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2017-08

安心していたい人達 - 2012.12.27 Thu

野田政権があっけなく終わって安倍氏が再び総理になった。

売家と唐様で書く何とやら、
この政権に何かを期待する事は個人的には難しいが
そうはいってもこの国に生まれて暮らしている以上
世の中の事を全て分った老人のように「誰がなっても同じ」
等とは言いたくもないしそうは思いたくない。

愚痴は言うけどその文句を言えばいい相手に言わないし
何をするでもない、義務はもちろん権利さえ面倒だと
自ら放棄するような状態にはなりたくない。

どこもそうかは知らないが、ここらへんの自治体の動きとして
「住民参加」という事が積極的にいわれるようになっている。
それの説明を受けて来た自治会の人が言うには、
「なるべく面倒な事を自治体がやらないようにしている」
という印象だったようだ。
これがどういう方向にいくのかは、実はとても危ういバランスの上に
成り立っていると思う。
自治会というものの、例えば順番で長をやる人が
どこまで何を材料にして考え、「自治会の総意」とするのか。
がれきの件でもこの危うさが今あちこちで明らかになって
実に都合よくこの自治会や既存住民団体が扱われているか
知れば怖い事だと思う。

形だけ住民参加させておいて政治家が「決める政治」
と言うのは、単なるガス抜き、アリバイというものだ。

1556~01
冬の西日はむしろ夏より家の中を明るく照らす。台所のスピナーが発光状態。

以前多摩地域のとある自治体の長だった方を招いての
勉強会というようなものをちらりと覗いた事がある。

その方が体験談を絡めて話されるには、
市長も、市議会議員も、簡単に話が通じる相手ではなく
一癖も二癖もある存在。
そして、住民も、これがまた、いつでもわがままで
自分の権利が脅かされる事が身近に起こって初めて
騒ぎだす厄介なものだ、と。

どこかの自治体が居心地がよく人気だとすれば、そこは
市長が変わったからとかそんな単純な理由ではなく
誰よりも住民が、何十年もかけて
市や議員に働きかけて自分達で動いて来た結果であって、
まちづくりというのは一朝一夕にいくものではない。
全てはそこに住む人達が、どういう意識を持ち人任せにせず
動くか。

それには、憲法をよく知る事だ、憲法は国が住民を縛る規則ではなく
国民を守るための権利というお話だった。
(…メモとっていたわけではないので意訳)

1556~02
これだけの光量ですから発光するのも当然。

しかしこの、憲法が変えられちゃったら、どうなのか?

新政権では改憲に意欲満々の方々が沢山いる。
例えばドイツは、憲法をコロコロ変えている。
だから日本も変えればいいのだ時代に合わせてと言う人もいる。
しかし、日本の場合改憲したい人達というのは必ず
9条をかえると言い出す。
世界でも類を見ない、戦争の放棄という内容に
どうせ手をつけるに決まっているのだ。

現実と合わない部分を時代に合わせて変えて行くのは
悪い事ではないし必要ならやればいいと思うが
それは国民のための内容でなければならない。
そして当然、徹底的な審議がなされなければならない。
それが、できるんでしょうか。

変えてよろしくない方向に行っちゃったから
また改正する、とドイツみたいに柔軟に動けるならば
改憲もありだと思うけど、日本はそうはならないのが目に見えてる。

誰のために改憲するのか、何のために改憲したいのか。
国民が改憲したいと思えるならすればいいが
憲法は国民の権利を守るためにあるという大前提を
忘れてはいけない。
「住民参加」と同じレベルで「国民の信を得ました」と
簡単に変えられては困る重要な内容の条項があるのだから。

改憲するというなら、今の学校の試験を○×式ではなく
フランスのバカロレア試験みたいな方式にして
「私はこう思う。理由はこれこれ」とちゃんと言える
将来世代を育ててからでいいんじゃないかと思う。

双葉町の町長に不信任が可決されたこの国では
大政翼賛会予備軍が育つ事はあっても
命を何より尊重してほしいと当然の事を国へ言う人に対し
非国民と言い出しかねない勢力の方が
簡単に増殖するのではと思えてならない。

121211.jpg
冬の夕陽でハンガーの影が濃い。

「日本が、戦争するわけないじゃない」
「原発はもう危ないってみんなわかってるんだし
新政権で脱原発になるでしょ」
と何を根拠にか安心しきっている方々が多いようだが、
そんな庶民の「常識」というのが通じない人達が
今政権の中心に集まっているんですけどねえ

だって原発相にあの慎太郎の息子ですよ?
かねてからヒステリー発言やらで、推進派なのはみえみえの人が
原発相になるというのはどういう事なのか。
他の人事見ても、どこに原発へのブレーキがあるというのか。
これは選挙前から、この政党に投票すれば予想できた事だ。

私にはこういう安心しきったお母さん達が
割烹着でたすきかけてお国のためと数十年前に言っていた人達と
ダブって見えて仕方無い。
ある日全てが急にかわるのではなく、じわじわと変わって行くのだと
いうことに、常に気付いていないと、本当に危ないと思うのだが。

これも面倒な事は「専門家」(政治含む)にお任せで
ぬるま湯に浸かっていたのが悪いのだろうけど、
少なくとも、今小さな子供を持っている、或はこれから結婚して将来
子供を持つつもりの人達は、自分達と子供の数十年後を
どうしたいのか、一年任期で交代するそこらの自治会の長の
オヤジに任せていいのか
それと同じレベルだと思って考えた方がいいんじゃないかと
寒風の中焼き芋の声を聞きながらすごく寒々とした気分で
思ったのだった。






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ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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