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2017-08

三社まいり - 2014.01.17 Fri

「三社まいり」という言葉はこっちで普通に使われているが
どうもこちら特有の表現らしいというのを最近知った。

初詣に、3箇所の神社に行く事なのだが
一日に全部まわらないといけないとか
行くのはいつ迄だとか細かくいう人もいるらしいが
多分そこらへんも地域によって違うのだろうと勝手に推察する。

だいたい、初詣の時にはまずは地元の神様にという話もあるし
混み混みの時期に混み混みになってそうな神社に行く事もなかろう、と
1月最初の日曜に近所の小さな神社に、
そして3社目はつい先日、ここはメジャーだが宮地嶽神社。

近所の神社は、前々から気になっていたのだが
JR鹿児島線の脇に、こんもりと木が繁った丘に続く参道に鳥居があって
夏そこを通りかかるとあんまり緑が鬱蒼として見えるものだから
一人では怖くて入れなかった。
冬になって少し木が枯れたとはいえ常緑樹が多いこの場所では
やはり1人ではなんとなく入りにくい。

鳥居の足元にはなんともうイヌノフグリが咲き始めていて
霜柱で覆われる小平との違いを感じる。

鳥居をいくつかくぐると、丘に登る手前に手を洗う場所だったのだろう
と思われる屋根付きの場所ち、井戸の跡のようなものがある。
椿の木に両側を囲まれた小さな丘を登ると、小さな本堂があった。
ちいさなお社で、無人だが、ぐるりと囲むように残っている木は
どれもかなりの大木で、太くなりにくい椿の木が立派なのには驚いた。
かなり昔からある神社なのだろうか。

今は「うがみ」(雨冠の下に口が3つ、その下に龍というムズカシイ字です)
神社と表記されているが、明治になって神社に仏用言語を使うな
ということとかで、以前の「八大龍王」という大迫力の名前から「うがみ」に
変わったらしい。八大龍王のドコが仏教的文字なのかさっぱりわからないけど。

お正月だから地面は掃かれているけど、誰もいない丘のお社では
ひたすらヒヨドリの声しかせず、異空間という感じがした。
(何かを見られる方ならきっと何かを見る事ができそうな場所かも)

次に向かったのがそこから自転車で5分くらいの、粟島神社。
ここは、大人の股の下の高さくらいの小さな鳥居があって、
そこをくぐると腰痛や婦人病その他に効能アリという。
夏にここの前を通りかかってくぐってみた事があるのだが
お正月とあって、その時と違い家族連れがぽつぽつと訪れていた。

ここも小さなお社だが、面白いのは山伏堂という、セメントで作って
色を塗った小さな小さなお堂の存在。
日本のものというより、中国や東南アジアの仏教施設にあるソレ
という趣きがあるのは、多分材質と着色のせいだろう。

お社に家族連れが入っていたから、自分達も入ってみたが
典型的な神仏習合だった。

140105_142.jpg
右端に布袋さんの置物が。

一番奥へは入れないが、畳敷の広間にはこのご近所の方々なのだろう
古写真や地元企業の寄進の札に混ざって様々なお願い事らしき紙
があちこち貼ってある。
そんな神様へのお願いの品々に混ざって、モクギョその他が
置いてあり、自由に叩けるようになっている。
布袋さんの置物が窓辺にあったり、なんだかまさにいい意味で
「地元の集会所」的な神社だった。

140105_14.jpg
モクギョです。

それから10日ほど経って、用事もあり宮地嶽神社へ行った。
ここは以前記事を書いた場所だが、3が日には混み混みだっただろう
海まで一直線に見通せる鳥居も、平日ということもあって
空いていていい写真がとれた。

140116_11.jpg

今回は、前回行かなかった、奥の宮のほうに足をのばしてみる。
いかにもパワーのありそうな、山になっている中にあちこちお稲荷さんや
水神さまなどが点在するのだが、そこから近い敷地内に
なぜか富山から移築してきた合掌造りの民家その他、今では
大変貴重になった古民家がいくつも移築されたスペースがある。
そこの周辺には菖蒲園や広々とした広場があって、
広場から今お参りしたお宮を見ると南国感溢れる眺めだったりする。

140116_1155.jpg
この写真では伝わらないけど広くて、どこのゴルフ場って眺めでした。

しかも、古民家の横からドーブツ臭がすると思ったら、
なぜか「動物園」があって、乗馬に使える普通サイズの馬と、
ポニーやヤギなどがのっそりとサザンカの木の下、佇んでいるのだった。

140116_1202.jpg

ちょっとしたテーマパーク、いやパラレルワールド。

この形は何か南国的なものを感じるなあと思った古民家があって
それは熊本から移築した、大変貴重な建築らしい。
同じ寄せ棟作りの家が2つ並んでいる形で、片側から見ると
なぜだか東南アジアにもありそうな形態をしているように思えた。

140116_1206.jpg

しかし、古民家の保存というものの難しさを感じたのもこの物件。

140116_1211.jpg
土間から天井裏を見る。

詳しくは実際行っていただければと思うが
お掃除の時に使ったのかと思われるスプレーや道具が雑然と
そこらへんに置かれたまま、もしかしてお掃除中?と思ったが
畳の一部は黒くなり(腐りなのか焼けこげなのか、汚れそうだから
部屋に上がらなかったから詳細は不明)額はやぶれ放題。うーん…

140116_121.jpg
せ、せっかくの銘木の火鉢なのに…

まるで横溝正史シリーズに出て来る「事件の現場」のようで
ちょっと残念な気持ちになってしまった。
他にもいろいろ写真は撮ったけど悲しいからブログには少しだけで。

140116_1213~
銘木の火鉢と反対側の窓から中を見る。
大人が何人も入れる巨大なカゴ。何を入れてたのかなあ

合掌造りの大きな民家も、障子が破れ何か荒れた感じだと思ったら
事実黄色と黒のロープで四方が覆われて入れないようになっていた。
屋根の藁がなだれになったら大変だ。
これらの傷みもきっとそのうち順次修復するのだろうが、
特に建築学的にも珍しい物なら、取り返しがつかなくなる前に
直して欲しいと見ていてなんだか焦った。

本堂の方へ戻る道すがら、ソテツはじめ九州以外の人が
九州といえば、で想像するであろう南国の木が植えてあって、
神社の建物とフシギなマッチング。

140116_1223.jpg
宮地嶽神社はサイトも綺麗で、周辺の案内もしっかりしているから
ウリの1つでもある古民家、修復をぜひお願いしたいです。


というわけで、ご近所の小さい神社とメジャーな神社で
今年の三社まいりは、無事終了したのでした。

あ、宮地嶽神社にお参りしたらぜひ松が枝餅を。
太宰府の梅が枝餅の松マーク版と言ったら怒られるかなあ
餅米とうるち米のコンビネーションが美味しいお餅、
1月はそうなのか、普段無いヨモギタイプもあったので
まずは焼きたてをその場で、それ以外は勿論お持ち帰りで。

140116_1453.jpg
しんなりしたよ。トースターでかりっとさせてどぞ。

電気よりガスで焼くほうが、冷めても美味しいのだそうで。
これはガスだったけど、いつまでも温かくて
柔らかかったなあ。ごちそうさまでした。
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● COMMENT ●

松ヶ枝餅

参道のメインじゃなくて車道に面してる旅館の餅が
大きいと地元の人に教えてもらったよ
実際に買って重さ計ってみたら普通のが約70グラム
旅館のは100グラムあったよ(笑)

二月二日に宮地嶽に行ったらちょうど豆まきがあってて
物凄い人だかりで皆さん恐ろしい有様で豆に付いてる籤を取り合っていた

Re: 松ヶ枝餅

> 実際に買って重さ計ってみたら普通のが約70グラム
> 旅館のは100グラムあったよ(笑)

量ったんかい。
30gの差は大きいですな
旅館というと…あそこか。


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ケロをこよなく愛する玉川上水ほとりの住人です。
庭をヒキガエル様の根城にしていただきたいけど
目下果たせず。

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