

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包装紙にある「天プラ」っていうネーミングも
なかなかスバラシイ。
このセンスで、食堂の内容を面白くして欲しいなあ。

ふむ、始まりは「1.分子雲」と始まっている。
最終的に冥王星か海王星までいくのかな…
と思ったら。

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印刷してある内容、5種の内容の
繰り返しでした…まあ、予算とか…気持ちはわかる。





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最終更新日-0001-11-30
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